恋は大騒ぎ（２１）

るな@ドール @runadolls7

595-7 啓「俺、中学の時一時的にだけど」 啓「不登校になって」 啓「なんか色々どうでもよくなりました」 啓「でも、自分が嫌いになった時に」 啓「なんかそれはマズイなって思って」 啓「自転車に乗って行けるとこまで行ったんです」 啓「ケツの皮が擦り切れましたが」 啓「すっごく楽しかった」 pic.twitter.com/PzX6Qu64W2

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595-8 啓「だから、あなたには」 啓「自分のことは嫌いにならないで欲しい」 啓「あ、偉そうに言ってますが」 啓「俺、まだ誰とも付き合ったことないし」 啓「もちろん童貞ですし」 啓「青樹さんを幸せにできるかなんか分かんない」 啓「でも俺、青樹さんに幸せでいて欲しいんです」 pic.twitter.com/3MmChATqla

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595-9 啓「青樹さんのこと口説いてますが」 啓「俺じゃダメ、つまらないと思ったら」 啓「それでもいい」 啓「あなたが自分のこと好きでいて欲しいです」 青樹「…啓…」 青樹「お前…」 啓「なんですか？」 青樹「いや、なんでもない」 青樹「なんでもないんだ…うん」 青樹「なんでもない…」 pic.twitter.com/ULvvzS3SIP

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595-10 青樹「…」ﾌﾌｯ 青樹「啓」 青樹「ありがとう」 啓「え」 啓「…えーっと、あの」 啓「付き合ってくれるんですか？」 青樹「そうとは言ってないよ？」 青樹「ただ、ちょっとこうしたくなっただけ」 啓「えー、ダメですか？」 青樹「ダーメ」 啓「なんだー」 青樹「ダーメ」 pic.twitter.com/ETyyZRzc42

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596-1 （高校、教室） 修二「えーっと」 修二「そこ、きみの席じゃない…」 実里「修二くんが治るまで」 実里「替わってもらったの」 実里「先生もいいって言ってた」 実里「そんなじゃ不便でしょ」 実里「私に言ってくれればなんでもやるから安心して」 修二「そこまで不便じゃないけど…」 pic.twitter.com/RPv3Pu2D81

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596-2 修二「正直、ちょっと恥ずかしいかも…」 修二「何もかも面倒見られるの…」 実里「嫌？」 実里「だったら少し控えめにするけど」 修二「嫌だなんてとんでもない」 修二「その…みのりん、優しいなって…」 実里「うん、これは贖罪だから」 修二「食材？」 実里「ううん、なんでもない」 pic.twitter.com/A4uyjNFs65

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596-3 修二「もう、みんなの目がね」 修二「ああ、このふたりだからね、しょうがないね」 修二「…って言ってるのが分かるんだよね…」 実里「そう思っててくれたら嬉しいな」 実里「なんの問題もない」 実里「私、ずーっとくっついてお世話するから」 修二「嬉しいけど…うーん、いいのかなこれ…」 pic.twitter.com/k3WZMjl0H0

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596-4 修二「でもまぁ、確かに脚が曲がらないのは」 修二「しんどいね…歩くのも大変」 実里「そうだよね、松葉杖とか」 実里「歩き方も難しそうだし」 修二「今日から通学復帰したけど」 修二「学校来るだけでめっちゃ時間かかったもんな…」 修二「ありがとう」 修二「付き添ってくれて」 pic.twitter.com/Jwmm8iOiSu

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596-5 修二「…」ﾓｼﾞﾓｼﾞ 実里「どうしたの？」 修二「お手洗いに行こうかなって思って…」 実里「そうなのね」ｶﾞﾀｯ 修二「えっ、付いてくる気？」 実里「だって大変でしょ」 実里「トイレの中だけは自分で入ってね」 修二「当たり前だよ！」 修二「付いてきそうでドキドキしたよ！」 pic.twitter.com/UmsNeWJ93w

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596-6 実里「椅子をずらすより」 実里「机をずらす方が早いわね」 実里「ちょっと待ってて」 実里「…我慢できる？」 修二「できる！」 修二「子供じゃないんだから！」 修二「そんな切羽詰まってないから！」 修二（ホント、ありがたいんだけど） 修二（なんだか気恥ずかしいなぁ…） pic.twitter.com/M4T1W941XV

