2021年3月分
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みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

「生きとし生けるものには必ず終わりが訪れる。お前も、そして僕も。それがいつになるかは誰にもわからないし、妖精族だからと言って大往生するとは限らない。僕の両親のようにな」 「っ……でも、」 わかりきっているのだ。自分の命の蝋燭は、彼らに比べてあまりに短い。

2021-03-10 22:51:25
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

「……確かに、幼い頃は塞ぎ込んだ。僕は長く寂しかった――だが、その寂しさの先でお前に出会った」 「!」 頬を包まれ、額が重なる。自分にない甲殻の感触が、いつの間に胸を絞るほど愛おしい。 「お前を理解するための、お前と分かち合うための――お前を愛するための寂しさだった」

2021-03-10 22:57:18
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

『僕はそう思っているんだ』と、珍しく照れたように微笑う。涙が溢れた。 「例え長い悲しみの時が訪れようとも、いつか心から愛するものと出会い、幸せになる時が必ず来る」 「っ……」 「僕がそうだったように」 言葉と共に唇が重なる。涙の味がして、彼がまた笑った。

2021-03-10 23:09:24
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

「――だから、恐れないでくれ」 子は幸せになるために生れ落ちるのだ。 それが世界の約束なのだから。

2021-03-10 23:13:50
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

マレ監♀ また📱を潰してしまった🐉の新しい📱に連絡先を登録してあげている最中🦇から着信があって、誤操作で応答ボタンを押してしまい慌てて咄嗟に「ド、ドラコ二アです!」と出てしまった監にギュンッ💘💘💘して(一方的に)結婚を意識する🐉と、とりあえず赤飯(になるはずだったもの)を炊く🦇

2021-03-13 20:48:39
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

🦇『――……おぉ!🌸のところにおったんじゃな!🐉はどうしておる?』 🌸「あ、🦇先輩!えっと🐉は今私の隣で――(※圧倒的トキメキで倒れている🐉に気が付く)…………ね、寝てます……」(※動揺) 🦇『ゴクリ………』(※赤飯のレシピを検索)

2021-03-13 20:59:29
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

街の商業施設にお出かけしたマレ監♀ エスカレーターに乗る際に『お子様やお年寄りの方は手を繋いでお乗りください』とアナウンスが流れ、お互い無言で手を繋ぎ目撃したNRC生がギョッとするけど付き合ってない。 監→🐉をおじいちゃんだと思ってる 🐉→監を赤ん坊だと思ってる

2021-03-15 07:48:59
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

購買にガチャが導入されたので監とお手手繋いで1日1回ガーゴイルガチャを回しに行く🐉くんが多数観測されるはず……(監がついてないとすぐ筐体を空にする)

2021-03-15 19:49:49
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

でも段々「あっ!また2回目回そうとしてる……!1日1回までって決めたでしょ?今日はもうメだよ!」と監に叱られる(構われる)のが楽しくなってしまい、懲りずに毎回2回以上回そうとしてしまうちゅのたろう君(×××歳)なのでした……☺️

2021-03-15 19:56:56
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

🐉は監のこと赤ん坊だと思ってるけど、それはそれとして無意識に監に母性を求めている面があると思っているので……

2021-03-15 19:58:46
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

🐉は絶対監に「こら!」って叱られるの好きだから……(幻覚)

2021-03-15 20:01:51
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

マレ監♀ 寮長会議が始まるからと引きずられていく🦁を目撃した後、のんびりガーゴイルを見物している🐉を発見した監。 「あれ?今寮長会議やってるんじゃないの……?」 「ん……?ああ、そう言えばそんなことを言っていたな」 「サボり!?ダメだよちゃんと行かなきゃ!」 監に叱られたことに

2021-03-15 21:03:45
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

随分無防備な表情できょとんとする🐉 「な、なに……?」 「……ふふ。お前は僕を叱るんだな」 幼くして両親を亡くした🐉は幼少期は腫物のように扱われ、成長した後は桁外れの魔力故に周囲から畏れられた。そんな🐉を叱ることができるのは祖母と🦇だけだったと言う。 「……存外、心地良いものだな」

2021-03-15 21:09:03
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

叱られているのに嬉しそうな🐉に毒気を抜かれてしまい、監もつられて笑ってしまう。 「――じゃあ、君が何か間違ったことをしたり、悪いことをした時は、私が叱ってあげる」 「…………っふ。この恐れ知らずめ」 額を弾く指先に頭を揺らしながら、少女はしたり顔で笑った。 「だって友達だから!」

