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#ゲーム機 #高嶋ちさ子 トレンドにいい題材が流れていますので、右側の『〈実践〉自分の小さな「箱」から脱出する方法』(大和書房)の自炊と絡めてぶら下げてみますお pic.twitter.com/oFzuUF99TM
2016-02-12 23:11:49
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①見えなかった問題に気づく…自分が問題を抱えているということが、高嶋ちさ子氏には見えていないという点がまず問題。自分の事実に当人が無自覚な現状をどうにかしなければ、問題は解決できない。p.15 ﹅ 人は、相手が自分をどう見ているかを感じ取り、それに対して反応する。p.23
2016-02-12 23:14:40
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②見かけ上、私が何をやるにしても、それには基本的に２つのやり方がある。他の人々をあるがままに、私と同じようにまっとうなニーズや望みを持った人々として見るか、あるいはそうでないか、この２つに１つだ。
2016-02-12 23:15:57
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前者は、自分を他の人々に囲まれた一個人として感じているのに対し、後者は、物に囲まれた一個人だと感じている。前者の場合、私は箱の外にいるが、後者の場合は、箱の中にいる。p.29
2016-02-12 23:16:24
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﹅ はたして、思いやりの心を持って接するのが「優しい」ことで、冷淡な心を持って接するのが「厳しい」ことだろうか？ 高嶋ちさ子氏が息子を褒めたり、注意をするのは、相手のためを思ってか、それとも自分の(親としての)利益のためにしているのか。
2016-02-12 23:24:06
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人を人として見るのは、思いやりの心。モノとして見るのは、抵抗心。人を褒めるのも、注意をするのも、どちらの心の持ち方でもできるし、他の行動も同じ。微笑にも、しかめ面にも、叱るにも、褒めるにも、二つの心の持ち方がある。まったく同じ行動でも、心の持ち方によって違いができる。
2016-02-12 23:31:06
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人を人として褒めてくれる人、モノとして褒めてくれる人、どちらとも同じ心で受け取れるだろうか。 人として注意を受けるのと、モノとして注意を受けるのとでは、受け取る気持ちはどう違うだろうか？ 表面上の行動がどうであれ、それをしている時の自分の気持ちによって、人は反応する。p.33
2016-02-12 23:38:05
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その人の心の持ち方によって、与える影響が決まる。他の人が感じ取るものは、「あなたの行動」よりも、奥深くにある感情であり、これが間違っている場合、いくら外見上、正しい行動( 躾 )をしても、相手に与える影響は違ったものになる。
2016-02-12 23:42:31
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高嶋ちさ子氏がどんなに、母親として、いくら「正しい行動」を取っていたとしても、「心の持ち方」が間違っていれば、彼女が期待する「相手(息子たち)の行動」を引き出すことはできないのである。 p.34
2016-02-12 23:45:39
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③自分が他の人のためにすべきだと感じたことに背く行動を、自分への裏切りと呼ぶ。 ④いったん自分の感情に背くと、周りの世界を、自分への裏切りを正当化する視点から見るようになる。
2016-02-12 23:54:26
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﹅ いったん自分の感情に背くと、すべての思考や感情が、何をしようと自分が正しい、と主張しはじめる。 自分の感情に背くまで、息子たちの不勉強は高嶋ちさ子氏が宿題や日記を破る理由になっていなかった。自分の感情に背いた時にはじめて、破る理由になった。
2016-02-12 23:59:24
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高嶋ちさ子氏は、自分の間違った行動を正当化するために、息子たちの欠点を持ち出した。自分を正当化しなくてはと思って、息子たちのルール違反に目をつけ、その違反を大げさに仕立てあげた。
2016-02-13 00:04:46
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⑤周りの世界を自分を正当化する視点から見るようになると、現実を見る目がゆがめられる。 ⑥したがって、人は自分の感情に背いた時に、箱に入る。 (註 : 「箱」は、ある人との関係を表すための引喩にすぎません) ← p.92
2016-02-13 00:13:05
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助けようと思った息子たちなのに、高嶋ちさ子氏の非難の的になっている。助けないことを正当化してしまう。 助けようと最初に思った時、息子たちのせいにしただろうか？ なぜ今は、息子たちのせいにしているのだろうか？ 自己裏切りは、他の人のせいにすることで自分を正当化しようとする。p.47
2016-02-13 00:19:20
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自分の感情に背いていると、自分を正当化するような見方で自分自身を見るようになる。(姉を庇うためにキツい性格になったと称する)。そしてそのイメージを、状況が変わっても持ち続ける。人を人としてまっすぐに見られず、自分で作り出した自己正当化イメージを通してしか見られなくなる。p.52
2016-02-13 00:32:29
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⑦時が経つにつれ、いくつかの箱を自分の性格と見なすようになり、それを持ち歩くようになる。 自分を裏切ることは、自画像を描くようなもの。正当化した自分を創り上げることになる。自分を正当化することを何度も繰り返すと、正当化した自分が自分の性格となっていく。
