伺ったお話。 ・タラは(GKではサラニプの持ち紐のように描かれてるが)主に単体で荷物を運ぶのにも使われる。 ・オヒョウの繊維のうちアットゥシ作りに使えなかった物(長さ不足等?)を3本づつ縒り合わせて細紐にする。タラやサラニプを作るので用途が多い。
2019-07-13 13:48:47・シナの皮でも作ったがシナの繊維はオヒョウより弱いので最近はあまり使われない。(シナは太いロープとしての用途が多い?) ・昔のain女性は仕事の合間中この糸縒り作業をしていた。野外を歩きながら行なう人も居た。 ・ござを編む材料はガマの茎。
2019-07-13 13:48:47沙流川歴史館 主に沙流川流域から出土した考古学資料と自然史、沙流川流域各地に付けられたアイヌ語地名、川を利用した郷土史を中心に紹介。入場無料。 資料の本棚があって館内にて閲覧可能。 pic.twitter.com/0iDhuZoyGc
2019-07-13 13:42:38平取アイヌ文情報センター 現地の工芸家さん達の作品が展示・販売されている。記念の品を買うならここもお勧め。棚にnd神の色紙やGK単行本がずらっと並んでる。関連資料の閲覧も可能。 pic.twitter.com/VeImYweWDU
2019-07-13 13:54:39平取町立二風谷アイヌ文化博物館 沙流川流域のain文化を中心に民俗資料を収集・展示している博物館。 ain関連施設の中でも展示紹介が見やすく洗練されており判りやすい印象。 GK関連はもうモデルっぽいもの多数あって追いきれない。 pic.twitter.com/eWRUnfaKkm
2019-07-13 14:02:20ざっと見ていてここの品がモデルじゃないか?と思ったのは ・セイピラッカ ・キサラリ ・リパのタシロ ・リパのチンル(堅雪用かんじき) ・リパ愛用のストゥ ・マッちゃんのバッグ(カロプ・火打ち用具入れ)(122話) ・オソマ製作テクンペ(刺繍モデル?) ・チカパシの脚絆 pic.twitter.com/URQhYv31Fp
2019-07-13 14:02:21・フチの持っていたメノコイタ(30話) ・ヤライタンキ(グルメシーンにちょくちょく出てくる白樺の皮製ボウル) ・エニヌイペ(枕) ・ヘペレオイペプ(子熊のえさ入れ)(88話) ・ヘペレシノッペ(子熊のオモチャ)(13話) pic.twitter.com/duXbzUqzep
2019-07-13 14:02:22面白かったのは子熊のえさ入れと並んでタヌキのえさ入れがあったこと。 36話の「イオマンテの時、タヌキはかばん持ちとして一緒に送られる」とあったのを思い出した。 これを見ると”送る”タヌキは直前に捕まえるのではなく同時に飼育するものらしい。 pic.twitter.com/LBflNU0YyA
2019-07-13 14:02:23・キロのタンパクオプ(煙草入れ本体と”きせる差し”、キセルの各部分で別のものを組み合わせている模様) ・キロがウィルタ女性にプレゼントしたチシポ(針刺し) ※(萱野茂館にも類似デザイン品あり) pic.twitter.com/G1BCZGDLEy
2019-07-13 14:05:46・北海道アイヌのテンとり罠 ・カシンタ(水鳥用のわな)(108話) ・アマッポ ・クヨイ pic.twitter.com/TCmZSWpW6c
2019-07-13 14:27:52・イパプケニ(鹿笛)(15話) ・リパのユクケリ(鹿皮の靴) ・ピパ(125話) ・リパとチカパシのニンカリ(?) pic.twitter.com/7IsndrZCvu
2019-07-13 14:30:15○注:本誌204話ネタ(旅行後に確認) ・カラパシシントコ(火付け炭入れ) 結び付けられている金属部品には「カラカニ」の字も見える。 実はこれを本誌で見る前に旅行に行ったので狙えておらず、他の物を撮影した写真の中に写りこんでたのを見つけた。 ・カラスマ(火打ち石) pic.twitter.com/twdpLfhcy2
2019-07-13 14:31:33桜の皮を巻いた弓(リパも使っていた)も複数あったけど、いずれも桜の皮が隙間を空けて巻かれているのでやや違って見える。 エキムネクワ(山杖)などは元の構造がシンプルすぎてモデルと言っていいか不明 キロの妻が使っていたのにやや似た鍬(踏み鍬)もあった。シッタプとある。 pic.twitter.com/5wRtYfb4Hc
2019-07-13 14:33:12鞘に3箇所・柄に1箇所に樺皮を巻いたメノコマキリは二風谷だとあちこちで見るので、この地域で繰り返し作られた意匠なのかも。 pic.twitter.com/4wh0R14Qb0
2019-07-13 14:37:34タラは博物館で全体像を見ると、袋の持ちヒモにするには確かにかなり長い。そういう用途もあったとは思うけど。 pic.twitter.com/XY8Ourz8tL
