ここから、本格的にFFサイドの物語とリンクする形になります。 爺だけがやっていたのにアウラ娘さんまで参加。 いつものカルテットでお送りする群像劇スタイルに加え、 ARKでの生活が挟み込まれる形式になっていきます。
0
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

さて。 例によってFCハウスで寛ぐ、 猫娘さん、アウラ娘さん、ララ娘さんの3人組。 張り紙を眺めていた猫娘さんが、 ふと思い出した様にララ娘さんに聞く。 「そういえば、あの馬鹿最近見掛けないんだがどこ行った?」 「あの馬鹿…? あぁお爺ちゃんの事ですか?」 ララ娘さんは即答えた。 #FF14 pic.twitter.com/ADroeoX6Y9

2021-12-24 06:45:00
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

ララ娘さんは続ける。 「ほら、無人島でスローライフ的な新コンテンツの話が出てたじゃないですか」 「あぁアレな。最近、音沙汰無いよな」 素っ気無く答える猫娘さん。 「で、どうもお爺ちゃん それをすっごく楽しみにしてたみたいなんですよね」 それとどう繋がるのか猫娘さんは訝しんだ。 #FF14 pic.twitter.com/AYZe2d3p2y

2021-12-24 08:44:51
拡大
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

ララ娘さんは更に続ける。 「で、この前、 ヒャァ!我慢できねぇ!とか叫んだと思ったら、 ちょっとARKで無人島サバイバルな冒険してくる! とか言って、出掛けて行っちゃったんですよね」 「…なんだそりゃ」 最早、意味不明過ぎて説明にもなっていない説明に、 猫娘さんは呆れ果てた。 #FF14 pic.twitter.com/xBfocUan08

2021-12-24 09:20:59
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

「私にも良く分からないです。 面白かったら連れていってやるって言ってたんで、 何かそういう代物みたいです」 そう言って、分かりませんとジェスチャーするララ娘さん。 「まぁ、いつもの事か」 最早、理解する事を放棄した猫娘さん達。 話はこれで終わるハズだった。 …約1名を除いて。 #FF14 pic.twitter.com/6uv7G1uXk5

2021-12-24 09:21:36
拡大
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

というワケで爺である。 だいぶ髪やら髭やらが伸びてモサモサになっているが、 紛うことなき爺でございます。 あれからだいぶ日が経ち、 サバイバーとして一皮も二皮も剥けた爺。 何故かパンイチに戻っているが、 良く見ると靴だけ履いてる辺り、中々通とも言える。 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/XkTSeL9NVz

2021-12-25 17:47:08
拡大
拡大
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

で、しばらく爺は何をしていたかというと。 実は家(小屋)を作っていたのである。 2x3の6マス程度の藁葺きの小さな小屋。 だが、サバイバル用の藁葺き小屋とはいえ、家は家。 マイハウスを手に入れて、 BOXやらベッド代わりの寝袋をいそいそと持ち込む爺。 彼はとても上機嫌だった。 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/IxRjPD289g

2021-12-25 18:51:45
拡大
拡大
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

そしてこれが数時間後の爺のマイハウスでございます。 ハイ。 朝作って夕方になる前にこうなったww Q.どうしてこうなった? A.誤射して興奮したトリケラトプスの集団に襲われ、 立て篭もった結果、爆散した模様。 ちなみに、衣服は突撃を受けた際に破けてパンイチに。 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/SLPWEulgtm

2021-12-25 19:17:10
拡大
拡大
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

1日で爆散し、 最早、只の軒下に成り下がった元小屋で、 爺は頭を抱えていた。 今後の事?否。 「やべぇ… アイツにどう説明すんだこの状況」 その内連れて来ると約束した孫娘の事である。 このまま連れて来ても罵詈雑言の嵐確定。 それはマズイ(精神的に) 爺は本気で頭を抱えた。 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/ForIBbg5Ou

