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前回までの森初読感想ッ!
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・ハギリ先生、自分からトラブルに突進するのやめなよ
・身体を手放して生きていける?
ほのぼの羊攻撃
・真鍋はアトリエに来い

おーかみ @285MHz

#森初読女王の百年密室」のブックデザインの美しさに惚れ惚れしたら鈴木成一デザイン室で納得 pic.twitter.com/HrJqVPj6BR

2019-12-25 17:06:39
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高校生の頃、本屋で表紙ジャケ買いした本が全部鈴木成一デザイン室だった事件以来すっかり信者です


百年シリーズはラジオドラマ音源をちょこっと聞いたことがあります。私は耳で聞いた単語や様子をすぐに映像化できないので、登場人物の名前はなんとなく把握しているものの、建物の構造やキャラの容姿は明確ではありません。だから今回は確認作業に近い。


この辺りから微妙にネタバレを気にして(ミュート用にタグ付けはしているのですが)@tosのつぶやきが増えます。

おーかみ @285MHz

@285Hz #森初読 サエバ・ミチル高山みなみで大正解なのでは あと宮殿の間取り図があって、コレが見たかったんだよ〜ハギリ先生今まで上手にこの場を想像できていなくてごめんね。

2019-12-25 17:31:14

Wシリーズを読み進める中で「あなたが百年シリーズを読んでいないことがわかった」と指摘を受けるくらいにはココとWが繋がっていなかったので、やっと感慨深いよ~~順番逆になっちゃったけど~!

おーかみ @285MHz

@tos #森初読 百年シリーズ、勧めて頂いた順番より後ろの順で読んでしまったけれど、これはこれであの日の未来、あの日の過去の両方を感じられて面白いな。ミチルの感じた百年前の強い意志の残像、見張られている気配には、未来からの眼差しも含まれているかもしれないなぁ

2020-01-02 17:09:36
おーかみ @285MHz

@tos #森初読 p75「そもそも、この街の目的は何なのだろうか。誰が、何のために、こんなユートピアのような街を造ったのだろう。」 ああ、うん、そうね、はい……(まぶたを閉じる)

2020-01-02 15:30:01
おーかみ @285MHz

@tos #森初読 なんだかんだやることがあってまだ王子が死んだところまでなんですけど、読めば読むほどサエバミチルの声が良い。中性的な澄んだ声で再生余裕。

2020-01-02 23:18:11

CV高山みなみ、ぴったりすぎるんだよな〜。

おーかみ @285MHz

@tos #森初読 ようやくハギリ先生達が遺跡で見つけた冷蔵された身体らと話がリンクした、思い出した。絞殺された子どもの身体があったね、そういえば。そうか。そうか… 長い時間眠りについた者たちが、もし目覚めることができても、それは幸福なの? なぜかとても悲しい気持ちになった。

2020-01-06 11:53:49
おーかみ @285MHz

@tos #森初読 ロイディにだけは優しい、とか言っちゃうの、かわいいミチルはロイディの前だと感情を素直に表すね。 p202「うん、なかなか、うってつけの夜だね」 わたくし「ぶるぶる人形に?」

2020-01-06 20:49:04
おーかみ @285MHz

@tos #森初読 p445「ありがとう。言葉は、言葉だけなのに、でも、結局、言葉が嬉しいわ。」 も、そうなんだけど、女王様はこういう考え方や心のもちようを誰から教えてもらったんだろう。母親から? その母親も、母の母から? ずいぶんできた家系よね、少し怖いくらい

2020-01-06 22:00:24

デボウスホちゃんを城の外に連れ出してミチルと旅させたい。(イメージしている情景は「ルパン三世カリオストロの城」のラストのクラリスが「私も連れて行って」と告白しているシーンです)

おーかみ @285MHz

@tos #森初読 p448「(中略)自由とは、もっと孤立した関係、もっと冷たいルールなのよ。私たち接触していない存在なのです。離れているからこそ、尊いと感じるの。可哀想に……、あなたはずっと囚われていた。ずっと不自由だったのね。ただ、接触していなくても、自由はあなたの中に