2021-03-15 21:13:41
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

パターンA 元の世界に戻る手段が見つかった監。 学園の面々に最後のお別れを済ませ、いざ鏡を潜ろうとしたところで名前を呼ばれ、振り返った瞬間雷が落ちる。 背後で鏡の割れる音がした。 「っ、ぁ…………」 「――どこへ行くんだ、我が友よ」 燃える夜光の瞳。 震えた体を抱きしめた彼が言った。

2021-03-15 21:20:50
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

「……さぁ、僕を叱っておくれ」 ふたり膝からくずおれる。 彼を責める言葉は終ぞ出てこず、ただ涙が溢れた。

2021-03-15 21:24:02
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

パターンB(※バッドエンド) 監の死を切欠に暴走した🐉。 我に返った時には見慣れた面々が変わり果てた姿で地に伏している。 地獄のような光景の中、唯一眠るように目を閉じている監の亡骸を抱きしめて幼子のような頼りない声で彼女の名前を呼び 「ッ――約束、しただろう……?」

2021-03-15 21:46:21
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

「僕を、叱ってくれ……っ」 からの無限ループ√

2021-03-15 21:49:08
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

パターンC(ウルトラハッピーエンド) 上の続きで何度もループを繰り返し、漸く監を救うことができた🐉。しかしそのために自身は致命傷を負い、魔力も尽き果て満身創痍。 自分を生かすために傷ついた🐉を抱きしめ、泣きながら怒る監。 「ばか、ばかっ……!なん、でっ、こんな……無茶……っ!」

2021-03-16 19:54:54
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

その姿に、腕の中の🐉は「――また、お前に叱られた」と安心したように瞼を緩める。 「ッ……!ど、して……だって、私、なにも、」 彼の前で、自分はいつだって何も持たない人間だった。 魔力もなければ、帰る家すらない。 彼が命を賭して守る価値なんてない、ただの人間。 「…………知りたいか?」

2021-03-16 20:01:34
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

浅く息を吐きながら彼が緩く微笑む。声に紛れ、ひゅうひゅうと掠れた音がした。 「     」 血の滲んだ薄い唇が動く。 聞こえないと頭を振った拍子に零れた涙が彼の頬を濡らした。 今にも目を閉じてしまいそうな彼が掲げた指先を曲げる。 求められるまま耳を寄せた。 零れた横髪を優しく引かれる。

2021-03-16 20:08:23
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

初めての口づけは、涙と血の味がした。 「……――」 緑の瞳が瞼の奥へ消えてゆく。 触れていた手から力が抜け落ち、冷たい唇が離れる。 「ぁ――……っ、ゃ……っやだ……いやだ……!」 抜け殻のような大きな体を抱きて少女はただ泣きじゃくった。 「ちゃんと、言ってくれなきゃ、わかんないよ……!」

2021-03-16 20:15:29
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

という出来事の翌日。 約半日昏睡した後にばっちり目を覚ました🐉の部屋で療養中の🐉のベッドに腰かけそっぽを向いてむくれる監。 「騙された……」 「おやおや、人聞きが悪いな」 「あの展開から1日で復活ってありえなくない?チートが過ぎる……」 「……なんだ。眠ったままの方が良かったか?」

2021-03-16 20:21:00
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

背中を向けていた監が勢いよく振り向き、🐉の頬を両手でパシンと挟んだ。 「――冗談でもそんなこと言わないで」 「……――ふふ。また叱ったな」 こちらの気も知らずにニコニコ笑う。もしや叱られたくてわざとやっているのだろうか。 むっと眉を寄せた少女の頬を、今度は彼の掌がすっぽりと包み込んだ。

2021-03-16 20:26:29
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

「――それで、お前の返事は……?」 「っ、!!」 彼の親指が下唇を柔く潰した。 昨日の口付けの感触が蘇り、少女の顔がたちまち紅潮する。 「~~~な、なんの、はなし、」 無理だとわかっていながらも心の準備が間に合わず、そろりと目を逸らす。 想定内だったのか、彼が意地悪く眼差しを細めた。

2021-03-16 20:33:28
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

「……なぜ僕が、瀕死の重傷を負ってまでお前を助けたのか――それが知りたかったんだろう?」 「っ……」 頼りなく視線を泳がせながらもぎこちなく首肯する。器用に耳の端まで赤くする少女が可愛くて、愛おしくて――少しだけ、虐めてやりたくなった。 「……お前がいなくなれば、誰が僕を叱ってくれる」

