というのもいかにもありそうなことなので、 >どんな立派な教えや権威や他のみんなが言うことよりも、自分の感性を大事にする(端本の言葉) ことがとても重要だと思った。
2022-07-15 10:42:23『薔薇はいいから議席をくれよ』☆☆
キム・ジナ『薔薇はいいから議席をくれよ』読了 全150ページ弱で各章10ページくらいだったので気軽に読みやすかった。 「男性は失敗した」という章の >男性カルテルはすべての業界に存在する。 >「レイプ・カルチャー」は出身も性格も違う男性たちをひとつにしてくれる潤滑油だ。 pic.twitter.com/EcscVoOGCy
2022-07-19 19:12:10>当事者たちにこの腐敗の尻尾を断ち切ることができるだろうか。 >女性こそ男性の牽制勢力にならなくてはならない。 >そのために権力を分かち持たなければならない。 というところが特に良かった。 最後の「今、ここでのバックラッシュ」の章ではトランスジェンダリズムに対しての言及があり、
2022-07-19 19:12:12わたしはキム・ジナ氏に同意する点が多かったのだが、TRA界隈からは「トランス差別だ」としてかなり批判されそうな気がする。 批判するにしても各自読んでからのほうがいいと思うのでどんなことが書かれているのかは、敢えてここでは詳細は書かないでおく。
2022-07-19 19:12:12と思ったけど心の中でいいね1000回くらい押した一文だけ紹介。 >ゲイ・トランスジェンダーに直接暴力をふるい差別をする主体が男性集団であるにもかかわらず、男性に責任を問うより女性に解決を要求するその行為もまた一種の女性嫌悪に過ぎない。
2022-07-19 19:17:18『美とミソジニー』☆☆☆
キターーーッ!! 早速読みます🥳 日本語版序文からして、テニスプレイヤーの服装の例をあげて >女性に押し付けられた美や外見の規範といったものが、女性の従属的な地位を示し、男性の快楽のために女性を提示する有害な文化的慣行であることをよく表している と書いてあり良さげ🥳 pic.twitter.com/eWrvrp2a8s
2022-07-21 12:44:08高校卒業して参考に買った赤文字系のファッション紙に、化粧の細かい工程やらムダ毛処理やらストッキングやらヒールのある靴やらなぜか皆コテを使える前提で解説されてるヘアアレンジやらが載ってて圧倒された頃の新鮮な気持ちを思い出してグイグイ読める
2022-07-21 14:14:52昨日『美とミソジニー』の第3章 トランスフェミニニティ――男が実践する「女らしさ」の現実 を読んで、中年になってから夫がトランス女性になった夫婦について、洗濯や料理などの家事を妻に任せながら夫は装飾することだけを楽しむ話などが書いてあり、宮崎猛志さんと響子さん夫妻を思い出した twitter.com/thesocial24/st…
2022-07-30 13:34:45【名作ドキュメンタリーをもう一度】 #宮崎猛志 さんと京子さん。 2人はずっと支え合ってきましたが、 猛志さんはローズと名乗り女性として生きるように。 性別を超えた、夫婦の愛がそこにはありました… #LGBT #夫婦 #福岡放送 #NNNドキュメント #日テレtheSOCIAL pic.twitter.com/gtBy9DaJI3
2020-04-28 20:00:00第3章は「これツイッターでも他称TERFたちが言ってるのと同じ批判だ!」とか「海外でも同じような事例があるのか…」とかで付箋貼るところがいっぱいあったし、トランスヴェスタイトとの関連や、男性と女性がトランスする動機の違いについても書かれていて面白かったです
2022-07-30 13:42:23第4章 ポルノ化する文化――性産業が構築する「美」、Terry Richardsonの悪行についても書いてあるのだが、2000年代後半に(やたら煽情的だな…)と思っていたAmerican Apparelの広告や商品の撮影もTerry Richardsonで、その頃からやらかしてたんかい😠と思った time.com/2900893/the-sm…
2022-08-20 17:51:53第5章 ファッションとミソジニーの、女性の服にポケットがない話や男性の服のほうがより良い素材で作られ、より長持ちする傾向がある話、(これTwitterで見たやつや…!!)と進研ゼミ状態になる あと表現がズバッとして直截的で良いな 例えるならセックスのことを「仲良し」とか絶対に言わない感じ…
