価値負荷的(value-laden)な科学としての精神医学
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花びんに水をدعونا نملأ المزهرية بالماء☘️ @chokusenhikaeme

理想的な世界であればパーカーの提案も役に立つだろう。しかし、薬剤を費用対効果から順位づけするといった実質的な圧力がかかる世界では、それらの仮言的命令どおりに実践することは難しいだろう。Id. at 237

2016-01-08 23:38:28
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何を症状と考えるか、治療効果が望ましいものかどうか、治療の目的は症状の軽減かそれとも患者のQOLの改善かといった問題には様々な考えがあるだろう。さらに気をつけなければならないのは、薬物治療は患者以外の人々の利益を第一の目的として行われることもあるということだ。

2016-01-08 23:45:46
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社会的に問題となる行動をコントロールするために薬物の使用が正当化できるかどうかの考察は本書の範囲を超えている。しかし、そのような使用は現実に行われていることであり、問題行動をコントロールするために薬物を用いる人々は、薬剤の有効性について異なる見解をもつであろうことは指摘しておく。

2016-01-08 23:50:52
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薬剤を使用する目的によって、効果的に思われる薬剤は異なる。一般的に患者は薬剤を使ってQOLを改善させたいと願い、他の人々は薬剤によって症状軽減や問題行動のコントロールをしたいと願う。

2016-01-08 23:57:27
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今までのところ、薬剤効果の評価スケールを作成してきたのは医療者である。そのため医療者の見解が重視される傾向にあった。しかし近年では治療に対する利用者の見解がより重要なものとして求められている(Perkins 2001 ; Hellewell 2002)。

2016-01-09 00:04:34
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利用者が薬剤を評価してもよいとすれば、薬剤の有効性に関する見解は変化するだろう。 結論すれば、薬剤の使用目的を厳密に決めるのは困難なことが多いため、薬剤の有効性判定は多くの場合に問題をはらんでいるのである。Id. at 238

2016-01-09 00:09:32