2021年3月分
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みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

監を迎えてくれた🐉の腕にはめちゃくちゃ美人な妖精の女の子がべっとりくっついてて、親しげな様子で🐉の名前を呼びながら「ねぇ、このこだぁれ?なんでニンゲンがいるの?」とかなんとか言われて「はぁ???」ってなるやつ。 しかも🐉はその子を引き離すこともせず、させたいようにさせながら

2021-03-29 20:10:33
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

「彼女は僕の客人だ。仲良くできるな?」と子猫にするように頭を撫でてこれまたひどく親密な様子で甘く名前を呼び、「はぁい」と甘ったるい声でくすくす笑う女の子と完全にふたりの世界を見せつけられてしまう。 いわく、ふたりは遠縁なのだという。 けれどそれにしては距離が近い。近すぎる。

2021-03-29 20:18:12
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

プロポーズした女が目の前にいるのに別の女を膝に乗せてるってどういうこと?どういう感情??? 『僕のことを知ってほしい』ってどの口が? ここに来て余計にわからなくなったんですけど?いやむしろわかりたくないんですけど……! 一日目にして完全にやさぐれた。

2021-03-29 20:25:17
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

夕食にまで彼女は同席して、大きな瞳をうるうると潤ませながら苦手な野菜を彼に食べてもらっていた。幼児か。 そんな彼女を、彼がまた「仕方がないな」と手放しに甘やかすものだから腹に据えかねる。 とにかくふたりの姿を見ていたくなくて、前菜の後はひたすらお皿の柄を見ながら胃に詰め込んだ。

2021-03-29 20:33:22
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

食後の歓談なんて知ったことかと席を立つ。「まだデザートがあるぞ」と彼に呼び止められた瞬間、自分の中でぷつりと糸の切れる音がした。 「もうお腹いっぱいです!ご馳走様ッ!!」 肩で風を切りながら足早に石畳の床を歩く。最初に案内された客室へ逃げ込み、勢いのまま大きなベッドへダイブした。

2021-03-29 20:42:09
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

「っっ~~~~!!!」 バカ!バカ!!バカ!!!! 分厚い枕に顔を埋め、声にならない声で叫ぶ。 バタ足するようにふかふかの布団を蹴って一頻り身悶え、ぐじゅりと鼻を啜った。 「…………ばか、」 私のバカ。 奮発して可愛い下着まで用意して、本当にバカみたい。

2021-03-29 20:50:21
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

ドアの向こうからノックの音が聞こえた時、この期に及んで心のどこかで喜んでいる自分に気付かされ、辟易した。 咄嗟に声が出ず、ベッドの上で物音を立てないようにそうっとシーツを被る。 彼の声が私の名前を呼んで、それでも私は返事ができなかった。 「――入るぞ」 入らないで。 嘘、行かないで。

2021-03-29 21:02:46
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

心の中のふたつの声が殆ど同時に重なる。 息苦しさに手足を丸め、何を言い出すかわからない唇を固く結んだ。 「……体調が優れないか?」 鍵をかけていなかったドアは簡単に開いて、彼の足音が近づいてくる。ひとり分の静かなそれに、ほんの少しだけ安堵していた。 寝台の端の方が微かに沈む。

2021-03-29 21:09:41
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

強張った唇の力を抜き、シーツの中で密かに深呼吸した。 「――ちょっと、疲れちゃったから…………今日はもう、寝るね」 上手にできたと思う。 素直に甘えられるあの子みたいな可愛げはないけど、露骨な不機嫌さは出てない……はず。 シーツ越しに、彼の手が頭を撫でた。 「――そうか。おやすみ」 え?

2021-03-29 21:19:55
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

布の滑る僅かな物音。近づいた彼の気配が離れて、寝台がごく僅かに揺れる。 え、え、嘘。 ほ――ほんとに、行っちゃうの? 「っっ――ま、!」 『待って』と、思わずシーツを跳ねのけて離れた彼の腕を追いかける。 まだベッドの端に留まっていたそれを掴んでほっと息を吐いた時、

2021-03-29 21:28:02
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

伏せた顔に強い視線を感じて、ギクリと強張った。 「――うん?どうした……?」 とろりと滴る蜜のような声。 四つん這いになった私の顔を覗き込み、ニタリと笑う彼を見た瞬間、自分がまんまと彼の術中にはまってしまったことを悟った。 「~~~~っ、っ!!」 首に、頬に、瞳に、熱が駆け上がる。

2021-03-29 21:35:25
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

彼の掌がそれを追いかけ下瞼を優しく擦られた途端、ぽろりと悔し涙が零れた。 「ぅ、……っ」 「ああ――ふふ、よしよし……泣くな、泣くな。悋気を起こすお前があまりに可愛くて、つい興が乗ってしまったんだ。許しておくれ」 蕩けそうな微笑で濡れた頬を拭う。せめて申し訳なさそうな顔をしてほしい。

2021-03-29 21:43:53
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

嫌だ離して見ないでやめてと散々頭を振って腕を突っ張る私を無視して容易く膝の上に抱え、上機嫌な彼はあっさりと種明かしをした。 「安心しろ。あの子はああ見えて、今年で10歳になったばかりだ」 「……………へ?」 じゅっさい 「……と、年下……?」 「ああ、『赤ん坊』だな」

