会社役員晴(お金持ち)と、その会社が入ってるビルの警備課警備員道。
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泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

小さなカウンターに数席と、小さなテーブル席が2つ。こじんまりとしたバーの主らしき男性は、こちらを見てにこりと笑い、水を出した後何も言わずにその場を離れた。注文が決まったら呼べということだろう。話しかけられない限り、客に関わり合わないスタンスの店なのかもしれない。

2021-07-04 00:33:28
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

嫌な客だったのかと心配してみれば、ꘐは盛大に顔を歪めながらも首を横に振った。 「嫌いな客ですが、嫌な客ではないです。特に無理強い……ええ、無理強いはされてませんのでご安心を」 「……それなら良いのですが」 ショートカクテルをぐいっとあおったꘐがマスターを呼んだ。

2021-07-04 00:40:24
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

「道は何を飲みますか?」 「儂はお前のように酒に詳しい訳ではないので、名前をみてもいまいちピンとこず……」 「ならば、自分の好みを伝えなされ」 「好み?」 「ええ、アルコール度数低めとか甘さ控えめとか。あとここは生のフルーツを使っておりますので、フレッシュなカクテルも飲めますぞ」

2021-07-04 00:42:25
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

「へぇ……では、余り酒が強くないのでアルコール度数は低めで、フルーツを使ったカクテルが良いです」 「拙僧はウイスキーをロングでくだされ」 マスターは返事をして、またその場を離れた。 「ロングとは何です?」 「グラスの形ですよ。コップのようなやつと、三角のやつとあるでしょう?それです」

2021-07-04 00:45:47
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

ꘐの手の中には、三角のグラスがあり、これがショートになるらしい。 「ロングは氷を入れるようになっておりますので、その分ゆっくり飲むことができまする。ショートは氷が入らないので、短時間で飲む必要がありますな」 「なるほど」 「アルコール度数低めなら、だいたいロングで提供されます」

2021-07-04 00:49:06
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

氷や割材を入れる分、アルコール度数は低くなるからと言われて、再度なるほどと呟いた。ただ、ちょっとだけ三角のグラスで飲むのは憧れがある。ちらちらとꘐの手元を見ていれば、ꘐは苦笑をこぼした。 「アルコール度数は調整できますので、次はショートを頼めばよいですよ」

2021-07-04 00:52:25
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

そういうレシピもあると言うꘐに、目をぱちくりと瞬かせた。まるで経験者のような口振りだ。 「言っておきますが、バーテンダーはやったことありませぬぞ。ただ、客とのアフターで酒に詳しくなっただけです」 「そうなんですか」 「まあ、それはともかく。道、今度一緒に晩ご飯食べに行きません?」

2021-07-04 01:18:23
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

晩ご飯。そう言われて、びくりと震えた。仕事中に誘われたことを思い出して、視線を彷徨わせる。 「……ええ、いいですよ。どこに食べに行きますか?」 「……道、あべ殿から誘われてるにもかかわらず、拙僧との約束を出して断ろうとか思ってませんでしょうね?」

2021-07-04 01:21:05
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

ぎくりと震えた肩は見逃さなかった。はあ、とため息をつく。 「……嫌なら嫌と言いなされ。それともあべ殿は、嫌がるお前を無理強いするような方なら別ですが」 「そのような方では!」 「ならば、何をもだもだしておるのです?キープきどりですか?」 「キープ?!」 顔を赤くしながら目を丸くする。

2021-07-04 15:26:50
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

新しい酒に口を付ける。せっかくナッツのような美味しいウイスキーなのに、まずくなりそうだ。はーやだやだ。馬に蹴られたくないんですが。 「だって、お食事の誘いは乗るだけじゃなく、家に食事を作りに行って泊まるなんて下心なしではできませぬゆえ」 ははーんと嗤えば道は四川を彷徨わせる。

2021-07-04 15:34:46
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

「お前、あべ殿の強引さに引いてる振りして、割と状況を楽しんでますね?」 道はオレンジのロングカクテルをちろりと舐めて、はあとため息をついた。じとりとこちらを睨み付ける。 「……人聞きの悪いことを」 「おやおやぁ?間違っておりましたか?いやはや、ならば……」 グラスをことりと置いた。

2021-07-04 15:45:53
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

「なれば、拙僧が貰ってもよろしいですね?」 蠱惑的に唇をつりあげれば、道の眉間に強く皺が寄った。 「……は?」 「ンン~?あべ殿、考えたら良い男なんですよねぇ。金払いは良い客ですし、アフター強要しないし、顔いいし。程よく鍛えておるようですし。性格に難がありますが、まあ好みかなと」

