第1章~第7章
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ないか、睡眠不良、少ない身体活動、質の悪い食事などのうつ病発生と関連している生活習慣を有しているためではないか、などと考えられている。 (2)職場への影響 ①長期休業の増加 デンマークで11838人の一般労働者を対象としたコホート研究によると、病気で休むべき状態にもかかわらず1年間に6回以上

2019-06-24 13:57:49
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出勤した労働者は、1回以下の労働者と比べて2年後に2か月以上の長期休業を取る相対危険度が1.74と有意に高かった。  スウェーデンで公的機関に勤務する労働者3757人、私企業に勤務する労働者2485人を対象として行われたコホート研究で、体調不良で病気休業を取るべき健康状態にもかかわらず1年間に

2019-06-24 14:05:27
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5回以上出勤した労働者は、1回以下の労働者と比べて2年後に30日を超す長期休業を取る相対危険度は公的機関に勤務する者で1.40、私企業に勤務する者で1.51という結果が得られた。  ベルギーの男性労働者1372人、女性労働者1611人を対象として行われたコホート研究で、体調不良で病気休業を取るべき

2019-06-24 14:59:02
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健康状態にもかかわらず1年間に5回以上出勤した労働者は、1回以下の労働者と比べて1年後に15日を超す長期休業を取る相対危険度は男性で2.73、女性で2.40という結果が得られた。 ②作業能力の低下 スウェーデンの保健医療関係者2624人を対象にし、プレゼンティーイズムと作業能力との関連が調べられた。

2019-06-24 15:04:19
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プレゼンティーイズムは病気にもかかわらず過去1年間に2回以上出勤した場合とした。作業能力はWork Ability Indexを用いて調べた。プレゼンティーイズムのある群はない群に比べて、2年後の作業能力低下の相対危険度は2.31であった。 ③感染症の蔓延  インフルエンザの感染に関する13本の論文の

2019-06-24 15:09:33
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レビューによると、職場で感染する割合は平均で16%(範囲は9~33%)であった。ノルウェーで1015人の医師を対象とした調査が行われた。過去1年間に80%の医師が病気にかかった状態で勤務しており、48%が2回以上、病気で出勤していた。病気の66%は感染性の疾患であり、最も多かったのはインフルエンザで、

2019-06-24 15:27:45
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次は呼吸器疾患であった。医師のこうした行動は患者や病院のスタッフに病気をうつしてしまう危険性がある。(p.53) 2.体調不良の有無は不明の場合 (1)仕事や生活への影響 米国で18歳から65歳までの有権者から無作為に選んだ3396人のうち、インタビューに応じた就業者1271人を対象として、

2019-06-24 15:35:49
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QOLとプレゼンティーイズムとの関係について調査が行われた。プレゼンティーイズムはWHOのHealth and Work Performance Questionnaire(HPQ)を用いて仕事の成果を測定した。QOLが高いほどプレゼンティーイズムによる生産性損失が少なく、仕事上のパフォーマンスが良好であったという結果が得られた。

2019-06-24 15:47:06
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(2)職場への影響 ①労働生産性の低下 Goetzelらは、10種類の疾患についてプレゼンティーイズムと欠勤による労働生産性の損失について平均値を求めた。プレゼンティーイズムによる労働生産性の損失に関しては、片頭痛が20.5%で最も高く、心疾患が6.8%で最も少なかった。欠勤による労働生産性の損失に

2019-06-24 16:00:55
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ついては、うつ病・精神疾患が10.7%で最も多く、高血圧が0.4%で最も少なかった。そして、どの疾患に関しても欠勤よりプレゼンティーイズムによる生産性損失の方が大きいことが示された。特に高血圧ではプレゼンティーイズムが欠勤の17.3倍、糖尿病では14.3倍と大きく、生産性損失に対する

2019-06-24 16:07:35
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プレゼンティーイズムの重要性が示された。 ②経済的損失 大規模な3つの研究をまとめたレビューによると、総費用(医療費、薬剤費、欠勤、プレゼンティーイズム)に占めるプレゼンティーイズムの割合は多くの疾患において高いことが示された。米国のダウケミカル社の研究では、労働者一人当たりの年間の

