緑の人・加藤AZUKIさんによる、「赦しはしないし忘れないが、これ以上は追及しない」を選べないなら、猛り狂って周囲に呪い振りまいて心中するか、裏切り者になってでも復讐を達成するしかなく、そこまで呪い狂ったらもう誰も「被害者」に同情はできなくなるんじゃないかな、という趣旨の連続ツイート

加藤AZUKI @azukiglg

何度も言うけど「加害者当人ならまだしも、当事者じゃない加害側代表者（例えば、加害国の後継政権とかね）」に永続的な当事者意識を強い続けるとどうなるかというと、ナチスが熱烈に支持されたようなことが起き、「立場（前提条件）の更新」が強く支持されるようになる。 「次は勝てばいい」っていう twitter.com/ito_wokapi/sta…

お菓子 @ito_wokapi

加害者が永遠に罪を背負って何がいけない？ 被害者はそれ以上の苦痛を味わってるんだ。 twitter.com/azukiglg/statu…

2023-05-22 16:37:01

thick_doomie @thick_doomie

@azukiglg 相続というか爪痕に地代が苦しめられる事はあるとは思うんですよね ルワンダは独立から30年以上経ってから大規模な虐殺事件が起きてますし、個人でも性犯罪にあって性嫌悪になった母親に偏った教育をされたりとかはあるわけで

加藤AZUKI @azukiglg

@thick_doomie 隣国では相続される。

thick_doomie @thick_doomie

@azukiglg 加害者はときが経てば、代が変われば関係ないかもしれない では被害者は…？

加藤AZUKI @azukiglg

それを「本人に対して募らせる」場合、最終的には被害者が加害者に同じだけ、満足するまで報復するか、被害者が加害者個人を殺すしかない。 加害内容の多寡に関わらず、加害者個人への報復は殺害のみ、ってなる。 加害者個人だけでなく、一族郎党全てとなったら、被害者が強欲すぎる。 twitter.com/thick_doomie/s…

加藤AZUKI @azukiglg

本人でなく「加害者個人が死んだ後も加害者個人が属している社会、国」対してまで連座を求めるなら、「被害者が加害国を滅ぼして、加害国の全てを絶滅させる」までやらないとならない。 そこまでする権利があるのか？というと、疑問が残る。

加藤AZUKI @azukiglg

「加害者個人及び加害国を殺害するとまぇは望んでいない」という反論があるだろうけど、「何をしても許されない」となるとどうなるかというと、「毒親を殺す子供」を育むのと同じになる。

加藤AZUKI @azukiglg

つまり、被害者は被害者であることを理由に自身を正当化し、加害者個人及び加害国を「毒親を殺す機会を窺う者」にする。 それから逃れようと思ったら、被害者は加害者及び加害国の心を折って被害者に隷従を誓わせるか、でなければ殺すしかない、ってなる。 そうしなければ逆恨みされるからだ。

加藤AZUKI @azukiglg

アフリカの部族間の対立や、東欧の民族間の対立は、もはやどちらにも加害者と被害者がいる状態になってて、被害者が加害者に無限の謝罪を強いることも加害者が被害者を絶滅しようと挑むとも繰り返し、【相互】に行われている。 ウクライナとロシアの間もそうなる気はしている。

加藤AZUKI @azukiglg

被害者は被害者である限り、加害者個人及び加害国に無限永久の謝罪を強いることで、加害国側にも被害者意識を抱いて「されたことはしてもよい。なぜなら自分は被害者だから」という行動をとる者が出てくる。

加藤AZUKI @azukiglg

では、いつどのタイミングでその輪廻から手を引くのが正解だったか？ ってなる。 納得行くまで謝罪させ、少しでも刃向かう態度を見せたらそれまでされた謝罪はノーカンになって最初からやり直し？ それ本気で言ってる？

加藤AZUKI @azukiglg

まあ、ぶっちゃけヤバいと思うよ。

加藤AZUKI @azukiglg

そういえば、クリ娘のレッドキャップ回で、「レッドキャップに妻子を殺された男の報復心（たぶん感情では納得行ってないから、下手したら後日の火種か伏線になる可能性）と、それを損得の合理性で押さえ込んだ人間の村の村長）の話出てくるけど、まあどうサゲが付くのか気になる話。

加藤AZUKI @azukiglg

同じ作者のふかふかダンジョンのほうも、「報復」に関するエピソードは色々あって、それらは「損得を越えて報復をやめない＝合理性を感情が優先する。感情が優先する事柄は合理性では説得できない」という哲学が貫かれてる。他作品でも割と出てくるから、作者の哲学なんだろなあ。

加藤AZUKI @azukiglg

同じ作者の天空の扉でも、「あの国」がモデルっぽい「うそつき鬼」の国への「お人好しの国による報復」や「相手の価値観が反映されてしまい、されたことをされたように相手にもする種族」の話とかも出てくるので、「合理性で落としどころを見つけられない場合の決着」について考える教材としていいかも