2021-07-04 15:52:18
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

ぽかんと口を開けて呆ける道に、ꘐは内心笑いたくてたまらないのを必死に隠す。 正直、あの男など死んでも嫌だがここまでお膳立てしてやらねば、いつまでたってももだもだもだと、鬱陶しいことこの上ない。 「あ、え、ꘐ、お前まさか……」 「無駄に待たせる必要はないのでは?」

2021-07-04 15:55:33
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

気がないなら、さっさと振ってやりなされと笑ってやる。道はぐぬぬと呻いていた。 「…………いやです」 「聞こえませぬなぁ?拙僧の耳にもしっかり聞こえるようにお伝えくだされ」 「地獄耳でしょう!?あーもう!性格が悪い!!嫌だと言うております!」 「うんうん、よく言いました」

2021-07-04 16:00:59
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

「ところで、道。シャンパンは好きですか?」 「え?……あー、嫌いではないかと。甘くて炭酸のお酒ですよね?」 「左様。まあ、有名どころですとドンペリですな。一番安い白でもクラブでボトル入れると5万くらいなります。拙僧はソウメイが好きですな。微炭酸で糖質も控えめです」

2021-07-04 16:50:44
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

グラスを置いてうんうんと言えば、道は困ったように小首を傾げた。うん、身内の贔屓目としても可愛い。 「ダンサーですゆえ、体型維持には気をつけておるのです。ドンペリに比べるとお安めですが、それでも一番安いグレードのブリュッドでも10万いたしまする」 「はあ……」

2021-07-04 16:55:32
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

「そのソウメイのですねー、プラチナのボトルを!入れてもらったんですよ!ブラックの次のグレードで、なんとボトル1本20万!はぁ……拙僧の懐も潤いましたし、店の売上にもなり申した……」 「はあ……随分と太っ腹な客ですな……」 「ええ!ええ!……つまりですね」 にこりと笑う。

2021-07-04 16:58:22
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

「シャンパンで、君を招待してもらったんだよ」 背後から、涼やかな声が降り注いで道はぴしりと固まった。カウンター席に座る道の体を押さえ込むように、手がカウンターに置かれる。ひいと道が小さく悲鳴をあげた。あーあ、やだやだ。ꘐはぐいっとグラスに残ったウイスキーを飲み干した。

2021-07-04 17:12:38
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

「ꘐ、1人で飲んでると言っておったくせに……!」 「1人で飲んでおりましたぞ?現にカウンター席には拙僧1人でしたでしょう?偶然、1人で飲んでたところがあべ殿のお知り合いのお店とかで、偶然あべ殿が裏方に隠れてても拙僧知りませぬしー」 「おーまーえー!!」

2021-07-04 17:18:50
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

なんとか逃げ出したくて、視線を彷徨わせているが、まるで檻のように背後から手をつかれているので逃げる隙もない。顔色を悪くしている道をよそに、このいけ好かない狐男はにっこにこである。殴りたい。 「……あ、あべさん……」 「晴でいいですよ?」 「……あべさんはいつから」

2021-07-04 17:22:09
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

「さあ?あ、そろそろお酒がなくなりそうですね。ショートでアルコール度数低めのカクテルを作ってもらいましょうか?」 「はい!最初からですな!」 「あべ殿、拙僧もお代わりほしいです」 「好きに頼みなさい」 「わーい」 カウンターに拳を握り、わなわなと震えている道をよそにꘐは楽しそうだ。

2021-07-04 17:35:22
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

「さて、道」 「ひっ、」 にこりと、涼やかに圧をかける晴に対して道は顔が真っ青である。ぐっと身を乗り出した晴を避けるように、道はꘐの方へと体を倒した。 「ちょっと。狭いので寄ってこないでください」 「鬼!」 「はいはい、鬼ですぞー」 新しく頼んだカクテルがきて、それをぐいっとあおる。

2021-07-04 17:47:55
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

「ちょっとカバン失礼しますぞっと」 道のリュックを取り上げて中からアパートの鍵を取り出した。 「あべ殿、御馳走様です」 「ああ、また店に行くよ」 「ええ、お待ちしておりまする。次はぜひドンペリ入れてほしいですなぁ」 「考えておきます」 苦笑する晴と真っ青な道に手を振った。

2021-07-04 18:16:16
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

「じゃあ、道。拙僧、帰りまするゆえー。ちゃあんと、チェーンもかけますゆえご安心を」 「待ちなさい!チェーンまでかけられては、家に帰れぬではないか!!」 「ンンン、道、そこの男が帰してくれるとお思いで?」 にやにやと笑っていると、道の喉からひゅうと小さく悲鳴が零れた。

2021-07-04 18:20:41
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

「では、おやすみなさい」 道の焦った声を背中に聞きながら、ꘐはにまにまと笑いながらバーを後にした。どうせ明日道は休みだ。たっぷりと時間をかけて話し合って、さっさとくっついてしまえばいい。 「……あれがいいなんて、正直男の趣味を疑いますけどね」 好みなんて人の好きずきである。

