「…それでなんで善逸は俺と出かけずねずことばかり出かけるんだ?」 妹は呆れたような顔をした。 「だってお兄ちゃん、女の子の買い物わかるの?自分の服だっておしゃれとか頓珍漢なくせに」 「俺だって善逸に着てほしい服はたくさんある!」 「閨のコスプレ衣装みたいな言い方やめろォ!」
2021-09-11 18:31:25閨か何か 「……もう一回、いいか、ぜんいつ」 「やったーレジェンド日の呼吸…えっつよ…こわ…」 言わせたかっただけ しぶの炭さん閨が強くてニコニコする
2021-09-11 19:37:25宇随先生としのぶ先輩 「…連れてかれちまった」 「連れてかれちゃいましたねえ」 「まあしょうがねえか。前も竈門は善逸一筋って感じだったしな」 「そうですね。カナヲも納得しているようですし、私もそれで構いませんよ」 しかしここまでとは。
2021-09-11 19:47:38「ああ、お前は今回珠代と一緒に開発部に直行する予定だったなあ。あんま知らねえだろ」 「まあ、予想できた光景ですから、驚きませんけどね」 「多少まだまだ血なまぐせえが…眩しい青春ってやつかもしれねえな、ああいうのが」 「妬けちゃいます」 「素直になれよー胡蝶。不死川は素直になったぞ」
2021-09-11 19:47:38炭善R18。背中の鞭打ち痕に余すことなく口づけながら。 善逸の頑強な意地の形がそこにあるように思えた。 言葉足らずに呪いを残して逝った己、いびつな形でそれを受け取った善逸。 その果てがこの傷跡だ。どちらを恨めばいいのか、よくわからない。
2021-09-12 04:36:19修行の時はさらしをまいてジャージを着ている善♀と居合わせた炭のラッキースケベ 「師範?」 「休憩にしようかの、善逸。冷茶を淹れるから、竈門君と一緒に後から来なさい。その後の修行は上着を身に着けて行おうかの。いくら暑くとも隊服がそうじゃしな」 「わかった。爺ちゃん、ありがと」
2021-09-12 04:36:19炭善♀仲良くなりかけ パンで釣ろうとする長男 「はーいいけどもらうけど…いや駄目かな賄賂かなこれ。もらうけど。あんまりこういうことせん方がいいぞ」 「なんでだ?ただのパンだぞ」 「『ただの』パンでも握り飯でも、受け取って食ってもらえなきゃもったいないし悲しいじゃろがい」
2021-09-12 06:19:35「ていうか竈門君正直風紀委員的には君の妹さんの言動よりも君の方がアウトなんだわせめて登校中だけでいいからそのピアスはずせ(一息)」
2021-09-12 07:06:30「…爺ちゃんがさ、俺を引き取ってくれたの、脚を悪くしてからなんだ。それまではいろんな剣の流派をふらふらしながら家業の桃農家やってたそうだけど、機械に足をやられちまって。…本当は、こっち側に二度と来る必要のない人だったはずなんだ」 だから俺は、本当に得難い師を得たのだと思う。
2021-09-12 07:54:34「たんじろう的には爺ちゃんのにおいどう?いい人でしょ」 「ううん…不思議なにおいがするな」 「へえ」 「基本的には、善逸みたいな甘くて清涼感のある…桃と、鋼なのかな、みたいなにおいがするが、善逸の方がもう少し何かが混じった不思議なにおいがする。それを何かが包(くる)んでるんだ」
2021-09-12 09:04:19廃門騒動 「善逸、お前の書いた指南書は、よくできておる。必要となれば、今回のわしらのような存在がそれを読み解き復興するじゃろう。何も心配することはない」 「……!申し訳ありません、師範、……っありがとう、ございます、爺ちゃん……!」
2021-09-12 09:32:00郷土の偉人で80年くらい編纂に編纂を重ねながら医学者の偉大なる教科書として活躍した本を書かれた方がいるんですよ。善にとって雷の呼吸の指南書はそれくらい何度も何度もアップデートを繰り返して、善逸伝と同じくらい大事に書いてた本だったらいいなという幻覚です
2021-09-12 09:38:53爺ちゃんの軟膏 またの名をさらしから覗く肌が痛そうだなあ痛そうだなあという長男の目に負けた善♀ 「――たんじろ、これ背中に頼んでいい?」 「……これは?」 「爺ちゃんがね、どっかから手に入れて昔っから塗ってくれてた軟膏剤。ほら、汗とかでかぶれるからさあこの痕が」 「(笑えない)」
2021-09-12 10:55:59「小さいときは爺ちゃんが全身分厚く塗ってくれてたんだけど、今は背中だけ手を借りるかな…たんじろがいるから頼んでいいかなって」 「(この意識のされなさは信頼の匂い…)」 俺はっ…長男…ッ!