2019-07-13 14:38:21わなの使い方を体験してみるコーナー。 「クマになってわなにかかってみよう」という誘い方がちょっと変わっている。 子供さんに人気の模様。 pic.twitter.com/VCXvbozUv5
2019-07-13 14:42:35展示室の外側には資料閲覧コーナーがあり、ここにもGK全巻が。 現代の工芸作家さんの作品も展示されている。 博物館の展示目録みたいなものがないかと訪ねてみたのだけど、肖像権がからむ展示もあるのでそういったものは作っていないとのこと。 pic.twitter.com/Osm9shhe5X
2019-07-13 14:45:23217話登場のネウサラカムイが二風谷アイヌ文化博物館に展示されているのを特定した方がいらしたので自分の画像フォルダを漁ったところ、光量不足でボケてますが一応写ってました。 一番左下のやつが多分そう。 pic.twitter.com/DPm8q8HZSG
2019-10-27 15:16:40平取町アイヌ工芸伝承館 ウレシパ(写真無し) biratori-urespa.jp 工芸製作の体験会などを行なう施設…らしい。事前予約でain文様入りグッズ作りが出来る。 時間が少し余ってたのでふらっと入ってみたらこちらにもオヒョウの細紐作りをされている方がいました。
2019-07-13 14:55:18伺った話。 アットゥシや花ござその他繊維製品の染色について。 ・紺…藍 ・赤…アカネ ・茶…クルミ(タンニン) ・黒…クルミで染めたものを更に鉄分の多い沼?沢?の水に漬ける(タンニン鉄) アットゥシの材料の木の皮はこれからの時期(6月中~下旬)に剥いで集める
2019-07-13 14:55:18↑のツイで赤の染色に使うものを「アカネ」と書いてありますがこれは誤りです。正しくは「ハンノキ」です。お詫びして訂正いたします。
オヒョウの皮を木から剥がし取ったらその日のうちに外皮から内皮を剥ぎ取らないと剥がしにくくなる(ので一人ではとても大変) 内皮だけにして乾燥させておけばそのまましばらくは保管できる。 繊維にするには内皮を煮る必要がある。煮加減を知るにはある程度熟練が必要。
2019-07-13 14:55:19オヒョウの内皮のうち長く取れた物をアットゥシ織りの経糸に、良くないものをこうして縒って細紐にする 今作っている細紐はござの経糸にする。31本用意する。ござは縦半分ずつ編むので模様が中央から左右対称になる。
2019-07-13 14:55:19萱野茂アイヌ資料館 北海道アイヌ最初の国会議員であり、沙流川流域を中心としたアイヌ文化の収集と再生に生涯を捧げた萱野氏の私設資料館。現在は息子さんが館長。 二風谷アイヌ文化博物館の古民具類も多くは萱野氏が収集したもの。 pic.twitter.com/3FFkVUKhTg
2019-07-13 15:05:00・113話のカムイホプニレで長老?が着けていたサパンペ(?) ・クジラ漁の銛先(38話) ・リパのカロプ(熊皮製:204話new!) pic.twitter.com/Lmug4fdgWL
2019-07-13 15:05:00チセを建てる時の木の組み方順を表したジオラマもある。 (右下側からスタート。北側/東側のパーツを優先して立てて行くのが判る) 昔の衣服の棚があって色々引き出して見学する事が出来ます。(博物館にも同様の設備あり) pic.twitter.com/VMvQHnGXiQ
2019-07-13 15:05:01「タラ」の使い方は本来、こうやって背負子にするものだった様子。 (大型の山菜や木材・カヤ・ガマなどを束ねた物をタラ自体で結んで背負う?) シナのロープは建築用等。 pic.twitter.com/c6huGCftD7
2019-07-13 15:09:44ここの特筆は2階の「世界の民俗資料」の方かもしれない。 世界のあちこちの少数民の民具資料を見ることが出来る。 pic.twitter.com/DlLYwbiE08
2019-07-13 15:16:54特に中国の赫哲族(=ナーナイ族)の生活を描いた絵が50点あり、キロランケ推しの方にはこちらをお勧めしたい。 pic.twitter.com/sNzuC3bThg
2019-07-13 15:16:55サケ皮の服も展示されてて触る事も可能。かなりボロボロにはなってきているので取扱注意。 pic.twitter.com/TETdCVwk07
2019-07-13 15:20:52「北の工房 つとむ」 アイヌ木彫工芸家・貝沢徹さんの工房兼店舗です。 kitanokoubou.jimdo.com 細やかで美しい手仕事の数々が並びます。 pic.twitter.com/89LARSQ8Ol
2019-07-13 15:37:03nd神は新刊が出るたびに、こちらにイラストサイン入りの単行本を送られているとの事。 (奥様の御厚意で見せていただきました。感謝) 居合わせた方は、ブックスタンドが本物のヒグマの手(剥製)な事に驚いてました。 pic.twitter.com/igr6oJfNgM
