「あなたは~だ」というように。それぞれの嘘と並べて、相反する真実を真実の欄に書いていく。嘘を正す一番いい方法は、まちがっている証拠をあげることだ。自分のためにちゃんと弁護しよう。あなたの真実には正当な根拠がある。現在は真実の欄の言葉を完全に信じていなくても、それはあなたの進む道を
2017-02-28 17:59:20照らしてくれ、あなたがなりたいと思っている人間の姿を示してくれるだろう。もしこの課題をやっている途中で行き詰ったら、親友と話しているつもりになり、親友がまちがった考えに基づいて自分自身について語っていると想像してみよう。あなたは彼女にどうアドバイスするだろう?
2017-02-28 18:03:11彼女が自分について語る痛々しい話はまちがっていると、あなたはどう反論するだろう? 📌誰かがそういうまちがったことをあなたの娘に言ったら、あなたはどう応じるだろう? 他人を弁護していいところを見つける方が、自分自身の弁護をするよりもずっと楽なはずだ。
2017-02-28 18:07:06(パート2) リストを完成したら嘘の欄を切り取り、丸めて安全な場所で燃やす。燃やしながら声に出して「わたしは母に言われたいくつもの嘘を燃やしている。自分についてのまちがった考えを燃やしている。真実と自分を認める気持ちを取り戻そう」と言おう。その灰を住まいの外に捨てる。
2017-02-28 18:11:58くずかごに入れたり、トイレに流したりしないように。その灰は強力でネガティブなエネルギーが充満しているので、きれいさっぱり消えてもらおう。空き地に埋めるか、通りの大型ゴミ箱に入れよう。あなたが住んでいる場所の外に廃棄しよう。
2017-02-28 18:15:31(パート3) パーティーグッズ店に行き、ヘリウム風船を買ってこよう。真実のリストを小さくたたみ、風船のひもに結びつける。それから風船を気に入った場所に…海辺でも湖でもきれいな公演でも山でも…持っていく。落ち着くことができてリフレッシュでき、幸せな気分になれる戸外ならどこでもいい。
2017-02-28 18:20:48五感をフルに使って息を吸う。空気の温もり、冷たさ、周囲の匂い、色、肌触りを感じよう。それから風船を手にして、あなたが本当はどういう人間かについて考えながら、風船を空に放す。📌その風船は他の娘たちの真実を運ぶ風船に加わるだろう。
2017-02-28 18:25:47これで、あなたはずっとすばらしく、ずっと賢くなり、ずっと大きな勇気を手にしている。そうして得た力は、これからの課題に注ぐことができる。 p.181
2017-02-28 18:28:38第8章「つらい感情を認識する」 (すべてを吐きだすのはとても気分がいい) 前章では、あなたの母親との関係を破滅的なものにしている無意識の思い込みについて述べた。では、それが作り出す感情について検討してみよう。つまり、あなたを自滅的な行動にひきこむ心の底に横たわる強い感情の流れだ。 pic.twitter.com/tCRmlw0Kgl
2017-03-02 19:45:32この作業には、あなたの心の奥に入り込む勇気と意志が必要だ。そこには長年にわたる苦しみ、失望、恐怖、怒りが横たわっていることだろう。勇敢にそうしたものを直視し、意識という明るい光のもとにひきずりだせれば、それらが及ぼす力を弱めることができる。
2017-03-02 19:52:22この章の課題を自分でやるつもりなら、始める前に強力なサポート態勢を作っておくようにお勧めする。つまり、あなたを落ち着かせ、慰め、励ましてくれる信頼できる人々にそばにいてもらうのだ。強烈な感情がこみあげてくるなら、読むのを中断して休憩しよう。
2017-03-02 19:56:48深呼吸をする。水を飲む。散歩をしてくる。あなたのペースで進めていこう…あせる必要はないのだから。 この課題をこなす際には、カウンセリングが非常に大切である。優秀なセラピストの診察室は安全な場所なので、あなたは必要なだけ深く自分の感情に入り込めるし、永遠に変わることができるだろう。
2017-03-02 20:02:49あらゆるやり方のうちで、手紙を書くことは愛情のない母親との関係を深く掘るのに、もっとも有効だとわかった。一連の手紙の中で、娘は自分の物語を洗いざらい語れるし、非難や否定や中断をされる心配をせずに、ありのままの感情をぶちまけることができる。
2017-03-02 20:08:05著者は最初のカウンセリングのあとで手紙を書くように指示し、次のカウンセリングでその手紙を朗読してもらっている。手紙の中身を信頼できる人間に聞いてもらうのは重要だ。そのプロセスによって、精神的負担が軽くなると同時に、真実を声に出すことの効果がはっきりと示される。
2017-03-02 20:11:59常に手紙は新たな事実をあきらかにしてくれる。こういう手紙はきわめて個人的なものなので、できたら手書きするように。クライエントの多くがパソコンを利用するが、ペンを手にとり、紙に書きつけていくことで、書き手はいっそう深く自分の心の中をのぞくことができ、より多くの真実をひきずりだせる。
2017-03-02 20:16:35ネガティブな経験と、現在まで続いている悪夢の本質に迫りやすくするために、手紙は以下の要領で書かせた。 この手紙は4つの部分から構成されている。 ①あなたがわたしにしたこと。 ②そのときにわたしが感じたこと。 ③それがわたしの人生に与えた影響。 ④わたしが今あなたに望むこと。
2017-03-02 20:21:03「書く時に、ひとつだけ覚えておいて。これはあなたにとって絶好の機会だってことを」 パート1) あなたがわたしにしたこと。 癒しのプロセスは「これはあなたがわたしにしたことだ」という言葉で動き始める。あえて「客観性」というベールをはずすために、「わたしに」という言葉を付け加えた。
2017-03-02 20:27:23これは個人的なことだ。そのため、それを言葉にし、紙に書いて認識することは、娘を解放し、その経験を娘に理解し受け止めさせるのにおおいに役立つ。 「あなたのお母さんの行動はあなたを傷つけたのよ」著者はエミリーに言った。
2017-03-02 20:32:21「それを列挙してごらんなさい。まず『これはあなたがわたしにしたことだ』という思い切った正直な告発から。📌自分の話を語るときは、絶対にたいしたことじゃないというふりをしないで。どんなに生々しい話でもかまわないわ。すべてを書き出しましょう。彼女の行動があなたを傷つけた?どんなふうに?
