◇2022年1月～6月◇ A3プラスログ

そら @primavera_mm

感じ、咄嗟に自分の手を添え引き戻す。彼の揺れる視線を掬い取りじっと重ね合わせると「はぁぁ〜〜〜」熱っぽい吐息で肩口に頭を寄せてくる。近付いた耳元に甘く疼く想いを囁くと「――どーなっても知らねぇからな」顔を上げた万里に今度は真っ直ぐ見つめられるから、そのまま2人溺れていくの #A3プラス

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週末の夜更け頃、ふと伝えたくなって『千景くん、好きだよ』眼鏡の奥の薄花色を覗き込む。「酔ってる？」と見つめ返され『一杯しか飲んでないからまだ酔ってませーん』って笑うとふいに重なる唇。何度か啄まれた後「…でも、顔真っ赤だけど？」ふっと愛おしそうに目を細める姿に酔ってしまう #A3プラス

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ぬいぐるみスリッパをはいてソファでくつろいでる彼女の隣に座り「うわっ、想像以上にモコモコ…よきよき」と足を絡めてくっつけてくる至くん。『も〜至くんなんで裸足なの…』呆れつつ目線を足元に落とすと「んー」と生返事をしながらスリッパの隙間につま先を滑り込ませようとしていて。→ #A3プラス

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触れる素肌の冷たさと、動く指先の擽ったさにぞわり身体が震え批判の目を向けると「ま、今から温まるし？」どこでスイッチが入ったのか熱の籠もりつつある瞳を細め、服の裾からも手を滑り込ませてきてゾクゾクとした感覚が広がる。中途半端に脱げかけたスリッパと共にソファに押し倒される夜 #A3プラス

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この世に理不尽なことなんて溢れている。上手く躱して呑み込んでそうやって生きてきた。そう出来ない奴を心の中で馬鹿にしてきた――彼女に出会うまでは。不合理に直面し打ちひしがれている彼女のことを見ると俺が守ってやらないとと思う。俺の名前を呼んで、どうかずっと笑っていて。〈千景〉 #A3プラス

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彼女がポロポロ泣いていたら 「ちょ、え、どうしたの…！」って袖で涙を拭ってあげながらワタワタしてる至さん。 すっと抱き締めて頭を撫でつつ、内心どうしようかとグルグルしている千景さん。 彼女の頭を自分の肩にやって、背中をポンポンし落ち着かせようとしてくれる万里くん。 #A3プラス

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『ねぇ、千景さん…酷くして』ベッドの上でそう笑う君が泣いているように見えた。「…分かった」そう答え、探って暴いて解いて溶かしていく。ゆっくりと、丁寧に。そうしているうちに震える身体で『…っ、うそつき』としがみついてきた、君の方がよっぽど嘘つきだよ #A3プラス

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『今夜は酷くして』至さんにお願いすると一瞬固まった後「…俺の好きにしていいってこと？」と聞かれたのでコクリ頷く。共にベッドに沈み、全身余すところなく口付けられ撫でられて溶かされて動けなくなっても「っ…はぁ…ね、まだまだこれからだよ？」汗を光らせ口角を上げる酷く優しいヒト #A3プラス

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『綴くん、酷くして…っ』なんて言われて我慢できる男とかいるんすかね？全身の熱がブワリ湧き「…っ、どうなっても知らないっすよ？」と言ってはみたものの、こんなにも可愛い彼女に酷くなんて出来るのか？ じっくり事を進めていると涙目で悶えている彼女がいて、これは成功なんすかね？！ #A3プラス

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羞恥心なんてとうに忘れた頃『…ンっ…万里、酷くしてっ…？』首に手を回し見つめる。それを聞いた彼はぴたり動きを止め眉根を寄せて「…んなことできっかよ」そう呟いたのち唇を耳元に近付け「…つーか、“酷く”じゃなくて“もっと”だろ？」って全てお見通しなのに焦らしてくるの酷いよ #A3プラス

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『臣くんっ…酷くして…？』そう言って背に腕を回すと「もう十分好きにさせてもらってるつもりなんだが？」額に汗を浮かべ眉尻を下げる彼が愛しくて、もっと欲しくて止まらなくて。更にぎゅっと力をこめると「…っはぁ……どうなっても知らないぞ？」ギラついた瞳に、もっと酷くされたいの #A3プラス

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仕事で大変な事があったのかゲームをしながらも少し眉間にシワを寄せている至さん。ひと息ついたであろう頃に背後から腕を回し『今週あと半分、一緒にがんばろうね』と伝えると「…週末、沢山癒してくれる？」振り向く彼の揺らめく瞳と交わるから、返事の代わりにそっと唇を落とす水曜の夜 #A3プラス

