第4章>
少しのあいだではあったが、彼女が目の前にいるという強烈な幻覚に襲われたのだ。彼女は自分と一緒にいるだけでない。自分の内側にもいるように思えた。皮膚の組織のなかまで入り込んでくるようだった。そのとき、二人が一緒に自由を享受していたときよりも、はるかに強い愛情を彼女に感じた。同時に、どこかで彼女はまだ生きていて、自分の助けを必要としていると確信した。
森博嗣「血か、死か、無か?」 p216 講談社タイガ
※『[新訳版]一九八四年』[ジョージ・オーウェル著、高橋和久訳、ハヤカワ文庫]より引用
@tos #森初読 p224 彼女の片手が近づく。 「先生、ちょっとだけ、おつき合い願えませんか?」 「え……?何? 今から?」僕はきいた。「というよりも、今、既につき合っているように思うんだけれど」 私「付き合ってるよな…」
2020-02-27 21:17:28@tos #森初読 また親殺し子殺しの話が出てきちゃうんだな…生き返ったばかりに。なんかみんな可哀想だな。 ウグイが「オリジナルのミチルさん」とさん付けしているの良いね。あと、会議に出なければならなくなったウグイに「可哀相に」と言うハギリさん、犀川みが強くて笑う。
2020-02-27 21:25:01ここでもメグツシュカの予測変換を間違えたまま投稿しているのでごめんなさい。
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裏で騒ぐわたくしのログ
「もうやだ…この老人キガタのことを見てミチルって言った…もうやだ私こんな本読まないでおうちに帰りたい」※自宅で読んでいます
「モレルお爺ちゃんが出てきたあたりで確信していたけど、ハギリたんとウグイたんが百年シリーズのお話をし始めてしまい、お風呂に入るタイミングを完全に失った」
p266
ウグイ「ロボットです」
人間の男性に似せたロボットだ。
最初に棺を開けなかった時点で何かとんでもないものが収まっているとは分かっていたけど、でもなんでこんなにとっても悲しいんだろう。
ミチル、もし四季ママたんの力で復活しても幸せなの? ロイディがいれば大丈夫?
【募集】ミチルとロイディの幸せ
ここまで書いてふと気づいたけどAIイマンの使われ手だったガミラさん、アミラと名前が似てるのね。何か関係あるのかな。
こちらはモレル爺さんが出てきた時「待ってガミラがミチルだったらどうしよう無理待って」と思ってかなりドキドキしたんだけど…! 根拠は「君はただの人間?」で返事をしなかったからなんだけど、物理的距離&ロイディは低電力モードだから違うと途中で気づいてすっごくほっとした。なんでほっとしたんだろう。彼なんてむしろ、肉体が滅びてしまった方が、辛くても、いろんな束縛から逃れられそうなのに。
森ミスシリーズ、ここで終わっても良くない? みんなこれ以上森ミスSFに何を求めているの? あとは真賀田さんが「もうやることないわ」と言って娘を抱いて死ぬくらいしかすることなくない? トランスファの戦いとか勝手にやらせておけばいいし人類は消えておこ…読者はキャパオーバーだよ……
2020-02-27 22:22:11子どもの人生を親が奪っていて辛い
モレルも自らが殺めた息子が蘇ったことで会おうとしたし、ミチルだって遡ればすべFで死んじゃっているわけで…
子どもら、普通に死んじゃっていればこんな拗らせずに済んだのにな。親の気持ちとかどうでもいいので子らは幸せに生きてくれと願うほかない。
最後は四季が全部持って行った(物理)
万能な四季が長い間ロイディを探していたの、面白いですね。オフライン環境になると四季ちゃんでも情報を追えなくなるのかな? それとも四季ちゃんがコールドスリープでもしていてちょっぴり年月が経っちゃっただけ? いくらでも捜査するようプログラムを走らせておけるだろうに。
森ミスは謎解き小説としてより、前作との繋がりや、倫理観ぶっ壊し持論、作者がキャラを使って「俺の話を聞け」するところが面白いと感じているので、今後はどう繋げていくのかなあと楽しみにしています。
次は「Ψ(プサイ)の悲劇」で、えっまた悲劇なの…!?
もうχの悲劇で俺たちは十分悲しみを味わっただろ!!?(海月過激派)
というか時系列どこになるの!?
この世界に飽きてくれ、真賀田四季。
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