2019-06-24 16:12:15
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コストは医療費2278ドル、疾病休業661ドル、プレゼンティーイズム6721ドルであり、プレゼンティーイズムが最も高かった。また、この結果を用いると、労務費総額に占める割合は医療費が2.3%、疾病休業1.0%、プレゼンティーイズム6.8%で、プレゼンティーイズムが最も多かった。 (p.55)

2019-06-24 16:22:09
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第6章、疾患とプレゼンティーイズムとの関連 2.うつ病 (1)測定用具 オーストラリアでうつ病に罹患しているコールセンターの従業員を対象とし、プレゼンティーイズムによる生産性低下の大きさの測定に関してWLQとSPS-6の感度を比較した研究によると、WLQの感度がSPS-6よりも高かった。

2019-06-24 18:35:15
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気分障害によって引き起こされたプレゼンティーイズムによる生産性低下について研究した29の論文の中で使用された10種類の測定用具の使用状況を調べた研究では、LEAPS、SDS、WLQを用いた研究では気分障害の重症度が高くなるほどプレゼンティーイズムによる生産性低下が大きいことが示された。

2019-06-24 18:41:56
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(2)生産性低下 うつ病患者とプレゼンティーイズムによる生産性低下との関連が示されたとする研究は多いが、信頼性と妥当性の確認された測定用具を用いた研究は多くない。  米国の一般労働者を対象とし、WLQを用いて業務制限と生産性損失の大きさを測定した研究で、WLQの4つの下位尺度(時間管理、

2019-06-24 18:46:58
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身体活動、集中力・対人関係、仕事の結果)すべてにおいて、業務制限が対照群に比べてうつ病群の方が約2~4倍大きいという結果が得られた。生産性損失もうつ病群が大きかった。  8か国(ブラジル、カナダ、中国、日本、韓国、メキシコ、南アフリカ、米国)の各国約1000人を対象とし、WHOのHPQを用いて

2019-06-24 18:54:15
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うつ病と診断された社員のプレゼンティーイズムと欠勤による生産性損失を測定した研究によると、国によって欠勤、プレゼンティーイズム共に大きな違いはあるものの、どの国においても欠勤よりもプレゼンティーイズムの方が大きかった。  質問紙法ではないが、Stewartらは、うつ病を有する社員219人を

2019-06-24 19:01:34
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対象として電話によるインタビューで6項目の質問を行い、2週間前からの生産性損失を求めた。その結果、プレゼンティーイズムによる生産性損失は1週間1人当たり4.6時間であった。1週間の労働時間を40時間とすると、生産性損失は11.5%となる。 (p.61)

2019-06-25 07:32:29
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14.がん (3)生産性低下に関係する要因 乳がん、リンパ腫、脳腫瘍、精巣がん、前立腺がんでは高年齢、女性、低い教育レベル、生活習慣(飲酒、睡眠不足)、性格(神経質、問題解決への悲観的態度)が生産性低下のリスク要因であった。乳がんでは非白人、未婚、収入が生産性低下と関連していた。

2019-06-25 14:02:41
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同僚・上司からのサポートや組織へのコミットメントが低いほど、心理的な要求や仕事のストレスが多いほど、職場の雰囲気が悪いほど仕事のパフォーマンスがより低下する要因であった。仕事のタイプ(製造業など)、自営業、パートタイム勤務も生産性低下と関連していた。 (p.73)

2019-06-25 14:07:46
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(4)各種がんとプレゼンティーイズム ③女性の性器がん 米国で104人の女性性器がん患者の治療内容と業務との関連を調べた研究によると、放射線治療を受けた女性は肉体労働に制限があり、化学療法を受けた女性は分析的な仕事に制限が多い傾向にあった。職場復帰に際して会社の方針が役に立ったと回答した

2019-06-25 14:12:54
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のは29%だけであった。 ④脳腫瘍 うつ症状、疲労感、認識力低下、睡眠不足、問題解決に対する否定的な対応が生産性低下と関連していた。今後、こうした点に対する働きかけの効果を評価すべきであろうとしている。 (p.75)

