秋山事務所に届いた一通の手紙、それは季刊誌カルチャーワン夏号の懸賞商品の一つ「ユウランドペアチケット」だった。
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伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

すると、迷子センターの担当者も、自分の部下でもある朝松紗南も目を覚まして顔を上げる姿を見た愁治は「大丈夫か?」と聞いた。 「はい…、所長それよりも……」 「解ってる、だが、アイツらは一体何が目的であの子達を攫ったかだ」

2021-10-07 20:38:46
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

蓮が辿りついたのは、空いていたドアから白い煙が溢れ出ている建物だった。 鼻で軽く嗅いだが、特に変わった匂いは発してない事が分かるや、蓮は急いで向かおうとしたが、建物の中から何かの影が見えた。 #事務所物語

2021-10-08 20:22:01
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

――ヤツらか…? そう思いながらに身構えるものの、煙の中から出てきたのは三人の人間で、その内の二人は自らの肩を貸しつつ、なんとか歩かせていたのだ。 「おい、そこのお前!」 前髪で目元が隠れている者が蓮を見つけるや「ケータイ持ってるなら、救急車呼んでくれ!」と言い叫ぶ。

2021-10-08 20:22:02
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「所長言葉遣いが悪いですよ!…すみません、私からも改めて、お願い出来ますかね?」 隣に居た長髪の女性が頭を下げながらに言ったのを聞いた蓮は「分かった」と言い、早急に救急車を呼んだ。

2021-10-08 20:22:02
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

ユウランドの裏口に一台の救急車が入り、迷子センター担当者は念のためという事で病院に運ばれて行った。 秋山愁治と朝松紗南の二人は特に何もなかったことから 、救急車には乗らなかった。 #事務所物語

2021-10-09 21:25:04
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

救急車を見送った四人は他の園内スタッフから声をかけられ、いくつか聞かれたが、青年と少女は「自分らが向かった時には既に事が起きてしまった」と伝え、愁治と紗南は「互いに覚えている事」を伝えたのだった。

2021-10-09 21:25:05
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

案内されたスタッフルームで待っている間、愁治と紗南は改めて青年と少女に自己紹介をすると、向こうも自らの名前を伝える。 「俺は三嶋 蓮だ」 「私はトレス、よろしく!」 「おうよ」 「よろしくお願いします」

2021-10-09 21:25:05
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

ユウランドのお化け屋敷の一つの建物にて――。 シズリス団の幹部の一人でもあるフロライン・ロッグスがボスに中間報告をしている間、部下たちは隣の部屋で攫った少年と少女を牢に入れた。 #事務所物語

2021-10-10 19:13:25
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

牢の鍵を閉めた部下の一人は、付き添いの部下に話しかける。 「なぁ、今回の作戦ってなんなの?」 「お前、それも知らないでロッグス様の所に来たのか」 「いやぁ、何時もは他の所にいってんだがよ、今回は初めてだからさ」 「ったく、仕方ねぇな…」

2021-10-10 19:13:25
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

溜息をつくも、イチから今回の作戦を説明し始める。 「今回の作戦は、攫ったこの子達に宿っている能力の源を全て奪い、俺達の侵略をより強化させてゆくっていう作戦さ」 「この子達、そんなに能力の源が宿ってんのかよ?」

2021-10-10 19:13:26
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「あぁ、能力の源そのものは目に見えない代物な上に、源自体、気紛れな存在でもあるんだって、ロッグス様も言っていたからな」 「ほー、なるほどねぇ…」

2021-10-10 19:13:26
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

ほほぅ、と納得したような返答をしたものの、更に疑問に思っていた事を聞いた。 「攫った理由はわかったが、この子らの親まで攫ったのは何故なんだ?」 「さぁ、そこまで俺の知ったこったちゃねぇよ。ロッグス様の考えている事なんだ、きっと、何かあるとは思うけどな」 #事務所物語

2021-10-11 19:23:52
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「成程なぁ……」 「ってか、お前、次の仕事もあるんだぜ。何時までもここでくっちゃべっていたら、ロッグス様に叱られちまうぞ」 「おう、そうだな」