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596-7 実里「松葉杖は、こっちでいいのよね？」 実里「うん」 級友「修二、奥さん大事にしろよー」 修二「馬鹿！何言ってんだ！」 級友「お前らもう完全に結婚してんじゃん」 修二「いや、あの！」 実里「…」ﾆｯｺﾘ 修二「みのりんはいいの、からかわれて！」 実里「嬉しい」 修二「そうか…」 pic.twitter.com/N6qiZ5Ijci

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596-8 修二「いや、もうむしろ…」 修二「結婚…先延ばしにしなくても…？」ﾎﾞｿﾎﾞｿ 実里「私は逃げないから大丈夫だよ」 実里「したくなったらしよ」 実里「あのね」 実里「愛してるからね」ﾋｿﾋｿ 修二「…！！！」 修二「ひっ人前で言うことじゃないよ！」 実里「誰も聞こえてないよ…」 pic.twitter.com/rHQuRiw2Tu

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597-1 （斉藤家） 聡太「えっと、これに関しては」 聡太「質問は以上、かな？」 美晴「はーい」 実里「大丈夫でーす」 瑠璃「はーい」 聡太「…では、今日の授業は終わり、ね」 実里「ありがとうございました」 瑠璃「ありがとうございました」 美晴「ありがとうございました」 聡太「…でね、」 pic.twitter.com/8P66PlNv2e

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597-2 聡太「この後は各自勉強して」 聡太「学年末試験に臨んでもらいます」 聡太「わからないことがあったら」 聡太「いつものようにLINEに送って」 聡太「そんで」 聡太「きみらは来年度から塾へ行ってもらうので」 聡太「俺の授業は今日で終わりです」 実里「…分かってたけど寂しいな…」 pic.twitter.com/DgW7kHMIZ2

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597-3 美晴「ホントにやめちゃうの？」 美晴「私達、聡太さんのおかげで」 美晴「勉強楽しくやれてたのに」 聡太「ありがとう、嬉しいよ」 聡太「一年半くらいかな、家庭教師やらせてもらって」 聡太「俺も楽しかったよ」 聡太「ただ、俺、高校生の受験指導は」 聡太「やったことがないんで」 pic.twitter.com/huCaXKdklV

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597-4 聡太「進学塾に行ったほうがいいと思うんだよね」 聡太「友達もできるかもしれないし」 聡太「メリットはあると思う」 実里「えー、でも」 実里「このグループ、話しやすいし」 実里「勉強以外のことにも相談に乗ってもらって」 実里「良かったのになぁ」 聡太「ありがとう、ごめんよー」 pic.twitter.com/IH0WNPGe7q

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597-5 実里「みはるんなんて先生のおかげで」 実里「彼氏ができたんだし」 美晴「やだぁ」 聡太「それは不可抗力だけどね…」 美晴「今後も聡太さんに話聞いてもらってもいい？」 美晴「勉強だけじゃなくて」 美晴「悩むことも多いだろうし…」 聡太「もちろん」 pic.twitter.com/Wu3yok8WM9

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597-6 聡太「俺ら、先生生徒の仲だけじゃなくて」 聡太「友達じゃん？」 聡太「なんでも話してよ」 聡太「俺も、ゼミとか…就活がそのうち始まるし」 聡太「忙しくなっちゃうかもしれないけど」 聡太「話を聞けないほど忙しくもないと思う」 瑠璃「就活かぁ…聡太さん、どうするの？」 pic.twitter.com/GGNHPHwiax

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597-7 聡太「俺は中学の先生になりたいから」 聡太「普通の就活はしないけどね」 聡太「ってかむしろ来年から始まるくらいで」 聡太「3年ではゼミの勉強とか教職の勉強とか」 聡太「普通にやってるだけだけど」 瑠璃「そっかー」 瑠璃「じゃあ聞いても大丈夫かしらね」 聡太「遠慮しないでね？」 pic.twitter.com/x1SwFkAoA2

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597-8 実里「たまには遊びに来てね」 実里「先生とくだらない話したい」 美晴「そうそう、くだらない話したい」 美晴「学校の話とか、美味しいものの話とか」 聡太「…嬉しい…」ｸﾞｽｯ 瑠璃「泣くんじゃない」 聡太「いや、だって、こんなふうに言われたら」 聡太「なんか…すごく…」 pic.twitter.com/haCHP9B0nc

