「旅する気候ジャーナル」より
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花びんに水をدعونا نملأ المزهرية بالماء☘️ @chokusenhikaeme

1/27🧵Malm, A. 化石燃料経済下で飽くことなきナクバを繰り返す各国政府(≒イスラエル)と対峙する市民は同胞(≡パレスチナ人民)の抵抗の歴史から何を学ぶべきか  パレスチナ人が終末を拒否する方法は生き延びることだ。Sumud[忍耐、不服従]は第一原則である。 pic.twitter.com/MvYxaJ2Koe twitter.com/shipandwind/st…

2024-01-26 10:00:30
船と風|旅する気候ジャーナル @shipandwind

『パイプライン爆破法』の著者アンドレアス・マルムによる論考の翻訳を公開しました。 〈パレスチナと気候変動の関係は、単なるアナロジーやアレゴリーではない。化石燃料は、そもそもの初発から、パレスチナの破局と切っても切り離せないものだったのだ。〉 #FreePalestine ship-and-wind.com/2024/01/22/wal…

2024-01-22 19:09:02
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2/ なんとしてでもその場から動かないことで敵が渇望する勝利を否定する。百回村を更地にされたら百一回再建する。シオニストによる永続的な攻撃という条件のもとにあっては、ただ生存することが実質的に抵抗することであり、土地に住まいながらそうすることはもっとも頑強な対抗のかたちなのだ。

2024-01-26 10:00:31
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3/ The Impossible -Tawfiq Zayyad ここに私たちは残ろう、お前の胸には壁が立ち お前の喉の中には 鋭利なガラスの細片と、仙人掌さぼてんのトゲが刺さり お前の両目には 燃えさかる嵐 (…) 焼きつく地獄が私たちの心臓で燃え猛る poemhunter.com/poem/the-impos…

2024-01-26 10:00:32
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4/ 私たちの希望の源泉はいまや、世界的な「気候ソムード」に他ならない。破局後には、呼吸こそがもっとも切迫した課題になる。  占領のあらゆる部分から、はかなさの感覚がにじみ出ている。終わりを視界の内に捉えることはできそうもない。破壊は明日も続くだろう。そしてその次の日も。

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5/ 一時性と不可避性との結びつき、杜撰さと絶対的な慣性との結びつきこそが、シオニズム事業下での生をかくも拷問的なものにしている。  化石燃料経済に関しても、私たちはそれが終焉を迎えることを確かなこととして知っている。だがさしあたり、新たな石炭火力発電所が、石油掘削装置が、

2024-01-26 10:00:34
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6/ パイプラインが、空港が、高速道路が、郊外のショッピングモールが、私たちの緑の惑星のうえに建てられ続けている。  生態学エコロジーの教育を受けることの罰のひとつは、傷にみちた世界のなかで一人きりで生きるということだ」と Aldo Leopold は日誌に綴った。

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7/ 「学んでいない人々にとって、土地へのダメージの大半はきわめて目につきづらい」。パレスチナでは、土地の中の傷はまた、つねに人々のなかの傷でもある。  しかしながら、人にそうした傷を見えなくするための効果的な条件が存在する――シオニストであることだ。

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8/ 入植者――言うまでもなく、銃で武装している――は、この風光明媚な谷を守ることができるのは自分やその仲間なのだと主張する。自分たちはここを自然保護区として宣言したのだ、と。  傷ついた生物圏に対して心痛をおぼえない人間はだれであれ、その中で植民地主義者とおなじ行動をとる。

2024-01-26 10:00:38
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9/ そうした無頓着さや自己陶酔は、経済的な富裕さと密接な関係にある。資本主義の世界経済が生んだ犠牲区域において、人々は傷をみずからの身体のうちに持ち運ぶ。  パレスチナ人とおなじポジションを取るということは、究極的には、自然を自らの最後で最大の同盟者として選ぶということだ。

2024-01-26 10:00:40
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10/ だが、生き残り、その場を動かないことは、Sumud の第一原則に過ぎない。第二原則は、抵抗すること(Resistance ・Muqawim)だ。  反植民地主義蜂起・史上最長のゼネラルストライキ。しかし今日まで英語では、パレスチナ左派についての通史も、PFLPについてのモノグラフすら書かれていない。

2024-01-26 10:00:41
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11/ 第一次インティファーダ初期の生気に満ちた日々からこのかた、パレスチナの抵抗運動が、勝利は近いという幻想を抱いていたことはない。オプティミズムは、彼らの物の見方ではない。現在のパワーバランス下では土地を解放する望みはほとんどないことを承知の上で、抵抗運動は続けられている。

2024-01-26 10:00:42
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12/ 抵抗することの利点とは? 「対立の残り火を燃やしつづけること」とハマースはいう。それが如何に遠くにあれ、未来の何時かの時点で、より広範な歴史的プロセスによって敵との力関係が逆転する時まで――あるいは、「勝利のための必要条件が実体として現れるまで、問題を生かし」続けること。

2024-01-26 10:00:43
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13/ (Nasser Abufarha) パレスチナ人たちは、力で不利なことは完全に意識しているが、最後には自分達が打ち勝つのだと信じている。Hasanもこうした信条を分かち持っている――「間違った土台のうえに建てられたものは、間違っている」ことを未来の世代まで言い伝えるだろう。

