映画『はじまりのうた』予告編: youtu.be/yOr4LeEWOLo @YouTube ←ジョン・カーニーお得意の音楽絡みの人生模様。男と女が「あいみみ」でNYの夜の雑踏を歩くシーン。キーラ・ナイトレイの歌声。 そして、このキャッチコピー『へこんだ心はいつかふくらむ』
2015-03-21 11:01:55✄---------- ↓『凹んだ心はいつかふくらむ』を、ACT的に考えるの巻 ---------✄
2015-03-21 11:11:46引用は、『アクセプタンス&コミットメント・セラピーの文脈』(ブレーン出版) 第16章、「フォーカシングとの小さな一歩 : 体験過程的アプローチとしてのACT」武藤崇。
2015-03-21 11:33:13まず、下の図形を4つ使って、円を生成してみませう♡ pic.twitter.com/gMyB7t76wK
2015-03-21 11:36:29答えは、こうなります。 pic.twitter.com/9mrhbQN23t
2015-03-21 11:38:00「なんぞ? これは。」モヤモヤする・・・? ええ。ええ。その「モヤモヤする」感こそ、Gendlinが「フェルト・センス(felt sense)」と呼んだもの、「今までに、その人が、選択してきた(言語化できない)反応傾向」を暗示したものなんですね。もう少し、わかりやすくしましょう。
2015-03-21 11:48:50からだをつけ加えましょう。ジェンドリンが提唱するフェルト・センスは、下図のどちらがふさわしいと思われますか? pic.twitter.com/Nba1NH0d3j
2015-03-21 11:52:39図16-2の「主体的輪郭」と呼ばれる錯視を見せられると、「円ではない」と言いますが、図16-3のように内的な側面を語る時には、「内的な円」である錯視を「こころ」とかの「仮説構成概念」として使おうとします。もちろん「こころ」も「からだ」も状況証拠からしか知り得ません。
2015-03-21 12:01:14ACTでは、コトバの持つ特性が、このポップアウトしてくる「見え方」を成り立たせているんだと考えます。一方、からだを図16-3の右側の図のように考えるのは、フォーカシングでは、「からだ」とは自分と相手の「あいだ」にあって「開かれている」と捉えるからなんですね。
2015-03-21 12:11:25「からだとは、あなたが生きている根本にほかならない。あなたのからだは、あなたのいる状況に働きかけ、状況を作り出す。そしてその相互作用の大部分は意識的思考以前に起こっている。」Gendlin 1996 p.508
2015-03-21 12:18:01「人間における『内』と『外』は、生きる過程の両側面にすぎない。」p.237 「私たちはからだで(と共に)状況を『生きて』いる。」p.237 フォーカシングでいう「からだ」は、状況を抱えた、状況ー内のからだ、問題を抱えたからだ、状況を生きているからだを指します。
2015-03-21 12:25:27図16-3の右側の図をみていると、次のような文章もわかりやすいのでは。 twitter.com/Copy__writing/…
2015-03-21 12:29:31先日つぶやいたR.D.レインも同書でこう書いています。「人間の身体は、個人的空間において三重の場を占めている。まず他者の身体はある点でわれわれがその人と共有するものであり、次に、(他の人間みんなの外側にある一客体として)彼以外のすべてによって共有しうる公的出来事であり、
2015-03-21 12:36:31そして第三に、彼にだけ属する私的なものである。我々の文化は、ある種の周辺的な破格を許容しながらも、内ー外、現実ー非現実、我ー非我、私的ー公的といった線を引かない人々をきわめて明確に断罪し、そのような線を引くことこそ健康であり正気であり正常であると考える。」(pp.33-4)
2015-03-21 12:41:31「からだ」も「こころ」も開いていると捉えるのは、ACTと共通していても、ACTがこころを「開いたままにしておく」のに対し、フォーカシングは閉じさせ方に恣意性が保障されないとセラピストによるコントロールの危険性があると、武藤氏は本章で述べているのですが、割愛♡
2015-03-21 13:03:27行動問題の個人間(inter-personal)を強調するか、個人内(intra-personal)を強調するかという点では、FAPと絡めたFACTも提唱されている(第13章)のですが、これも割愛w
2015-03-21 13:15:55内的な原因(心因)に還元することなく、自分の感情やリアクションとの事実関係を外的な環境要因との関係で丹念に記述するような姿勢が大事ってことでいいと思います。
2015-03-21 13:18:29いわゆる「ストレス・ボタン」の書き出しとかですね。自分のストレス反応にスイッチが入ってしまうような事象を書き出すんですね。
2015-03-21 13:22:10「私は悩みを抱えている人である」 ⇛「私=悩み」+「悩み=回避したい(嫌なもの)」(文化的な文脈の影響) ⇛「私=嫌だ。」 認知的フュージョン。(cognitive fusion)
2015-03-21 13:41:41