2021-12-25 21:58:09
拡大
拡大
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

ARKの現状で途方に暮れ過ぎて、 久々にFCハウスに帰ってきた爺。 だがホッとしたのも束の間。 ハウス内に入ると爺を更なる試練が襲う。 「あ。やっと帰って来ました、お爺ちゃん! どうでした?」 まるで待ち構えていたかの様に声を掛けるララ娘さん。 爺。 大ピンチの予感である。 #FF14 #ARK爺記 pic.twitter.com/ezDPCUekO1

2021-12-26 17:00:16
拡大
拡大
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

「で、そのARKなんとかって言うのは面白いんですか?」 無邪気に聞いてくるララ娘さん。 だが爺の反応は明らかにおかしい。 「いやその…まだ分からないというか、 見極めがつかないというかな」 しどろもどろに答える爺。 ララ娘さんの隣に座る猫娘さんが胡乱げに目を細める。 #FF14 #ARK爺記 pic.twitter.com/ThYRFXCoHg

2021-12-26 19:23:37
拡大
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

「え。じゃぁまだなんですか。 全然帰って来ないから、面白くて熱中してるのかと思ってたのに…」 ションボリとするララ娘さんと、 胡乱げな猫娘さんの視線に進退きわまる爺。 だが、そんな時意外な所に救いの主が。 地下の階段から、ちょいちょいとアウラ娘さんが手招きしている。 #FF14 #ARK爺記 pic.twitter.com/Y5oEMHwM7Y

2021-12-26 21:20:28
拡大
拡大
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

アウラ娘さんの手引き(?)により、 どうにか危地を脱した爺。 地階に下りると アウラ娘さんは1枚の紙を取り出し聞いてくる。 「ねぇねぇ。 じさまのやってるARKってコレでしょ?」 指し示すのはARKのタイトルが書かれた紙。 「…なんでコレ知ってんのよ」 すかさず爺はツッコんだ。 #FF14 #ARK爺記 pic.twitter.com/LhN6IOrShc

2021-12-27 16:00:24
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

「前からやってみたかったんだよねコレ。 良い機会だし、混ぜてもらおうかなと」 当たり前の様に参加表明するアウラ娘さん。 「え。ヤダよ。面倒くせぇ」 即答で断る爺。 「良いじゃんケチ!」 文句を言うアウラ娘さん。 この二人。 お互い問題児なため割と話が通じないのである。 #FF14 #ARK爺記 pic.twitter.com/0ZidbPeXsZ

2021-12-27 19:03:50
拡大
拡大
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

所変わって、 こちらの一階のララ娘さんと猫娘さんと言うと… 「…アイツ絶対に何かやらかしてるぞ」 ため息と共に先ほどの爺のあからさまな態度を指摘する猫娘さん。 「ですよねw」 さも当然と言わんばかりに苦笑するララ娘さん。 …二人でダメジジイの善後策を練っていた。 #FF14 #ARK爺記 pic.twitter.com/G44vXsyp8j

2021-12-27 20:21:24
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

「まぁ、何だかんだ言って大丈夫だと、 私は思ってますけどね」 そう言って苦笑の笑みから一転、 余裕の笑みを浮かべるララ娘さん。 「…偉い余裕だな」 その余裕はどうなんだ?と猫娘さん。 「まぁほら、 『私の』おじーちゃんですから!」 ララ娘さんは得意満面の笑みを浮かべた。 #FF14 #ARK爺記 pic.twitter.com/14IBQODxqX

2021-12-27 22:38:31
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

「それに私は泥舟に乗ったつもりで安心してますよ」 ふっふーんと自慢気なララ娘さん。 「…泥舟?」 ツッコミは忘れない猫娘さん。 「ハイ。途中で沈むでしょうけど、 そのまま岸まで私を担いで泳いでもらいます!」 「…それだ!w」 思わず吹き出す猫娘さん。 二人は大爆笑した。 #FF14 #ARK爺記 pic.twitter.com/3y9IPUNDLd

2021-12-27 23:58:17
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

さて。 泥舟本人はどうなったかというと。 「…つまり。 じさまが思ってたよりもARKの難易度が高くて あの子がやるには厳し過ぎるって事?」 結局、アウラ娘さんに洗いざらい状況を説明するハメになり。 「うむ。ワシでも発狂しかけたからな…」 何故かお困り相談室と化していた。 #FF14 #ARK爺記 pic.twitter.com/cgBRaPDcSU