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水曜の夜、1週間の折り返し。仕事がバタついているが明日も頑張ろうと気合いを入れつつベッドに潜り込むと先に寛いでいた千景さんの綺麗な指が眉間に寄せられる。「…俺といる時は仕事のことは考えないでよ」そう言ってそっと口付けを落としてくれるから今週あと半分もきっと乗り切れそう #A3プラス

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週の半ば。勤務時間の調整で明日は午前休を貰えることにはなったけど、万里の木曜講義は1限からで。自分の勝手だとは思いつつ一緒にゆっくり出来ればよかったのに…としょげていると「は？明日の1・2限、休講かよ…」そう言って私と同じような表情をしている彼を、さぁ今からどう誘おうか？ #A3プラス

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「顔、赤くなってる」そう言って添えられた千景さんの左手と指輪が、熱くなった頬にひんやりと気持ちが良い。『つめたくてきもちい…』両手でその手を握り更に擦り寄ると「…そんな無防備でどうなっても知らないよ」と熱い瞳に捕らわれる。ねぇどうなってしまうのか、貴方に教えてほしいのよ #A3プラス

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「耳も…首筋も赤くなってる」きっと至さんはなんとなしに触れたのだろうけど、その感触にゾクリ身体が震えさらに熱が上がるのを感じる。思わず潤んでしまった瞳で見つめると「…そんな反応、煽ってるようにしか見えないんだけど？」と視線を絡ませてくる貴方のことを、私も熱くさせたいの #A3プラス

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赤く染まっているであろう頬の熱さを感じながら真澄くんの顔をじぃっと眺めると、私以上に熱の籠もった頬と瞳で見つめ返されて「赤くなってるアンタもかわいい…好き…」と頬を包まれる。言葉と手の平からも真澄くんの熱が流れ込んでくる気がして。だけどきっと、この愛に沸点なんてないの #A3プラス

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頭も身体もフワフワしだして、万里の胸に顔を埋めて背に手を回す。「身体、熱くなってンじゃね？」と抱き返されるとさらに熱が上がった気がして。そろり顔を見上げるとパチリ目と目が合い、もっともっと熱い唇が降ってくる。――貴方とならどこまでも熱く熱く溺れていきたいと思っているの #A3プラス

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頬に集まる熱を感じてると「…なんか、チーク塗ってるみてぇ」莇くんが何でもないことのように手を添え親指でスルリ撫でてきて固まってしまう。それに気付いた彼は一気に熱の上がったような顔で慌てて離れていこうとするから急いでその手を捕まえる。溶けるなら、一緒に溶けてしまいましょう #A3プラス

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お風呂上がり、ソファに座る至さんに『あがりましたよ〜』後ろから抱き着くと「はーい」と振り返った彼と視線が絡まる。すると首筋に鼻をスンと寄せてきて「いい匂い…」と呟きカプリ甘噛み。驚いてパッと離れれば「すぐにあがるから、待ってて」って……どんな顔して待っていればいいの？！ #A3プラス

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台所で片付けをしていると「風呂、先にいただいたよ」と千景さんの声がして顔を上げると―しっとりとした髪、上気した頬、眼鏡を外すと少しだけ幼く見える表情に言葉が詰まる。そんな私の様子を知ってか知らずか「…早く入っておいで」温かい手の平で頬を包まれたらクラリ逆上せてしまいそう #A3プラス

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至くんとバレンタイン🍫💝 #A3プラス ⚠️女性先輩（捏造）が出てきます pic.twitter.com/pPqAfNERMu

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千景とバレンタイン🎁💖 #A3プラス pic.twitter.com/Yx8xK1e3PR

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真澄くんに手作りチョコをあげると食べずに保存しようとするから『今食べて！あーん！』って差し出すと嬉しそうな悲しそうな複雑な顔してるし、もぐもぐしながら「おいしい…すき…でも…」ってしょんぼりしてるから『また作ってあげるね』って言うとぱぁぁって目を輝かせるからすごく可愛い #A3プラス

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『万里、あーん』チョコをひと粒差し出すと綺麗な顔が近付きパクリ。するとそのまま手首を掴まれ、こちらをじっと見つめながらチョコを持っていた指を舐められて。「んっ、ごっそーさん。……ふはっ、顔真っ赤」そして、お前も食う？と再び近付いて重なって、落とされたのはチョコ味のキス #A3プラス

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臣くんと一緒にお菓子作り。彼が作った綺麗なチョコを『あーん』と差し出すとその手を掴まれ私の口元へと持っていかれる。「これはお前のために作ったものだ」ってあーん逆にされるし「俺はお前の作った方が食べたいんだが」って見つめられるから歪なそれを手に取ると嬉しそうに微笑まれた #A3プラス

