高校時代からの友人でもある白波レイユと偶然の再会をした朝松紗南は「壱ノ笠の平和を守るヒーローと悪い軍団がいる」という話を聞き、それを事務所長でもある秋山愁治に話した途端、何時も以上に興奮し出したのは、彼自身が特撮を始めとしたヒーロー好きとしての一面があったのだ。そんな中、愁治の親戚の子でもある結が事務所へやって来てレイユと同じことを言いだしたのだから、何時もよりも気合を入れて依頼を受けたのと同時期に、街では知らぬ間にヒーローと悪の対峙が繰り広げられていた…?! (※連載当時のまま掲載しているので、誤字脱字があります)
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伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

辺りはすっかり暗くなっている中で、結とその母親は自宅までの帰路を歩いていた。 「今日の夜ご飯、何が食べたい?」 「そうだなぁ……、ハンバーグがいいな!」 「あら、ハンバーグはこの前食べたばかりじゃない」 「そういえばそうだった、でも、ハンバーグ大好きだもん!」#事務所物語

2019-02-18 18:54:59
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「あらあら、まったくもう」 呆れた声を出しつつも、二人は互いに顔を見合わせてニッコリと笑い合う。 「この時間から帰ってもハンバーグを作るのは大変だから、今日は結の好物の一つでもあるオムライスを作ろうと思うんだけど、どうかしら?」

2019-02-18 18:57:56
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

結は目を輝かせ「ホント?!ハンバーグも好きだけど、オムライスも大好き!」という言葉を聞けば「じゃあ決まりね!」と指を鳴らしたのと同時に『そのタベモノ、ボクもスキだぁ~~よ』という声が聞こえたのだ。 「今の声、結くん?」 「ううん、僕じゃないよ」

2019-02-18 19:00:25
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「じゃあ、今のは一体…?」 二人は辺りを見渡し、背後を向いた時であった『アナタのオムライ~~ス、たべた~~~~~いなぁ~~~』という声と共に現れ、二人はその方を見る。

2019-02-18 19:03:56
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

人間と同じく二足で地に立つ者ではあるが、見た目は人間とかなりかけ離れた存在だったのだ。 「あなた、だれなんです?!」 母親は結をかばいつつ、甲高い声でその者に聞いた。 『ボクぅ?ニンゲンじゃないよ、ミればワカルでしょう??』

2019-02-18 19:09:35
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

腹は卵みたいなものが幾つもついている上に、目も黄色で、髪の毛は存在しない。 「私達になんの用なんですか」 『ん~、アナタのツクるタベモノ、ボクのこれをツカうんでしょう??』と言いながら、自身の腹にあるものを指をさす。 結は前に出て「これ、卵…。だよね?」と問う。 『そのとーりだよぅ』

2019-02-18 19:16:09
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「結くん、近づいちゃだめ」 「でも、このひと…?怖くないよ、母さん」 『ボクはコワくないよ~~』 両手をパァっと広げ、アピールしをしたかと思えば「そこの親子さん方、ソイツから離れろ!」という声が聞こえ、三人はそちらを向いた。

2019-02-18 19:18:52
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

ぜぇぜぇと息を上げながらも、三人の前に現れたのは普通にスーツを着ている男だった。 『キミぃ、ダイジョウブ?』 「お前に心配される、筋合いはねぇ…」ようやく息も整い、頭を上げ険しい顔つきになりつつも、目の前にいる者に指さしつつ「今日こそお前を倒すからな!」と宣言する。#事務所物語

2019-02-19 20:22:08
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

『ボクをタオすぅ、そっかぁ、キミがウワサのヒトなんだねぇ』 結は「えっ?」と短く声を発した後にその男を見た。 ――まさか、いま目の前にいる者がシズリス団で、目の前にいる男が…? と思ったが、男は「お二方は逃げて下さい、ヤツは俺がなんとかするので」と言う。 「でも、あなたは?」

2019-02-19 20:25:37
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「俺は大丈夫です、だから、あなた方はコイツから一歩でも遠くへ逃げて下さい!」 「は、はい!」 そう言われ、母親と結はその場を去って行く。しかし、結は心配で、母親の手を握られ走り出した。

2019-02-19 20:28:31
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

二人となった通り道、幸いにも自分以外誰も居ないのが何よりで、男は黙ったまま相手を睨みながら身構えている。 『キミはタシか、ミシマレンっていうんだよね?このマチをマモるヒーローらしいじゃない』#事務所物語