2022-08-21 02:14:31ナイトブラとかコルセットとか美容のためにわざわざ苦しい思いするの謎すぎる😕って思ってたのでめちゃくちゃ分かるわ〜 この本はおしゃれに興味を持つようになって、無批判に流行りのファッションを受け入れるようになる前のもっと若いときに読みたかったな
2022-08-21 02:26:38第6章 化粧の罠 文化的に強要される脱毛 かつて女子校に通っていた時に、通学路で女性用剃刀のサンプルが配布されていたのを思い出した 初めて使ったときに「毛を剃るとこんなにツルツルになるんだ!」って感動した記憶がある あれは子どものうちからの“自分の身体に有害な慣行への誘導”だったのかな
2022-08-29 11:44:08第7章 足と靴のフェティシズム 「纏足は合意のうえで行われ、男性にとっては快感であり、女性の欲望の結果である」って擁護してる男にキレそう💢6~7歳女児が母親から施される文化的慣行となっていた傷害に同意もクソもないだろ💢じゃあお前も今からやってみろや💢
2022-08-29 12:14:30買売春と「美」が密接な関連があるという話、先日読んだ『性売買のブラックホール』にも性売買女性が「サイズ」(=買春者や業者が評価するスペック)を維持するために化粧や美容整形や豊胸やダイエットをする話が載っていたので納得
2022-08-29 12:24:17『根のないフェミニズム』☆☆☆
フェミニズムを知る前と知った後で考える視点がまるごと変わってしまうことを、『根のないフェミニズム』では映画「マトリックス」に由来して「赤い薬を飲む 빨간약을 먹다」いう言葉で紹介しています (p290 単語辞典より) pic.twitter.com/JZ4Gf12TW9
2022-06-19 21:04:29『根のないフェミニズム』、韓国のメガリアとウォーマドは女性蔑視をするゲイへの扱いによって分裂することになった流れが書いてあり、ゲイであることを公表してる某教員が「日本におけるトランス排除言説の広がりは、韓国のそれの影響を部分的に受けている」と読ませまいとしているのが皮肉だと思った
2022-08-17 15:18:51『根のないフェミニズム』はメガリア-ウォーマドの単語辞典がめちゃくちゃ口が悪くて辛辣でユーモラスで面白い 女性としての自負心を表現した単語の「小陰唇がはためく」「小陰唇拍手」という発想がすごくて、『美とミソジニー』でラビアプラスティ(小陰唇整形)の話を読んだ後だとなおさら唸ってしまう pic.twitter.com/xl8hgDW2K6
2022-08-18 02:25:24『根のないフェミニズム』のメガリア-ウォーマド単語辞典では、韓国の地下鉄の妊婦用座席に座る男性のことを「オメガ」と呼んでいた。 (オンラインフィクション文学の世界観において、「オメガ種」の男性は妊娠が可能であることから) twitter.com/shimpei_jp/sta…
2022-08-29 13:19:25ちなみに韓国では地下鉄の全車両に「妊婦配慮席」が用意されている。 pic.twitter.com/Qyq2PgcDwt
2022-08-28 21:06:46100分de名著テキスト『群衆心理』
kindleで買ってあった100分de名著『群集心理』のテキスト読んだら >熟考を許さない熱狂のなかで短絡的に答えを出し、刺激の強い言葉で群集を引き寄せる とか、 >群集の精神に、思想や信念――例えば、近代の社会理論のような――を沁みこませる場合、指導者たちは、主として、次の三つの手段にたよる pic.twitter.com/rKyaA16Jy6
2022-09-12 00:13:30>すなわち、断言と反復と感染である >これらの作用は、かなり緩慢ではあるが、その効果には永続性がある など、TGism界隈に当てはまってそうなことがいっぱい書いてあってゾッとした… これは自戒を込めつつ、もとの本も読まねばだわ😔
2022-09-12 00:13:31『大衆の狂気』☆
『トムボーイ』がもうすぐ読み終わりそうなので、待ちきれず『大衆の狂気』に取り掛かってる 章がゲイ・女性・人種・トランスジェンダーに分かれてて、さっそくトランスジェンダーのところだけ先に読んだら、ケイトリンジェンナーの受賞へのスタンディングオベーションでいち早く着席した人が、
2022-10-07 17:38:30その様子をカメラに撮られて非難されたり、討論番組で保守派の論客がトランス女性に首筋に手をかけられながら「もうやめて。救急車で帰宅することになってもいいの」っていわれたり、地雷を踏んだフェミニストがどうやって干されたかとか、テストステロンメーカーの公認コンサルタントである夫妻が