2021-03-16 20:38:42
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

「――っ……!!」 わざと期待を裏切ってやれば簡単に瞳を潤ませる。 いっそ頭から丸呑みにしてやりたいと思った。 「~~~っし、叱ってくれるひとがほしいだけなら、おばあ様とか、🦇先輩に叱ってもらえばいいでしょ……!」 男の手から逃れるように、勢いよくそっぽを向いてしまう。

2021-03-16 20:45:43
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

震える頬のまろい輪郭を見つめながら、シーツの上できゅっと握りしめられた掌に己のそれを重ねた。 「――……お前でなければ、ダメだ」 熱の籠った声に薄い肩が跳ねる。 逃げる間を与えずにその手を掬い、自らの口元へ引き寄せた。 「――”王”が道を違えた時、”妃”はそれを正せる者でなければならない」

2021-03-16 20:54:13
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

零れそうに見開かれた瞳が振り向く。 その先で、永遠を誓う指に唇を落とした。 「……どうか僕を、見ていてくれ」 「――…………っ、」 『ずるい』と、少女は独り言のようにか細く零した。 この状況で断れる者が果たしてこの世に存在するのだろうか。……だとしたら、ぜひお目にかかってみたい。

2021-03-16 21:04:17
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

「――……わか、り ました」 もとより彼に救われなければ間違いなく消えていた命だ。 それならば、彼のために、彼の求めるままに使うのが道理だろう。 「叱ってほしいなら、これからもたくさん叱ってあげるよ」 ――だけど、王子様 「叱るだけで、本当に良いの?」

2021-03-16 21:09:25
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

微笑む少女の眼差しは男の胸の内を確かに見透かしている。 敵わないなと、遂に破顔した。 「叶うのなら――……我が姫君」 瞬きの音が聞こえる。 どちらともなく額を摺り寄せ、堪えきれずにくすくすと笑った。 「――……僕を、愛してくれるだろうか」 意趣返してやれと唆す心臓のまま、彼の唇を奪った。

2021-03-16 21:27:24
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

「喜んで……!」 知らないのなら教えてあげよう。 叱られたがりのあなたを知った日から、私の愛はあなたのものでした。

2021-03-16 21:34:08
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

(余談) 恋心を自覚する前の若様 🐉「相談があるんだが……」 🦇「どうした?何でも言ってみるがよい!」 🐉「……時折、無性に人の子に叱られたくなることがある。これはどういう感情なんだ?」 🦇「おっーー……と。育ての親に等しいわしに癖の話か???」 🐉「ヘキ……?」

2021-03-17 06:22:12
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

マレ監♀ 王族なので万が一の”間違い”が起こらないようにめちゃつよおばあ様から婚姻するまでは【異性を抱きしめると本来の姿に戻ってしまう】魔法をかけられている🐉。 監とお付き合いするにあたりそのあたりの事情を説明してお互いに納得していたもののやっぱり燻るものがあって

2021-03-18 15:08:54
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

「思ったんですけど……」 「うん?」 「……だ、抱きしめなくても、できないことはない、のでは………?」 「…………」 からのチャレンジの末、やっぱり途中で🐉の気持ちが昂りすぎてしまいonbr寮が崩壊して🦇先輩に爆笑されながら二人揃って説教されてほしい。

2021-03-18 15:12:34
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

(※怒られ発生後) 「思ったのだが……」 「うん?」 「……本来の姿でも、お前を愛することは可能なのでは……?」 「…………え゛!!?」 ということで新月の夜にふたりでこっそりと森の奥に赴き、ひっそりと性癖を拗らせていくふたり。

2021-03-18 19:29:35
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

最初はどこまでの接触で魔法が発動するかを見極めるためにゆっくりそっと触れ合うのですが、本来の姿に戻った際にやっぱりちょっとしゅんとしてしまった🐉に監が「……怖くないから、たくさん触ってほしいな」と伝えて鼻先にキスした結果、どろどろのぐちゃぐちゃにされてしまうやつ。

2021-03-18 19:41:17
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

私は🐉の卵生胎生問題、どちらもあり得る(母体による)派なのでマレ監♀に「母上がドラゴンだったので僕は卵から生まれたが、お前と僕の子は胎生になるだろうな」「そっかぁ…………ん???」て会話をしてほしい(※お付き合いしていない)