2020-01-06 22:02:29
おーかみ @285MHz

@tos #森初読 あるものです。あなたの中に、浮かんでいるのよ。外側にあるものをいくら破壊しても、どこにも自由を見つけることはできませんをそっと静かに、自分の内に求めない限り、得られないものなのです。」  わからなかった。  僕には、もう何もかも、わからない。

2020-01-06 22:04:40

ミチルがロイディのことを好いている姿、時々お人形遊びしている子どものようにも見えて少し切なくなってしまう自分のいいように相手を解釈できる危うさをはらんでいるというか…
いや、もっと単純な相棒に対する感情だということは分かっているのです。でも、そうやってぬいぐるみに話しかけたり、抱きしめたりすることで回復することってないですか? そんな風に見えてしまって、ハッピーなシーンでも時々面白いと悲しいがミックスした変な気持ちになっちゃいました。

おーかみ @285MHz

#森初読 「迷宮百年の睡魔ロイディの、気が使えるんだか使えないんだか、という人間ではないものらしさが気に入りつつある。 ミチルのように、自分の内側に向けて語る言葉が多い人間にはこういう相棒がバランスいいね

2020-01-09 10:26:36

基本的には「ミチルとロイディは早く結婚しろ」と思いながら読みました

この場合の結婚はオタク用語としての「末永く爆発しろ」を意味します。

おーかみ @285MHz

#森初読 いわゆるロボットから「起こしてすまなかった。おやすみ」と言われるの、感じたことのない感情が芽生えるな。Siriとも早くそういった会話ができるようになりたい pic.twitter.com/OUhvE8l54I

2020-01-09 10:41:38
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おーかみ @285MHz

@tos #森初読 西之園萌絵海月久介もだが、このシリーズに登場する親しい人や身内を若いうちに失った子は、青年期をスキップして大人になってしまったみたいなアンバランスさがあるな。 そして海月っちは弟にしたいけどミチルはロイディじゃなきゃダメだという感がある。

2020-01-09 15:21:46

海月の名前誤字っててごめんね海月。

愛情で繋がっている

私は、人は他者とは永遠に完全には分かり合えないと思っているんですよ。だからこそ少しでも分かろうともがくし、対話をするし、喧嘩もするし、その諦めない努力こそが愛だと思っているんですよね。

で、ロイディミチルはだんだん混線して、ミチルの考えていることがロイディに完全に知られたり、ロイディの視覚情報がミチルに流れてきたりするじゃないですか。
ロイディはミチルのことを、心拍数から思考までもうほとんどの情報を得ていてみ〜んなわかっちゃっているのに、ミチルの問いかけに対し全然的外れな返事をしちゃう。
でもその、的外れな言葉こそが、ミチルにとって必要な言葉だったりする。いいコンビだなおい。そこが好き。ロイディにめちゃくちゃ救われているじゃんミチルたそ。彼らの対話には愛がある。

あとミチルがちょいちょい、一方的にロイディの表情に感情を感じるの、めちゃくちゃ良くて…
チョコアイスの上に飾られたミントを食べた時のようなひんやりとした気持ちになりました。かわいくて切ない。そういうちょっとした描写で、永遠に二人きりなのかな、という気持ちになりました。

それから、ミチルのように外にも内にも攻撃的で不安定な人格を相手にするの、普通の人間では無理だよね~~とも…
ロイディならストレスの行き場として、徹底的に攻撃しても倒れないから、少し突き放した言い方になってしまうけど、それはもう最高の相棒だよな。

だから私は海月を弟にする覚悟はあるけどミチルは弟にできない……(隙あらば海月語り…)

おーかみ @285MHz

@tos #森初読 隙自語、子供の頃ものすごいストレス下にあった時、パソコンに触れるのが楽しくてたまらなくて「機械はどんなにこちらがしつこく強く当たろうと素直にリアクションしてくれるから心が楽だな」と考えたことがあって、あの時の私にはロイディが必要だったのかと思った。

2020-01-09 20:45:30

それにしたってこの2人かわいすぎか?