2021-12-28 16:20:08
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

「でもARKってそのシビアさが売りだと思うんだよね。 むしろ、それを楽しませた方が良くない?」 正論を吐くアウラ娘さん。 「ワシはあの子に… のんびりスローライフを味あわせたかったんじゃぁ!」 叫ぶ爺。 …選ぶゲームを間違えてる。 アウラ娘さんはその言葉をグッと堪えた。 #FF14 #ARK爺記 pic.twitter.com/6JWERTNqHs

2021-12-28 17:57:31
拡大
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

「なら…もう一つしか手はないよ」 しばし考えた後、 打って変って真剣な表情で告げるアウラ娘さん。 「ARKの世界でのんびりスローライフが難しいなら… それが出来る楽園を、じさま自身の手で作るしかないっ!」 正に発想の転換。 アウラ娘さんの衝撃的提案に、 爺、電流走る。 #FF14 #ARK爺記 pic.twitter.com/U6yYEWtxcn

2021-12-28 19:50:58
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

「城塞都市でも何でも作っちゃえば良いの!」 ここぞとばかりに畳み掛けるアウラ娘さん。 「私もその『理想の楽園』の建設を手伝いたい。 だから…お願い!参加させて!」 アウラ娘さんは真摯な目で訴え掛ける。 やがて爺は厳かに言った。 「…共に作り上げよう。理想の楽園を!」 #FF14 #ARK爺記 pic.twitter.com/1APRzcxuXS

2021-12-28 20:37:49
拡大
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

上機嫌で1階に駆け戻ったアウラ娘さん。 彼女は親指を立て言い放った。 「適当に騙して参加許可もぎ取って来た!」 その言葉に目を輝かせるララ娘さん。 「え。じゃぁやるんですか!」 やったー!と喜ぶ二人を眺めながら、 猫娘さんは微笑んだ。 爺が騙されても誰も困らないのだ。 #FF14 #ARK爺記 pic.twitter.com/CDPUtFNCbP

2021-12-28 23:20:05
拡大
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

アウラ娘さん。 ARKの大地に立つ。 爺を騙して、無事ARKの大地に立ったアウラ娘さん。 自分の身体をしげしげと眺めながら呟く。 「ふーん… すっぽんぽんじゃない分、大分マシかな?」 大分ズレた感想を言いつつ、 周囲を歩いて具合を確かめる。 やがて、彼女は颯爽と駆け出した。 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/cQRohomTfG

2021-12-29 20:30:52
拡大
拡大
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

走りながら周囲をキョロキョロと見渡し、 手頃な石を発見。 その辺の棒を拾い、 異様に慣れた手付きでサクッと道具を作るアウラ娘さん。 茂みで繊維を集め、食べれそうな果実をモグモグと食べながら粗い衣服を作っていく。 「保温は真っ先に考えないとね。 凍えてからじゃ遅いの」 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/rgw6fcCeCS

2021-12-29 21:05:50
拡大
拡大
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

「日暮れまでには最低限揃えないとだから、 巻きでやってかないと」 そう言って作った石斧で木を削り、 槍を作り始めるアウラ娘さん。 「投げるから3本は欲しいな」 次々と槍を仕上げるアウラ娘さん。 やがて出来上がった槍を抱えると、 近くにいたチビ恐竜の群れに襲い掛かった。 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/j2FSEaobmB

2021-12-29 21:28:00
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

パチパチと焚き木の爆ぜる音、 そして、肉の焼ける香ばしい匂いが漂う。 「意外と美味しいよねこのお肉」 そう言ってアウラ娘さんが頬張る肉は 先ほどのチビ恐竜の成れの果てである。 「絶対、これ現在位置ズレてるよね」 地図の現在位置すら、 ダメ出しするアウラ娘さんであった。 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/IaZtRkxYa5