2019-06-25 14:18:48
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17.体調不良 デンマークで体調不良時の出勤と職場のいじめとの関係についての横断研究と追跡研究が行われた。いじめが頻回(毎週または毎日)あった群はなかった群と比較して体調不良時の出勤が1.73倍多かった。追跡研究で過去の体調不良時の出勤を調整変数に入れた多変量解析では、1.32倍であったが

2019-06-25 14:23:47
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有意ではなかった。体調不良時の出勤と職場のいじめとの関連性は認められたが、因果関係については確認できなかった。 (p.77) 第7章、生活習慣とプレゼンティーイズムとの関連 本書ではプレゼンティーイズムの定義として健康問題を持ちながら出勤するという定義を採用しているので、

2019-06-25 14:29:07
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ここで紹介する研究は健康問題を持っている労働者だけを対象としていないため、厳密な意味では生活習慣とプレゼンティーイズムとの関連を研究しているとは言えない。今後は、健康問題を持ちながら出勤している労働者と健康問題を持っていない労働者を区別した研究が行われることを期待したい。

2019-06-25 14:34:36
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1.生活習慣全般 オランダの49社の労働者1700人(73%が何らかの疾患を有する)について、生活習慣と生産性低下との関連についての研究が行われた。適切な生活習慣は、身体活動 : 1日に少なくとも30分間身体活動をしている。果物・野菜の摂取 : 1週間のうち5日以上摂取している。喫煙 : 喫煙していない。

2019-06-25 15:55:27
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飲酒 : 1週間に10グラス未満、で定義した。生産性低下はQQ法を用いて測定した。30%以上の生産性低下に関連していたのは、喫煙(オッズ比1.45)、果物・野菜の摂取不足(オッズ比1.22)であった。身体活動と飲酒は生産性低下との関連が見られなかった。🍺  米国で2264人(高コレステロール47%、高血圧16%、

2019-06-25 16:01:32
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糖尿病3%)を対象とした研究で、ヘルスリスクアセスメントを用いて調査した11の健康リスク要因(不適切な食事、少ない身体活動、喫煙、飲酒、やせ又は肥満、高ストレス、情緒的達成感欠如、健康診断身受診、高コレステロール、高血圧、糖尿病又は高血糖)とWPAI-GHを用いて測定した生産性との関連が調べ

2019-06-25 16:07:10
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られた。少ない身体活動、高ストレス、情緒的達成感欠如が生産性低下と有意の関係にあることが認められた。また、リスク要因の数が多くなるほど、生産性損失が大きくなるという量反応関係も認められた。職域ヘルスプロモーション活動を行うことによって、生産性低下が防げる可能性が出てきた。

2019-06-25 16:28:30
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米国で19121人の労働者を対象として、職域でウェルビーイング改善プログラムを実施し、1年後に下記の5つのカテゴリーに分類された変更可能な19のウェルビーイングリスクと生産性との関連が調査された。 ﹅健康行動リスク : 不健康な食事、不適切な運動、喫煙、過度の飲酒、不安善行動

2019-06-25 16:34:12
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﹅身体的健康リスク : 肥満、高血圧、高コレステロール、繰り返す痛み ﹅社会・感情的リスク : 乏しい情緒的健康、弱い社会的支援 ﹅仕事関連リスク : 仕事不満足、仕事に力を発揮していない、上司とのまずい関係、悪い職場環境、ウェルビーイングを支援しない組織

2019-06-25 16:38:23
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﹅財政的な健康リスク : 食品の余裕がない、住宅の余裕がない、健康管理の余裕がない  生産性は欠勤に関してはHPQを使い、プレゼンティーイズムに関してはWBA-Pを用いて測定。ウェルビーイングリスクが5%減少すると、生産性減少が2.38%減少した。 (p.86)

2019-06-25 16:43:53
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3.喫煙 米国で292人の労働者を対象として喫煙と生産性との関連に関する研究が行われた。生産性はHWQを用いて測定。他者(上司や同僚)による生産性の評価では、生産性は非喫煙者、前喫煙者、喫煙者の順に高く、有意差が見られた。 (p.88)

2019-06-25 16:53:55