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『チョコどうぞ。はい、あーん』「ば……っ！！自分で、食える！！」なんて頃もあったのに、今では「チョコくんねーの？」口を開けて顔を寄せてくる莇くん。『あんなにかわいかったのに…』照れ隠しで呟くと「…今の俺は嫌？」って首を傾げるから、可愛くて格好良くて毎日好きが更新されてく #A3プラス

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構って欲しいけどゲーム中の至さんに素直に言えなくて、隣に座り様子を見ながら少し頭を寄せてみるとピクっと反応する彼の身体――かと思えばあっという間に向かい合わせで膝の上に乗せられる。「なーに、構って欲しいの？」珍しいね、と笑う彼に小さく頷くも途端に恥ずかしくなってしまい→ #A3プラス

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それでもこちらを見てくれた事が嬉しくて胸に擦り寄りながら顔を隠すと、強く抱き締められて首筋に熱い吐息を感じる。「ね、これからは我慢しないでちゃんと言って？お前に構って、ってされるのアガるわ」そう頬に唇を寄せられるから「…もっと」素直に耳元で囁けば、一晩中離してもらえはしなかった。

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至くんをお家にお招きして「夕飯作るから好きに過ごしてていいよ」って言うんだけどずーっとくっついてくる。「…座ってゲームしてていいよ？」って振り返って伝えても「好きに過ごしてるだけだよ」って首筋に頭を擦り寄せてくるからなかなか料理が進まない。夕飯食べ終わってソファで→ #A3プラス

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のんびりしてたら今度は膝にゴロンと寝転がってきて『至くん、甘えた？』笑いながら柔らかく髪を撫でてみると「…だめ？」少し憂いを帯びたような瞳で見つめられドキリ胸が疼く。「駄目じゃないよ、嬉しい」その瞳を見つめ返すと少し身体を起こした彼の顔が近付き「ね、もっと構って」とキスを重ねた。

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お酒を飲んでフワフワと楽しくなってきて…それから至に構ってほしくなってきて。スマホに夢中な姿になんて気にも留めずその腕に抱きつきに行く。『ねぇねぇ、構って？』「…今忙しいデス」『え～～！』子供っぽいかなと一瞬思うもほろ酔い気分を前にそんなの関係ない。ぎゅっと力を込めて→ #A3プラス

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擦り寄ると慌てた表情でこちらを見てくるから口を尖らせ負けずに見返す。先に視線を外したのは至の方で「あのさ、当たってる、し…」そして大きく息を吐き「…こないだ怒られたから今日は我慢しようかと思ってたのに―誘ってきたのはそっちだからね？」一気に近付く彼との距離に嬉しくて笑みが溢れた。

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俯いて真剣に脚本を読んでいる万里の顔に髪がかかっててそっと手を伸ばし耳にかけると、ようやくそのことに気付いたかのような反応でいかに集中していたかが窺えて。更にこちらを見て「さんきゅ」だなんて表情を緩ませる姿を見ちゃったら、ドキリ心臓が跳ねてしまうのも仕方ないでしょう？ #A3プラス

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愛し合った後、千景さんに『こんなに幸せでいいのかな？』って伝えたい。きっとさっきまでの余韻で、普段からは考えられないような甘さを含んだ声で「まだまだだよ、もっと幸せにしてあげる」って頭を撫でてくれるの。でも、そうじゃなくて。眼鏡で遮られていない綺麗な薄花色を見つめて→ #A3プラス

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こう言うの。『…幸せにしてもらうんじゃなくて、一緒に幸せになりたい――千景さんのことは私が幸せにしてあげる』って。そうしたら目を見開いたその顔は、次の瞬間にはもう見えなくなって。耳元で小さく「…ありがとう」って聞こえたら私もその背に腕を回すから、そのまま抱きしめ合って眠りましょう。

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さっきまでは普通に話をしてたのに。お風呂上がり、そそくさと逃げるようにベッドへと潜り込む彼女。心当たりもなく疑問に思いながら「…ねぇ、俺なにかしたかな？」背を向けて寝転ぶ彼女に問いかけると『違うの、ごめんなさい…今、肌が荒れてて…あんまり千景さんに見られたくないの…』→ #A3プラス

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身体を丸めて呟く健気な様子に胸の奥が詰まる。「…俺はどんなお前でも構わないって思ってるけど、それはお前が納得しないんだよね？」コクリ頷く姿に、それならばと電気を消して。月明かりにだけに照らされた部屋で「これなら暗くてよく見えないから安心でしょ？」そう囁いて、そっと唇を落とそうか。