2021-09-12 10:55:59「覚えてるかしら兄さん。あの時はさすがに衰弱してたから…でも、あの時兄さんと伊之助さんは、あの震災で善逸さんを止めたわね」 一番に割を食うのは、狂気の暴力を向けられるべきは、優しいあの人だと知っていたんでしょう。
2021-09-12 11:44:20最終選別意外と大正初期だった…意外だ… となるとWW2時結構いい歳ですねあがつまぜんいつあの時代なら壮年の域か?まあ書くんですけど 童顔だしあの人
2021-09-12 11:47:24「――なあ、死したら、どこに行きたい」 「……また唐突だな、」 「炭焼き小屋がこないだ壊れたばかりだろう。立て直すのもいいけど、麓の街にも電気が通った。少しすれば、米を炊くからくりなんかも出てくるかもな。お前の仕事、炭焼きじゃなくてパン焼きの方がいいんじゃないか」
2021-09-12 13:06:58「なあ、どこに葬られたい。山か?街か?鬼殺隊士の墓地という手もあるだろう」 「……そうだなあ、俺は山が好きだけど、ねずこやお前が会いに来てくれやすいところがいいよ。家族と一緒ならなおいいが」 「なら、街かな。わかった、伝えておいてやる」 「街か、――ねずこの縁談はいかほどだ、善逸」
2021-09-12 13:06:59「お前自慢の鼻も鈍ったもんだな。そうだな、俺は「信じたいものを信じる」けれど、まあ、いい奴だよ。一途で、苛烈で、優しくねずこちゃんを愛してくれそうな音だったよ。お前に似てて穏やかだ。――お前、飯の味はどうだ」 「まだ、大丈夫だ。ちゃんとお前の飯はうまい……」 「そりゃあ、僥倖」
2021-09-12 13:06:59「なあ善逸、俺がいなくなったら、お前は、どうするつもりなんだ?」 「――何とかやっていくよ。さすがに山は下りることになるだろうけど……ねずこちゃんの嫁ぎ先はでかい家だから、俺が奉公しても構うまい」 「小姑が一緒に住んでくださるわけか、兄としては心強い」 「おう。だから心配すんなよ」
2021-09-12 13:06:59大丈夫だから、よく眠れ。 「善逸、お前は、どこに眠る…?」 「心配するな、何とかなる」 絶対何とかしてみせるから、さみしくないうちによく眠れ。 俺はきっと、山で逝く。
2021-09-12 13:07:00――…お前を、誰かに渡したくはないな。 「……ひっでえ遺言遺したよなあ、お前も」 俺の恋はまだあたたかく炭を食らって燃えている。
2021-09-12 13:22:31伊之助と 「――紋逸、紋逸」 「善逸な」 「あいつ、大丈夫か。ひりひりするぞ」 「ああー、それなあ」 「お前、あいつにねず公預けて大丈夫か」 「それ、思ったんだけどさあ、伊之助」 「俺ら、たんじろうの愛しか知らないじゃん?」 「鬼殺隊の音しか知らねえじゃん」
2021-09-12 15:41:22「あの人、たんじろうにちょっと似てるよ。苛烈で、一途で、情深くて――、ねずこちゃんをいっとう、あいつに似た愛で愛してくれる」 まあ、案外嫉妬深そうなのはあれだけど。 「――お前、あいつのとこ行って大丈夫か。俺らのとこに――」 「もうカナヲちゃんたちが世話になってるだろ。俺は平気」
2021-09-12 15:41:22「ただ、ちょっと留守になるけど」 「留守だと?どこ行く」 「さあ、まだ詳しい話は詰めてないみたい」 「なんだそれ、まるでつがいが邪魔な雄を縄張りからさっさと蹴りだすみてえに――おい、まさか、」 「帰ってくる。ただ親分、しばらく気にかけてやってくれよ」
2021-09-12 15:41:23「そんで、この話はお前の墓まで持っていってほしいんだ」 ちゃんとした墓に入れよ、伊之助。 俺、あの子の兄ちゃんと大事な約束したからさ。 たんじろうの死後速攻で特高に通報されたらちょっとやだなって思ったりした あがつまはスケープゴート(おとり)役(他の家族に手を出すのは許さん覚悟)
2021-09-12 15:41:23炭との墓談義後 「――さ、カナヲちゃんたちが蝶屋敷から戻ってくる前に洗濯物でも取り込みますかね」 伊之助が送ってくんなら、饅頭出しておいてやろう。
2021-09-12 15:41:24炭さんの死後カナヲちゃんたち竈門家が蝶屋敷に身を寄せるかねずこちゃんの嫁入り先(割と名家)に身を寄せるかはどちらになるかなと考えている
2021-09-12 15:44:20竈門家は許せるねずこちゃんの旦那(血縁) たぶん蝶屋敷の面々も許せる(程よく遠い昔馴染み(嫁の恩人)という感覚) あがつまの存在だけ処理できなかった(ねずこちゃんと近しすぎる他人の男)(めちゃくちゃ間男候補)
2021-09-12 15:46:26「俺、ねずこちゃんのこと大好きだけど、死んでもいいけどなんでかな。俺が幸せにできる想像が一切できない。いくら頭捻ってもそっくり返ってもなんでかできない。なんでだろうな。たんじろうと一緒のねずこちゃん、あんなに幸せそうだったのにな」
2021-09-12 16:14:47「善逸さん、聞いてくれますか」 「なぁにねずこちゃ…うわっ逃がさないって音がしてる」 「私に縁談が来ているんですが」 「えっ俺それ地味に失恋した?」 「かなりの名家なんですよ」 「お、おう…それで?好きにはなれそう?」 「努力します」 「努力目標…」
2021-09-12 20:16:36