277機関とは「どの自創作作品」や「どの時代」にも属さず、罪を犯した者に罰や猶予を与えたりする存在【機関者】と呼ばれている者達が所属している場所である。 機関者の一人でもある蘭鋳は、同じ機関者で河田モコと同期の墨田から、新たに組むリーダーを頼まれる事になる。 (※連載当時のまま掲載しているので、誤字脱字があります)
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伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「墨田、それはホントに本気で言ってるのか?」 「えぇ、勿論ですよ。蘭鋳さん」 機関内のテラス、二人席で墨田は真面目な表情で話しているものの、蘭鋳の表情は半信半疑気味だ。 「しかしよぉ、俺に務まるのかねぇ…」#Rhapsody277

2020-04-01 20:17:44
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

少しずれたモノクルを指で上げながら「僕の目に間違いはありません、えぇ、本当に」と、墨田は自信ありげに言うが、それでも蘭鋳の顔は渋りつつも、墨田に聞いた。 「そもそも、なんで俺なんだ。墨田と小さな機関者達のリーダーになってくれって…」

2020-04-01 20:20:57
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

どうやら、墨田の申し出は4月1日のなんとやらで言っているわけではないようだ。 何故そう思ったかって? そりゃあオメェ、墨田の顔と目を見れば十分だからな。 「だがよ、墨田はまだいいとして…あの子らは俺の事どう思ってんだよ?」 #Rhapsody277

2020-04-02 20:11:13
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「一応、そのあたりも聞いてはいますが…」 言葉が詰まるのと同時に、先程まで真っ直ぐ見ていた視線は徐々に横へ移動する墨田を見た俺は「無理すんな、大体解ってるから」と返す。 「すみません、蘭鋳さん…」 「いいってことよ、俺だって自覚してる事だからさ」 「僕の方からも言っておきますので…」

2020-04-02 20:14:12
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

蘭鋳自身、この顔(特に眼球辺り)は鏡を見る度に「なぜそういう顔をしているのか」と思ってしまうし、自身はそのつもり無くしているのに、呼ばれた時に振り向く頃には既に相手は居ないか距離をとられてしまっているのがオチだ。 #Rhapsody277 twitter.com/5jyouTsukito/s…

2020-04-03 20:25:20
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

表面上では気にしていないつもりでも、いざ相手の反応を見る度に中身ではそれなりにヒビが入るようなモノをしょっちゅう感じてしまうのが本音とも言えよう。 ――もうちょい、どうにかせんとなぁ…。 そんなことを思いつつ、蘭鋳は便所の鏡で自身の顔を見ていた時だった。

2020-04-03 20:28:36
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「よよっ、蘭鋳さんじゃないですか」 用をたして出てきたのは青髪の機関者こと青木で、蘭鋳の隣へ行き蛇口を捻って水を出しつつ手を洗い始めようとする。 「青木か、おめぇ、この前まですっげぇ寝てたとか聞いてたが…大丈夫だったのか?」 「あぁー、大丈夫ですよ。一生分寝たような感じでしたから」

2020-04-03 20:30:47
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「成程なぁ…」 「それよか蘭鋳さん、どーしたんですか。さっきから溜息ばっかりついて、何か悩み事でもあるんですか?」

2020-04-03 20:31:40
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「つまり、その目…顔つきのせいで他の機関者から怖がられている、ということですね?」 「まぁ、そんなところだな…」 便所で偶々あった蘭鋳と青木は、機関内のラウンジへ移動し、近くにあったベンチに座りながら話していた。 「でも、俺は良いと思いますけどねぇ…蘭鋳さんの顔」 #Rhapsody277

2020-04-04 19:21:36
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「お前それ、ジョーダンだろ?」 「冗談じゃないですよ、ホントです」 思わず引きつるような表情を浮かべてしまう蘭鋳を横目に、青木は「まぁ、確かに、その眼は中々に見ないけど…それがかえって良いなって思うんですよ。個性があって」という。 「個性……、か…」

2020-04-04 19:23:57
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

最近、機関内でもその事は話題になっているが、大半の者達は「『個性』がある事は、自分らの仕事に支障をきたす」とか…。 最も、機関者の言う『個性』概念としては『人間に近い者』を差すらしく、目の前に居る青木やチーム集めで躍起になっている灰田らもまた、そのうちの一人とも言えよう。

2020-04-04 19:27:55
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

それを言うならば、灰田チームメンバーはどうなんだ。 グルグル眼鏡をかけた追野、三つの名を持つ追跡者、自らの身体を武器にするミヨシノ、発する言葉に力を持つ河田モコ、食器を投げ飛ばす八重島さゑ子、お菓子大好きな青葉 丈、機関歴が最も長い上杉終作――。