2021-12-29 21:56:47
拡大
拡大
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

爺が数日掛けてようやく至った所に、 ほんの数時間で辿り着いたアウラ娘さん。 何を隠そう彼女の本来の職業は、 本職のハンター様である。 そりゃサバイバルなぞお手の物。 鼻歌混じりに材料を集めつつ、 彼女は今度は森の中に何やら建て始めた。 「さー。今夜の寝床を作ろうー」 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/chDVFnu5F2

2021-12-29 22:21:30
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

そして完成したのがこちらである。 高さ2マスの柱の上に屋根付き床とベッドが一つ。 正に寝床しかない寝床。 構成部品数7つ。 爺の藁葺き小屋が、 床面積6マスで構成部品数30個だった点を考えると、 文字通り必要最低限の代物である。 「コレで十分だね」 アウラ娘さんは頷いた。 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/NyKJB4jSNz

2021-12-29 23:16:03
拡大
拡大
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

温かみのある焚き火の炎が、 とっぷりと陽の暮れた浜辺を煌々と照らしている。 寝床の用意で時間を使わなかったアウラ娘さんは、 午後はめいっぱい狩猟に。 ドードー鳥を始め様々な野趣溢れる食材を入手。 それらで豪勢な食事を作り、 高床式の寝床に持ち込んで夕食を堪能していた。 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/JeJaX5a6gC

2021-12-30 00:04:52
拡大
拡大
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

海水を煮詰めて作った塩を、 焼きたてのドードー肉にパラパラと振りかけ、 かぶりつくアウラ娘さん。 「うまー…」 途端に溢れ出る肉汁と塩の旨味。 そのまま好き放題に肉を堪能し、 ゴロリと横になるアウラ娘さん。 「正にパラダイス…」 アウラ娘さんの初日の夜が更けていった。 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/5wjORTm25K

2021-12-30 00:24:26
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

夜が明けて、 昨夜の肉宴の残りをモソモソと食べながら、 何やらボックスを漁るアウラ娘さん。 取り出したのは大量の木材。 昨日、狩りをしつつ採取していた物である。 「大物だから、ちょっと作るのに時間掛かるかも」 そう言って何やらトンカントンカンと手際よく組み立て始めた。 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/RMLzTCMUP4

2021-12-30 16:00:46
拡大
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

出来上がったソレを浜辺から押し出し、 海の上に浮かべるアウラ娘さん。 「イカダ君①号。完成っ!」 海上に浮かぶのは、 帆までついた大型のイカダ。 颯爽と乗り込むとアウラ娘さんは掛け声を上げた。 「さぁ!大海原へ出発ーっ!」 イカダは力強く帆を張り海原へと滑り出した。 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/34txzobuja

2021-12-30 17:47:16
拡大
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

猫娘さんとララ娘さんが、 FCハウスで3時のおやつを嗜んでいると。 「聞いて聞いてーっ!」 ドタドタと階段を駆け下りてくる声と共に、 アウラ娘さんが駆け込んでくる。 「例のARKやってきた!」 全身でやったぜ!を表現するアウラ娘さんの姿に、 二人は思わず振り返った。 #FF14 #ARK爺記 pic.twitter.com/re2qEHpeHx

2021-12-30 21:25:15
拡大
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

振り返ったララ娘さんが、 期待に目を輝かせ聞いてくる。 「どうでした? 面白かったですか?」 それに対し、 アウラ娘さんは胸を張り堂々と言い放つ。 「正にパラダイスだった!」 それを聞き、 居ても立っても居られずと言わんばかりに、 ララ娘さんが駆け寄って来た。 #FF14 #ARK爺記 pic.twitter.com/TFxOpv2eu4

2022-01-02 14:02:50
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

「どんな感じなんです?」 興味津々で尋ねてくるララ娘さんに、 アウラ娘さんは上機嫌で説明する。 「アレだよサバイバル! 大自然を生き抜こう的な。 建築物とか色々自由に作れて建てられるの!」 目を輝かせて聞き入るララ娘さん。 だが、それを猫娘さんは醒めた目で見ていた。 #FF14 #ARK爺記 pic.twitter.com/G6Y61tQ2Y3