加藤AZUKI @azukiglg

日本では、というか民事では「落としどころは金で金額。受け取ったらそれでピリオド」ってなってて、それはそれで「感情任せの無限の報復」を禁じるための知恵だと思う。 「金目の問題じゃねえんだ！感情論だ！」ってのを思いのままに許したら感情論モンスターをどう諫めるか、って話になる。

加藤AZUKI @azukiglg

心により沿った場合どうなるかについては繰り返しになるので割愛するけど、どうしたいんだろうかね。

加藤AZUKI @azukiglg

結局、「被害者と加害者の接点を今後一切なくす」が最上位（被害者による加害者の殺害、絶滅を含む報復）の一個下の妥協しうる最上の解決策、ってなる気はする。ストーカーの接近禁止命令みたいなもん。かな。

加藤AZUKI @azukiglg

それについて、被害者が「どこかでのうのうと加害者が生きていることに耐えられない」ってなるなら、もう被害者が加害者を殺すしか、被害者の感情を鎮める方法はないと思うし、正直感情ってそこまで暴走を許していいもんじゃないとは思ってる。

加藤AZUKI @azukiglg

獣は感情のままに振る舞うが、理性（合理性）で感情を殺すのが知性ある「ヒト」の振る舞いなので。 そして、「知性あるヒトの振る舞いだと！じゃあ、被害者は獣だというのか！」たぶんこれ言い出す人も出てくるとは思う。 情緒に振り回されてる状態を獣性と呼ぶなら、まあ獣じゃろな。

加藤AZUKI @azukiglg

それでも、「被害者をケモナー呼ばわり」とかしたら、それはそれで批判を集めると思うので、「情緒/感情を合理性より優先するヒト」に適した他の呼び方を考えるしかなさげ。

加藤AZUKI @azukiglg

いや……ケモナーじゃない。ケモナーじゃ。獣。

加藤AZUKI @azukiglg

ヒトが生きるは、「自己の生存、自己の生存を補助する身内、味方、自己が所属する社会の生存」「その社会が、他の社会と競争して抜きんでて抜け駆けして生き残るか、他の社会とも協力して共存して生き残る規模をさらに増やすか」が求められる。

加藤AZUKI @azukiglg

協力や共存はできず、「出し抜いて自分達（自分）だけが生き残らねばならない」のは、分かち合う資源が少ないときか、共通の敵が他にいないとき（互いを互いに的だと罵り合うとき）かな、って。

加藤AZUKI @azukiglg

なので、「被害者と加害者が休戦でも和解でも棚上げでも」しようと思ったら、共通の、争っている双方が纏めて存続の危機に陥るような難敵を前に、協働する必要が生じるとき、とかになる。 「地球人まとめて食料にするよ！」という宇宙人が現れて地球を牧場にするとかのアレ。

加藤AZUKI @azukiglg

かつて911のとき「テロのとの戦い」にロシアまでが参加した事例があったが、今はロシアとの戦いに中露と関係国以外が協働している。 の「強大な脅威との対決」をする関係国内で、「協力のために相手に妥協を強いる交換条件を出す国」が現れたらどうなるかというと、【ほころび】になる。

加藤AZUKI @azukiglg

ほころびは、容易に「滅び」になる訳で、「それでも被害者意識からの報復を加害国に強いるべきか」｢加害国への報復のためなら、大きな脅威（この場合ロシアや中国）と与するのを正義とするのか？」ってなっていく。

加藤AZUKI @azukiglg

まあ、ここらへんの「赦しはしないし忘れないが、これ以上は追及しない」を選べないなら、猛り狂って周囲に呪い振りまいて心中するか、裏切り者になってでも復讐を達成するしかあるまいよ。

加藤AZUKI @azukiglg

でもそこまで呪い狂ったら、もう誰も「被害者」に同情はできなくなるんじゃないかな、って思う。 同情を喪わないギリギリのところで、報復もし、しかし協働の機会を失わないためには？ ってなるけど、それについて無限謝罪請求論者は何かアイデアあるんだろうか。

つるや＠なろうにて小説執筆中 @tyurukichi_AA

@azukiglg 分かり易いのが隣の国よね

加藤AZUKI @azukiglg

@tyurukichi_AA どうしたって、いつかは「うんざり」するか、「積極的に前提条件を変えよう」という熱狂が起きちゃうもんなあ。アレ。

加藤AZUKI @azukiglg

結局、「被害者」が「加害者」に【無限に謝罪を強いることができる】っていうのは、被害者の背景に加害者を圧倒できる強制力のあるバックがいて、被害者はその強制力をいつでも自由に使える、という前提があっての話だと思うんですよ。 twitter.com/r2236rpd/statu…