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597-9 聡太「とにかく、ありがとうね」 聡太「まずは学年末試験」 聡太「それが受験勉強頑張ってね」 美晴「はーい！」 実里「はーい！」 pic.twitter.com/1Zy0bPpyL9

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598-1 （寿司屋） 瑠璃父「聡太、親父さん仕事なのか」 瑠璃父「一緒に呑めたらよかったんだが」 聡太「父がよろしくお願いしますと言ってました」 聡太「粗相があったら申し訳ないと」 瑠璃父「粗相も何も」 瑠璃父「お前がうちの可愛い娘に何してるか知ってるが」 聡太「うわぁすみません！」 pic.twitter.com/oMeaJPndXZ

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598-2 瑠璃父「まぁ、俺の夢が一つ叶ったわけよ」 瑠璃父「『息子』と呑む」 瑠璃父「誕生日おめでとう、ハタチだな」 聡太「ありがとうございます」 聡太「…でも…こんな、回ってないお寿司屋さん…」 瑠璃父「俺の行きつけだ、気を遣わなくていい」 瑠璃父「大将、適当に見繕って」 大将「へい」 pic.twitter.com/FNxPUMUixh

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598-3 大将「藤崎さん、機嫌良さそうですね」 瑠璃父「おう、今日は息子がハタチになったんで」 瑠璃父「酒と美味い肴の味を教えてやろうと」 瑠璃父「ここに来たんだよ」 大将「え、じゃあこの若いのは」 大将「お嬢さんの彼氏ですかい？」 瑠璃父「そういうこった」 瑠璃父「将来の婿よ」 pic.twitter.com/nM9CI3kiTl

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598-4 大将「じゃあ、美味いもんたくさん食べてもらって」 大将「…少し太らせないとなぁ」 瑠璃父「そうだろ、こいつ痩せっぽちでよ」 瑠璃父「上背ばっかありやがって」 大将「若いの、ちゃんと食っていってくれ」 聡太「はい」 聡太「…いいんですか？」 瑠璃父「よくなかったら連れて来ねーよ」 pic.twitter.com/IINDLSTLxq

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598-5 瑠璃父「んでよ」 瑠璃父「酒よ」 瑠璃父「作法も知らねぇよな」 瑠璃父「まずよ、それをぐい呑みという」 聡太「ぐい呑みですか」 瑠璃父「両手で持て、こぼすといかんからな」 聡太「はい」 瑠璃父「注いでやるから持ってろ」 聡太「はい」 聡太「表面張力…」 瑠璃父「こぼすなよ、呑め」 pic.twitter.com/PKmR2vglfr

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598-6 瑠璃父「おう、いい飲みっぷりだな」 聡太「え」 聡太「美味しい」 瑠璃父「お、分かるか」 大将「いい呑み相手になってくれそうっすね」 瑠璃父「瑠璃までとは言わないまでも」 瑠璃父「少しは呑めねぇとな」 聡太「瑠璃ちゃん…そんな呑むんですか…」 瑠璃父「お前、瑠璃とはどうなんだ」 pic.twitter.com/qKQpf4sQ1J

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598-7 聡太「瑠璃ちゃんですか？」 聡太「もうね、めちゃくちゃ好きですよ」 聡太「食べちゃいたいくらい好きですよ」 瑠璃父「もう食っちまってるだろうが」 聡太「ええ、食っちまってます！」 瑠璃父「いい具合に酔ってんな」 聡太「なんか気持ちいいです」 瑠璃父「ほら、注がせろ」 聡太「はい」 pic.twitter.com/s4fWAuj8G7

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598-8 聡太「…眠い…」 瑠璃父「おう、そしたらそろそろ帰るか」 瑠璃父「大将、ありがと、〆て」 聡太「…あれ？」 聡太「…立てない…？」 瑠璃父「呑ませすぎたかな」 瑠璃父「ほら、支えてやるから立て」 聡太「あれ、まっすぐ歩けない」 大将「気をつけて」 瑠璃父「ははは、デビューしたな」 pic.twitter.com/yDM8erdWCj

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599-1 （高校、教室） 教師「それでは年度末テスト、国語、始め」 美晴（国語は瑠璃ちゃん得意なんだよね） 美晴（余裕の顔してるもんね） 美晴（あ、これ、こないだ聡太さんが） 美晴（出してきた例題そっくりだ） 美晴（…やっぱり聡太さんに習うの） 美晴（終わりたくなかったなぁ…） pic.twitter.com/u2oEIVUV1p