2022-01-02 16:41:13
拡大
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

「そのサバイバルとやら、 何の知識も無いソイツがやったらどうなる?」 素朴な疑問といった体で、 アウラ娘さんに尋ねる猫娘さん。 「…たぶん最初の晩に凍え死ぬか、 途中で竜に食い殺されるかな」 さも当然の様に答えるアウラ娘さん。 ララ娘さんの顔が恐怖と驚愕に歪んだ。 #FF14 #ARK爺記 pic.twitter.com/fBDhbHbz0I

2022-01-02 17:03:50
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

「あ、大丈夫 死んでもすぐ復活できるし」 軽く言うアウラ娘さん。 「そういう問題じゃないです! 凍え死ぬとか食い殺されるって何ですか!」 喚くララ娘さん。 「そこら辺は爺さまが何だっけ。 理想の失楽園?を築くらしいし?」 楽園追われとるやん。 猫娘さんはその言葉を堪えた。 #FF14 #ARK爺記 pic.twitter.com/GX2x4pycyI

2022-01-03 21:43:53
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

「つまり?  あの馬鹿が責任持って安全な場所を作ってくれると?」 アウラ娘さんから、 洗いざらい聞き出した猫娘さんが要約する。 「たぶんそう」 頷くアウラ娘さん。 「…泥舟なのは覚悟してましたが、 水の中に肉食魚が群れてるのは想像以上です…」 ララ娘さんは突っ伏した。 #FF14 #ARK爺記 pic.twitter.com/pIWpkRqFu4

2022-01-03 23:29:02
拡大
拡大
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

そんなこんなで、 孫娘との約束を果たすべく再びARKへ戻ってきた爺。 だが、彼は腹をポリポリと掻きながら、 何やらポカーンとアホ面晒して、何かを見上げていた。 例によって例のごとくパンイチである。 靴と手袋も装備し更に紳士感をUP、 正にThe・紳士といった出で立ちだった。 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/NA8vXqTFca

2022-01-06 22:42:30
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

で、彼は何をやってたかというと。 またもや家を作っていたのである。 今回は木製の小屋。 孫娘を守る城塞を作るための第一歩として、 まずは製材所代わりの丸太小屋を作ろうという魂胆である。 そもそも前回は、 わら小屋なんていう吹けば飛ぶような代物を作ったのがいけないのだ。 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/5BhQOYOFo7

2022-01-06 23:05:01
拡大
拡大
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

というワケで完成したのが、 こちらの丸太小屋。 なんと、今回は改造可能な作業用のベランダ付き。 しかも屋根ではなくハシゴで登る屋上を設置する事で、 立て篭もった際、上から応戦が可能になったのだ。 これぞ、爺渾身の防御用簡易要塞小屋。 「爺特製の丸太小屋製材所」である。 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/4fPaB9iYUQ

2022-01-06 23:52:29
拡大
拡大
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

ちなみに内部はこんな感じ。 2x2の4マスのみでかなり狭いが、 最低限の棚やベッドは完備されてる感じ。 更に内部のハシゴを登れば、 転落防止の柵付きの屋上に出る事が出来て、 上から一方的に射撃が可能。 これならユタラプトルにすら対抗出来る。 そんな爺念願の要塞小屋である。 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/AsbcaAqTyH

2022-01-07 00:19:31
拡大
拡大
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

そしてこちらが、 現在の爺念願の要塞小屋の姿ですww Q.…どうしてこうなった? A.テリジノさんの襲撃を食らいました。 しかも二匹にww 1日で3回襲撃を食らい、 1回目で半壊し、2回目で崩壊し、 3回目で倒壊しましたw (※テリジノサウルス=3発で爺が殴り殺される相手) #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/TnPxKDasm0

2022-01-07 09:41:32
拡大
拡大
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

事の起こりは単純で、 要塞小屋を建築し終え満足気にしていた所。 見慣れぬでっかいのがのしのし歩いており、 目が合った瞬間、ソレがこちらに向かって猛チャージを開始。 咄嗟に小屋に逃げ込むまでは良かった。 だが、この後が想定外。 実はこの要塞小屋、ポンコツだったのである。 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/SvXdBr47bs

