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@chokusenhikaeme
ブラウスが彼女に合うのではなく、彼女がブラウスに合わなければならないのであった。彼女はそれを好きになることができなければならなかった。彼女がどんな人間であるかについての母親の考えに彼女が合わなければならなかった。
2015-03-19 18:03:07
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@chokusenhikaeme
このブラウスは魅力的でないという点で、「お前は魅力的でない娘だ」という属性付与を含んでいた。この属性付与は、「魅力的であるなかれ」という命令を含んでいた。(p.190)
2015-03-19 18:05:43
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@chokusenhikaeme
子どもは、自分の行動が「意味」するところを他者に知らされることによって、つまり彼のそうした行動が他者に及ぼす「効果」によって、自分が何者であるかを教えられる。「生意気」というのは、両親の忌み嫌うことを両親に帰属させる子どもに対して付与される属性であることが多い。
2015-03-19 18:10:10
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@chokusenhikaeme
同時的になされる相矛盾した属性付与が、隠れた命令を含んでいることもある。子どもが何かを成し遂げれば成し遂げるほど、いっそうそれは与えられたものとなり、いっそう感謝されねばならないものとなるのである。
2015-03-19 18:13:48
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@chokusenhikaeme
いわれたことをするなかれーーである。自発的であれと命じられた人間は、にせの安住しえない境地におちいる。(pp.196-7)
2015-03-19 18:15:50
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@chokusenhikaeme
2015.3/19～20 に、R.D.レイン『自己と他者』第１０章、属性付与と命令、の前半部の抜粋をしましたので、今日は、後半部から、TLに関連付けて幾つかぶら下げます。 twitter.com/ppaaffuu/statu…
2016-02-27 11:48:03
ぱふ
@ppaaffuu
「今、必要？」は、「忘れてるよ？」の言い換え。それを「自分で考え、判断させるため」と意味づけちゃったのに、ワタシは反感を覚えるのだ（ゴメンｗ）本当に「自分で考え、判断させるため」なら、「今、消さない」という判断もＯＫになる。でも、教師には明確に「消してほしい」という望みがある。
2016-02-27 09:59:50
ぱふ
@ppaaffuu
「今、必要？」は、「忘れてるよ？」の言い換え。それを「自分で考え、判断させるため」と意味づけちゃったのに、ワタシは反感を覚えるのだ（ゴメンｗ）本当に「自分で考え、判断させるため」なら、「今、消さない」という判断もＯＫになる。でも、教師には明確に「消してほしい」という望みがある。
2016-02-27 09:59:50
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@chokusenhikaeme
R.D.レイン『自己と他者』志貴晴彦・笠原嘉共訳 みすず書房1975 第１０章、属性付与と命令 多くの可能な両義性は、日常会話の特徴である。(p.200)
2016-02-27 11:58:10
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@chokusenhikaeme
「今日は雨だ」とジャックがジルに言う。この発言は、局面に応じてさまざまな意味をもちうる。 ①今日は雨だという事実をただ単に心に銘記し共有する。
2016-02-27 12:03:03
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@chokusenhikaeme
②ジャックは昨日、映画を見に行かないでジルと散歩に行くとしぶしぶ約束したのかもしれない。今、今日は雨だと言うことによって、「しめた。二人で散歩に行かないで済む。自分一人で映画に行けるぞ」と言っている。
2016-02-27 12:07:54
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@chokusenhikaeme
③ジャックは次のような意味で言っているのかもしれない。「雨降りだから、君が出かけるなんて考えられない」とか「雨が降っているから、たぶん君は出かけたくないだろう(と僕は期待する)」とか「僕はゆううつだ。出かけて行きたくない。でも、君がぜひにと言うのなら、そうしないわけにはいかない」
2016-02-27 12:12:41
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@chokusenhikaeme
④ジャックとジルは、昨日、天気がどうなるかを議論し合ったのかもしれない。この発言はだから、「君がまた当たっていた」とか「どうだね。僕がいつも正しいだろ」という意味なのかもしれない。
2016-02-27 12:17:16
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@chokusenhikaeme
⑤窓が開け放しになっているのかもしれない。とすれば、この発言は、ジャックがジルに窓を閉めてもらいたい等々の意味であるかもしれない。 会話の特質をなすのは数多くの、否認された、公言されない、矛盾した、逆説的な意味、つまり【ほのめかし】である。
2016-02-27 12:20:54
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@chokusenhikaeme
(ⅰ)見せかけの言葉が、実は命令である場合 見せかけの言葉「ああ寒い」 命令「火を燃やせ」 (ⅱ)命令が、実は属性付与である場合 命令「このことでジョーンズにアドバイスをしてもらいなさい」 属性付与「君は少しばかだ」
