打ち合わせ一切なしのリレー小説まとめ
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和美 @777nagomi

@megane_ryman_L きていたつもりだった。怪人と対峙しても、頭が真っ白になるような事もなくなった。だが、いざ戦うとなると、武器を構えたときには、その横をトレーラーが通過していく。……巨体に似合わぬ高速で。 マシンガンもソニックブレイドも、取り出す前に、トレーラーの体当たりですべてが終わっている。

2021-05-22 21:25:44
眼鏡リーマンスキー @megane_ryman_L

@777nagomi 「えー」 とか唇を尖らせるアスカさんは可愛い。が、あれに騙されていけないぞ、自分! 「そんなに僕が頼りないですか?」 「……ごめん」 小さく呟き、彼女が俯く。そんならしくない姿を見せられたら、僕が悪い気になってくるじゃないか! 「ま、まあ、僕を助けてくれてるのは感謝してますし?」

2021-05-22 21:38:56
和美 @777nagomi

@megane_ryman_L 「うん」 アスカさんは、まだ俯いたまま。前に寝言で『許さない』なんて言っていたのをふと思い出す。ひょっとしたら、自ら倒したいのかも。だったら、 「それか、いっそ先輩もパワードスーツ着るとか」 そのまま出た言葉。前々から思っていた疑問。しかし、アスカさんの顔は益々曇り、悲しそうになる

2021-05-23 09:20:45
眼鏡リーマンスキー @megane_ryman_L

@777nagomi 「それはできないの」 どうして?僕なんかよりもよっぽど、向いていると思うんだけど。 「うん、ごめん。つい突っ込んじゃうけど、気をつけるね」 なにかを吹っ切るように顔を上げたアスカさんだが、どこか傷ついているように見えた。 「あの、アスカさん?」 「ほら、帰ろう?帰って報告書書かなきゃ

2021-05-23 18:29:07
和美 @777nagomi

@megane_ryman_L かなり色々書かないとよね!」 無理してるのは明らかだけど、それ以上は何も言えなくて。 アスカさんの、潤んだ、少し悲しそうな目からそらして、使ってもいない装備のチェックをするだけ。 戦士としても、男としても、不甲斐なさすぎる自分が恥ずかしくて仕方なかった……。

2021-05-23 21:15:07
眼鏡リーマンスキー @megane_ryman_L

@777nagomi 帰ったら、珍しく在社していた課長に手招きされた。 「アスカになにかあったのか?」 どうして課長がアスカさんを心配するのだろう?部下だから?でもそれはそれ以上のなにかを感じさせた。 「いつもどおり、私が怪人を倒すより先にアスカさんがトレーラーで突っ込んだだけですが?」 「あれは仕方ない

2021-05-23 21:26:06
和美 @777nagomi

@megane_ryman_L アスカも、怪人に対して色々あるからな。スーツが着用出来ればいいんだろうが、それが出来ない以上、なんとか戦いのサポートをしたいんだろう」 まぁ、私としても、戦士以外は後方にいて欲しくはあるのだが。と、少し苦笑しながら話す課長。くだけた感じではあるが、部下の事をしっかり思ってるのが

2021-05-24 13:41:02
眼鏡リーマンスキー @megane_ryman_L

@777nagomi わかる。けれどふっ、と遠い目をした先。あれはなにを見ていたのだろう? 「奈倉くーん!」 アスカさんが僕を呼び、慌ててそちらへ向かう。 「もうさ、始末書、こーんなにあるの。早く書かないと明日になっちゃうよ?」 アスカさんは笑っている。アナタと課長の関係は?そんな言葉は喉に引っかかって

2021-05-24 19:37:16
和美 @777nagomi

@megane_ryman_L 出てこない。 「了解しました。すぐに取り掛かります」 「おねがーい。私は顛末書まとめるから、奈倉君は請求書まとめて」 山のように積み上がった、文字通り書類の束を受け取る。 ーーこれはこれで、中々手強そうだ。 「あー、奈倉君、時間がある時でいいから、装備課に行ってくれ。新スーツが出来て

2021-05-25 11:15:21
眼鏡リーマンスキー @megane_ryman_L

@777nagomi いるらしい」 書類に忙殺されていたら、出ていくところだった課長から声をかけられた。 「了解です……?」 返事をしながら腑に落ちない。新スーツの話なんて聞いていなかった。 「アスカさん、知ってます?」 「あー、いままでのスーツねー、奈倉くんの能力を思う存分発揮できてないみたいだから、