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599-2 実里（そうだよなぁ…） 実里（来月からは修二くんと、みはるんと瑠璃ちゃんと） 実里（同じ塾に通うんだよなぁ） 実里（私、ついていけるかなぁ…） 実里（聡太先生みたいに優しく教えてなんて） 実里（くれないだろうしなぁ…塾の先生は…） 実里（落ちこぼれないように頑張らなくちゃ…） pic.twitter.com/uVaeulu7nx

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599-3 瑠璃（国語はいいんだ、国語は…） 瑠璃（現代文も古文も得意） 瑠璃（でも、英語と数学だよな…） 瑠璃（頑張らないとすぐ分からなくなる） 瑠璃（…私、受験生になるんだなぁ） 瑠璃（あ、私、聡太さん不足で死なないように） 瑠璃（たまには遊んでもらわないと…） 瑠璃（精神衛生上…） pic.twitter.com/y77JufrlYM

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599-4 教師「はい、テスト終わり。手を止めてください」 実里「…どうだった？」 修二「うん、多分大丈夫」 実里「さすが」 修二「みのりんは？」 実里「多分…多分…」 実里「ちょっと自信無いところもあるけど」 実里「トイレとか行きたくない？」 修二「あ、行っておきたいかも」 pic.twitter.com/HxUoyVKTgg

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599-5 実里「はい、松葉杖」 修二「ありがとう」 実里「立ち上がれる？」 修二「ちょっと机と自分の距離が近すぎて」 修二「立ち上がりづらい」 実里「待って、机もうちょっと引くね」 修二「みのりん」 実里「ん？」 修二「ありがとう」 実里「じゃあ大好きって言って」 修二「え、ここでは無理」 pic.twitter.com/I92jeRBmvh

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599-6 実里「まぁいいや」 実里「今度ちゃんと言ってね」 修二「う、うん…今度ね」 美晴「あの二人は相変わらずね」 瑠璃「修二くんが怪我してから」 瑠璃「みのりん、お世話と称して」 瑠璃「めっちゃベタベタしてるもんね」 瑠璃「…いいなぁ…」 美晴「いいなぁ…」 pic.twitter.com/9gmnMvlGqq

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599-7 瑠璃「え、薫ちゃんとはうまく行ってるんでしょ？」 美晴「まぁねぇ」 美晴「この頃ずっとマラソンの練習してるから」 美晴「なんか走ってしかいないけどね…」 美晴「瑠璃ちゃんこそ、うまく行ってるんでしょ？」 美晴「聡太さんと」 瑠璃「うん、うまくいってる、でも…」 pic.twitter.com/wxFiH4OQPJ

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599-8 瑠璃「私の受験が始まったら」 瑠璃「どうなっちゃうんだろう…」 美晴「塾終わる頃に迎えにきて貰えばいいんだよ」 美晴「私、薫の時にはずっとそうしてた」 美晴「帰り道にデートできるよ」 瑠璃「そうかー…」 瑠璃「心配なことなんかないはずなのに」 瑠璃「なんか心配」 美晴「わかる」 pic.twitter.com/GcljHQaIeu

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599-9 瑠璃「自分が受験することも」 瑠璃「聡太さんと一緒にいることも」 瑠璃「乗り越えられるのかなぁ私…」 美晴「すっごい分かる」 美晴「薫、去年荒れてたもん」 美晴「あれ見ちゃうと自分も？ってなる」 美晴「お互い助け合って行こうね…」 瑠璃「マジ頼むよ親友」 美晴「おう、親友」 pic.twitter.com/tnw5qJMu0H

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600-1 （公園） 青樹「…いいな、それ…」 啓「だってさっき」 啓「体冷えちゃうから要らないって」 啓「言ったじゃないですか」 青樹「そんなに欲しいんじゃないけど」 青樹「お前が美味そうに食ってるから」 青樹「なんか羨ましくなった」 啓「美味いっすよ」 青樹「わかりやすく煽ってくるな…」 pic.twitter.com/CNtGDsuUiP

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600-2 啓「ひとくちどうです？」 青樹「うん、くれ」 啓「はい」 青樹「美味い」 青樹「買ってくればよかったー」 啓「でしょー？」 啓「んで」 啓「食べさせてあげるの、恋人みたいで」 啓「嬉しいです」 青樹「そ、そんなつもりじゃないよ！」 青樹「違うからね！」 青樹「勘違いすんなよ！」 pic.twitter.com/5RaAtioXq7

