役場に併設されている食堂で働く前沢慎太は最近、自分の料理の腕に自信を無くしそうになっていた。 そんな折、謎の人物から「自信を取り戻す石」を渡されるが――。 (※連載当時のまま掲載しているので、誤字脱字があります)
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伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「よろしくねぇ~」 「よろしくお願いします」 ウンウンと言いつつ、慎呉は紗南の方を見て少しだけ顔を赤くしながらも「そしてこちらが、愁治の事務所で働いてる素敵な方、朝松紗南さん…です!」と、少々早口になりつつも紹介した。

2022-03-19 19:44:02
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

お互いの素性も解った所で、一旦役場のロビーに入り、三田村正統は改めて状況を説明しようとした時だった。 『私の紹介を忘れてもらっては困りますわね』 正統の着ているスーツの胸ポケットからヒョッコリと顔を出したのは、ぬいぐるみみたいな異界な存在こと、ミュミュ。 #事務所物語

2022-03-20 19:31:50
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「あら、可愛い!」 「ミュミュさん!」 「えーと、これは…喋るぬい……ぐるみじゃあ、ないですよね?」 それを見た正統はそっと手を出し、ミュミュは手のひらの上に乗るものの、いきなりの登場で慎呉もどうしたものかと思った所で、正統が説明する。

2022-03-20 19:31:51
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「ミュミュさんは匂いを好む方でして、食堂の調理場によく現れるんです」 『言っておきますけど、私、ぬいぐるみではありませんわ。アナタ達でいう所の異界な存在、と言った方が解りやすいかもしれませんわね』 少しだけツンとした言い方をしつつも、ミュミュは追加で説明したのだった。

2022-03-20 19:31:51
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

一人の男が森の中へ入ってゆくのを見た住人は、男の方へ行き「そっち行っても何もないべ」と言ったが、当人は黙ったまま住人を見ていたかと思えば、ゆっくりと口を動かして返答する。 「行かなきゃ……、ならないの」 「行くって、何処に?」#事務所物語

2022-03-21 18:56:55
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

これ以上関わってはラチが明かないと思ったのか、男は引き留められていた手を無理やり解いた勢いで森の方へ走り向かって行ってしまう。

2022-03-21 18:56:55
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

慎呉の兄でもあり、史織の弟でもある前沢慎太が食堂に出勤していないという。 何時もならば、開店する数時間前から食材の準備や慎太が担当する「本日のランチ」の仕込み等をしているにも関わらずだ。 もしも、何かがあって休む場合は事前に連絡をするのに、それすらもない。 #事務所物語

2022-03-22 20:56:14
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

その事を真っ先に相談してきたのは、食堂の料理長だった。 無論、他の人達も慎太に電話やメッセージで連絡したものの、それすらもないのだから、一大事となっている。 「一つ聞きますけど、警察とかにはこの事は言ったんですか?」

2022-03-22 20:56:15
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「それが、警察も中々取り合ってくれなくて…」 愁治の疑問に対し、正統が答えるものの、うーんと低い声を出しつつも「慎呉、他に何か心当たりとかないのか?」と顔を向けて問う。 「心当たりと言っても……俺だって、正直わからない所が多いって…」

2022-03-22 20:56:15
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

その様子を見た紗南は、小さな声で皆に声をかける。 「あの…、人探しを得意とする能力を有している友人が居るのですが……もし、大丈夫ならば、どうかと…思いまして…」

2022-03-22 20:56:16
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

紗南がスマートフォンでレイビオス・キールに電話すると、向こうは寝起きだったようで、欠伸が混じりながらも「はぁい、おはようございまぁす」と挨拶する声が聞こえて来た。 「もしかして、起こしちゃった?」 「サノからの電話で起こされたかもねぇ」 #事務所物語

2022-03-23 20:55:03
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

ごめん、と小さな声で言う紗南に対しキールは聞く。 「サノから電話が来るときと言うのは、大抵何かがあった時、だろう?」 何年と仲良くしている間柄だからこその対話に、紗南は 「うん、そうなの…」と返しつつも、今回起きた出来事をキールに話すのだった。

