「特集 鑑別しにくい精神症状や行動障害をどう診分けるか」より

花びんに水をدعونا نملأ المزهرية بالماء☘️ @chokusenhikaeme

精神科診療で問題になるのは、慢性不眠障害であり、その基準として、Ⅰ)不眠症状とQOL障害が少なくとも週に３日以上みられる、Ⅱ)不眠症状とQOL障害が少なくとも３か月以上持続している、の２点が骨子である。３か月のような長期間持続した不眠は自然寛解することは少なく、QOL障害も強い。

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一方、数日～２週間程度持続する短期不眠は大部分の人が経験するが、その多くは自然寛解する。不眠症状の出始めの時期は睡眠衛生指導などを行い、奏効せず、長期化した時に薬物療法や認知行動療法などの強度の強い治療にとりかかるべきであろう。