2016-02-27 12:26:49
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@chokusenhikaeme
(ⅲ)援助の申し出が、実は脅迫である場合 援助の申し出「君のために僕たちは素敵な転地を考えてあげよう」 脅迫「君がこのような振る舞いをやめないなら、われわれは君を遠くへやってしまうぞ」
2016-02-27 12:32:46
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@chokusenhikaeme
(ⅳ)同情の表現が、実は非難である場合 同情の言葉(属性付与)「君の神経はいらだっている」 非難「君は凶暴な振る舞いをしている」
2016-02-27 12:34:21
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@chokusenhikaeme
暗黙のレベルで、ある人間が同時に二つ以上の逆説的な言外の意味を伝えているのだが、公然のレベルが暗黙のレベルと一致したりしなかったりするのである。
2016-02-27 13:16:14
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@chokusenhikaeme
閉鎖的な連鎖の中の３人もしくは４人の人間は、その安定性をおびやかす者を抹消しようとして同盟を結び、彼らに都合のよい【現状】を維持しようとするだろう。そのような家族的連鎖にあっては、どのような言葉であれしぐさであれ、それがこうであると「思える」ところとは全く違ったものとして作用し、
2016-02-27 13:21:42
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@chokusenhikaeme
いかなる行動もそれが示していると思えるところを「意味している」とは「信じ」られない。部外者は、何が「ほんとうに」生じているのかが、長い間わからない。部外者にとっては、「何事も」起こってい「ない」ともいえる。やりとりは退屈で、繰り返しが多く、ごく些細なことにばかりこだわっている。
2016-02-27 13:26:20
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@chokusenhikaeme
家族の面前で子どもに質問してみるがいい。「思いやりのある」おばが口を出す。「何がお前の気持ちを動転させているのか、お医者さんに言ってごらん、お前」。
2016-02-27 13:31:40
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@chokusenhikaeme
隠された命令は、「発言してはいけない。お前は、お前がこうするようにとかこうあるようにと言われている通りのことをしたり、そうであったりしないように言われているのだよ」ということである。
2016-02-27 13:33:52
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@chokusenhikaeme
「うい奴じゃ」というのは、「私はお前がきらいだ、お前は悪たれだ、私はお前に腹を立てている」という意味かもしれない。われわれは、そこにそのような裏の意味が含まれているのではないかと憶測をめぐらす。
2016-02-27 13:40:16
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@chokusenhikaeme
ある種の人々は、そのような憶測をめぐらすことが果たして正当なのかどうかについて確信をもてないがゆえに障害におちいる。そして彼らはいろいろな臨床診断名をもらうようになる。
2016-02-27 13:42:27
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@chokusenhikaeme
人間が自分自身の感覚を信じなくなるよう躾けられるには果てしない道程がある。(p.206) 「おいで、お母さんにキスしてごらん、仲直りしましょう」という命令は、次のような意味合いを含んでいるように思われる。 1. 私は間違っている 2. 私はお前に私と仲直りするように命じる
2016-02-27 13:48:58
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@chokusenhikaeme
だがそれは両義的である。なぜなら、その命令は、言いつけを装った懇願であるからである。母親は子どもから許しを求めているのである。 1. 私はお前の身のためを思ってすべてのことをした 2. 私は、私と仲直りするようお前にお願いする
2016-02-27 13:55:57
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だがこの願いは、それが願いであるとしても【おどし】に裏づけられている。「私はまだ強者である。お前が私にキスをしないとしても、そんなことは私にとってそれほど大したことではない。私はお前を見捨てるだろう」。
2016-02-27 13:59:17
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@chokusenhikaeme
状況はほとんど、「限定され」ず、むしろそこにあるのは無数のちらつく「ほのめかし」、多数の断片的な暗示である。
2016-02-27 14:04:11
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@chokusenhikaeme
この種の状況に置かれた人間は、自分自身を嘲笑にさらすことなしに、多数の「ほのめかし」のどれかひとつでもはっきり言語化させるメタ陳述を行うことはできない。嘲笑はそこらじゅうにあり、そして決定的な累積効果を持つ。
2016-02-27 14:06:16
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@chokusenhikaeme
①私は間違っている ②私はお前と仲直りしたい ③どうか仲直りしておくれよ ④私は、私と仲直りするようお前に命じる ⑤結局、私はお前の身のためを思ってすべてをやったのだ ⑥お前は、私がお前のためにやったことに対して、もっと感謝すべきである