おーかみ @285MHz

@tos #森初読 p167 「なんか、どきどきしてきた」僕は呟く。(中略) 「私もどきどきしてきた」ロイディが言う。 わたくし「えっかわいい」

2020-01-09 18:33:23
おーかみ @285MHz

@tos #森初読 お風呂でミチルが自分に「可哀想に……」と呟いてからのロイディに抱きつく流れ、うわーーーー。ああ…と感情がブワブワになったのに、直後の上下白い服を着たミチルに対して言ったロイディの「天使のようだ」「え?」「間違えた」「どうかしてるよ」「どうかしている」で文字数

2020-01-09 21:18:18

40分ほど読書を中断しました(マジ)

真賀田四季、まあまあ人間ぽく見えてきた

おーかみ @285MHz

@tos #森初読 ミチルと話す時のメグツシュカの表情が柔らかくて切ない。四季ちゃんのことは怖いけど、一人の人間として感情は持ち合わせているのだな。母親って難儀だな。

2020-01-10 07:39:34

表情の描写はなかったけど、明らかに柔らかい。
あと我が子が利発に育ったことを喜んでいるのも、今までの彼女には無い感じですね。犀川や萌絵に向けていた表情とは明らかに異なるホワホワを感じます。

9月20日頃
フォロワ「このシリーズ(Wシリーズ)を読むとまがたんも人の子だってわかるよ
わたくし「我はまがたんに人間味を感じたことがないでござる。張り切って読む。
というやり取りをしているのですが、確かに少しわかってきたかも(※読む順番が前後しているので、本来は百年→W、という流れを踏まえても、確かにまあ、人間なんだなという印象は受けるかな…)

ミチルくんママの母性

四季ママがミチルのことを慈しんでいるのは言葉の端々から感じられましたが、いや〜〜しかしどうなんだ、真賀田四季が自分の子どもに対して抱く感情ってどんななんだ〜!? 正直全然想像がつかない。
事の発端であるすべてがFになるから振り返ると、ますますわからない。あれも私「母性とゎ!?!?」と混乱したし、なんというか、私の心が彼女のそういった思想への理解を拒んでいます。

そもそも私は凡人なので、殺人犯でもある彼女に対して色々思うところが多すぎて思考が止まっちゃうんですよね。
むしろ、考えだすと鉛を飲み込んだような気持ちになってしまう。
その後の展開の、死んだ娘を蘇らせたい(と言うとちょっと違う感じになっちゃいますが)という気持ちがまず私には分からなかったし…科学的に可能かというレベルではなく倫理の問題として…

いや、むしろ私にとって森博嗣の作品は倫理観のチューナーなので、もう少し頑張って四季ママとの対話を試みたい。

ミチルがしんどいという話

フォロワ「自分から見るとミチルは既に壊れているし治らない
わたくし「つらい

萌絵ピとはまた別の形のしんどさがある
あの子も親を亡くして辛い10代後半を過ごして、そのせいで何か欠落してしまったところがあったけど、そこを埋めたのは死に対する好奇心というか積極性(ネガポジだけど)だったじゃないですか。

ミチルは、その欠落したところに湧いて出てきたのが復讐心じゃないですか。
かわいそうだろ。
しかも誰かが「可哀想に」と彼を慰めた気配がないのがつらい。
彼、あんまり自分のために泣いてないですよね。全然自分が大事じゃない。その生に対する執着の無さがつらい。その身体で生きていることも辛いだろ、と思ってますますつらい。
朝起きて顔を洗って、鏡に映るのが自分の恋人の顔ってどう? ミチルのために朝が来ないようにしてあげたいくらいだぞ。
それでも復讐のために生きているの、キッツい。
そしてその復讐が終わってちゃんと生きているの、すごいよな…。