2020-04-04 19:30:53
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

どの顔を思い浮かべても、中々なヤツらを集めたもんだと思う蘭鋳だが、他にも似たような機関者は少なからずいる訳だ。 ならば、俺はどうなんだ? こんな顔してるヤツは『個性』とやらがあるのか? いいや、これは個性じゃない。単なる特徴的な部分があるだけだ…という自己判断をするに至る所だ。

2020-04-04 19:33:57
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「蘭鋳さん、もしよかったらですけど」 「なんだ?」 「ライブ、見に行きませんか?」 「ライブ?なんの…?」 「お笑いですよ、お笑い」

2020-04-04 19:35:09
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

どの時代のお笑いライブを見に行くのかと思っていた蘭鋳だが、青木としてはムカシの時代に流行っていた芸人が好みなうえに、ライブというよりは壱ノ笠にかつてあった劇場で開かれたテレビの公開収録を見に行くという話だった。 「お前、随分とレトロな趣味してんだな」#Rhapsody277

2020-04-05 20:29:44
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

隣の席に座る青木を見ながらに話す蘭鋳だが、当の青木はまだかまだかと言わんばかりの様子で舞台の方を見ながらに返答する。 「まぁ、そう言われるのは許容範囲内なので、特に気にしちゃあいませんが…。面白いものは何時見たって面白いんですから」

2020-04-05 20:31:57
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「成程ねぇ…」 会場は徐々に照明が落ち始めると、周りの声が徐々に静まり始め、蘭鋳は様子見で舞台を見ていたが、出演者でもある芸人達は舞台からは出てこない代わりに、客席から掛け声をかけた途端、一気に会場は盛り上がり始めたのであった。

2020-04-05 20:36:01
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

テレビの公開収録も終わり、蘭鋳と青木は機関へ帰る前に居酒屋の屋台を見つけ、おでんと一緒に一杯飲み始めていた。 「つまりだ、青木はさっきのアレを見たりして笑う練習をしろって言いたいんだな?」 「その通りです、まぁ、笑う練習するのには他にもあるとは思いますけどね」 #Rhapsody277

2020-04-06 19:26:53
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「ほほぅ、他にはなにかあるのか?」 「そーですねぇ…」と、いかにも考えていそうな声を発するものの、実際はそこまで考えていなかったとみたか「アレですよ!鏡見て練習するとか、誰かに見てもらってするとか、ですって!」と、お猪口にあるお酒を飲み干した勢いでおでんを食べた。

2020-04-06 19:29:29
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

鏡を見ては口角を上げたり、瞼を閉じ…たら自身の顔が見えないので、瞼を上げて練習をしてみるものの「こんなので本当に大丈夫なのか?」という疑問しか浮かばない結果となった。 便所の鏡を見終え、仕事場に戻るかと思いつつ出ると「らんちゅーさん!」と、聞き覚えのある声が入る。#Rhapsody277

2020-04-07 20:50:28
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

偶々通りかかった桃色髪の機関者こと、河田モコは「どーしたの?なんだか元気ないねー?」と聞いてくる。 「そ、そうか?」 「うん、私の目にはそんな風に見えちゃってるかなー」 「な、なんでもねぇんだ。ウン、なんでもねぇ」 「そぉーお?何かあったら、相談してね。私でも、聞く事は出来るから!」

2020-04-07 20:52:59
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

すると、向こうからモコを呼ぶ声が聞こえると「今いくねー!」と本人は大きな声で返すと「じゃあ、私次があるから!」と言い、蘭鋳の元を離れて行った。

2020-04-07 20:54:08
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「あっれー、蘭鋳さんじゃないですか!」 いきなり声をかけられ、誰だと思って振り向くと、カメラマークのついた大きな肩掛け鞄と首にはマークと同じようなカメラを下げ、蘭鋳よりも少し背が小さめの機関者が居た。 「お前、誰だ?」 「私の事、ご存知ない!?」 「あぁ、そうだな」#Rhapsody277

2020-04-08 19:29:40
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「無理もないですね、なんせココは狭い癖に機関者は大勢に居ますから!」 それに、ビジュアルとしては人間ではなく犬っぽいような印象を受ける機関者だなと思いつつ見ていると「改めまして、お初にお目にかかります、私の名はハスリアンと申します、以後お見知りおきを」と頭を下げて挨拶をした。

2020-04-08 19:31:42
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

そう言いながら、ハスリアンは鞄から小さな入れ物を取り出し、中から小さなカードを蘭鋳に差し出した。 「ほー、広報部に所属してんのか」 「はい。最も広報部と言いましても、機関内で月に1回出している報誌を作ったり、機関者の活躍を写真や動画等で記録したりするのが広報部の役目ですがね」

2020-04-08 19:35:46
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「成程ねぇ…、それで俺を知っているって訳か」 「はい、蘭鋳さんの活躍はまだ私のカメラで記録してませんが…噂は先輩や上司から話は聞いてますよ。自分の身体よりも大きな木槌を振り回す…、とても素敵だと思います!」