2016-02-27 14:12:11
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@chokusenhikaeme
⑦父親が、お前を信じるだろうと考えてはいけない ⑧お前と私はすべてを知っている。ほかの誰ひとりとして何も知らない ⑨お前には私が必要だということをお前は知っている。私はお前を必要としない ⑩お前がこんなことを続けるなら、私はお前を見捨てるだろう。それはお前に見せしめとなるだろう
2016-02-27 14:21:04
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@chokusenhikaeme
⑪さあ、ほらね、これで万事終わってしまった。全部忘れましょう ⑫お母さんは、お前とあの馬鹿げたゲーム機についてした心配事のことでお前に腹を立ててなどいません ⑬無条件に受け入れるか拒むか。お前が拒むなら、私はお前を見捨てるだろう
2016-02-27 14:26:25
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@chokusenhikaeme
方程式は次のようなものになる。 私にキスをすること＝私を愛すること＝私を許すこと＝いい子であること 私にキスをしないこと＝私を憎むこと＝私を許さないこと＝悪い子であること 誰でも容易に何倍もの項目でもう一度表を作り上げることができる。 p.207
2016-02-27 14:31:13
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@chokusenhikaeme
(蛇足) 元ネタの「いま電気は必要か否か考えさせるひと手間」について、つぶやきたいのではなくて、「教師の意見を忖度する生徒になりはしないか」というリプライが多数ありますので、それに関連付けてつぶやいております。
2016-02-27 15:38:44
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@chokusenhikaeme
その人自身を P その人が自分自身をみる仕方を P→P その人が他者をみる仕方を P→O とする。pp.220-28
2016-02-27 15:43:01
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@chokusenhikaeme
他者を O 他者が彼自身をみる仕方を O→O 他者がこの自分をみる仕方を O→P 他者Oが彼自身をみる見方をこの自分Pがみる仕方を P→(O→O) 他者Oがこの自分をみる見方を自分Pがみる仕方を P→(O→P) とする。
2016-02-27 16:00:11
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@chokusenhikaeme
この自分Pが自分をみる仕方を他者Oがみる仕方を O→(P→P) この自分Pが他者をみる仕方を他者Oがみる仕方を O→(P→O) とする。 ＞ よりよい : 比較 ≡ 等値 ≢ 等値でない
2016-02-27 16:13:54
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@chokusenhikaeme
ある人間に、自分が持っているという感じを起させる「空間」の量は、彼が自分自身に与える空間と、彼が他者によって与えられる空間の双方にかかわりがある。(p.166)
2019-06-09 19:25:33
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@chokusenhikaeme
既視感がひしひしと迫るこの句における存在の欠落ということについて。twitter.com/zubuinu/status…
2019-06-09 19:45:27
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@chokusenhikaeme
典型的な関係妄想においては、人間は、彼が街の雑踏を通り過ぎながら耳にするささやきやつぶやきが、自分についてのものだと感じる。彼を苦しめているのは、彼の関係妄想というよりむしろ、自分が誰に対しても全然重要性を持っていないのではないか、誰一人として自分にかかわりがないのではないか
2019-06-09 19:50:01
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@chokusenhikaeme
という悲痛な疑念なのだということがわかる場合が多い。彼は、他のすべての人の世界の中心であることによって悩まされている。しかし彼が心を奪われているのは、自分が誰かの愛情の第一の場所を決して占めてはいないという考えである。
2019-06-09 19:56:08
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@chokusenhikaeme
自分自身を他者にとって意味あるものと経験しないがゆえに、彼は自分で他者の世界の中に妄想的に意味ある場所をつくり上げる。彼Pのアイデンティティの実存的構造におけるギャップにもとづいて、彼は、Oに対する妄想的存在を構築する。
2019-06-09 20:01:07
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@chokusenhikaeme
妄想患者は、PがOに帰属させるところのPの見方を、つまりP→(O→P)を訴えとする。人間は、他者の存在の欠落を経験するのではなくて、他者に対する他者としての自分自身の存在の欠落を経験する。 他者はそこにいるが、彼は他者に対してそこにいない。(p.171)
2019-06-09 20:05:45
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@chokusenhikaeme
はじめは誰でも生来的に活気にあふれている。少なくとも生後数週間たいていの赤ん坊がまだそうであるほどに活気にあふれた者に、私(レイン)はいまだかつて出会ったことがない。 生き生きした赤ん坊は生を楽しむ。生来、生は生と踊るのだ。
2019-06-09 20:11:35