2019-07-13 15:37:05奥様にアイヌ刺繍の体験講習(コースター作り)を受けさせて頂きました。1回2000円。 刺繍体験は本当は2名からなんだけど、お店に入ってみたら先に講習を受けていた方々がいたので、一人旅にも関わらず便乗させて頂きました。ありがとうございます。 pic.twitter.com/XJi0gYMobA
2019-07-13 15:37:05刺繍体験講習は多分本当は予約制なので、受けてみたい方は旅行前に問い合わせてください。 便乗で飛び込み参加させて頂いた上にテンション上がりすぎてうっかり長居してしまって、今思い返すと結構恥ずかしい💦
2019-07-13 16:54:26二風谷の集落では食事の出来る場所はごく限られます。 昼食・夕食がとれるのは実質「ドライブイン ユーカラ」1店のみ。 喫茶なら二風谷コタン内に「Cafeさるがわ」がある(10:00~16:00)。 あとは「びらとり温泉ゆから」(入館料かかります)内のレストラン「トマト」。 pic.twitter.com/HHMagqbGQn
2019-07-13 15:39:00検索では「ランチハウスbee」というお店も出ますが、ここは夏の短い一時期のみのお店で7~9月以外は営業してないそう(不定休)。 アイヌ料理が色々食べられるそうなので、運よく行けた方のレポが見たい。
2019-07-13 15:39:00宿泊先は「ゲストハウス二風谷 ヤント」。nibutani-yanto.com 二風谷は日帰りでも行けない事はないけど、ここに泊まってみたかったのであえて一泊したようなもの。 男女別相部屋、ドミトリー3部屋個室1部屋。 本棚にはアイヌ文化資料本がたくさんあって滞在中読み放題。 GKも全巻揃ってます。 pic.twitter.com/wmpKtzJ5an
2019-07-13 15:44:54・新ひだか町アイヌ民俗資料館
新ひだか町 アイヌ民俗資料館 静内(現・新ひだか町)地域のアイヌ関連資料を展示した施設。シャクシャインの乱関連のパネル展示ほか、チャシ(砦)についての解説が充実。 pic.twitter.com/tkIrxeFd66
2020-11-01 19:33:55216話で宗谷海峡上の杉元達を救出した船のモデルと思しきものやエゾオオカミの頭骨を祀ったもの(アイヌ儀礼に使われたものとしては国内唯一)などが展示されている。 サパンペに猛禽類のくちばしが直接使われているのは初めて見たかもしれない。 pic.twitter.com/OXLcM84iBz
2020-11-01 19:39:34少し珍しいと思ったところで、「モウル」の展示がある。女性用の肌着・屋内着にあたるもので、前が閉じられた筒状の着物。こういう日常着はある意味消耗品なので残るのが珍しいのか。 あとはオオウバユリやツルウメモドキなど植物資源の利用の仕方のパネル展示が良かった。 pic.twitter.com/W77jX4ZzUG
2020-11-01 19:43:01・小樽市
早朝から出発して朝の9時前に小樽市鰊御殿到着。 主に40話のあれこれモデル(粕叩きとかこまざらいとか、5巻おまけの粕くだきとか) 小樽でニシン漁関連はここが一番充実してる感。 幾つか解説もしていただいた。 ニシンから絞った魚油は照明に使っていたと知る。 pic.twitter.com/SMnTsoq09R
2019-09-10 23:32:58辺見編に登場する岩礁の一部は、ニシン御殿のある日和山灯台周囲一帯で見られます。 杉元&辺見が手繋いで走ったり戦闘してた砂浜は、航空写真見る限りこの岬ではなくもっと西側の海岸にありそうなのですが、小樽水族館の敷地を通るので入り込んで確認はできませんでした。 pic.twitter.com/GUiUTTtfaF
2019-09-10 23:36:38↑ツイ、画像4枚目はGoogleMap航空写真より(一部加筆)
辺見ちゃんが「最高だッ」って煌めいてたシーンに描かれてた岩場って、”トド岩”なのかなぁ… (前ツィの撮影ポイントA付近から撮影) (写真の明瞭度上げるためにツイし直しましたすみません) pic.twitter.com/MmdethdCIe
2019-09-11 10:26:24小樽貴賓館(旧青山別邸) 40話のうち豪奢な建物・内装なのはこちら。本館内部は撮影禁止なので写真は撮れる範囲だけ。 調度品が豪華。 階段が昇り専用と下り専用で別で、下りの方が勾配がかなりゆるく配置されているのが配慮の行き届きを感じました。 pic.twitter.com/vgI1hG33Nm
2019-09-10 23:40:41おおうっ 他の方の小樽レポ見て気が付いた 閉館中だったので通りかかりに外観だけ撮影した鰊番屋「茨木家中出張番屋」 43話で杉元と土方が初対面する番屋と、茨戸の日泥一家の番屋の各外観のモデルらしいです。 外側だけでも写真撮ってあってよかったー pic.twitter.com/LATZhehGi2
2019-09-16 21:12:23