2016-02-13 00:43:06
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正当化した自分が素晴らしい人間として出来上がる。しかし、自分を「他人を思いやる人間」と考えることは、いったい誰が中心の考えだろうか？ 自己正当化をして創られるイメージは偽りである。
2016-02-13 00:48:06
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もう一つの自己正当化に自分を卑下するものがある。「自分は価値のない人間」「私から得ることのできる人は一人もいない。私に対して批判的で冷酷な人には、私の真の価値などわかるわけがない」と思うことほど慰めになることはない。 p.60
2016-02-13 00:51:46
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自己正当化した目で他の人を見ることは、その人を最初からモノと見ている状況から始まる。初めからその人の価値が決まってしまっている。築き上げた自分を認めてくれない人の行動や言葉には抵抗を感じる。
2016-02-13 00:57:27
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自分自身を裏切ると、自分の気持ち、考え、イメージすべてにおいて「私」が正しいと証明してくれる。「私」は正しいと感じる。 ということは、自分を裏切り、正当化する時、裏切り正当化している自分を見ることができない。
2016-02-13 01:04:36
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たとえ他の人が間違っている時でも、彼らを人として見る方法がある。 彼らをモノとして見ていることは、「私」がしているのである。 「自分を裏切る」と、真実を見えなくさせてしまう。 p.62
2016-02-13 01:07:36
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⑧自分が箱の中にいることによって、他の人たちをも箱の中に入れてしまう。 私は自分が箱の中にいることで、相手が箱に入るようにしむける。お互いに、実は相手にさせたくないと思っていることを、させようとする。
2016-02-13 01:15:54
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箱の中にいる高嶋ちさ子氏は、実際には、息子さんたちにどういう影響を及ぼしているのだろう。物事を、自分が望む方向に進められているだろうか。却って、息子たちが自分の嫌がることをする(宿題を終わらせない、チェロを練習しない)ように、仕向けていないだろうか。
2016-02-13 01:24:19
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⑨箱の中にいると、互いに相手を手ひどく扱い、互いに自分を正当化する。共謀して、互いに箱の中にいる口実を与えあう。 p.69 箱の中にいると、物事がちゃんと見えなくなる。自分や他人のことをありのままに見ることができなくなって、自分が求めているものすら、わからなくなる。
2016-02-13 01:33:15
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自分を裏切ることで、他の人に「私」の嫌な行為をさせるよう導き、また他の人も自身を裏切ることで、「私」に彼らの嫌がる行為をさせるよう導く。 他の人や自分がお互いに対して自己裏切りを起こす時、一番欲しいもの――「正当化」が起こる。p.71
2016-02-13 01:38:33
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「ゲームを止めてほしい」「勤勉になってほしい」「チェロを練習してほしい」 本当にそう思っているのだろうか？ それならどうして相手が反対の行動をするよう勧めるのだろう？
2016-02-13 01:42:27
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そして、息子たちが変わった時、心からそれを認めずに、こんなことを言うのだろうか？ 「もっと早く変わってくれればよかったのに」 「あまり変わってないじゃないか」 「心がこもってない」 「何が欲しいんだ」
2016-02-13 01:45:18
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問題は、行動そのものではなく、心の持ち方。 高嶋ちさ子氏が息子たちを躾けようとしたのは、息子たちに躾が必要だったからではない。息子たちに生活をこわされたと思って、頭にきて、躾けていたのではないか。
2016-02-13 01:51:07
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躾けている間もそれ以外の時も、彼女は箱の中に入り続けていた。息子たちを、手を貸してあげるべき人間としてではなく、叱る対象としてしか見ていなかった。息子たちはそれを感じて、反発していたのではないか。
2016-02-13 01:54:30
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金曜日の夜の時点で宿題を「だいたい終わらせた」息子の行動を認めてあげられなかった。ということは、高嶋ちさ子氏は本当にスケジュールを守る息子を心から望んでいたと言えるだろうか？ 箱の中に入っていると、自分が一番望んでいると考えているものよりも、さらに必要なものが生まれる。p.74
2016-02-13 02:03:37
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箱の中にいた彼女が何よりも求めていたのは、自分が正当化されることだった。息子たちを責めている自分を正当化するには、相手が責めるに足る人間でなくてはならない。 息子たちを責めている自分を正当化するためにも、息子たちに失望させられなくてはならなかった。
2016-02-13 02:11:29
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自分が箱の中にいると、相手が問題を起こす必要が出てくる。つまり、【問題が必要になる】。 相手を非難することを正当化するために、その人が非難を受け続けるにふさわしい者である必要がある。
2016-02-13 02:17:51