2022-10-07 17:38:31開催する「歓声・笑い・不満・拍手が何よりもキリスト教の伝道集会に似ている」怪しいシンポジウムの話や、徹底的な検討がなされないままオペ寸前までいった若者のエピソードとかが載っててマジかよ……の連続だった
2022-10-07 17:38:32女性の権利について関心を持って発信をしている身としては「女性」の章を読むのはめちゃめちゃ複雑な気持ちになりそうだけど、どう思われてるのか怖くもあるけど楽しみだな😅
2022-10-07 17:41:14『大衆の狂気』の「女性」の章、案の定、著者の批判に同意できるところとそれは違うのでは?と思うところがあった なかでも「女性のみが行使する権力のなかで、もっとも疑う余地がないのは以下のようなものである。すべての女性とは言わないまでも、多くの女性には、男性にはない能力がある。
2022-10-11 10:37:28異性を夢中にさせる能力、あるいは異性を混乱させる能力である」とか「フェミニズムが男性憎悪を植えつけた」とか「『マンスプレイニング』は軽い男性憎悪」とか「『男性の特権』があるならなぜ自殺者や危険な仕事で死亡する人やホームレスは男性のほうが多いのか」などは、アンチフェミがよく
2022-10-11 10:37:29フェミ(笑)という文脈でTwitterで言ってることなので、海外でも日本と同じようなこと言われてるんだ…と苦笑した😅 一方で「女がセクシーであること=パワーを持っている」ような風潮に疑問を呈している意見には『美とミソジニー』を読んだ自分としては同意できるところもあった
2022-10-11 10:37:29バトラーが超disられてて草 p.116 >社会的公正やインターセクショナリティといったイデオロギーの伝道者には、ある共通点がある。 >彼らの著作は、読んでもよくわからない。 >何も語るべきことがない人や、語ろうとする内容が事実ではないことを隠さなければならないような人がよく用いるような、
2022-10-25 19:02:02>意図的に理解を妨げるような文体を使うのである。 >ジュディス・バトラーがとうとうとまくしたてている以下のような文章を見れば、それがよくわかるだろう。 (中略) >このようなひどい文章は、著者が何かを隠そうとしている場合にのみ生まれる。 やっぱみんなよく分かってなかったんじゃん!!
2022-10-25 19:02:02『社会正義はいつも正しい』の著者、数学者ジェームズ・リンジーと編集長ヘレン・プラックローズが荒唐無稽な論文をいたずらで出してアクセプトされたエピソードも載ってた p.120 >ボゴシアンらが実行したいたずらは、死活的に重要な論点を提示している。
2022-10-25 19:29:04>それは、この分野の学術研究が詐欺の温床になっていることを指摘しているだけではない。 >関連分野の既存の理論や前提を採用し、理解しようのない言葉を利用しているかぎり、何を調べ、何を訴え、何を主張しても学術的に認められることを指摘してもいる。 アイロニーがすごいんよ
2022-10-25 19:30:55ダグラス・マレー『大衆の狂気』の感想を書くと「ほらwやっぱりTERFは保守で右翼なんだwネトウヨと同じw」とか言われそうだが、左派やリベラルにもバリバリ女性蔑視は残っててその最たるものがTGismだと思ってるし、右も左も関係なくわたしは自分がおかしいと思ったことはおかしいって言うだけなんで
2022-10-07 18:14:23『大衆の狂気』は章を割いてかなりトランスジェンダー問題に踏み込まれて書かれてるのに、TRA界隈がスルーしてたり本屋に凸する人が現れないのは、やっぱ作者が白人男性だからなの?
2022-10-11 11:50:48例の『大衆の狂気』ようやく読み終わったので感想をしたためています 「ゲイ」「女性」「人種」「トランスジェンダー」に言及されてたけど、エプスタイン事件もあるし本当にやばい「クィア(に近接しているペドフィル)」については書けなかったのかなと背景を想像した ガチで身の危険がありそうだし
2022-10-28 13:36:55『ガリレオの中指』☆
著者がISNAの法人化で理事長になったころのエピソードで「私たちは、変革を求めて公の場で活動しているほかのインターセックスの活動家とも連携した」(p.42 )で活動家として「小山エミ」って名前もでてきたんだけどあの「エミコヤマ」!?!?!?
2022-11-01 11:30:372003年、ベイリーの『クイーンになる男』が出版されたときに、 >どのようにしてオートガイネフィリアについてベイリーの口を塞ごうとしたのか(p.85) 、猛攻撃を受けたときのやり方が色々既視感ありすぎる… 2003年から始まってたのか…
2022-11-03 00:37:47