2021-10-11 19:23:52
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

秋山愁治と朝松紗南、そして三嶋蓮とトレスの4人がスタッフの質問から解放されたのは、あたりが落ちそうな頃だった。 大半の来園者が岐路につく中で、四人は中央の屋台処の四人用のベンチに座り、改めて状況を整理し始める。 #事務所物語

2021-10-12 20:21:26
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「迷子の少女を愁治さん、同じく迷子の少年を紗南さんが見つけて、迷子センターに向かったんだね」 「そして、二人の父親と母親と名乗る人物達が迎えに来たが、実際は違っていた…という事だな?」 トレスと蓮が二人の話を聞き、各々の解釈と理解しつつも改めてきいた。

2021-10-12 20:21:26
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「んまぁ、そう言う事だな」 「素朴な疑問なんだが、どうしてそう言う事が分かったんだ、二人とも、直接的には言ってなかったんだろう?」 「まぁ、俺にはちょいとした能力があってな、それをちょいと使った所だよ」

2021-10-12 20:21:27
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「秋山さんが自分自身の能力を二人の事がわかり、引き留めたが…」 「紗南さんが目撃した人物が何かを置いた途端、そこから出た白い煙に覆われた隙を突いて、迷子の少年と少女が攫われたって事だね」 「んまぁ、そんなところだな」 #事務所物語

2021-10-13 20:23:52
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

トレスは蓮の袖を引っ張り、耳元で囁いた。 「その二人ってきっと、アイツらだよ」 「その可能性はあるな」 二人の様子を見つつ、紗南は愁治に耳打ちで話す。 「蓮さんとトレスさん、何か知っているんでしょうか?」 「かもしれんな…」

2021-10-13 20:23:53
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

秋山愁治と朝松紗南の視線に気づいたトレスはこっちを向き「そういえば、その子達は何かほかに言っていたりはしなかったんですか?」と聞いた。 「そうですねぇ…、お化け屋敷でお母さんとはぐれたって…」 「俺の所もそうだった、お化け屋敷でお父さんとはぐれたと言っていたぞ」 #事務所物語

2021-10-14 20:38:41
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

トレスはまた蓮の耳元で「蓮、お化け屋敷にヤツらのアジトがあるかもしれないよ?」囁くよう言う。 「その可能性はあるな」 「アジトがなんだって?」 「ううん!なんでもないんです!ねー、蓮!」

2021-10-14 20:38:42
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

慌てて言うトレスに対し、調子を合わすように「あぁ、トレスの言う通りだ」と、蓮は冷静な声で返答したのだった。

2021-10-14 20:40:01
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

何かを読み取とった愁治は、ゆっくりとイスから立ち上がり、目の前にいる蓮とトレスに言った。 「まぁ、いずれにせよ、俺と長身はあの子らの親を見つけてやるっていう約束してるからな、行くぞ、長身」 「あっ、はい!」 #事務所物語

2021-10-15 19:00:52
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

二人が席を外した直後「行こうか、蓮」と、トレスは声をかける。 「あぁ、ヤツらを…シズリス団と相手出来るのは俺しかいないからな」

2021-10-15 19:00:53
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

数分後、三嶋 蓮とトレスは席から立ち上がり、何処かへ移動したのを物影から見ていた秋山愁治は「やっぱりだ、あの二人、何かあると来たもんだ」と呟いた。 ――なんだか、あの二人のあとをつけてるみたいだなぁ…。 #事務所物語

2021-10-16 18:45:47
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

何処か乗り気になりづらい気持ちでいる朝松紗南の心情を読みとった愁治はいった。 「まぁ、俺らは探偵じゃあねぇからアレだけど…お互いの親達を探すっていう事は約束してるんだ、キッチリして、気持ちのいい明日を迎えようじゃねぇか」

2021-10-16 18:45:48
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

先にお化け屋敷に辿り着いた三嶋 蓮とトレスは辺りを警戒しながらも、お化け屋敷に入って行った。 中が薄暗いのは勿論の事だが、今は「ハロウィン・ザ・ライト・オア・ダーク」開催期間中は、通常の内装や内容も異なる所が多い。 #事務所物語

2021-10-17 20:53:57
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

普段ならば、和風な内装で妖怪やら幽霊に扮したスタッフが来園者を驚かすという事になるが、今の時期は洋風な内装で、西洋や欧風な怪物やらに扮したスタッフが来園者を驚かすという趣向に変更されているのである。

