「3.5%」の人々が非暴力的な方法で、本気で立ち上がると、社会が大きく変わる。
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花びんに水をدعونا نملأ المزهرية بالماء☘️ @chokusenhikaeme

『人新生の「資本論」」』斎藤幸平著、集英社新書、2020.9.22. (p.362) 「3.5%」という数字がある。Erica Chenoweth & Maria J. Stephan らによると、「3.5%」の人々が非暴力的な方法で、本気で立ち上がると、社会が大きく変わるという。 pic.twitter.com/Qo8fFnPk0O

2021-01-20 16:59:00
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フィリピンの「ピープルパワー革命」(1986年)、グルジアの「バラ革命」(2003年)。ウォール街占拠運動やバルセロナの座り込みは少人数から、グレタの学校ストはたった一人からのスタートだ。 (p.363) システムの変革という課題が大きいことを、何もしないことの言い訳にしてはいけない。

2021-01-20 17:04:43
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一人ひとりの参加が 3.5% にとっては決定的に重要なのだから。そろそろ、はっきりとしたNOを突きつける時だ。冷笑主義を捨て、99%の力を見せつけてやろう。そのためには、まず3.5%が、今この瞬間から動き出すのが鍵である。

2021-01-20 17:11:02
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(p.3) 良心の呵責から逃れ、現実の危機から目を背けることを許す「免罪符」として機能する消費行動は、資本の側が環境配慮を装って私たちを欺くグリーン・ウォッシュにいとも簡単に取り込まれてしまう。 (p.4) SDGs は、アリバイ作りのようなものであり、目下の危機から目を背けさせる効果しかない。

2021-01-20 17:15:58
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直視しなくてはならない現実は、私たち人間が地球のあり方を取り返しのつかないほど大きく変えてしまっているということだ。  人類の経済活動が地球に与えた影響があまりに大きいため、Paul Jozef Crutzen は、地質学的に見て、地球は新たな年代に突入しており、「人新生(Anthropocene)」と名付けた。

2021-01-20 17:23:22
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人間たちの活動の痕跡が、地球の表面を覆い尽くした年代という意味である。  400万年前の「鮮新世」の平均気温は現在よりも2~3℃高く、南極やグリーンランドの氷床は融解しており、海面は最低でも6m高かったという。  二酸化炭素の排出量が大きく増え始めたのは、産業革命以降、資本主義が本格的に

2021-01-20 17:29:43
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始動して以来のことだ。 (p.19) 気候危機はすでに始まっている。以前の状態に戻れなくなる地点( Point of No Return )は、すぐそこに迫っている。  2020年6月にシベリアで気温が38℃に達した。永久凍土が融解すれば、大量のメタンガスが放出され、炭疽菌のような細菌やウイルスが解き放たれる。

2021-01-20 17:42:59