2021-07-04 20:01:16
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

泣かしなどはしないだろうが、もし、道があの男に泣かされるようなことがあれば、全力で道の味方をするだけである。 にんまりとꘐは笑った。 「ンンンン、甘露にございますなぁ」

2021-07-04 20:03:32
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

警備員道に同僚作りたいんですが、誰にしようかな。むらまさとか?道の先輩役か上司役でむらまさいいかも……

2021-09-11 23:52:27
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

会社役員×警備員パロ晴道。 「おーい、道。おまえ、このあと夜巡回だよな」 「ええ、左様にございまする」 直属の上司にあたる主任はにかっと笑って、地下の自販機にある缶コーヒーを2つ手渡した。 「間違えて買っちまったんだよ。眠気覚ましに飲んでくれねぇか?」

2021-09-12 00:54:11
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

「2つも、にございますか?さすがに2つもは……」 「いいってことよ。どうせ家帰っても飲まねぇしな」 じゃあ、お疲れさんと帰った主任に慌てて頭を下げて、道は懐中電灯片手に巡回へと出た。さすがに事務所にある自分のロッカーまで戻って、コーヒーを置いてくる余裕はない。

2021-09-12 00:56:26
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

慌てて制服のポケットに缶コーヒーを2つつっこんだ。 ワンフロアごと以上がないか、きちんと見回っていく。どのフロアも誰一人残っておらず、しんと静まりかえっていた。 真っ暗な闇がしんしんと降り積もっている。 「やあ、精が出るね」 「ッギャアアアアア!!」

2021-09-12 01:05:52
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

背後から声をかけられて、道は思わず奇声をあげた。なんてデシャヴ。というか、以前にもこんなことあったし、割と最近も同様案件あった。 「……あべさん、何度も申し上げまするが、背後から声をかけるのはやめてくだされ……」 「ああ、すまない。つい、お前の背中が見えたものですから」

2021-09-12 01:10:45
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

暗闇の中で何してんだこの人と、思わないでもないが、所詮自分は他社の人間。つっこんだことをお伺いする訳にもいかぬ。 ……でも、本当にこの人、こんな真っ暗の中、何してんだ。 「あべさんは、まだお仕事を?」 「ああ、いや。仕事自体は先ほど終わってんですが……」

2021-09-12 01:15:57
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

よくよく懐中電灯で周囲を照らせば、フロアの隅。しかも床にバスタオルらしきものが落ちている。 「今から帰っても、どうせ朝から会議入ってますし、このまま寝ようかと……」 バスタオルは私物ですと笑う晴に、道はくらりと目眩がした。

2021-09-12 01:19:48
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

「横着を、するなーーー!!」 「あっはははははは!」 思わず怒鳴った道に対して、晴はげらげらと腹を抱えて笑った。

2021-09-12 01:21:58
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

会社員あべさん×警備員あしやの晴道。 今年はꘐがいるので、にぎやかな正月になるかもと思ってたら、いきなり29日になって「大晦日と正月は海外公演入りましたので」と言われて、大喧嘩した道。おまえそれはよ言わんかい。忘れてましたテへ。テヘではないわバカタレ。

2022-01-01 17:05:11
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

ꘐの方は昔から自由だし田舎の面倒な人間関係を嫌ったので、毎年年末になっても実家に帰ることなかった。だけど、今年はꘐがいるので道も付き合うつもりで帰省用の新幹線を予約してなかったのに。 ꘐ「え?!あなた、儂に合わせて帰らない予定だったんですか?!」 道「……お前1人にしたら」

2022-01-01 17:12:04
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

ꘐ「別に1人は慣れておりまするぞ?」 道「何やらかすかわからんから、1人にしたくないのだ!!このばか!!!」 ちなみに12月に入ってꘐの痴情のもつれに2回巻き込まれた道。監視しておきたかった。まあ、1人は寂しいかなと思いはしましたが。ほんのちょっとだけ。

2022-01-01 17:14:38
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

ꘐ「まあ、今度はさすがに大手イベント会社の仕事なので、そこまでハメははずせませぬ。大物相手なので」 ラスベガスでポールダンスを披露するイベントにでるというꘐに、道もため息をついた。 道「ところで、いつ出発ですか?準備は」 ꘐ「今夜の便ですぞ❤️」 道「このバカーーー!!!!」

2022-01-01 17:17:13
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

さすがにこんなにギリギリで新幹線も空いておらず、静かなオフィス街を歩く道。あーもう、せっかくですから高い肉でも買って、豪勢に一人すきやきでもやりますかねぇ。 いつもの激安スーパーで、いつもより高い肉を見てたら、いつもなぜか高い肉を食わせてくれる変な人が脳裏をよぎった。