2021-05-25 20:20:29
和美 @777nagomi

@megane_ryman_L データを元にして専用にチューンしてたらしいわ」 それはすごい。今より動ければ、アスカさんの前で戦える気もする。 「行ってきなよ。微調整とかあるし、早い方がいいわ。始末書はあとでいいから」 一瞬迷ったが、早くスーツを見てみたいし、実際始末書はあとでもいい。 「それじゃあ、お願いします」

2021-05-25 20:34:47
眼鏡リーマンスキー @megane_ryman_L

@777nagomi 書類はアスカさんへ任せ、開発部へ急ぐ。 「すみませーん、奈倉ですけど……」 「きたな、こっちだ」 開発部へ行った途端、白髪の老人に手を引っ張られて戸惑った。 「こりゃ、いいデータが取れそうじゃ。ヒッヒッヒッ」 「博士!勝手は困ります!」 すぐに研究員が慌ててあとを追ってくる。 「こいつ

2021-05-25 20:42:39
和美 @777nagomi

@megane_ryman_L 大丈夫なんだろうな」 色々特殊な部署だとは聞いているが、一抹どころではない不安が溢れ出してくる。 杖をつき、白髪にグルグル眼鏡、そして背が低いマッドサイエンティストって、二次元の世界でしか知らないぞ。 「ほれ、早速データをとるぞい。そこのスーツをつけい」 杖で示した先には、センサー付

2021-05-26 11:02:25
眼鏡リーマンスキー @megane_ryman_L

@777nagomi きのスーツが置いてある。 「あの、どこで着替えれば?」 「ここで着替えればいいだろうが」 ここで、と聞こえた気がするが、僕の空耳だろうか。スーツに着替えるには文字通り全裸にならなければいけないのに。 「えっと……」 「ほれ、さっさとせい!男だろうが!」 まごまごしていたら博士の手が僕の

2021-05-26 19:58:27
和美 @777nagomi

@megane_ryman_L 服を掴むと、無理矢理引き剥がそうとする。振り解こうとするが、意外に力が強く、振り解けない。 「ちょ、やめてください!だいたい、助手の方々女性じゃないですか!セクハラって言われますから!」 一抹の希望を求めて研究員の方々を見るが、 「あ、そういう対象とは思ってないので大丈夫です」

2021-05-27 11:34:48
眼鏡リーマンスキー @megane_ryman_L

@777nagomi なんて素っ気ない。 「ほれ、ああ言っておるし」 「ちょ、ちょっと待ってー!」 ……拝啓、アスカさん。僕はなにか、大事なものを失った気がします。 「呆けてないでそこへ立て」 「あ、はい……」 指示された場所へふらふらと立つ。結局、抵抗虚しく大勢の人間の前で無理矢理着替えさせられた。

2021-05-27 17:20:17
和美 @777nagomi

@megane_ryman_L 一部から黄色い歓声が上がっていた気がするが、きっと気のせい。 「早速始めるかの。腰のベルトに警棒のようなのがあるじゃろ。それを持って真ん中のボタンを押してみ」 「これですか?うわっ!」 言われた通りにすると、棒が一気に伸び、先端には鋭利な刃が現れ、一瞬で槍になった。 「うむ。これこそ

2021-05-28 02:29:18
眼鏡リーマンスキー @megane_ryman_L

@777nagomi 〝のびーるくん〟だ!」 「……ダサ」 思わず心の声が出ていて、博士からぎろっと睨まれた。しかしみんな同意だったみたいで、うんうんと頷いている。 「なんだキサマら!のびーるくんのどこがダサいというのだ!」 博士は顔を真っ赤にし、子供みたいに地団駄踏んでいるが、……ねえ。 「そこまで言う

2021-05-28 02:35:36
和美 @777nagomi

@megane_ryman_L なら、貴様考えてみろ!」 いや、うん、まぁ、どこかの世界にはハンドル剣とかドア銃とかあるらしいから、のびーる君もありかもしれないけど、そうだなぁ。 両端にある丸みを帯びた刃、左右対称な造形、どことなく、眼鏡のレンズのような… 「グラスランサー」 ふと出てきた言葉に、助手さん達が頷く

2021-05-28 02:46:33
眼鏡リーマンスキー @megane_ryman_L

@777nagomi 「……ぐっ、格好いい」 一瞬声を詰まらせたあと、小さな声で博士が呟く。 「グラスランサー、採用じゃ!べ、別にこっちが格好いいとかじゃなく、貴様が自分で名付けた名前の方が使いやすいだろうからであって……!」 これって、悔しがっている?やっぱり自分でもダサいと思っていたんじゃ?

