『世界と私のA to Z』竹田ダニエル, 2022.11.22. 講談社

花びんに水をدعونا نملأ المزهرية بالماء☘️ @chokusenhikaeme

『世界と私のA to Z』竹田ダニエル, 2022.11.22. 講談社 p.6　問題なのは、日本のメディアがいざ日本のＺ世代当事者に対して「意見を聞きたい」と言う際には、実際には「面倒なことになるから大人はしたくない鋭い社会批判」や「なんだかんだ言って子供らしい青臭さ」を求め続けることである。 pic.twitter.com/SvlzmyOSAN

拡大

花びんに水をدعونا نملأ المزهرية بالماء☘️ @chokusenhikaeme

多様な価値観が存在することこそが「Ｚ世代らしさ」であるにもかかわらず、「Ｚ世代を代表する意見」というものを欲しがるのは矛盾している。 　そもそも「Ｚ世代」というのは生まれた年月で区切られるものではなく、「社会に対して目を向け、常に自分と向き合い、誰もがより良い社会を目指すべきだと

花びんに水をدعونا نملأ المزهرية بالماء☘️ @chokusenhikaeme

いう*価値観*」で形成される「選択可能」なものなのではないか。米国でＺ世代が「特別な世代」として扱われている理由は、彼らが多様な人種と思想と価値観の人が社会に存在するという事実を、インターネットによって幼い頃から実感している世代だからだ。

花びんに水をدعونا نملأ المزهرية بالماء☘️ @chokusenhikaeme

今までずっと大人たちが見て見ぬふりをして解決せず、後回しにし続けた人種差別や環境問題、性差別やLGBTQへの差別のおぞましい実態をスマホの画面上で見られる。それに対して反発する同世代たちの声も簡単に聞くことが出来るため、「世界中の問題をこれ以上無視することはできない。

花びんに水をدعونا نملأ المزهرية بالماء☘️ @chokusenhikaeme

私たちの世代で変えなければいけない」という使命感を持ちやすい。もちろん、保守的、差別的な思想を持つ個人も多く存在するから、「Ｚ世代は全員こんな感じ」という偏見を植え付けるような「特徴」を語ることは危険だ。

花びんに水をدعونا نملأ المزهرية بالماء☘️ @chokusenhikaeme

「Ｚ世代的価値観」とは何か？ 　それは、膨大な情報量と「繋がり」を駆使する能力を持ち、自分たちの世代で物事を変えていこうという当事者意識を持ったことによって生まれた新たな価値観である。 　前向きに学び合い、受け入れる。

花びんに水をدعونا نملأ المزهرية بالماء☘️ @chokusenhikaeme

世代による情報量のギャップが少なくなり、年齢による「世代」で区切ること自体がナンセンスになる。 「Ｚ世代」たるものを語る際に、「年代層」を指すのか、「価値観」を指すのかによって、大きな差が生じる。 　大切なのは、「Ｚ世代当事者の経験と声を聞き、Ｚ世代が作る未来の社会に柔軟に対応し、

花びんに水をدعونا نملأ المزهرية بالماء☘️ @chokusenhikaeme

*Ｚ世代的価値観*を年齢を問わず取り入れること」なのではないか。 　若者にモノを言わせることと、受け入れ難い社会の変化にも柔軟に対応する姿勢を持った上で「Ｚ世代的価値観」に学ぶことは全く異なる。