まあ大事な彼女の身体だもんね? そう簡単には生を捨てられないよね~
と思っていたのですが、彼、
「彼女のことを思い出せなくなりつつある」とメグツシュカに語っているんですよね。
愛した人の肉体がそこにあるのに。

フォロワ「形だけが残って意味が消えていくのがつらい
わたくし「的確に私を泣かすな

想像したくないよなぁ目覚めたら自分の体が恋人の肉体でした、というのは。自分がどこにいるのか、恋人がどこへ行ったのか分からなくなって、ますますひとりぼっちになりそう。気が狂いそう。
その気が狂ってもおかしくない人間とコンビを組めるの、やはり人間以外の存在しかあり得ないだろうなと強く思います。

私の中ではこれまで読んできた全てのシリーズの中で最も激ヤバなのが真賀田四季で、もっとも危ういのがこのミチルですね。海月はどうにかすれば光の中へ腕を引いてやれそうだけど、ミチルは無理だと思う。ミチル(生命維持装置としてという意味ではなく)ロイディ無しでは生きていけないもの。

そしてフォロワたち一押しの問題作へ

おーかみ @285MHz

@tos #森初読赤目姫の潮解」、タイトルだけだと充血しまくっている人か、アルビノのようなお人形がとろけてしまうお話なのかなと

2020-01-10 10:21:24
おーかみ @285MHz

@tos #森初読 p85の、孤独と愛情はほぼ表裏一体で薄い膜で隔てられているだけ。片側に干渉すれば裏側へ滲み出る。そのわずかな遅れが両者を別の感情だと認識させている(要約)〜最愛のものに触れると愛情と湿った反動が寄せ返すから恐くて無理(要約) がわかりすぎてしんどい。私も無理

2020-01-10 11:35:42
おーかみ @285MHz

#森初読 赤目姫、前二作に出てくるパーツが度々出てくるたびに初めとは別の意味合いが立ち上がってきて、それが今作と前作へ相互に作用するのでだんだん気持ち悪くなってくるな。 話自体は、私自身が風になったようで楽しいのだけど

2020-01-10 12:27:49
おーかみ @285MHz

@tos #森初読 難解といえば確かに難解だし、理解ができない箇所もあるけれど、ほろほろと湿った砂状のわたくしたちがくっ付いたり微かな風に吹かれて離れたりするような寂しさが愉しいな。小さな個体になったり、さらさらとした粒子になってあるけど無いみたいになってしまう

2020-01-10 12:46:27
おーかみ @285MHz

#森初読赤目姫の潮解」読了 お昼食べつつ何か感想が出てくるのを待っているんだけど言葉に直せないでいる。親愛なるフォロワがこの本が好きと言う理由も分かる。普段「感覚」や「フィーリング」という言葉で片付けている揺らぎをわざわざ日本語にして記されたので少々胸焼けがしています

2020-01-10 13:49:23

視点の位置がくるくる変わっていくのが夢を見ているときと同じ感覚で面白かったです。
あと、これまでの百年シリーズの舞台はシンプルというか、箱庭の世界の中で起きているせいもあって、空と建物しかないような色の少なさを感じていたんです。そこにパーティーで着飾った人々だとか、曼荼羅だとかが色鮮やかに映えてくるイメージでした(シャルルさんの部屋とかまあまあ派手っぽいけど)

その点、赤目姫は空の色や庭、光の色、瞳の色、輪郭を失った対話の世界、ホテル、ナイアガラの滝といろんな場所に部隊が飛ぶので、色鮮やかで楽しかったなあ。
そして
「どうせ青い目彼女が出てくるんでしょう?」
と思ったらちゃんと最後で出てきたのでふんふんと思いました。

次は「青白く輝く月を見たか?」

今度の読書期間は2月終わりくらいから取れそう?
なおすでに本は手元にあるので完全にお預けを食らっている状況です。

ミチルとロイディのコンビは好き。でもミチルは手が負えないので、あまり彼のことは考えたくないな。胃に穴が開いてしまう。


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まとめたひと
おーかみ @285MHz

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