2021-05-28 02:51:11
和美 @777nagomi

@megane_ryman_L っていうか、それは別にどうでもよくて! 「それで、このグラスランサーで何をしたら?」 声をかけると、ハッとみんなが顔を上げる。 え、待って。みんな忘れてたわけじゃないよね? 「うむ、データ上は、それで戦車の装甲をも貫くとなっておるが、確認する。そこで色々動いてみい。センサが威力を計算

2021-05-28 11:19:25
眼鏡リーマンスキー @megane_ryman_L

@777nagomi する」 「はい」 言われたとおり、えいっとかはっとか掛け声を出しながら適当に動く。博士は手元の端末を見たまま動かない。随分やったけれど、声すらかからなかった。 「あのー、いつまでやれば……」 「おかしい!」 いい加減疲れてきて僕が尋ねるのと同時に、博士が半ば叫んだ」 「こんなはずはない

2021-05-28 19:04:29
和美 @777nagomi

@megane_ryman_L 今までと全く変わってないどころか、スーツを着ていない素の状態と変わっとらん!」 え、まさか。部屋中をなんとも言えない空気が包み込む。 そんな中、研究員の一人が手を上げた。 「博士。バッテリーがあがってます」 恥ずかしいおもいをして、動き回った僕の苦労はなんなのさ。若干照れながら、

2021-05-29 02:20:37
眼鏡リーマンスキー @megane_ryman_L

@777nagomi バッテリーが交換されるのを待つ。 「いや、おかしい。さっき確かに、フル充電のバッテリーを取り付けたはずなのに」 博士は首を捻りながらブツブツ言っている。 「それにこのスーツは充電が切れていても、最低限の威力は発揮するはずなのだ。それが全くとは何故だ?」 だんだん、僕にはこの仕事が

2021-05-29 05:07:47
和美 @777nagomi

@megane_ryman_L わからなくなってきた。 「それこそ、素材と装着者との相性かもしれませんね。アスカさんの時もそうでしたし」 え?思いがけずアスカさんの名前が出てきて驚く。 「そうさなぁ。平気な顔しとるが、あれの後遺症、辛くないわけがなかろうに」 後遺症?アスカさんに?まさか! 「よし、変えたぞい。動い

2021-05-29 10:24:09
眼鏡リーマンスキー @megane_ryman_L

@777nagomi みろ」 「は、はい!」 考えていたところに声をかけられ、慌てて動いた。 ――3時間後。 「ええい、なんでちゃんとデータ通りにならんのじゃ!」 博士がバンバン、タブレットを机に叩きつけて怒る。 「お前、本気でやってないんじゃないか!」 そんなの、僕に聞かれたって困る。僕は真面目にやっている

2021-05-29 17:07:13
和美 @777nagomi

@megane_ryman_L というか、このての実験での失敗の99%は製作者側のミスだろ!と、心の中で叫ぶが、良識ある社会人なのでそこまでだ。 「博士、この場合、彼と新型スーツが絶望的に相性が悪いと考えるべきでは」 無表情に、助手さんがスーツの再チェックをしながら言う。 「ふむぅ、なら、プロトを着せてみるか」

2021-05-29 17:20:43
眼鏡リーマンスキー @megane_ryman_L

@777nagomi 助手さんがいかにも試作品っぽいスーツを出してくる。 「ほれ、着替えろ」 「え……」 こうして悲劇は繰り返すのであった。 拝啓、アスカさん。僕は新しい扉を開いた気がします。 「呆けてないでいいから動け!」 「え、あ」 博士が蹴飛ばしてくるが、黄色い声援を送られながらの着替えは、こう……。

2021-05-29 17:26:37
和美 @777nagomi

@megane_ryman_L いや、うん、いいんだ。仕事なんだ……。 着せてもらったプロトスーツは、スタイリッシュな新型スーツ②比べると、かなり無骨で、鎧武者のよう。 「コイツは、カタログスペックは新型以上なんじゃが、その分負荷も酷くての。結局、誰も実戦では使っておらん。ゆえに、あんまり期待できんのぉ」

2021-05-29 18:37:19
眼鏡リーマンスキー @megane_ryman_L

@777nagomi 「そうなんですか?……え!?」 ――ドーン! 博士が何故か前方に吹っ飛び、壁にぶち当たって派手な音を立てる。 「は?なんで?」 博士を心配するよりもなにが起こっているのかわからない。僕はただ、軽く手を振っただけなのに。 「ヒヒヒヒヒ。こりゃ面白い」 身体に付く壁の残骸を振り落としながら博士