2024-01-26 10:00:44
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14/ (Wadi)人間性が狂気に陥ってしまったら、その度に私はもう百本の樹を植えよう。銃や手榴弾は家に隠しておき、代わりに樹を植え、絵を描き、生の美しさに身を捧げる子供達を十人でも産もう――彼らもまた悲劇の一部になるだろうけれども。そこから、決定的な瞬間を近づけるための仕事を私はしよう。

2024-01-26 10:00:45
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15/ (Scranton, R.) 私達は死ぬことを学ばなければならない。個人としてではなく、集合体として。一つの文明として。私たちは闘ったり抵抗したりする必要はなく、その代わりに物事の終わりについて観想し、それとともに生きなければならない(残されたわずかな時間の間)。

2024-01-26 10:00:47
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16/ だが1946年にパレスチナ人達が「私たちはもうダメだ。私たちはひとつの民族として死ぬことを学ばなければならない」と語ったら、彼らは本当に歴史から消え去ってしまっていただろう。  敗北の莫大さと荒廃とを知った上で、降伏を拒み、特定されざる未来が開けている可能性に賭ける希望の形式。

2024-01-26 10:00:48
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17/ 「全面的な廃墟を生き延びるもの」(イーグルトン) 「〈ノー〉と言える権利に、私はまさしく自分の爪で、自分の歯で、しがみつこう。たとえそれで血が流れようとも」(ジャブラー) 「世界にはいくらかの新鮮な空気がまだ残されている」(バドル) 「おそらくいつの日か/川が叫ぶだろう/

2024-01-26 10:00:49
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18/ 『起き上がり、ふたたび呼吸せよ』と」(ザッヤード)。  私たちが温暖化する世界というタンクの内側で生き延び、生きてそこから出る方法がもしあるとするならば、それは――死ぬことではなく――闘うことを学ぶことによってであり、そうした種類の気候の Sumud を養い育てることによってだ。

2024-01-26 10:00:50
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19/ 📌偽善的な道徳主義、勝者にしか手に入らない倫理的な自己満足に浸りながら、「我々は武装闘争レジスタンスを糾弾しなければならない」と要求してくる人々には、こう答えるべきだ。問題になっているのは、注意してほしいが、パレスチナだけではない。そこにはあなた自身もまた挟み込まれている。

2024-01-26 10:00:51
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20/ 武装闘争とは、他に呼吸する空気がまったくなくなった時の最後の酸素チューブなのだ。  パレスチナ解放機構(PLO)は死後硬直リゴール・モルティスの状態にある。民族和解は依然として、リップサービスの対象品でしかない。ファタハの指導部は、交渉という幻影を手放すことを拒否し、

2024-01-26 10:00:52
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21/ 自らの物質的な安楽をいかなる解放の戦略よりも特権的に優先し続け、パレスチナの歴史に類例を見ないほどの恥辱にしがみついている。占領軍と手を結んだセキュリティ企業と化しているのだ。西岸でくすぶっている疑似的なインティファーダは、なんとも方向の定まらないものとなっている。

2024-01-26 10:00:53
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22/ パレスチナの人々にとって、1948年以前のほうが幸せであったことを否定するためには、シオニストにならなければならない。化石燃料経済の蓄積的な効果が二十世紀後半に牙をむく以前のほうがこの惑星はより良い状態にあったことを否定するためには、気候変動否認主義者にならなければならない。

2024-01-26 10:03:26
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23/ 後期資本主義こそが社会と自然の双方における根本的に破壊的な作用力なのだという視点をもつならば、喪失こそがこの時代における主たる状態であることを私たちは受け入れなければならない。  パレスチナの民族運動は、帰還(Awda)の権利を要求している。

2024-01-26 10:03:27
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24/ 地球という同盟軍を味方につけなければならない。 Awda[帰還]の他に、前に進む方法はない。 破局が滝のように段々と落下していく世界において、生存への道は、あらゆることを求める拒絶主義で敷かれている。私たちが諦めてしまったら、死ぬことを学ぶことの他に、そこには何も残らないだろう。

2024-01-26 10:05:29
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25/ (Rabah Muhanna)「戦線フロントはいつも〈タンクの壁を思い切り叩く〉。私たちの人民に、そしてパレスチナの大義と解放に益をもたらさない合意には、私たちはいかなるものであれ反対するし、私たちの武器は常にシオニストの敵に向けられている。」

2024-01-26 10:06:09
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26/ 簒奪の行為ではなく連帯の行為として、闘争を共有する行為として理解して欲しいが、タンクの壁を思い切り叩かなければならないのはパレスチナの人々だけではない。熱は恐ろしいほどで、刻一刻と悪化しており、私たちの両手に火ぶくれを起こさせるだろう。それでも私たちは思い切り叩こう。〈了〉

2024-01-26 10:06:37
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(翻訳)中村峻太郎 私達はタンクを叩き続けようという Malm, A. の呼びかけは、Ahmed, S. が "An Affinity of Hammers" (2022)でいう、ハンマーによる殴打が起こる場所で互いのワークを目撃し、認め合い、共に進む武器となり声となる共鳴性の熱量に通ずるものがある。(END) x.com/chokusenhikaem…

2024-01-26 10:07:30
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ある人たちにハードでありありと感じられるものとして経験される壁は他方の人たちには存在さえしていない。このことが、ハンマーがツールになる理由である。これらの壁がありありと感じられるのはハンマーの存在によってである。私たちの存在を削り取るこれらの制度に対して、注意を向ける事ができる。

2023-03-14 22:11:04