N0SI @r2236rpd

「手打ち」と言う言葉を 久しく聞かないですなぁ… いや、世知辛い。 twitter.com/azukiglg/statu…

2023-05-23 14:56:01

加藤AZUKI @azukiglg

でも、元被害者が元加害者に対して「強制力を自由に使える立場」を手に入れたら、そりゃ落としどころなんか探さないよなあ、って。 自分が幾らでも蹂躙できるターンになったんだから、それ手放すはずがない。被害者は加害者を蹂躙する立場を手に入れた時点で落としどころを探さない、ってなる。

加藤AZUKI @azukiglg

被害者が落としどころを探さない訳にはいかなくなる（どこかで手打ちしないとまずい）ってするためには、【被害者に与えられる加害者への強制力行使は、無限ではなく有限である】って定める必要がある気はする。 もちろん、「加害者は永久に謝罪し続けろ」論の人は納得いかないだろうけど。

加藤AZUKI @azukiglg

もし、「加害者に与えられる罰は等価でなければならない」というなら、戦争で死者が出た被害国は人数が相殺されるまで加害国国民を殺すべきってなるし、強姦された性加害の被害者は、加害者またはその代理人を同じ人数、同じ回数、同じ時間だけ性加害することで精算を、ってなる。 ひでえ世界だ。

加藤AZUKI @azukiglg

それらを「同じ行為を同じだけ」にしないために、国内法・個人間でなら「拘束と収監」「極刑」や「金銭に換算しての罰金刑」などがある訳だが、それでは納得できない感情が収まらないという被害者の感情を癒す方法については、もう後は｢仇討ちでもさせる」か「宗教でもさせる」くらいしか思いつかない

加藤AZUKI @azukiglg

そのどちらも許さなかった場合、「私的報復のために被害者が次の加害者になる」のを座視することになりかねない。

加藤AZUKI @azukiglg

或いは、「泣き暮らして頭が壊れる」とかになり、「自己悔悟による自責か自己免責のための他責か」で、自殺か他人を巻き込んだ無理心中に向かいかねない（普通はそこまで行く何段階も前に、何らかの落としどころにいくとは思うんだが……）

加藤AZUKI @azukiglg

被害者が加害者に無限永久に「謝罪を強いる」というのについて、被害者側の立ち位置でそれを「当然の権利」｢謝罪程度で許して遣っている」｢謝罪以外は必要ないが謝罪は永久にしろ」という人いるんだけど、顔を合わせるたびに謝罪を要求され、何度謝罪しても許されないとか、結構キツイ。

加藤AZUKI @azukiglg

結構キツイというよりも、【謝罪の強要】ってかつての日本で「洗脳、拷問の一手段」として使われていた残虐行為なので、「永久に謝罪を強要し続ける拷問を被害者は加害者に続けてもよい」って読み替えると、本当にそこまでしても許されるのか？に疑問は湧く。

加藤AZUKI @azukiglg

新興宗教の話題のときに何度か紹介してるけど、「秘密仏教の土蔵法門」では、「資産家を土蔵の暗室に連れ込んで【お前は罪がある者だ、懺悔しろ、謝れ】と責め、【悪うございました】と頭を下げると一瞬、極楽（演出された仏像）を見せ、また土蔵を暗くする」というのがあって。 pic.twitter.com/4hc4zEKaOe

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加藤AZUKI @azukiglg

これ、頭がおかしくなって洗脳されるまで「暗くする、責める、謝らせる、謝ると一瞬明るくして逃げ場を見せる、暗くする、責める、謝らせる、謝ると～」を繰り返すんだって。

加藤AZUKI @azukiglg

ここでは「資産家から金を巻き上げるタチの悪い宗教詐欺」の話として紹介されてるけど、「被害者は、落ち度のある加害者に永久に謝罪を要求し、加害者が何度謝罪してもそれを受け容れずに許さない」って続けるのは、この土蔵法門を資産家に強いる側とやってることあんまり違わない。

加藤AZUKI @azukiglg

なので、「気持ちは分かるが落としどころは探すべきだ」「でなければ、被害者側に許された報復の度を超して、被害者が加害者になる」「加害者は謝罪が許されないなら別の道を考えはじめる」っていう懸念を、加害者贔屓だとは考えてほしくないけど、まあ通じないな。

加藤AZUKI @azukiglg

フェミとかLGBTとか反○○○とか特定東北アジア各国とか報道とかの類による批判は、この土蔵法門のテクニックと合致する部分が多くて、 ・謝罪を強いる ・反論を受け付けない ・謝罪するまで責める ・謝罪を受け付けない（ゴールポストを動かす）

加藤AZUKI @azukiglg

これ、野党第一党（自称）の所属議員による予算委員会質疑でも見られるところで、類似の手法がなぜ様々な場面で見られるのかというと、本質は土蔵法門と同じだからじゃないのか、と疑ってしまいたくなる。

加藤AZUKI @azukiglg

「謝罪を強要し謝らせるが謝罪を受け容れない」これを繰り返されると、謝罪を強いられた側は【自分の何が悪かったのか】という内省をまずはじめ、【相手が望むように自分の振るまいを変えよう】と忖度するようになり（土蔵法門はこれで金を掠めてた）。