2021-10-17 20:53:58
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

お化け屋敷内に入った蓮とトレスは、辺りを更に警戒しながら先に進んで行く。 「どう、気配感じる?」 「確かにあるが、何処に居るのかがわかりにくい…」 少し歩いて行くと、静かに落ちて行く水の音が聞こえ、トレスは思わず蓮の腕を掴む。 #事務所物語

2021-10-18 19:03:46
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

その様子を見た蓮は手に持っていた懐中電灯の光を当てると、通路の近くにあった井戸の桶から水が滴る様子を目にしながらに申す。 「なんだよ。これくらい大したことないじゃないか」 「そ、そーよね。うん、こんなのでビビってちゃあ先が思いやられるわよね」

2021-10-18 19:03:46
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

お化け屋敷に入っていた三嶋 蓮とトレスの後を追うように、近くまで来ていた秋山愁治と朝松紗南だったが、先程から愁治の足が震えている様子を伺った紗南は「所長、大丈夫ですか?」と聞いてみる。 「だっ、大丈夫だっ!」 #事務所物語

2021-10-19 18:59:18
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

その様子を見た紗南は以前、事務所に遊びに来た愁治の友人でもある前沢慎呉から聞いたことを思い出す。 「愁治ってアレなんですよ、遊園地とかでやってるヒーローショーは意気揚々と行く癖に、お化け屋敷の建物とか見ただけで、物影とかに隠れたりするんですよ。どんだけ怖がりなんだって話ですよね」

2021-10-19 18:59:19
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「へぇ~、そうなんですかぁ」と紗南が返すと、慎呉は続けて「ホント、多彩能力者なのに落差がありすぎるんだぁって話ですよ」と言い、更に話を続けようとしたら、愁治がやって来て会話が終わった事を思い出していた。

2021-10-19 18:59:19
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

一通りお化け屋敷を巡った蓮とトレスだが、シズリス団の気配を感じながらも、それらしき人物も建物も存在しなかった。 ――おかしい、確かにヤツらの気配は感じるのに、ヤツらの存在がない…、そんな馬鹿な話があるのか? 「蓮、大丈夫?」 #事務所物語

2021-10-20 19:05:12
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

トレスの呼び声に遅れて気づいた蓮は「あぁ、スマン。考え事してた」と言いながら、頭を下げた。 「私も同じこと考えてたよ、アイツらの気配は確かにあるのに、存在がわからない」 「そこなんだよな…」 「どうする、もう一回行ってみる?」 「そうだな、もしかしたら見落とした可能性もあるからな」

2021-10-20 19:05:12
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

お化け屋敷に入ってから少し経ち、薄暗がりの通路で分かる事と言えば、先程から秋山愁治は朝松紗南の後ろをついて歩いていることだ。 「所長、大丈夫ですか?」 「あぁ…問題ねぇ……」 返答する声も震えている、どうやら紗南が思っている以上に秋山所長はお化け屋敷が苦手らしい。 #事務所物語

2021-10-21 20:09:22
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

紗南が手に持っている懐中電灯で辺りを照らすと、上手く驚かす為の作り物が置かれている。 ――これは、流石の私でも驚いちゃうかも…。 そう思いながら歩いていると、目の前に怪物に扮したスタッフ数名が勢いよく現れると、愁治は大きな声を上げ紗南の後ろに隠れ、よくある言葉を言い放った。

2021-10-21 20:09:23
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「おっ、驚かすんじゃねぇ!!」 ――ここじゃあ、人を脅かすのが当たり前なんですが…。 小さい溜息をつきつつも「所長、本当に大丈夫ですか?」と、紗南は聞く。 「あぁ…、タブン……」

2021-10-21 20:09:23
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

三嶋 蓮とトレスはまたお化け屋敷の中に入って直ぐだった、大きな声を聞いた二人は急いでその方に向かい「大丈夫ですか?」と蓮がその人に声をかけると、相手は飛び上がる勢いと共に声をあげてしまった。 「もしかして、蓮さんと…トレスさんですか?」 #事務所物語

2021-10-22 20:21:53
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

互いに懐中電灯をあてるや、先程まで一緒に居た朝松紗南がいた。 「紗南さん!どうしてここに?」 トレスがそう聞くと「いやぁ、それは…」と何処か曖昧に返しつつも、辺りを見渡して後ろに居たはずの秋山愁治を探すが、その姿は居なくなくなっていたのである。