2022-01-01 17:22:18
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

いやいや、肉みて思い出すのは失礼でしょう。ですがしかし、あの人いつも良い肉食べさせてくれるから、舌が肥えそうで怖い。 道「……美味しい肉ですからなぁ」 晴「あ、今日はすき焼きの気分ですか?食べに行きます?」 ギャーーーーーッ スーパーに道の悲鳴が轟いた。

2022-01-01 17:29:35
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

晴「やあ、今年は一人で年末すごすと聞きましたが、よければ夕飯につきあいませんか?」 道「あ、いえ、そんな年末までお世話になる訳には……というか、だだだだ誰から?!誰からそのような話を……!?」 晴「ꘐからです」 道「あいつ帰ってきたら覚えておれ!!!!」

2022-01-01 17:35:14
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

いつの間にそんな連絡をやりあうほど仲良くなったのか。道はめまいを覚えた。一癖も二癖もあるような人間が2人で仲良く結託するのはやめてほしい。対処に困るので。 まあ、あべさんが道のスケジュールをꘐから聞いた理由は、ꘐがあべさんに借りを作ったからです。

2022-01-01 17:38:38
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

実は、ꘐ。12月に入って道を痴情のもつれに3回目の巻き込みそうになった時があり、そのもつれが非常に面倒くさいことになりそうだったので、泣く泣く晴さんにヘルプを求めた訳です。 ꘐ「さすがに3回目巻き込んだら、道に見捨てられかねませぬ」 晴「男女込み4股のもつれとか私もどん引きですけどね」

2022-01-01 17:41:25
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

危うく刃傷沙汰になりかねないところを、晴さんが権力を行使して無理やり解決してくれました。なのでꘐは晴さんに借りがある。 ꘐ「……なにが、ほしいのですか……」 晴「そうですね。では、年末年始の道のスケジュールを教えてください」 ꘐ「……すまぬ、道……儂のために犠牲となってくれ……」

2022-01-01 17:46:54
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

ꘐも、毎年帰省して毎年両親と年末年始を過ごしてる道が、まさか自分のために帰省しないことを選ぶとは思ってなかった。え、拙僧、もしかして愛されてます?ヤッホーイ状態でしたが、慌てて晴さんに連絡するくらいには心配した。一応晴さんが解決してくれたとはいえ、何があるかわからないので。

2022-01-01 17:49:48
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

ꘐ「道が今年は帰省しないのです」 晴「え?毎年帰省してるのでは?」 ꘐ「実は帰省しない拙僧がいるので今年は合わせて帰省しない予定だったようで……本当に拙僧、道に愛されておりますなぁ」 晴「はいはい、では、道は1人では?」 ꘐ「ええ、拙僧、渡米するので」 晴「お前本当に莫迦では?」

2022-01-01 17:55:58
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

道が1人で年末をすごすことを聞いた晴さん、急ぎ関係者に連絡してから道がいつも利用するスーパーの駐車場で道を晩御飯に誘うため待機。なのに。 道「いつも奢っていただく訳にはいきませぬ……えっと、作りますゆえ儂の部屋に来ますか……?」 まさかのご招待にフリーズした。

2022-01-01 19:01:37
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

道「あなたが支払ったら、お礼の意味がありませぬというのに……」 晴「作ってもらうんですから、せめて材料費ぐらい払いますよ」 道「ほとんど儂が食べるんですから、儂が払うのがすじでしょう?」 晴「では、また今度」 道「(あれ、ナチュラルに次回もあることになったな?)」

2022-01-01 23:05:09
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

道のアパートに招かれて、1Kの狭い部屋にでっかいベッドがある程度の簡素な部屋。畳じゃないのに、床に座るのが落ち着かなくそわそわしてる晴さん。狭い台所でちまちま料理作ってる道の姿にもそわそわしてる。お前、そこで頭をあげたら……(盛大に頭をうつ道)

2022-01-01 23:15:39
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

道「うう、いたい……」 晴「一般的なキッチンだと、お前には危ないでしょうね……」 道「あべさんの家のキッチンでは、」 晴「晴でいいですよ?」 道「…………あべさんの家では、余り頭をうつことはないんですよね」 晴「(チッ、流された)吊り棚の規格が、ここより小さい物を採用してますからね」

2022-01-01 23:53:43
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まとめたひと
泥あんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

腐垢。成人済。 その時々にはまったCP吐き出し用。現在fごの晴道と神陛にはまっています。晴道や神陛吐き出し中。 道受も道攻も好きですが、晴道固定派。 吐き出したネタは定期的にプライベッターやminへ移しています。 マシュマロ→marshmallow-qa.com/v4v7mv9ckziiws…