とてもおもしろい
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にゃまぐち @nyamanyamaguchi

@Naga_Kyoto ちゃんとは読んではないのですが、英語圏で今でも時間地理学を意識している研究者はまさにGISとの融合を試みていますね。 onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.111…

2020-10-07 12:27:44
永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

@nyamanyamaguchi なるほど、海外だとつなげようとしている方もいるんですね。ありがとうございます!

2020-10-07 17:15:31

COVID-19と時間地理学
(冒頭のあなぐま亭さんのツイートの続き)

あなぐま亭 夜あなぐま🌸 @anagumatei_iz

時間地理学の説明終わり。 で、僕自身も地理学んでた時期があり、「時間地理学」の提唱する「地図+時間軸」の三次元座標の中で、個人の描く「パス」とその集合、というヴィジョンに感化され、「『同じ場所』が時間軸を加味するだけで『同じ場所』じゃなくなる」ということに衝撃を受けました。続

2020-12-07 22:47:29
あなぐま亭 夜あなぐま🌸 @anagumatei_iz

本来的に人間は時間も空間も不可分な世界をリアルに生きてるわけですけど、その世界は言語を用いて「時間」と「世界」に分けて考える(つまり分析する)ことができる。そっちの方が色々メリットが多かったのか、人間の社会は時間と空間を分離して管理する方向で進化複雑化していった。続

2020-12-07 22:58:50
あなぐま亭 夜あなぐま🌸 @anagumatei_iz

そして、今や時間と空間は社会のあらゆる場面で「別の次元」として理解され管理されてる。 でも、本来それは分析上の便宜だったはずで、リアルに別物なわけじゃない。とすると「時間」と「空間」が分けられてる場面には、常に「それを分けた何者か」が居て、その「何者か」の力が働いてることになる。

2020-12-07 23:02:39
あなぐま亭 夜あなぐま🌸 @anagumatei_iz

立地の問題。 例えば、「この場所では営業できないので他所に移って下さい」ってケースだったら、移転に伴ってものすごい補償いると思うのだけど、「この時間は営業できないので他の時間に空けてください」ってケースはなぜそうでもない(かのような扱いになる)のか。続

2020-12-07 23:12:19
あなぐま亭 夜あなぐま🌸 @anagumatei_iz

「時間上の制約」への補償が「空間上の制約」より軽くなるのを非難してるわけではないのです。そこにもそれなりに理があると思うので。 ただ、いざ店始める時にはどちらも軽視できん立場の経営者が今回のような場面でいきなり片方蔑ろにされて面食らった時のもやもやはどこに向かえばいいんだろう。続

2020-12-07 23:32:06
あなぐま亭 夜あなぐま🌸 @anagumatei_iz

途中から経営者目線での語りになってしまいましたが、こういうこと考えたきっかけは、むしろ「行きたい時間に行きたい場所で店が開いてない(そして、さほど行きたいと思わない時間に、臨時で開いてる)」という消費者目線での不満からでした。 同じ場所でも、その時間じゃないんですよね。続

2020-12-07 23:39:46
あなぐま亭 夜あなぐま🌸 @anagumatei_iz

店やってる方も、店に行く方も、それぞれに時間が制約されたことで失ったものがあるわけで、でもこのご時世仕方ないし「じゃあ他所に行け」と言われるよりましよねと割り切るわけですが、何故時間上の制約なら「マシ」に思えるかってのは、個人的に学問上の面白い問題だと感じる。続

2020-12-07 23:49:24
あなぐま亭 夜あなぐま🌸 @anagumatei_iz

…と書いたけど、実際には、割り切れるかどうかは補償の内容によるよなぁ。たとえ一店舗だけの経営だとしても、割り切れる額には全然及んでないんじゃないかなという気がします。 それはそうと「特定エリアでの営業時間制約」って地理学者さんが色んな方面から分析しがいのあるテーマだと思います。続

2020-12-07 23:59:12
あなぐま亭 夜あなぐま🌸 @anagumatei_iz

引退した身には余るテーマで、まとまらん連ツイになりましたけど、誰か現役の方、鋭く切り込んで欲しい。 そんで、ちゃんと分析できる人がちゃんと切り込んだら、制約を与える側がホント萎えるくらいにその場の思い付きで決めてましたってな具合でないことを祈ります。 終

2020-12-08 00:13:30

その他

永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

『人文地理』72巻第1号が届いた。今回の論説は貝原益軒に関する竹内さんの論考。在洛時の益軒の交流関係を地図化した図が興味深い。 pic.twitter.com/lDZbCoWx04

2020-05-13 09:53:59
拡大
永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

移動経験を示した第2図は、『京都歴史アトラス』に登場する信長の居所を示した図を彷彿とさせる。編纂にあたる廻村調査では、筑前全体の調査を志向した益軒の意に反し、藩領外での調査には制限があったことが述べられている。地誌編纂にかかる時間地理学的な制約が具体的に見えてくるのは面白い。

2020-05-13 10:58:33
やがわ @nov_saturday

中澤高志『住まいと仕事の地理学』旬報社junposha.com/book/b442564.h… 近代以降の「住まう」政策の歴史を知るにはとてもいい。しかし、それ以上に第1章での時間地理学への批判から空間的組織化や空間ー社会弁証法を持ってきたり、広井良典を批判的に引いたりと、動態的把握にチャレンジングで面白い。

2021-02-12 21:56:37
坂津 @tabunsakatsu

時間地理学の概念をサビのフレーズに凝縮した 小田和正「ラブストーリーは突然に」

2019-12-11 22:41:44
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まとめたひと
永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

地図とまち歩きが好き。京都で地理学を学んでいます。/関心→露店, 社寺境内, 近代都市, 移動論, 公共空間/『統計から読み解く色分け日本地図』(彩図社, 2022)