2020-04-08 19:38:51
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

ハスリアンの話を聞いた蘭鋳は、閃いたような顔で「そうだ、ハスリアン。お前が撮ってないにせよ、他のヤツは俺を撮ってるって事だよな?」と聞いてくる。 「勿論ですとも!それに、蘭鋳さんだけではありません、他の機関者達の活躍や顔も一通り撮ってたりしてますから!」#Rhapsody277

2020-04-09 19:48:30
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

すると、蘭鋳はハスリアンの肩をガッと両手で掴み、瞼をカッと上げながら「なら、見せてくれ!」と頼み込むが、ハスリアンはその表情を見て一瞬だけ驚くものの、なんとかそれを隠しつつ「いっ、いいですけど…。蘭鋳さん、お仕事、大丈夫、ですか?」と聞いた。 「あぁ。問題ねぇ」

2020-04-09 19:56:32
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

結論を言おう、俺の表情っていうのは、自分が思っていた以上にヤバいヤツそのものだった。俺の写真を幾度も撮ってきた機関者の話も伺ったが「ヤバいですね」と、言われてしまう始末。 「蘭鋳さん、大丈夫、ですか…?」 「多分、大丈夫、じゃあ、ねぇな…」#Rhapsody277

2020-04-10 20:26:47
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

これが「落ち込む」という事だとは後になって知っただが、ともかく、この時の俺は「自分に自信を持つ」なんてことは到底無理なもんで、ハスリアンに「サンキュ、な」と言い、広報部の部屋を後にした。

2020-04-10 20:29:07
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「らんちゅーさんって知ってる?」 「知ってる知ってるー、髪の毛の色がオレンジで、眼がぎょろっとしてる機関者でしょ!」 「そうそう!」 「オレ聞いちゃったもんね」 「えー、何をー?」 「きにな……ふぁぁぁ~」 「こらぁ!寝るなぁ!!」#Rhapsody277

2020-04-11 19:29:07
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

小さな機関者たちは7人で一人前という、他の機関者とは異なる存在ではあるが、見た目も言動も河田モコや墨田よりも更に歳が下の子供と変わらぬものだから、仕事らしい仕事はあまりなく、何時も全員集まっては井戸端会議にも似た会話をしているのである。

2020-04-11 19:33:42
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

7人の中の一人が自信あり気に「オレたちと墨田兄ちゃんと、らんちゅーさんとでチームを組むんだって!」と、何処から聞いて来たのか定かではない話を大声で話すと「えぇーー!!!」「うっそだぁ!!」「それホントなの~?」という声を上げてしまう。 「ホントだよ!オレ、聞いちゃったもん!」

2020-04-11 19:35:47
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「えー、らんちゅーさんってちょっと怖いかもー」 「わかるなー、あの目でギロリってされたら誰だってイヤじゃん!」 大半の者達が否定的な事を言い出す中、何時も眠たそうな機関者が目をこすりながらに言った。

2020-04-11 19:37:48
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「でもさぁ…、モコねーちゃん……と、いっしょにぃ、いたらぁ…こわい顔、してなぁ~~~い、よねぇ…」 その言い分を聞いた機関者達は黙ってしまうが、当の本人はあっという間に寝てしまったようだ。

2020-04-11 19:39:42
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

ついに、その日がやって来てしまった。 あれからというものの、俺はほぼ毎日のように鏡で自身の顔とにらめっこしつつ、少しでも柔らかい表情を作れるように練習を重ねて来た。 現にこうして、墨田達の所に行く前に手鏡で確認をしているしな! #Rhapsody277

2020-04-12 20:22:48
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

手鏡で自身の表情を確認した蘭鋳は、部屋の前にいる墨田を遠目で確認すると、直ぐに上着のポケットへ手鏡を仕舞う時には、向こうも気づいたか「お待ちしていました、蘭鋳さん」と声をかけられた。 「おぉ、そんなにかしこまるなや」 「いいえ、そういう訳にはいきませんよ」

2020-04-12 20:27:27
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「そうか…?」 えぇ、と墨田が返すと、廊下では静寂になるが、扉の向こうでは無邪気な声が聞こえてくる。 「なぁ、墨田よ」 「なんでしょう?」 「オレで、本当に大丈夫なのか」 思わず漏れた気持ちを察せられたかは解らんが、墨田は「大丈夫ですよ、蘭鋳さん」と返し、その扉を開ける。

2020-04-12 20:30:52
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

墨田が扉を開けた先に居た小さな機関者達と、その周辺に見覚えのある機関者の姿を見た蘭鋳は「椎名、お前何してんだ?」と、素っ頓狂な声で聞いてしまったが、当の本人がその声に反応し振り向くと「お疲れ様です、蘭鋳さん」と挨拶をした。#Rhapsody277