2021-03-29 21:53:23
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

いよいよ死にたい。 「ッッ~~~!!!」 「おっと」 突き飛ばすように彼の胸を押しやった。反動で背中からシーツに倒れこむ。 上等なマットレスだから頭からいったとしても多少の眩暈に見舞われるくらいだろうに、彼はすかさず私の首の後ろに腕を回し、後頭部を庇った。 ――つまり、押し倒す姿勢で。

2021-03-29 22:05:34
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

「っ、!!」 宝石みたいな瞳が、かつてなく近い。 頬が炙られたように熱くて痛いほどだった。 「ぁ、 の……っ」 どいて、と震えた声のなんと弱々しいことか。重なってしまいそうな胸板を押し返そうと差し込んだ手をやんわり掴まれ、心臓が飛び跳ねる。 手の甲に、ひんやりとしたシーツが触れた。

2021-03-29 22:18:01
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

吐息の中で名前を呼ばれ、垂れた彼の髪が私の首筋にかかる。くすぐったさに思わず身じろげば手首を掴んだ掌の力が増して、もう息の仕方を忘れてしまいそうだった。 「…………っ」 沈黙の中、腰の横が少し沈む。 薄目を開けて窺うと彼が膝で私を跨いで寝台へ乗り上げたところで、

2021-03-29 22:34:27
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

その顔に先程までの揶揄うような笑みはない。 体の芯が、ぞくりと痺れた。 「っ……ゎ、わたし、も……!」 「……――ん?」 「私もまだ――っ……あ、『赤ん坊』じゃ、ないの……?」 かつてなく追い詰められ、咄嗟に飛び出したのはそんな言葉で。

2021-03-29 22:46:24
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

虚をつかれたように睫毛の生え揃った瞳をぱしぱしと瞬かせた彼が、くつりと喉を鳴らした。 「――そんな顔をしたお前が、『赤ん坊』に見えるものか」 決死の言い分はひどく優しく挫かれ、その先はひとつも言葉にならず。 結局私は『可愛い下着じゃないから待って』と言い出すことさえできなかった。

2021-03-29 22:55:43
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

まだ🐉にきちんと返事をしていないのに、🐉が自分以外の女の子の名前を呼んでいる現場に居合わせて嫉妬してしまう監と、わかっててやってる🐉を書きたかっただけ

2021-03-29 23:44:30
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

辺境の孤島にある全寮制の男子校という極めて閉鎖された状況で必然的に恋のライバルはほぼいなかった監が学園の外で自分の恋人が他の女の子にちやほやされるところを目の当たりにして急激に焦ってしまうお話は何回でも読みたいし、ここぞとばかりに今までの意趣返しをする底意地悪い🐉はもっと見たい。

2021-03-30 07:12:23
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

nrcに呼ばれたくらいだから善人で純粋無垢な監よりも多少打算的で強かな一面のある監の方が好みなのですが、🐍のヴィラン性を保つために🦦が呼ばれたように、マレ監の監は🐉がヴィランの王として完成するための贄として召喚された存在であったらドドド性癖です。

2021-03-30 07:33:31
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

ただひとり心から愛した少女を奪って攫って蹂躙することで完成する世界

2021-03-30 07:47:47
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

もしくは🐉をヴィランの王に祭り上げたい何某かが監を攫い「あなたを愛し、あなたを手に入れ、そしてあなたを失うことで、あのお方は我ら<ヴィラン>の真の王となる……!」と淀んだ眼光に狂気の恍惚を浮かべたところで、呪いによって自由を奪われ絶体絶命の状況の監が

2021-03-30 20:46:56
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

「――だったら私……絶対に、死んであげられない」 と震えながらも不敵に笑う展開がほしい。

2021-03-30 20:50:03
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

#マレ監♀ 『あなたの夢を見ました』と告げるのが谷では古典的なプロポーズの言葉であるとは知らず、世話話として「そう言えば、昨日の夢に🐉が出てきたよ」と話した監にフリーズする🐉。 なんか上の空だなと思いつつも特に突っ込まずにいたら数日後に薔薇の花束を抱えた🐉が訪ねてきて

2021-03-31 12:04:40
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

「先日の件だが」 「え?なに、どれ?」 「お前の求愛、謹んで受け取ることにした」 「え???」 「必ず幸せにする」ぎゅっ…… 「?????」 てなって🦇パイセンのテッパン馴れ初め話にされるちぐはぐなふたり(後の夫婦)

2021-03-31 12:11:09
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

学園出た瞬間言葉が通じなくなってあわあわしながら必死にボディランゲージする監が可愛くてわざとそのまま妖精語で話す🐉ということですか……🤦‍♀️🤦‍♀️🤦‍♀️

2021-03-31 12:18:49
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

伝わってないのを良いことにここぞとばかりに「お前を愛している」「僕だけのものにしたいんだ」「僕の伴侶になってくれ」と監の手を取って返事を促すように首を傾け、よくわかってない監が「???」てなりながら、場所変えようってことかな?ととりあえず頷いちゃうやつ🤦‍♀️

2021-03-31 12:23:36
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まとめたひと
みとしろ@低浮上 @sumiz0me

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