2022-03-23 20:55:03
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「どうだったんだ?」 電話を切った紗南を見た愁治が聞くと「はい、大丈夫だそうです」と返答する。 「キールの話によれば、助っ人を連れて来ると言ってました」 「助っ人か...、まぁ、少ないよりかは多い方がいいわな」 #事務所物語

2022-03-24 19:52:06
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

数十分後、役場の玄関前に一台のバイクが止まり、キールともう一人の人物がこちらに向かってやってくる。 「やぁやぁやぁ、助っ人と共にやってきましたよォ」 そこに居たのは、以前、紗南が一人で依頼を解決した際に世話になった人物、ウォル・レイサーである。

2022-03-24 19:52:06
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「キールから話は軽く聞いてます、詳しく話を聞かせて頂けますでしょうか?」 金の中に薄い桃色で染まっている長髪を、三つ編み一つで結っている男は、改めて頭を下げた。

2022-03-24 19:52:07
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

三田村正統から一連の話を聞いたレイサーは「成程、わかりました。俺でよろしければ、協力致します」と改めて頭を下げる。 「勿論、私も協力するよ。あのシェフさんの料理はおいしかったからね」 そこに白い鳩のような鳥が皆の前にとまるや『三田村さん』当たり前のように喋るかけてくる。 #事務所物語

2022-03-25 21:14:50
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

正統以外の者たちは驚いたような表情を浮かべる中で、烏は人の姿に変わり「失礼しました、俺はセルクと申します。三田村さんとは、同じ部署の上司と部下という間柄です」と言いながら頭を下げる。

2022-03-25 21:14:51
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

ど、どうも。と返しつつ頭を下げる中、キールは興味深そうにセルクを見る。 「へぇ、キミ面白い子だねぇ。今は忙しいから、今度、じっくりこってり見ても構わないかね?」 「それはちょっと、遠慮して頂ければ幸いです」 「なんだ、残念」 改めて、正統はセルクに問う。

2022-03-25 21:14:51
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「セルクくん、何か成果は得られたかい?」 「ある烏さんから、前沢さんらしき人を見たという情報を聞きましたので、今から皆さんをその烏さんが居る所に案内します」

2022-03-25 21:14:51
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

セルクは再び白い烏の姿に変わり、皆を案内する為に飛び立って数分後。 役場はもとより、街からも少し離れた所に辿り着く。 木の枝の上にとまっている一羽の烏が、様子を伺うように下を見て、カァ、とひと鳴きした。 #事務所物語

2022-03-26 19:32:37
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「お待たせしました」 セルクは頭を下げながら言うや、烏は頷きながらも再び、カァ、と鳴いて木の枝から飛んだかと思えば、愁治の頭の上にとまってしまう。 「ちょ?!なんで俺の上に乗るんだよ…!?」 『アンタの能力の源を少しばかし頂いて話さないと、イカンだろう、話が通じない訳だし』

2022-03-26 19:32:37
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「彼はただの烏さんではありません、その眼で能力の源が見える上に、源を得て言葉を話す事が出来る烏さんなのです」 セルクの話を聞いた慎呉は指を鳴らし「つまり、この中では愁治の能力の源が一番あるって言うことか?」と聞く。 『そゆことだ、んじゃあ俺の話を聞いてくかね』

2022-03-26 19:32:38
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

愁治の頭の上に乗っかったまま、烏は自分の見た光景を話し出す。 『森の方に向かう人を見たんだ、その人は近くに住んでるジイさんに止められてたが、何かを言った後に走って森の方へ行った。あの方向に行くなんて、余程の用があるヤツかモノ好きしかいないよ』 #事務所物語

2022-03-27 20:48:02
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「その人っていうのが、兄貴だっていう証拠はあるのか?」 『近くの木にとまってその様子を見たがね、その人眉毛がすっごい特徴的だったし、何よりも…その人ではない何かがのり移ってるような気もしたねぇ』

2022-03-27 20:48:03
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

烏の言葉を聞いたキールは「やはりか…」と、小さな声で呟く。 「キール、どうかしたの?」 「なぁに、サノと食堂に行った後、個人的にも食堂を訪れたんだけどね。今から探すそのシェフさん、どうも妙な様子だったんだよ」