2022-01-07 12:47:05
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

屋上で弓を手に防戦開始する爺。 だが、この要塞小屋。 高さが足りないのである。 テリジノサウルスの方が背が高い。 攻撃が普通に届いてしまうのだ。 しかもこちらの攻撃は、逆に転落防止の柵が防いでしまう始末。 内部に入っても一緒。 そもそも狭すぎて避ける隙間など無いのだ。 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/gMwhBjVY0h

2022-01-07 12:59:58
拡大
拡大
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

持久戦に持ち込むも、 建物の方が持たず遂に側面の壁が崩壊。 あえなく撃沈。 即湧きし装備を回収した所で再度の襲撃。 だが、色が黒くどう見ても別個体。 おかわり登場である。 この襲撃により、 辛うじて持ち堪えていた天井と裏壁が崩落。 壁を盾に防戦していた爺も力尽きた。 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/xHK7WhaTN3

2022-01-07 14:23:10
拡大
拡大
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

その後、3度目の襲撃(一回目のテリジノさんに)を受け、 床が崩落寸前にまで破損。 かくして爺の自信作要塞小屋(笑)は、 テリジノちゃん姉妹によって、 完膚なきまでに破壊されたのである。 (※どっちも雌だった模様) 嗚呼。 爺の明日はどっちか。 ただ今は途方に暮れるのみである。 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/Woikyn1ALS

2022-01-07 16:13:31
拡大
拡大
拡大
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

自信作を完膚無きまでに破壊され、 意気消沈しながら戻って来た爺。 FCハウスに入ると、 机の上に何やら広げて話し込むアウラ娘さんとララ娘さんの姿が。 「あ、ここに例のわら小屋があるんですか?」 「そそ。派手に壊れたやつ」 何だか覚えのある単語に、爺は怪訝な顔をした。 #FF14 #ARK爺記 pic.twitter.com/h7ntlVnoqc

2022-01-08 17:40:57
拡大
拡大
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

「あ、おじーちゃん! 見て下さいよコレ。地図ですよ地図!」 そう言って机の上に広げた1枚の紙を指し示すララ娘さん。 「…待て。話がまったく分からん。 いったい何の地図よ?宝の地図か? つーか今、わら小屋とか何とか言ってなかったか??」 爺はワケが分からず混乱した。 #FF14 #ARK爺記 pic.twitter.com/6NQTgiUig2

2022-01-08 21:11:00
拡大
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

混乱する爺に、 アウラ娘さんが畳み掛ける様に言い放つ。 「全部、洗いざらいぶちまけちゃった☆」 「…全部?」 呆然と聞き返す爺。 「うん。シビアな世界である事も、 最初の晩に食い殺される事も」 …終わった。 孫娘とののんびりスローライフ計画が。 爺は膝から崩れ落ちた。 #FF14 #ARK爺記 pic.twitter.com/rBqRqeh5wJ

2022-01-08 22:15:06
拡大
拡大
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

「…ひどいですよね。 大事な大事な孫娘を、生きたまま食い殺されるような世界に連れて行こうだなんて…」 ため息をつきながら拗ねるララ娘さん。 「ち、違うんじゃあ! 決してそんなつもりは無いんじゃぁあ!」 必死で弁明する爺の耳に、 アウラ娘さんのクスクス笑いが聞こえた。 #FF14 #ARK爺記 pic.twitter.com/KZXhBEz5py

2022-01-08 22:53:33
拡大
拡大
0
まとめたひと
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

◇FF14の某Durandal鯖メインの群像劇型RP物語の裏話&回想アカとかいうキワモノです。◇フフリとニヤけたらめっけもの。それが当更新の目当てでございます。 ◇無言フォロー等もお気軽に◇RT用アカは@IkuSFF◇本編物語専用タグはこちら⇒#爺譚◇ARK編専用タグはこちら⇒#ARK爺記◇© SQUARE ENIX