2019-02-20 19:52:49
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

三嶋蓮、それが男の名前。 「先日はお前を逃がしてしまったが、今日はキッチリ倒してやるぜ」 『デキるものならやってみなよぅ~』

2019-02-20 19:58:34
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

先手を打ったのは蓮だった、相手に向かってパンチやキックをお見舞いするものの、餅のように柔らかい相手にとって、いくらこちらが攻撃しても痛くも痒くもないようで、蓮にとってはラチがつかない状態であった。 ――なんだよコイツ、前よりも柔くなってるんじゃねぇのか?!

2019-02-20 19:59:53
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

すると向こうは蓮の足を両手で掴み『トばしてもいいよねぇ、モンドウムヨウだけど』と言い、ハンマー投げのように回したかと思えば、蓮を一気に飛ばしたのだ。 飛ばし投げ攻撃の勢いと共に壁にぶつかりそうになった蓮の背後を、何かが受け止めたのだ。

2019-02-20 20:06:50
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「大丈夫、蓮?」 その声に気付き、蓮は顔を上げるとそこに居たのは見覚えのある一人の女性だった。 「トレス、お前いつの間にそんな姿になったんだ?!」 「私、あの姿が何時ものじゃないんだからね!いくらでも姿は変えられるんだから」

2019-02-20 20:10:08
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「そういやそうだったな、忘れてたよ」 蓮はようやくトレスから離れ、改めてその場に立ち上がる。 「流石にそんな姿じゃあ、アイツは倒せないでしょ?」 「あぁ、そうだな」 「する?」 蓮は黙ってうなずき、再びあの者が居る方へ歩いて行く。

2019-02-20 20:13:54
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「アイツらが何度現れようとも、俺には守るべき皆がいる。そして俺は、この街の平和を守る存在だからな」 そう言いながら、蓮の姿は徐々に変わる。 何処にでもいそうなサラリーマンから、この街を守るヒーローへと――。

2019-02-20 20:15:25
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

その様子を見ている一人の男がいた、二人からは見えぬ壁で自身が背負っている鞄からメモ帳とボイスレコーダーを取り出し、その様子をこの目で見ながらも事のあらましを記している。#事務所物語

2019-02-21 18:57:13
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

サラサラした金色の後ろを少し伸ばした髪に、桜の花びらのような金色目をした男は思う。 ――成程、あの人が最近噂になっている男か。この街を守る、ローカルヒーロー…。

2019-02-21 19:00:56
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

蓮の変身した姿は、テレビで見るような特撮モノのヒーローではあるのだが、どこか古めかしく。スーツはスーツでも、身を守れるような防具も、攻撃が出来る武器も手に持っていない状態で、目の前にいる者に勝てるのか?という疑問が浮かびそうである。

2019-02-21 19:03:27
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

『へぇ~、キミってそういうスガタになるんだねぇ~~』 「俺を甘く見るなよ、さっきよりはマシになってるからな」 『そうなんだぁ~』 そう言い、蓮は目の前にいる敵へ先手を打った。 武器は無いハズなのに、先ほどよりも攻撃が通るようになったのは、やはり自分が変身しているからだろう。

2019-02-21 19:06:20
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

敵も少し痛がるような声を出すが、それでも攻撃が効いてるかは分からない。 一旦距離をとった蓮の横にトレスが現れ「蓮、私の力使う?」と聞けば「頼む」と返した途端、トレスは瞬時に姿を消した。 『ん~~、どしたの?さっきのヒトは~??』 その様子を見ていた者が聞く、蓮はこう答えた。

2019-02-21 19:10:21
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「お生憎、トレスは人間じゃないんだ。どんな姿にも変えられるし、俺の力の源にもなることも可能なんだよ」

2019-02-21 19:11:21
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

三嶋蓮と卵のような者との対決は決着がついた、と言うよりは、向こうが逃げたと言った方が正しいかもしれない。 蓮がトレスの力を借り、強化した姿へと変わり形勢が逆転して、あと一歩の所で向こうは泣いて逃げ出したのだ。#事務所物語

2019-02-22 21:16:16
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

それは蓮もこの事を記している者にとっても呆れるような展開で、なんとも言えぬ結果にはなったなとは思うものの、男が個人的に気になったのはその後の事。 「蓮は相手に向かって何かを言っていたのが聞き取れなかった」という事だ。 それが気になり、男は蓮の所へ向かった。