2017-03-02 20:36:39彼女はどんなふうにあなたの価値を奪ったのか? あなたは彼女を恐れていたか? 母親について告発することの罪悪感と背信行為をしているといううしろめたさを、あなたは克服しなくてはならないわ。📌でも、人生をよりよくしたいという思いは恐怖よりも強いはずよ。
2017-03-02 20:40:39きわめて重大な毒になる事柄でも、あなたにとっては些細なことに思えるかもしれない。これまでずっと抑えつけてきたから。だから『些細なこと』も書きましょう。紙に書くと、その全体像がつかめるはずよ。」
2017-03-02 20:44:35暴力に苛まれた子ども時代を送っていれば、母親の行動が自分を傷つけるものだということを、もっと簡単に認識できるだろう。ただし改めて申し上げておくが、虐待されたなら、セラピストの助けなしで、こうした記憶に立ち向かうべきではない。
2017-03-02 20:48:31虐待やあからさまないじめは、もっと目立たない愛情のないふるまいよりも把握しやすいし、描写しやすいように思えるかもしれない。しかし愛情のない母親に育てられた苦痛とそれがもたらす影響はすさまじいものだ。それが母親のコントロールと批判でも、自己愛による圧力でも、精神的なネグレクトでも。
2017-03-02 20:53:24エミリーは読むのを中断した。「わたしはただの大きな赤ちゃんなのかしら?」彼女がかつて感じ、今も感じている痛みを軽んじないことがとても大切だ。「『自己憐憫に浸っている』んじゃないかと心配しないで。あなたは『たんに自分をかわいそうがっている』んじゃないのよ。
2017-03-02 20:58:13📌そろそろ、これまで手に入れられなかったものを残念に感じて当然なんだ、と自分に言ってあげましょう。」 パート2) そのときにわたしが感じたこと 娘が幼いときにどう扱われたかを振り返ると、当然、強烈な感情がこみあげてくる。若かった娘がどう感じたかをつぶさに見ていくことにしよう。
2017-03-02 21:02:54考えと感情の違いははっきりしていそうだが、多くの人は理屈で説明しようとして自分と感情のあいだに距離を置きがちなので、あえて感情を見つめるようにと強調しておきたい。「わたしは感じた」が「わたしは・・・ということを感じた」になる時、距離が置かれる。
2017-03-02 21:07:33「ということ」という言葉は、あなたを考えと信条に向かわせ、感情から遠ざけてしまうのだ。 ほとんどの娘の場合、母親がしたことをあざやかに思い出すとさまざまな感情があふれだす。手紙のこの部分は、そうした感情を振り払うのではなく、しばらくとどめておくことを意図している。
2017-03-02 21:11:55手紙を書く時に、いつのまにか感情ではなく考えをつづっているのはよくあることで、それはそれでかまわない。しかし目標はまた感情に戻ることだ。 📌「『わたしはそれを感じた』で行き詰ったら、前の文章に戻って、自分に『それによってわたしはどう感じたか?』とたずねてごらんなさい。」
2017-03-02 21:18:15著者はクライエントに📌自己検閲と完璧主義を避けるようにと言っている。この手紙はエッセイコンテストに応募するものではない。重要なのは本当の感情を掘り起こし、表現することだ。思い出した感情すべてが正当で重要だし、いくつかは驚くほど激しいかもしれない。
2017-03-02 21:22:04圧倒されていると感じ始めたら、それ以上無理に続ける必要はない。急ぐことはないのだ。 しかし、📌できるだけ正直になることは絶対に必要だ。あまりにも長いあいだ見ないようにしてきた悪魔のような感情を認め、それと向き合うことで、その感情を無力にできるだろう。
2017-03-02 21:26:55手紙の一文ごとに、悪魔のような感情が力を失っていくのだ。 パート3) それがわたしの人生に与えた影響 ここがおそらく手紙でいちばん大切な部分だろう。子どもの時に起きたことが、その後の人生の選択にどのように関連しているかに、ここでは焦点をあてている。
2017-03-02 21:31:12殆どの娘が、子ども時代に経験したことを意識せずにまた繰り返している。それがこの背景に現れるパターンだ。子ども時代の苦悩と大人になってからの困難の関連性を考えるとき、長くて太いロープが娘を過去に結びつけ、当然手に入れられるはずの愛と自信と信頼と幸福から引き離している様子が目に浮かぶ