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洗面所から『も〜やだ〜』とため息混じりの彼女の声。「どーしたの？」覗きに行くとスキンケア中であろう彼女が口元をパッと隠した。「？」『…ニキビができてしまいました』眉尻を下げ目を伏せる彼女。そんなこと、とは一瞬思ったが彼女の様子と劇団のメイク担当の小言を思い出し言葉を→ #A3プラス

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飲み込む。『すぐ治るって、大丈夫』そう励まそうとしても俯いてるからそっと髪を撫でると『至さんの前ではいつでも可愛くいたいのに…』ポツリ呟く彼女が可愛すぎて。「…ね、どんなお前も全部見せてよ。俺は全部好きな自信があるけど？」さぁ、最初の証明にまずはその手を退かしてキスでも贈ろうか？

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思わずこぼれてしまった『好き』という言葉。慌てて顔を上げると目を見開いている千景さんがいてどうやら聞こえていたようだ。はぐらかそうと口を開くも今度は言葉に詰まってしまい、それなのに想いは溢れて止まらずじわじわと目頭が熱くなり涙が頬を伝って……もう誤魔化せそうにはない。→ #A3プラス

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どうしようもなく逃げ出したい気持ちで俯き視線を逸らす、と。ふいに温もりと彼の香りに包まれてピシり固まってしまう。状況が理解できず戸惑いグルグルしていれば……聞こえてくるのは私と同じように早鐘を打っている心臓の音――ねぇ、勇気を出して顔を見上げたら貴方はどんな表情をしているのかな…？

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「俺、お前がいないと生きていけないんだけど」だなんて。創作の世界でしか聞かないような台詞とは裏腹に熱で揺らめく彼の瞳と声色はあまりに生々しく真剣で、そのアンバランスさにクラリ目眩がする。だけどもう目は離せない。この手も離さない。私にとっても貴方は最後のヒトだから。〈至〉 #A3プラス twitter.com/star_rrry/stat…

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ちゅーしたくて至さんのシャツをきゅっと握り背伸びをしたら両頬に手は添えてくれたもののなかなかしてくれなくて。焦れったくなって『…したくないならもういい』顔を背けて離れようとすると「ちょ、まってうそごめんごめん！」すごく慌てた声で腕を回されてぎゅっと捕まえられる。→ #A3プラス

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「だってお前が可愛い顔してて眼福だなって」『〜私のせいみたいにそんなこと言うのずるい』頬を膨らませると「その顔も可愛い」なんて言いながらソファに向かい合って座らされ今度は至さんを見下ろす形に。「ね、はよはよ」ってそっちが焦らしたくせに！抗議の気持ちも込めてかぷり噛みついてやった。

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ちゅーしたくて背伸びをしたらわざと顔を背けて避けてくる千景さん。私とはキスしたくないのかな…ってネガティブな感情が湧き上がり『…もういいです』顔を伏せぱっと離れる。が、すぐに捉えられ彼の腕の中に閉じ込められて「ねぇ、勝手に勘違いしてるでしょ」呆れ声が降ってきた。→ #A3プラス

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『…私の気持ちなんて全部分かってるくせに』しょげた声で抗議すると――突然フワリ身体が宙に浮く。慌てて彼の肩に手を置くと低い位置にある千景さんの瞳が細められた。「キスしたいんでしょ、本当に“もういい”の？」 『いいわけない』素直に言うのは悔しいから、想いを流し込むように唇を落とした。

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携帯見たり雑誌読んだりって各々好きなことをしながらもぴったりくっついて過ごす万里と私。すると時折、髪や首筋を撫でたり背中を擦ったりされるもどうやら無意識のようで、気にしないようにしていたけれど……段々とくすぐったくなってくる。『…ね、万里。手、ちょっとくすぐったい』→ #A3プラス

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顔を見上げて言うと手遊びに漸く気付いたようで「ん？…あ〜わり」すっと離れていく。小さく息を吐き手元に視線を戻すと「――なぁ、」すぐに呼び掛けられ再び見上げれば「ホントにくすぐってぇだけ？」そう言ってニヤリ顔を寄せてくる彼にじわり熱が上がり、その気がなくてもその気になってしまいそう。

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『今年の夏は海に行きたいなー』って言ったら、至さんは「ね、どんな水着着てくれるの？そうだ、一緒に選び行く？」って肩を抱き寄せてくる。千景さんは彼女の髪を撫でながら「んー考えておくよ」っていつもの調子の声なんだけど目元は緩んでるし頭の中ではもうプランを組み立て始めてる。 #A3プラス