2022-03-27 20:48:03
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

あぁ、どうして、私はあの方に願ってしまったのだろう。 姿、形、なにもかも無くなってしまったけれども、あの方は私という存在をすくい上げ、新しい形として、存在させてくれた。 #事務所物語

2022-03-28 19:24:13
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

新たな形を取り戻して間もなく、私は、あの人の…前沢くんの手に渡され、前沢くんの不安な気持ちというモノを吸い取っていく装置の役割を果たしていた矢先だった。

2022-03-28 19:24:14
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

朝方に、あの方は私の前に現れ、私を手に取ったかと思えば、妙な言葉を発してその場を去った途端、私は彼に乗り移り、無意識のまま部屋を出て、あの場所へ向かって行った――。

2022-03-28 19:24:14
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

レイビオス・キールの話によると、一人で食堂に行った際に前沢慎太を見て『強い存在、もしくは何者かがのりうっている』ような感覚を覚えたという。 その話を聞いたウォル・レイサーは言った。 「キールの言う事が確かなものだとすれば、それを追えば探し人が見つかるかもしれない」 #事務所物語

2022-03-29 19:37:12
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「そう、だからレイサーを呼んだのさ」 だからって、自分がまだ寝ている時に直接家に来て呼び鈴を何度も鳴らして起こすのはどうなんだ――と、レイサーは口には出さず、一つ息を洩らす。

2022-03-29 19:37:12
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

その様子を横目で見つつも、キールは皆に言う。 「まぁ、彼の能力はやばいヨォ。ホントに」

2022-03-29 19:37:13
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

レイサーは上着のポケットから円陣がかかれている小さな紙を取り出し、瞼を閉ざして整えるように息を吐き出した直後に早口で呪文を唱える。 紙にかかれている円陣が光出し、皆を導くような道筋を示したのである。 #事務所物語

2022-03-30 19:46:56
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

キール以外の者達は、その様子を驚いたような表情を浮かべながらに見ている中で「森の奥まで続いているようですね」と、レイサーは呟いた。 『金髪ニィちゃん、すごいねぇ』 「それほどでもありません」 「どっちにしても、この光を辿れば慎太ちゃんが見つかるのね」

2022-03-30 19:46:56
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

慎太と慎呉の姉でもある史織は希望を得たような事を言うが、レイサーはあくまで冷静に返答する。 「…万が一、先の方で途切れている場合もあります」 「その時は、どうするんですか?」 沈黙の時が訪れそうになった時、慎呉は愁治の肩を掴んで言った。

2022-03-30 19:46:56
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「その時は愁治の力を借りようぜ!こういう時こそ、多彩能力だろ!」 勝手な事を言いやがって!――と思う愁治だが、そこはグッと抑えながら「その時が来たら助ける、けども、俺の能力は仮初だから、そこらへんはご了承願いたい所だがな」と返答するのであった。

2022-03-30 19:46:57
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

いつまでも覚めない夢の中に居るような、もっと言うならば、自分の身体を動かす自由そのものを奪われているような感覚とも言うべきか…。 いずれにせよ、自分の意思を覚ませなければならない。 そう思った時、自分の意思で動いていない足が止まった。 #事務所物語

2022-03-31 20:28:48
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

静かな時間が流れる中で、自分の声でありつつも、別の者が喋り出す。 『やっぱり、無理よね…』 聞き覚えのある喋り方だった。 『でも、今は……この目で確かめたいの…』 そう言うと、自分の意思はまた薄れ、向こうの意思が勝るや、更に森の奥へ進んで行くのだった。

2022-03-31 20:28:48
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

獣道と化した森の通り道を進んで数十分、先頭を歩いてたウォルは何かに気づくと、その方へ進んで行くのだから、他の者たちもその後についてゆく。 そこにあったのは『この道を真っ直ぐに進むと、料理座です』と書かれていた道案内の看板だった。 #事務所物語