2019-02-22 21:19:29
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

メモ帳とボイスレコーダーを鞄に仕舞い、その人の元に声をかけた。 「お疲れさまです、ヒーローさん」 「……あぁ」 「アナタがどういう人かは知らないけれど、少なからず、この街の平和を守ったのは確かでしょう?」 「そうだな、俺はシズリス団からこの街を、壱ノ笠を守る存在だからな」

2019-02-22 21:21:18
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「シズリス団…、それってこの街に潜む悪の軍団というか、ローカルヒーローの敵役ですよね」 「一般的にはそう思われているのは俺でも知っているが、ヤツらは本当に実在する悪者集団だ」 「成程、でも……ヒーローショーに出てくるヒーローとは姿が異なりませんか?」

2019-02-22 21:23:48
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

蓮は数秒だけ黙ったものの「…あのヒーローも本物と言えば本物だ、しかし、俺みたいに本当の力を手にしていない、言わば仮初のヒーローだ」と返す。 「成程…」 「所で、お前は一体何者なんだ?」

2019-02-22 21:27:04
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「あぁ自己紹介が遅れました」鞄のポケットから名刺入れを取り出し「俺は、かみなりさくらと書いて、雷桜と読む者です」と言いながら一枚出して蓮に渡したのだ。 そこには「フリーの新聞記者」と書いてあった。 「…まさか、俺の記事を書くのか?」

2019-02-22 21:28:41
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

渋めの金色目がコチラを見ている、頭も金髪で風にサラサラとなびく。 雷桜は蓮の表情を見て何かを察したようだ。 「俺の仕事は確かにそういう仕事ではありますが、本人がイヤだと言ったら一切とて書きません。しかし、その分の代償は頂く事になりますがね」

2019-02-22 21:32:09
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

――代償とは一体なんだ、お金か? と蓮は真っ先に言おうとしたが、しかし今この姿だとお金をすぐに払えないと口に出して言おうとした時であった。 「駄菓子で大丈夫です、今無理だとしたら名刺に書かれている俺が要求する分を住所に送っていただければ大丈夫ですから」

2019-02-22 21:34:24
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

それを聞き、蓮もキョトンすればそれに変身して共に居るトレスも呆れたような事を思っている。 「でも、遅かれ早かれ、このことは他の人にも書かれると思いますよ。現に、俺の先輩の弟さんは情報屋を営んでいるから…」

2019-02-22 21:36:29
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「俺が居るというのを書くのは別に構わないが、せいぜい、俺の正体がバレなければそれでいい」 「成程ぉ…」 「それで、今回はいくら分を要求するんだ?」 「そうですね、本来だったら8000円位で…と言いますが、最後にアナタが相手した者が去る時に言い渡した言葉を教えて下さい」

2019-02-22 21:40:42
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「何故、そのような事を聞く?」 「それだけが凄い気になるからです」 そういう所が新聞記者魂というべきなのだろうか、蓮は「よくわからないな」と思うが、聞かれたからには答えるのも人だろうと思い、雷桜に返した。

2019-02-22 21:42:52
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「俺は殺しはしない、だが、悪さをする者、この街を、人々に恐怖へ陥れる者は赦しはしない」

2019-02-22 21:44:10
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

翌朝、秋山事務所に朝刊が届き事務所長でもある秋山愁治はいつものように外へ出て郵便受けに入っている新聞を取り出し「さむっ」と一言口にしたと思えばすぐに事務所の中へ入り、応接室のストーブの電源をつけ、ソファの所へ座り、新聞を読み始めた。#事務所物語

2019-02-23 19:44:52
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

――やれやれ、今日も今日とてたいした記事がねぇのな…。 と思い、一面から次々のページへ移る。地元欄のページになった途端、手を止めて記事を読んでみるが、愁治的には大した興味が無いような記事ばかりで、次のページへ移ろうとした時であった。 「おっ、これは…」

2019-02-23 19:47:38
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

その記事は他の記事よりも扱いが小さく、下手をしたら見逃してしまいそうな記だが、愁治はその記事をじっくり読み始める。

2019-02-23 19:49:10
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

とある記者のコラム 壱ノ笠にはローカルヒーローや悪い軍団たちが居る、デパートで偶に開かれるヒーローショーで活躍する者達の事も含むのだが、今回の場合は少々事情が異なる。#事務所物語