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600-3 啓「もういいじゃないですか」 啓「早く首を縦に振りましょう」 青樹「だから、お前の立場が悪くなるから」 啓「それは何度も聞きました」 啓「聞いた上で言ってるんです」 啓「あなたが好きなんです」 青樹「…お前のためにもならないけど」 青樹「僕も人と深く関わるの怖いんだよ…」 pic.twitter.com/zp0pDmyPhE

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600-4 青樹「もしお前と付き合ったとしても」 青樹「僕にはお前を繋ぎ止めておくものは」 青樹「何もないんだ」 青樹「結婚もできない、子供も作れない」 青樹「世間体なんて最悪だし」 青樹「付き合ってるのを周りに反対でもされたら」 青樹「それでもお前にそばにいてなんて」 青樹「言えないよ」 pic.twitter.com/kmhFpo6bCA

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600-5 啓「あのですね」 啓「『好き』と『愛』の違いって」 啓「『好き』はその人のいいとこだけを見る」 啓「『愛』はその人まるごとを認めていくこと」 啓「…なんですって」 啓「俺、あなたが思うほど」 啓「なんも考えてないわけじゃなくて」 啓「あなたと付き合うデメリットも含めて考えてる」 pic.twitter.com/EhxtzY3pmO

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600-6 啓「確かに、心のある人間同士なんだから」 啓「いつか気持ちが移ろっていくことも」 啓「あるとは思うんです」 啓「でも」 啓「それを怖がってたらずーっとひとりです」 啓「そんな寂しいの、嫌ですよね？」 青樹「…嫌…」 青樹「でも、僕の中でまだ篤志のことに」 青樹「整理がつかない」 pic.twitter.com/YpqANuVGZU

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600-7 啓「話しますか？篤志さんと」 啓「話して納得できるなら」 啓「会ってみませんか？」 青樹「…そんなこと、できるの…？」 啓「青樹さんがそうしたいなら」 啓「俺、篤志さんに頼んでみます」 啓「それであなたが納得するなら」 啓「土下座してでも会ってもらう」 青樹「啓…お前…」 pic.twitter.com/q6PHTykm6n

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600-8 青樹「いや、怖い…」 啓「怖くないですよ」 啓「これからずっと辛い思いを抱えていくよりも」 啓「ずっと怖くないです」 青樹「…それに、お前にそんなこと頼んでいいの？」 啓「俺は、あなたが幸せになるんだったら」 啓「なんでもしますから」 青樹「啓…」 pic.twitter.com/VyHke2LQaV

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601-1 （長砂大学）←聡太くんの大学 理人「…三好」 理人「合格発表なんてスマホで見られるんじゃね？」 莉里「それでも現地に足を運びたいわけよ」 莉里「だからあんた達呼んだんじゃん」 薫「…一人で確認するの怖かったわけね」 莉里「そのとおりよ！」 莉里「あんた達にいてほしかったのよ！」 pic.twitter.com/yTiyw7a4wj

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601-2 理人「まぁ気持ちはわかるけどな」 理人「俺も合格発表待ちだし」 莉里「あんたは受かるに決まってんでしょ」 理人「いや、全然そんなじゃない」 薫「こいつ受けてんの、世界でも有数の」 薫「頭脳の集まる大学だし」 薫「まぁ、受かるとは限らないよね」 理人「ホントそれ」 莉里「そっかー」 pic.twitter.com/XNGYAGMmQV

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601-3 薫「にしても」 薫「普段よりおしゃれしてね？三好」 莉里「わかった？」 莉里「やっぱりほら、セレブレーションでしょ？」 莉里「合格発表」 莉里「神妙な気持ちで来たわけよ」 莉里（嘘、ホントは柴田に会えるから） 莉里（可愛くしてきただけなんだ） 莉里（そういう日じゃないけど） pic.twitter.com/bw6ljBAa9r

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601-4 薫「落ちてたらどーすんだよ、そんな気合い入れて来て」 莉里「そんときはあんた達が慰めてくれる」 莉里「そのためにいるんでしょーが」 理人「そんなつもりはないが」 莉里「生島冷たくない？」 莉里「柴田は優しくしてくれるよねぇ？」 薫「落ちた時のことより受かった時のこと考えろよ」 pic.twitter.com/H6KmigCLmS

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