2022-04-01 19:23:35
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

ウォルは改めて手に持っている紙を見つつ、その先に続いている光を見つつ「まだ続いていますね」と呟く。 すると、愁治の頭の上に居た烏はようやく離れ皆に分かれの挨拶を告げる。 『なんだかなぁ、その先はなんだかイヤな予感するから、俺はおいとまさせて頂くぜぇ』

2022-04-01 19:23:35
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

先程まで愁治の頭の上に居た烏が何処かへ飛び立ったのを見つつも、皆は再び森の奥へ続く光を頼りに進んでいくものの、足元は段々と悪くなりつつある。 誰かが何度か足をとられそうになる度に、別の誰かが救う。 #事務所物語

2022-04-02 19:30:18
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

そのような事を繰り返して進んでいくと、遂に辿り着いたのは、森の奥にある拓けた場所であった。

2022-04-02 19:30:19
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

明けない夜がないのならば、前沢慎太自身の意識が戻る事だって十分にありうることくらい、私だって解っている。 でも、身体を失った私が唯一縋ったのは、あの方でもあるし、風変りな石となって、私は、前沢くんの手に渡っていった。 #事務所物語

2022-04-03 20:18:55
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

そして、前沢くんの不安な気持ちを吸収する程に、私自身は意識を取り戻し、彼の自由と身体そのものを奪うような事をして、あの場所に……料理座へ辿り着いていたけども。 その光景を見て、私は立ち尽くしてまったの。

2022-04-03 20:18:56
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

三田村正統の着ている上着のポケットから顔を出したミュミュは辺りの匂いを嗅ぐや『見つけましたわ!』と言い、その方を指さした。 目の前に居たのは確かに前沢慎太だが、様子がおかしい。 「兄貴!」 慎呉が声をかけてそちらへ向かおうとするも、前に居たレイサーに止められてしまう。 #事務所物語

2022-04-04 19:18:57
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「なんで止めるんだよ?!」 「待て、向こうの様子が何か、変だ…」 「変ってなにが…」 その時だった、急に強い風が音をたてながら吹き荒れたかと思えば、つむじ風のように皆の前へ、意図的にとどまっている。

2022-04-04 19:18:58
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

『ここから先には、行かせしないよ』 皆の前にとどまっているつむじ風が人の言葉を発した事に対して驚きを隠せないまま、再びつむじ風は強くなりながらその先を進ませはしない意思を見せる。 「どうなってんだよ!?」 #事務所物語

2022-04-05 20:48:13
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

慎呉がその手で風に触れようならば、風によって切り傷がすぐに出来てしまい、隣に居た正統が「大丈夫ですか!?」と声をかける。 「あぁ、スッちゃっただけですけども…」と返しながら傷口を舐める様子を見た姉の史織がすかさずポケットから絆創膏を取り出しながらに言う。

2022-04-05 20:48:14
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「慎呉ちゃん、それじゃあ治るモノも治らないわ」 丁寧に傷口に絆創膏を貼る姿を見ながらに礼を言う慎呉は「でも、どうするんだよ…コレじゃあ、兄貴に近づけもしないぜ…」と呟いた。

2022-04-05 20:48:14
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

その風は前沢慎太の前に、もっと言うならば、一ノ宮 雫が憑依している前沢慎太の前に現れ、人の姿になってゆく。 『気分はどうだね?』 「……」 『私は君を別の形で生かしている上に、君が会いたいと願った者の傍に手渡した訳だが…』 #事務所物語

2022-04-06 20:15:13
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「…ちがう」 相手がやっとの思いで振り絞った声を聞きとったものの、その者は問う。 『今の状況を否定をするとどうなるのか、解っているのかね?』 「解っています。けども、私は……こんな事を望んでいたわけではありません…!」

2022-04-06 20:15:13
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まとめたひと
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

基本は自分が考えた創作ッ子達の事を呟いたり、絵を上げたり、お話も書いたりします。偶に違う話等もしておりますが……ようは気まぐれだが基本は創作用アカウントです。(※食べても美味しくない鶏野郎で無言フォローをしたり、時として話すとアツくもなりますがそれでもよろしければです)御用の方はDMまで。