2021-05-29 18:55:16
和美 @777nagomi

@megane_ryman_L がゾンビのように立ちがある。 「お主、どうやらプロトに気に入られたらしい」 同時に、様々なモニターを見ていた研究員達がざわつき出す。 「スーツとのシンクロ率が99%を超えています!」 「パワー増幅率、1000%突破!カタログスペックを大幅に超えています!」 「俊敏性も大幅に……」

2021-05-30 16:50:05
眼鏡リーマンスキー @megane_ryman_L

@777nagomi え、なんか大変なことになってるけど……。 「お主、ヒーロー体質だな?」 「は?」 一応、適正はあったからそうだと思うけど、他の人とは違うの? 「あの流星のAYATUですら得られなかった資質が、まさかお主に……!」 もしかして僕が、課長より上ってこと……? 「いやいやいや、そんなはずないです

2021-05-30 17:18:13
和美 @777nagomi

@megane_ryman_L 「ええい!うるさい!黙れ!そうと分かれば、新型スーツなど後回しじゃ!コイツの改良が最優先!研究所を壊しても構わん!お主の力をみせてみよ!」 「あ、それは困るので、今から外の演習室に移動をおねがいします」 頭に血が登って真っ赤の博士を引きずっていく研究員さんについて、おどおどと僕も

2021-05-30 19:44:31
眼鏡リーマンスキー @megane_ryman_L

@777nagomi ついていく。だだっ広い演習室は適正を計るために来た以来だ。 「思う存分暴れるがいい!フハハハハハハ」 「えっと」 高笑いする博士と戸惑う僕との間で温度差が激しい。 「あのはか……」 肩をつつこうとして止まる。さっき、軽く手を振っただけで傍にいた博士が吹っ飛んだのだ。もし、力加減を

2021-05-30 20:15:08
和美 @777nagomi

@megane_ryman_L 間違えようものなら、今度こそどうなるか分からない。 「あ、大丈夫です。アレはそう簡単には死にませんから」 フッと突然聞こえてきた声は、博士の横にいつもいる研究員さん。アスカさんと同じく、眼鏡姿が可愛らしい女性だ。 「さ、早く始めましょう!怪人のデータを元にしたロボットを出しますから

2021-05-30 20:20:14
眼鏡リーマンスキー @megane_ryman_L

@777nagomi 思いっきりやっちゃってクダサイ」 「ええーっ」 僕の意思なんて無視してロボットが躍り出てくる。 「えい!……は?」 半ば目をつぶってパンチを繰り出しただけでロボットが飛んでいく。 「え?は?ちょっと待ててって」 襲いかかってくるロボットの顔を軽く手で抑える。 「いやいやいや。これほんと

2021-05-30 20:27:33
和美 @777nagomi

@megane_ryman_L 強すぎない!?」 襲いかかってくる、ロボットだが、頭を掴まれてそれ以上は、微動だに出来ていない。 「そういうのいいから!派手に暴れんか!」 「いえ、敵の動きを止めるなどのサポート系の力も重要です。脳筋博士は黙ってください」 博士と研究員が揉めてる中、次々とロボットが襲ってくる。

2021-05-30 21:29:16
眼鏡リーマンスキー @megane_ryman_L

@777nagomi でも全部、軽く触るだけで再起不能になった。 「いくらなんでもおかしすぎませんか?ロボットが弱く設定してあるとか?」 「なら、これと戦ってください。いままで出たメガネ怪人の中でSSS級のデータを入れてあります」 今度出てきたロボットは今までと明らかに違った。素体は同じはずなのにまとう空気

2021-05-30 21:35:36
和美 @777nagomi

@megane_ryman_L が違う。いや、ロボットに空気とかあるのかわからないが、何かが圧倒的に違う。 ロボットは、得物である大きな棍棒(おそらく、メガネのツルを模したもの)を振り上げながら襲ってくる。対する僕は丸腰。試作品であるプロトには武装などなく、徒手空拳しかない。 ーーあんまり格闘とか知らないけど、

2021-05-30 21:46:27
眼鏡リーマンスキー @megane_ryman_L

@777nagomi 僕だって訓練は受けたんだ。 ロボットが思いっきり振り下ろしてきた棍棒を受ける。と、衝撃波が音速で駆け抜けていった。重い。さっきまでのロボットと比べ物にならないくらい強い。さすが、SSSクラス。 すかさず後ろに飛び退り、距離を取る。ロボットが挑発するようにかかってこいと手招いた。バカに