2021-10-22 20:21:54
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

一方、お化け屋敷の建物の中に混ざり込むように建っているシズリス団の秘密基地では、フロライン・ロッグスの部下団員の一人が監視カメラで建物の様子を画面越しで見ていたが、ある人物達が映っているのを見るや「これはやべぇぞぉ!」と言い、慌てながらもロッグスに連絡をとった。 #事務所物語

2021-10-23 19:09:52
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「た、大変だァ!」 「一体、何があった?」 「あの二人が来ております!」 あの二人という、あまりにも曖昧な言葉を聞いたロッグスは「ヤツらはココに気づいているのか?」と、あくまで冷静な声で問う。 「今の所は気づいてないようですが…、時間の問題かと…」

2021-10-23 19:09:53
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「そうか、ならばこちらも打つ手を出さねばなぁ」

2021-10-23 19:09:53
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

三嶋 蓮に声をかけられただけで驚くような反応をしてしまった秋山愁治を何者かが捕えたのと同時に、愁治は 何かで目と、助けを呼ぼうとした口さえも塞がれ、何処かに連れられて行く。 その工程はあまりにも一瞬で、部下の朝松紗南や蓮とトレスでさえも気づかぬ程だった。 #事務所物語

2021-10-24 19:06:31
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

次に目を覚ました時、愁治は無機質な部屋に入れられていた。 辺りを見渡すと自分の他にも、区切られた柵の中に大人の男女がいて、黙ったままその二人の心の声を聞き取り、理解する。 ――そうか、この人たちが俺と長身が各々で探してた親ってことだな…。

2021-10-24 19:06:31
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

愁治が牢屋に入れられ、眼が覚めて辺りを見渡していた時だった、左右の目元に刺青みたいな縦線が三本入った男が入って来て、愁治が入っている方の牢の鍵を開ける。 今度は別々の牢の方に入っている男女も見ながら「アンタらも助けるから、ちょいと待ちな」と言いながら、牢の鍵を開けた。#事務所物語

2021-10-25 19:10:10
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

男は牢から出た男女に小声で何かを伝えるや、愁治の方へ行き「お前は役に立ちそうだから、俺にちょいと協力を要請してもいいだろうかね?」と聞いてくる。 何故、俺に頼む――と聞こうとした愁治だったが、男の着ている黒い上着を見て、全ての事を察したのだ。

2021-10-25 19:10:10
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「お前、機関者か?」 愁治に言われると、男はくしゃくしゃの橙色の髪を片手でなでつけながらに言い返す。 「流石、何でも屋な事務所をしてるだけあるわなァ。察しが良い」 「余程のことが無い限り『機関者サマの要請は聞かんくちゃあならん』っていう話は聞いてるが……、何故俺なんだ?」

2021-10-25 19:10:11
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「アンタが多彩能力者だから、さ」 「成程ね、だが…お前も知っての通り、俺は何でも屋の事務所を経営してる故に、一つだけ、ツッコミを入れてもらうぜ」 「なんだ?」 「要請は受けん、だが、依頼と言い換えれば受けてやっても構わんぜ。勿論、やる事の説明はしてもらうけどな」

2021-10-25 19:10:11
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

忽然と秋山愁治が消えたものだから、朝松紗南と三嶋 蓮は手に持っている懐中電灯で辺りを照らして探すものの、見つからず仕舞い。 だが、トレスは何かの違和感に気づき壁を見つめ、そっと手に触れると、壁はキィッという音を立て、右回りに動いたのだ。 #事務所物語

2021-10-26 19:18:18
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「蓮!紗南さん!」 トレスの呼び声に反応した二人の視線の先にあったのは、先程まで存在していなかったもう一つの通路だった。

2021-10-26 19:18:18
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まとめたひと
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

基本は自分が考えた創作ッ子達の事を呟いたり、絵を上げたり、お話も書いたりします。偶に違う話等もしておりますが……ようは気まぐれだが基本は創作用アカウントです。(※食べても美味しくない鶏野郎で無言フォローをしたり、時として話すとアツくもなりますがそれでもよろしければです)御用の方はDMまで。