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不当に扱われることで「私」が彼らを非難する理由ができ、彼らを不当に扱うことの正当化が成り立つ。(ゲーム機を壊す) 他の人や「私」が裏切り合う時、お互いが正当化し合おうとして共謀を引き起こす。お互いを黙認するようなものだ。
2016-02-13 02:23:00
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「あなたのせいにできるように『私』を不正に扱ってくれ。 そしたら『私』も、あなたが『私』のせいにできるように、あなたを不正に扱ってあげよう。」 互いに不正に扱い合うことによって、互いの正当化が成り立つ。(スケジュールを守らない ⇔ ゲーム機を壊す)
2016-02-13 02:29:41
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それは「私」が主張するように、他の人は非難されるにふさわしい人間で、「私」は無実な人間である証明となるから。 苦しみたくはないけれど、苦しみの中に生まれる無実の気持ちは心地よい。 苦しみの中に報いを得て相手を許すことをせずに苦しみ続ける。
2016-02-13 02:35:13
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「私」の過ちが２倍になる。 苦しみを支持し、待ち続ける。 苦しみを持ち、他の人が「私」を不正に扱うことも歓迎する。 嫌いだと言いながら容認し、こんなことやめてくれればと言いながら、やめさせない。
2016-02-13 02:40:42
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このようにして得る正当化は、苦しみや悩みが伴うものの、味のいいものとなる。 抵抗の結果、不幸で不安で孤独な存在になるものの、 「私」は正当化され、無実の人となる。 p.78
2016-02-13 02:48:46
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息子たちに問題があるからといって、それは、高嶋ちさ子氏自身が問題を抱えていることの言い訳にはならない。 p.79
2016-02-13 02:51:44
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箱の中にいると、自分に目を向けるだけで手一杯になってしまって、結果に気持ちを集中させられなくなる。 他人の成果を自分の成果に比べて軽く扱う。
2016-02-13 02:55:35
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⑩箱の中から人に接すると、他の人も箱に入らざるを得なくなり、その結果他の人に不正に扱われ、それが自分の箱にとどまるための正当化となる。 p.88
2016-02-13 03:00:07
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この辺が、この理論のキモなので、左の本編第１４章「なぜ自分ばかりが責められるのか」の後半部分(pp.158 - 169)からも併せて抜粋しまふ お互いに、実は相手にさせたくないと思っていることを、させようとする。
2016-02-14 17:29:08
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箱の中にいると、自分がひどい目にあった時にこそ、もっとも必要としていたもの、つまり自己正当化の材料を手に入れることができる。相手は嫌な奴だった。自分が責めて当然の奴だった、という証拠が得られる。
2016-02-14 17:37:55
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でも箱の中にいると自分を裏切ってしまう。自分や周りの人たちを、ありのままに見ることができなくなる。そして、望む結果を得ようという自分の努力を、箱そのものがむしばんでいるということすら、見えなくなってしまう。p.165
2016-02-14 17:42:01
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(たまたま、高嶋ちさ子氏を失礼ながら例えにさせていただいておりますが、これは誰にでも、つまり僕自身にもあてはまることです。)
2016-02-14 17:55:50
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高嶋ちさ子氏は息子たちに、ルールを守る責任ある人間になってほしい、と実際ほんとうに望んでいます。ただし彼女には、自分が箱の中でしているあらゆることが、実は息子たちを正反対の方向に押しやっているという事実が見えていません。
2016-02-14 17:58:20
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高嶋ちさ子氏に叱られると、息子たちはますますルール破る行動をします。そして実際にルールを破った息子たちを見て、彼女は自分は正しかった、やっぱり息子たちはバカタレだと思うわけです。
2016-02-14 18:05:36
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逆に、息子たちは彼女を口うるさいといって怖れるものですから、彼女はますます口うるさくなります。そうすると、息子たちは自分は正しかったんだ、やっぱり彼女は口うるさい母親だったんだと思います。箱に入っているせいで、互いに問題を作り出し、相手を責める原因を作り出していきます。
2016-02-14 18:09:45
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@chokusenhikaeme
お互いに、「ほら、あんたにひどいことをしてやるよ、そうすりゃあんたは俺を責められるだろ。そしてあんたが俺にひどいことをすれば、俺はあんたを責められるってわけだ」って言い合っているようなものです。ほとんど共謀しているといってもいいくらいです。
2016-02-14 18:13:45
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@chokusenhikaeme
互いに相手に対して箱に入っている複数の人間がいて、お互いの感情に背き合っている状況を『共謀』と呼びます。共謀というのはつまり、互いに相手がひどいことをしていると非難し合っている状態のことです。 p.166
2016-02-14 18:18:42