2019-02-24 20:00:36
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

昨夜、記者はとある者と出会った。なんでも彼は、この街に居る『シズリス団』という悪者集団の一人と対峙しているヒーローだという。 現に、彼を目撃した時には既に卵みたいな見た目の者と対峙し、退治した…というよりは、逃がしたように見えたのだ。

2019-02-24 20:04:31
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「なぜ、彼を逃がしたのか?」と聞けば「俺は殺しはしない、だが、悪さをする者、この街を、人々に恐怖へ陥れる者は赦しはしない」と答えたのだ。 なお、彼の正体は不明だ。なにせ本人が答えなかったのだから、当たり前と言えばそれまでなのだが、きっと彼にとってもその方が活動しやすいのだろう。

2019-02-24 20:05:55
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

なお「デパートでよく見るヒーローショーに出てくる、ローカルヒーローもそうである」と言っていたが、彼の言い分によれば「自分みたいに本当の力を手にしていない者だ」とも答えくれた。

2019-02-24 20:10:39
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

何時ものコラムコーナーを担当する者よりも文章が長くなったような気もするが、最後にこれだけは言わせてほしい。 少なからず、この街には平和を守る者がいる、ということを覚えていてほしい。 (フリーの新聞記者 雷桜)

2019-02-24 20:12:12
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

秋山愁治はコラム記事を読み終え「成程な」と呟き、さっさと次のページをめくり、最終的にテレビ欄の方まで辿り着きそこからゆっくりと読もうとした時「おはようございます」と、部下でもある朝松紗南が応接室に入りながら挨拶をする。#事務所物語

2019-02-25 18:33:06
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「あぁ、はよさん」 紗南は着ていたジャケットを脱ぎ、一旦応接室を出て、近くにあったハンガーにかけ、再び応接室に入る。 「秋山所長、コーヒー飲みますか?」 「頂こうかな」 「了解しました、ちょっと待っててくださいね」 と言い、台所へ引っ込む姿を見て、愁治は改めて新聞に目を移した。

2019-02-25 18:36:35
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「ふうぁ~~」と間延びした欠伸をしながら出勤の道を歩く男が一人、その隣には長髪の女の子も居て「蓮、昨日のヤツ倒してないけどいいの?あんなデカい声で宣言したのにさ」と話しかけてくる。 「いいんだよ」 「どうして?」#事務所物語

2019-02-26 19:57:26
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「だって、いくらトレスの力を借り、俺の力を足してもそこまでの力は発揮されないからな。それに、アイツだってそこまで強い訳でもなかったからな」 「じゃあ、なんで倒すなんて言ったの?」 うっ、と短い声を出した途端、顔が紅潮し始め「い、いや、あれは…」と口を噤む。

2019-02-26 20:00:14
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

トレスは「ん~?おやおやぁ~~??」と如何にもわざとらしい声で聞いて、こちらを伺っている。 「いや、あれはだな…」 「あれは?」 苦虫を嚙み潰したようような表情になりながらも、蓮は答えた。 「ヒーローってのは、倒すことが全てじゃないんだよ。あの時は、そう、つい、勢いというか…」

2019-02-26 20:03:40
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「わかんないかなぁ…」と独り言のように呟く蓮を横目に、トレスはフッと笑い「まぁ、蓮の思うヒーローで居たらいいんじゃない?」と返す。 「俺だって、まだまだ新人だけど、ちゃんとこの街は守りたい。その気持ちは誰にも負けねぇからな」 「知ってる」

2019-02-26 20:05:45
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

前沢慎呉は今朝の新聞を片手に握りしめながら、この新聞を発行している会社に入り、受付でアポを取った後、エレベーターに乗り、この会社に勤めている新聞記者でもあり実の姉でもある史織が居る所へ向かっている。 ――あの記事、どういうヤツが書いたのかが気になる…!#事務所物語

2019-02-27 18:54:04
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まとめたひと
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

基本は自分が考えた創作ッ子達の事を呟いたり、絵を上げたり、お話も書いたりします。偶に違う話等もしておりますが……ようは気まぐれだが基本は創作用アカウントです。(※食べても美味しくない鶏野郎で無言フォローをしたり、時として話すとアツくもなりますがそれでもよろしければです)御用の方はDMまで。