2021-03-20 21:28:07
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

マレ監♀ 元の世界に戻れないまま卒業を迎えた監を【ただの友人】として城に置くには何かと障りがあるので【妾のひとり】として後宮に入れることに。当初後宮という言葉に戸惑いを見せた監に「気負うことはない。体裁だけの話だ」と安心させ、「他に行く宛もないし、それじゃあお言葉に甘えて……」と

2021-03-21 01:01:32
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

城を訪れてみれば後宮には自分以外の妾なんてひとりもおらず、事実上の正妻にされてしまった監のお話は1000000000億回見たい。

2021-03-21 01:04:21
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

「話が違う……!」 「うん?何のことだ?」 「他に誰もいないなんて聞いていない!」 「んん?僕はお前以外に妾がいると言ったか?」 「い――…………って、ない、けど……っ」 「まぁ落ち着け。ほら、お前の好きなスコーンが冷めてしまうぞ?」 「ぁわ……」 (※なんだかんだ仲良くティータイム中)

2021-03-21 01:11:26
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

🐉は最初の言葉通り監の体を求めることはしないけれど、体裁上毎晩監の部屋を訪れ朝まで一緒に過ごす。 最初の数日は割と警戒していた監だけど🐉は監の許可なしに触れてくることはないし、本当に朝まで一緒のベッドで眠るだけなので次第にそれが当たり前のことになってきて、

2021-03-21 01:16:54
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

寒い夜は自分から身を摺り寄せて眠る程になる。 そんなある日、いつもより早く寝台から抜け出して身支度を整える🐉の背中をぼんやりと見つめながら「……きょう、なにかあるの?」と何気なく聞いてみると、振り向かないまま「……大事な式典の日なんだ」と告げられる。 彼の両親が亡くなった日だった。

2021-03-21 01:24:23
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

妖精と人間との間で起こった戦争。その中で命を落とした彼の両親。 そして争わないことを選んだ彼の言葉を、離れた場所から聴く。 ――自分はこの世界の”人間”ではない。 言い訳のような感情がふつりと浮かび、そんな己に嫌気が差した。 遠い彼の背中に、無性に縋り付きたくなった。

2021-03-21 01:37:10
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

その夜、いつものように彼が寝室を訪ねてきた。 「――今日は、来ないかと思ってた」 「なぜ?」 「…………だって、」 『自分は”人間”だから』 その言葉を口にしようとして、だけどできなかった。 糸で引かれたように俯く。頭上の彼に名前を呼ばれた。 「……今夜は、お前を抱きしめて眠りたい」

2021-03-21 01:44:40
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

毎晩同じベッドで眠っておきながら、抱きしめられたのは初めてだった。 いつもよりも近く感じる彼の匂いと体温。 心臓はずっと煩い。きっと彼には伝わってしまっているだろうに、指摘されることはなかった。 このままではとても眠れないと僅かに身じろげば咎めるように更に強く抱き寄せられ、

2021-03-21 01:53:30
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

「離れるな」と囁く息遣いが髪を擽る。 上掛けの中でするりと脚を絡められ、頭が一瞬、真っ白になった。 「 な――ん、で?」 胸の鼓動に押し出され、唇から零れた言葉を止める術がない。 「なんで、わたし……っ」 「……うん?どうした」 優しい声。目の前が歪む。 「わ、たし……”人間”なのに、」

2021-03-21 02:00:32
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

どうして傍に置いてくれるの。 どうして優しくしてくれるの。 ずっと訊きたかった。だけど訊けなかった。 何かが壊れてしまう気がして。 引き返せなくなる気がして。 それでも――もしも昨日までの”ふたり”に戻れなくなってしまうとしても、 「――知りたいのか?」 彼の指の背に下唇を撫でられる。

2021-03-21 02:07:38
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

彼の前髪が額を擽る。 「――おしえて、」 瞬きした睫毛の先、涙の粒が煌めく。 もう戻れなくたって良いから、彼の答えを知りたい。 重なった胸の奥にある熱の理由を知りたい。 それでもまだ選択の余地を与えるように、殊更にゆっくりと近づいてきた薄い唇へ、自らのそれを押し付けた。

2021-03-21 02:17:43
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

という具合に名実共にお嫁さんにされてしまうお話。 でも翌朝冷静になった監は「よりによってご両親の命日にあんなことしてしまうなんて……!」と羞恥と自己嫌悪に陥るんだけど🐉の方はご機嫌で「――ああ、残念だ。命日でなければ昨日を『真実の愛の日』として祝日にしたものを」とか言い出す。

2021-03-21 02:29:53
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まとめたひと
みとしろ@低浮上 @sumiz0me

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