2020・R2年5月7日に廃止となった三井化学専用線(福岡県大牟田市)について、その1(概要編)。
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タケ@ALL-A @take_all_a

2020・R2年5月7日、福岡県大牟田市にある #三井化学専用線 の運用が終了した。簡単に説明すると、これは三井化学大牟田工場とJR鹿児島本線 大牟田駅を結ぶ短い路線で、原材料である硝酸を運ぶ貨物列車が走行していたが、硝酸の入手先変更に伴い輸送方法も切り替わるため、役目を終えることになった。 pic.twitter.com/AHKQ6V3Y7K

2020-05-27 23:20:12
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この三井化学専用線(三井化学専用鉄道とも)は、廃止された三池炭鉱専用鉄道の一部を引き継いだものだ。三池炭鉱専用鉄道は、大牟田市内に点在する炭鉱の各坑口から石炭を輸送するために建設された路線で、石炭を利用する化学工場等にも引き込み線が延びていた。 pic.twitter.com/9XBQgdSuXz

2020-05-27 23:22:50
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1997・H9の炭鉱閉山後も化学工場は操業を続けたので、必要な区間のみ工場専用線として存続した。その廃止により、1878・M11に馬車鉄道にて開業して以来、140年余りに及ぶ専用鉄道の歴史が幕を閉じたことになる。Googleマップは専用線が記載されないのでYahoo地図から。URL yahoo.jp/ImJBOs pic.twitter.com/x4RHAGcbCt

2020-05-27 23:27:33
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硝酸を積んだタンクコンテナ貨車は、三菱ケミカル福岡事業所(福岡県北九州市)から鹿児島本線を南下してJR大牟田駅に到着した後、JR大牟田駅 → 仮屋川操車場 → 旭町支線 → 宮浦駅 → 工場引き込み線 → 三井化学大牟田工場の順に運ばれた(戻りはその逆)。 pic.twitter.com/Pn2VBy5xgV

2020-05-27 23:31:43
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旭町支線(旭町線とも)は、三池炭鉱専用鉄道と鹿児島本線を結ぶ連絡線として設けられた。これが後の三井化学専用線。三池炭鉱専用鉄道を紹介するいくつかのウェブサイトのうち、特に「三池炭鉱専用鉄道研究所」が詳細かつ分かりやすいので、興味のある方はご覧いただきたい。 miikecoalrailway.info

2020-05-27 23:35:02
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同サイトでは、三池炭鉱専用鉄道が開業から発展、そして縮小する路線の変遷を時代ごとに図示している。 miikecoalrailway.info/lines/ これによると、旭町支線は1897・M30というかなり早い時期に開通したとのこと。写真は旭町支線の東泉町1号踏切。右上のパイプラインが通っている部分がかつての本線。 pic.twitter.com/fF13wxi0hL

2020-05-27 23:36:19
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三池炭鉱専用鉄道の廃線跡のうち、早鐘踏切跡から宮原坑と万田坑を経由して三池港に至る区間は、世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産に登録されている。一方、世界遺産と三井化学専用線のどちらにも含まれない廃線跡もある。写真は宮原坑付近の廃線跡で、宮原坑・廃線跡とも世界遺産。 pic.twitter.com/xVV2UTBYww

2020-05-27 23:40:15
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つまり、以前にも述べたが、これまで三池炭鉱専用鉄道の廃線跡は(1)世界遺産「明治日本の産業革命遺産」に登録された廃線跡 (2)世界遺産に登録されていない廃線跡 (3)現役の路線である三井化学専用線、これら3つの状態に分かれていた。その(3)が廃止で(2)に変わった。

2020-05-27 23:46:11
タケ@ALL-A @take_all_a

(1)も(2)も同じ三池炭鉱専用鉄道の廃線跡であり、世界遺産対象外の区間も歴史的な価値はある。むしろ、レールや架線、古い電気機関車が存在する三井化学専用線の宮浦駅は、炭鉱時代の景観がある程度維持されている点で、世界遺産の区間より貴重だと私は考えている。 pic.twitter.com/CQqUQGm5zI

2020-05-27 23:49:40
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長くなるのでここで区切って、次回から三井化学専用線の写真をアップしていく。

2020-05-27 23:55:14
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まとめたひと
タケ@ALL-A @take_all_a

団地・建築・土木・産業遺産などを紹介するサイトALL-Aとそのブログ版ALL-A blogなどを運営。また、共同参加型建築サイト「建築マップ」のメンバーとしても活動。このアカウントでは福岡とその近県から西日本を中心に、団地・建築・産業遺産関係のニュースと私見をツイートします。

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