2017-03-02 21:37:13しかし、努力と意識によって、彼女はその結び目を弱めることができるのだ。著者は以下のような指示をクライアントに与えている。 あなたが母親から学んだネガティブで毒になる教訓と、それがあなたの私生活、職業生活、あなた自身の人生にどういう影響を与えたかを列挙しよう。
2017-03-02 21:42:32母親との経験は、世間でのあなたの居場所について何を教えてくれたか? それは自分の価値と自尊心について、どういう影響を与えたか? 誰を信頼できるかについて何を学んだか? あなたが人生で下した自滅的な選択と、母親から得た教訓がそれにどう影響しているかを考えてみよう。
2017-03-02 21:46:21当時と今のあいだに重要な関連性が見つかるだろう。 手紙のこの部分は、「子ども時代の母親とのトラブルはすべて過去のものだ」という主張や、「嫌なことは忘れて前向きに生きていけばいい」というアドバイスをくつがえすだろう。 娘は母親のプログラミングが大きな影響を与えてきたことや、
2017-03-02 21:51:23子ども時代の不幸なできごとを大人になっても繰り返したいという衝動について、いくらでも語れるだろう。📌大人になった娘がどうにかして親密さや尊敬や愛情を手に入れたいとあがくとき、愛情のない母親から愛を得ようとした子ども時代のむなしい努力が、再びまざまざとよみがえってくるのだ。
2017-03-02 21:55:16パート4) わたしが今あなたに望むこと 手紙のパート3までは母親の愛情のない行動と、それが永遠に残す毒を詳細に述べた。母親がいまだに持ち続けている大きな影響力を記録し、娘の人生でふるっている力を具体的に述べたのだ。
2017-03-02 21:59:59その力のバランスは、「これはわたしが今あなたに望むことだ」という言葉で変化する。その言葉によって、娘は自分の人生を築くことのできる大人の役割を手に入れることができる。大人の娘はもう無力でもなく、誰かに依存してもいない。
2017-03-02 22:03:54深く傷つけられた相手に望むことを言葉にすることで力を手に入れられるのだ。 多くの娘は母親に何をしてほしいか…もしも母親との関係を続けるとして…二人の関係をどうしていきたいか、決心がつきかねている。この時点ではそれは問題ではない。
2017-03-02 22:07:23これは最初の一歩であり、いくつもの選択肢から一つに決める時間なら充分にある。何ひとつ確定されたものはないし、娘は自分の考え方をいつでも変えていけるのだ。この部分でクライアントに与える指示は単純だ。今の時点で自分がどうしたいかについて正直に率直に語って、その気持ちを味わってみよう。
2017-03-02 22:11:33それは怖いかもしれないし、多くの娘は母親との関係を変えようと考えたことすらないだろう。なぜならそうする権利などないと思っているからだ。しかしそのバランスを変えるときがきたのだ。
2017-03-02 22:15:18母親の教えや親戚や友人の「母親を敬いなさい」といういさめには関係なく、あなたには自分が何を望むかを決める権利があると、著者はクライアントに念を押している。 クライアントには自分の可能性は無限だと想像して、質問に答えてもらう。「母親にもっとも望むことは何か?」
2017-03-02 22:18:24最初のうちは計画や作戦は必要ない。まず、あなたの望みに焦点をあわせよう。ただし、その望みは徐々に変化し、成長していくだろう。 多くの娘が手紙のこの部分で悪戦苦闘する。「わたしの人生にはあなたのための場所はありません。」「親密で愛情深い家族と親という幻想は捨てて、今後は
2017-03-02 22:23:38愛情と関心を自分自身と自分の世界に捧げるつもりです。」「わたしは成功した強い人間になれました。あなたのとった行動にもかかわらず、そうなれたのです。今後は、あなたのために、あるいはあなたに賛成してもらうために、何かをするつもりは一切ないことを知っておいてください。」
2017-03-02 22:27:01📌クライアントには母親に許可や賛同を求めて自分の力を弱めないように、と警告している。 ある娘はアルコール依存症の母親に「わたしに自分の人生を生きさせてほしい」と書いた。その言葉自体は特に害はなく、わたしたちは毎日そのたぐいのことを口にしているだろう。
2017-03-02 22:31:08📌しかし、その「させてほしい」という部分は、母親を娘の人生の番人にしてしまっている。 それはこう言い換えた方がはるかにいい。 「わたしは自分の人生を好きなように生きるつもりです・・・あなたに許しを求めることなく」そのささいなちがいが大きな変化をもたらすのだ。 p.195
2017-03-02 22:35:40