2020-04-13 19:01:12
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

その眼をパチクリとさせる蘭鋳を横目に、墨田は改めて説明する。 「蘭鋳さんのリーダー補佐として、僕が椎名さんにお願いしたんです」 椎名は小さな機関者の間を縫って行き、改めて蘭鋳の方を見て話す。 「私に、補佐という役目が務まるかは解りませんが……精一杯、協力は致しますので」

2020-04-13 19:06:52
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

その事を聞いた蘭鋳の目にはうっすらと涙が浮かんでいたが、それがバレぬようにわざとらしく後ろを向きつつ上着の袖で拭い、何時もの表情に戻しつつ、皆の前で言った。 「改めまして、よろしくたのむッ!!」

2020-04-13 19:09:21
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

各自の名前を記入し終え、すっかりと皺くちゃになった書類を椎名の所へ持ってゆくと「お疲れ様です、蘭鋳さん。後は私の所と必要事項、記入しておきますね」と言い、彼女は書類の皺を伸ばしはじめる。 「すまんな、椎名。あの子ら、我先にっていう感じで書くからそうなっちまった」#Rhapsody277

2020-04-14 19:04:39
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「大丈夫ですよ、これくらいは想定の範囲内ですから」 そう言うと、書類の皺は徐々になくなっていく様子を見ていた蘭鋳は小さく感嘆の声を上げる。 「そういや、椎名って何か能力的なアレはあるのか?」 「そうですね…、私の場合は特筆すべき能力はないかもしれませんね」 「じゃあ、ソレは?」

2020-04-14 19:07:13
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「コレは能力っていうよりは、特技…というモノかもしれませんね」 「成程なぁ…」 皺が無くなった書類に自身の名前と必要事項を書き終え、椎名は蘭鋳に書類を渡す。 「記入はコレで、大丈夫ですか?」 「……多分、大丈夫だと思うぜ。何かあったら俺が睨めばいい話だしな」

2020-04-14 19:10:19
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「睨むん、ですか?」 「……今のは言葉のアヤだな、正しくは、睨んでいるように見えてしまう。ってう所だろうな」 豪快に笑う蘭鋳を見た椎名は「成程ォ…」と納得する声を小さく発するのであった。

2020-04-14 19:14:52
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

書類を提出し終えると、向こうから見覚えのある機関者がやって来たかと思えば「蘭鋳さん!今出した書類は!??」と、迫ったような表情で言い寄ってくる。 「チームの申請書だぜ、マレット」 サングラス越しの目は驚きを隠せず状態な上に、何よりも第一声が「先を越されたァ!」だった。#Rhapsody277

2020-04-15 20:23:46
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「誰とで組むんです?!」 横に居た墨田が、コピーした申請書をマレットに渡し、直ぐに目視で確認する。 「随分と多いですね、このチーム?」 「まぁ、小さいのが居るからな。7人で1人分なんだとよ」 「成程ォ…」 マレットは申請書を墨田に返し「じゃあ、俺は失礼します!」と言い、走り去る。

2020-04-15 20:27:59
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

その後を見るや、蘭鋳はポツリと呟いた。 「アイツも、なんだか忙しそうだなぁ」 「まぁ、色々とあるんじゃないですかね」 「そういうこったなぁ…」 【Rhapsody277 蘭鋳・チームの長になる編 完】

2020-04-15 20:29:51
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

#Rhapsody277 次回予告的コーナー 蘭鋳「さぁーて、次回の『Rhapsody277』は?」 鈴ヶ谷「どうも、鈴ヶ谷です~。あのですね蘭鋳さん、ちょ~~っと気になる事があるんですよ」 蘭鋳「なんだ?」 鈴ヶ谷「ナツカさんっていう機関者が居ますでしょう?」 蘭鋳「胡桃割の機関者と言われてるヤツだろ?」

2020-04-15 20:33:44
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

鈴ヶ谷「ですです~、ナツカさんとはお仕事した事ありますか~?」 蘭鋳「そんなにはないが、話は聞いてるぜ。相当に真面目な機関者だってな」 鈴ヶ谷「私、気になるんですよ~。ナツカさんって、普段はどんな感じで日々を過ごしているのかな~って」 蘭鋳「まぁ、そりゃあ…気になるかなぁ?」

2020-04-15 20:36:06
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まとめたひと
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

基本は自分が考えた創作ッ子達の事を呟いたり、絵を上げたり、お話も書いたりします。偶に違う話や、参加している企画創作のお話等……ようは気まぐれだが基本は創作用アカウントです。(※食べても美味しくない鶏野郎で無言フォローをしたり、時として話すとアツくもなりますがそれでもよろしければです)御用の方はDMまで。

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