2021-05-30 21:55:37
和美 @777nagomi

@megane_ryman_L しやがって!というか、くだらない機能つけやがって! いつもならのらないだろうに、高性能スーツを着ている余裕からか、それとも、それこそがプロトの反動なのか。 頭に血が登った僕は、作戦なんてなしに、真っ直ぐに突っ込み、渾身の拳を繰り出す。 対するロボットも、大きく振りかぶって棍棒を

2021-05-31 21:25:15
眼鏡リーマンスキー @megane_ryman_L

@777nagomi 振り下ろしてきた。拳がぶち当たった棍棒が派手な音を立てて真っ二つに折れ、先端部分が飛んでいく。けれどそれにかまわずにそのまま拳をロボットへ叩きつけた! 「ギ?」 ロボットには表情がないが、それでも訳がわからないという顔をした気がした。スローモーションのように拳がロボットの頭に決まり

2021-05-31 21:29:51
和美 @777nagomi

@megane_ryman_L ロボットの頭に拳がめり込んだ。 次の瞬間には、ロボットは壁に当たって、壁ごと粉々になって形を失った。 さすがに予想外すぎで、頭が冷めた僕は、慌てて周りをみると、ポカーンと口をあけた博士達がいた。 どうしようと、考えていると、 「素晴らしい!!」 と、博士の大きな声が聞こえ、拍手が

2021-05-31 21:46:53
眼鏡リーマンスキー @megane_ryman_L

@777nagomi 送られる。 「えっ、いや」 こんなに褒められたことはいままでの人生で一度もなくて照れてしまう。 「こんな素晴らしい結果は初めてだ!」 大袈裟な、とは思う。けれど僕は仮想とはいえSSSクラスの怪人を倒した。これならもう、アスカさんに苦労をかけなくていい。僕が、アスカさんを守れる。自信が

2021-05-31 22:34:54
和美 @777nagomi

@megane_ryman_L 出てくると同時に、それにおごってはいけない。 僕ではなく、スーツの力。たまたま、強いスーツを着れただけ。実際、頭に血が登って暴走しかけていた。ちゃんと制御しないと、今度はどうなるか分からない。 「とりあえず、コイツの整備と後片付けはワシらがやっておくから、お主は帰ってよいぞ」

2021-06-01 07:13:15
眼鏡リーマンスキー @megane_ryman_L

@777nagomi 「ありがとうございましたー」 けっこう時間かかっちゃったな。アスカさん、飽きてなかったらいいんだけど。 「あ……れ……?」 開発部を出て少し行ったところで、目の前がかすんだ。身体の力が抜け、膝が崩れる。 「疲れちゃったのかな……?」 スーツを着ている間は感じなかったが、かなり疲労して

2021-06-01 07:24:57
和美 @777nagomi

@megane_ryman_L いるのか、身体の節々に痛みがはしる。 一歩歩くたびに、足の先から激痛が身体中を走り回るみたいだ。 ーーあ、これ、部屋に戻ることすら出来ないかも。 とうとう、一歩も歩くことが出来ず、廊下の手摺にぶら下がるように手を預けると、そのまま意識が消えていった。 その瞬間、アスカ先輩の声が聞こえ

2021-06-01 22:32:53
眼鏡リーマンスキー @megane_ryman_L

@777nagomi た。 「奈倉くん、大丈夫!?」 途切れそうな意識で必死に瞼を開ける。 「大丈夫……ですよ……」 泣き出しそうなアスカさんの顔を最後に、意識は途切れた。 気がついたら医務室のベッドの上だった。何故か大掛かりな機器がつけられ、専属の医師だけじゃなく博士もいる。途切れ途切れ聞こえるのは後遺症

2021-06-01 22:45:07
和美 @777nagomi

@megane_ryman_L がとうとかいう話。 「本当に、本当に大丈夫なんですか?」 「うむ、奈倉君の身体に以上はみられん。むしろ、君のケースの方がかなり特殊なパターンだったといえる」 「そう、それならいいんです。でも、プロトの使用は許可できません」 「それはいかん!プロトの力は必ずいる。課長だけでは駄目なのだ

2021-06-01 23:19:28
眼鏡リーマンスキー @megane_ryman_L

@777nagomi 「それはアスカ君もわかるだろ」 アスカさんは複雑な顔で黙ったまま俯いた。 「大丈夫ですよ」 僕が起き上がり、視線が集まる。 「ちょっとはしゃぎすぎて疲れちゃっただけですから。僕、プロトで出撃しますよ」 「奈倉くん……」 正直、まだ身体が痛い。頭がくらくらする。でも僕はアスカさんの笑顔を

2021-06-01 23:56:48
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