『人生脚本のすべて』① エリック・バーン著 江花昭一監訳 丸茂ひろみ・三浦理恵訳 星和書店 2018.9.25

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最近読んでる本です。 『人生脚本のすべて』エリック・バーン著　江花昭一監訳　丸茂ひろみ・三浦理恵訳　星和書店 2018.9.25 　seiwa-pb.co.jp/search/bo05/bn… pic.twitter.com/emdtUHHuyI

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第１部　概論　第１章. 前置き B.どのように「こんにちは」と言いますか？ あなたは、どのように「こんにちは」と言うのか？ あなたは、「こんにちは」にどのように返事をするのか？ あなたは、「こんにちは」と言った後に何と言うのか？ 「こんにちは」と言う代わりに、皆いったい何をしているのか？

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1. 「こんにちは」と言うために、あなたはまず、生まれた病棟から帰宅して以来、頭の中にため込んできたガラクタを頭の中から取り除く。そうすれば、この特別な「こんにちは」が二度とないものだ、ということに気づくだろう。これをどうするかを学ぶのに、何年もかかるかもしれない。　p.4

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2. 「こんにちは」と言った後に頭の中に再び入ってくるすべてのガラクタを取り除く。取り除くのは、経験してきたすべての不満のアフターバーン(過去の出来事が個人の行動に独自の影響力を与える時間)全部と、これから経験しようとするすべての苦しみのリーチバック(迫り来る出来事が個人の行動に

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独自の影響力を持つ時間)だ。こうすると、あなたは言葉を失くして何も言うことがなくなるだろう。何年も経験を積むと、何か言う価値のあることを思いつくかもしれないが。

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4. 前述の３つの問いに答えるための最初の問題は、何がガラクタで何がガラクタではないか、ということだ。 D. 握手 精神科医を受診する人の中には触れられることを嫌う人もいるので、彼らに対しては握手をしないことが正しい作法となる。しかし、面接の終わりについてはまた別の話だ。

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この握手は、患者にはとても重要な意味を持つ。それは、彼が自分の「悪い」点をすべて話した後も私が彼を受け入れている、ということを意味する。 　女性の場合は少し異なる。すなわち、開始時に私が、自分がどんな人と握手をしているのかを理解せずに握手したとしたら、彼女の嫌悪感を呼び起こすこと

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になる。どのように気を遣ったとしても彼女に無理強いをし、礼儀正しいやり方から外れ、彼女の気持ちに反して、事実上面接の前に触れ合うことを彼女に押しつけて侮辱したことになる。 　著者は、治療グループでも同じような方針を守っている。私は入室時に「こんにちは」と言わないが、それは、

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丸1週間メンバーと会っていないし、「こんにちは」をどのような人に向かって言っているのか、わからないからだ。会わなかった間に彼らに起こったことを踏まえると、軽く元気づけるような「こんにちは」であってもまったく場違いになるかもしれない。　p.10

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(p.6) モートは、事実上、癌のカードを返却し、同じ人類の一員に復帰した。(1)→ pic.twitter.com/8y0it6CuA8

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第１部　第２章　交流分析の原則　A. 構造分析 自我状態は、それに対応した行動パターンで表現される思考と感情の首尾一貫したシステムだ。人はそれぞれ、次の３種類の自我状態を示す。 ①親の姿に由来し、日常語で「親」と呼ばれるもの。人はこの自我状態で、その人が幼い頃に親のひとりがしていた pic.twitter.com/R2zIEwb4u8

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ように感じ、考え、行動し、話し、反応する。この自我状態は、例えば自分の子どもを育てる時に活性化する。その人が実際にはこの自我状態を表に出していない時でも、「「親」の影響」、すなわち良心の機能を果たし、その人の行動に影響を与える。

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②自分の環境を客観的に評価し、過去の経験に基づいて可能性や確率を見積もる自我状態は、「成人」の自我状態ないし「成人」と呼ばれる。 ③人はそれぞれ小さな男の子や小さな女の子を連れているが、その子は、その人がある年齢の子どもの時のように感じ、考え、行動し、話し、反応する。

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この自我状態を「子ども」と呼ぶ。ここで重要な因子は年齢であり、普通の環境では２歳から５歳の間のどこかだ。自分の「子ども」を理解することは重要だが、それはこの「子ども」が一生その人と共にあるだけでなく、その人のパーソナリティの最も価値がある要素だからだ。　p.13

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ほとんどのケースで「親」に２つの要素が見られる。そのひとつは父親に、もうひとつは母親に由来する。また、「子ども」の自我状態には、「子ども」が固定された時に存在した「親」「成人」「子ども」の要素がある。

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自我状態の判断により、ひとつの感情と行動のパターンを他のパターンと分けることを構造分析と呼ぶ。「構造分析」における「子ども」は水平の仕切り線で、「描写的側面」における「子ども」は図1Dのように垂直の仕切り線で示される。

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B. やり取り分析 ふたりの人が相対する時は、図2Aに示すようにそれぞれ３つずつ、合せて6つの自我状態が関わってくる。ふたりの間で何かが起こっている時、各人のどの自我状態が活動しているのかを知ることが大切だ。何が起きているのかは、ふたりの「人たち」の図の間に引かれた矢印で表せる。 pic.twitter.com/sELHIJk4JB

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最も単純なやり取りは矢印が平行しているもので、これらは相補的なやり取りと呼ばれる。図2Bに示すように、相補的なやり取りには９つのタイプがある。やり取りが相補的で、矢印が平行である限り、コミュニケーションは永久に続く。 pic.twitter.com/3xnc4BasjP

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図3Aと3Bでは、何かがうまくいかなくなっている。 図3Aでは、情報を求めるような「成人」から「成人」への刺激(AーA)に対し、「子ども」から「親」への反応を受け取っている(CーP)ので、刺激と反応の矢印は平行でなく、交差している。 pic.twitter.com/SCZ30Na52Q

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このタイプのやり取りは交差するやり取りと呼ばれ、そのようなそのような状況ではコミュニケーションは中断する。例えば、夫が「僕のカフスボタンはどこ？」と情報を求めているのに対して妻が「どうしてあなたはいつも、何についても私を責めるの？」と答えたとしたら、交差するやり取りが起こったこと

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になり、それ以上カフスボタンの話はできなくなる。これがタイプⅠの交差するやり取りで、心理療法で起こる転移反応の一般的な型を代表している。これは、世界中で起こっている問題のほとんどの原因となるやり取りのタイプだ。　p.17

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図3Bは、タイプⅡの交差するやり取りを示している。質問という「成人」から「成人」の刺激(AーA)に対し、恩着せがましく尊大な「親」から「子ども」への反応を受ける(PーC)、などだ。これは、最も一般的な逆転移反応で、人間関係や治療関係の２番目に多い原因だ。

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図2Bの関係図は数学的に72タイプの交差するやり取りがあるが、大変な関心事になるほど臨床の現場や日常生活で頻繁に起こるものは、幸いにしてこのうちのほぼ4つだけだ。タイプⅡ(AーA・PーC)の逆転移反応がある。さらに、共感して欲しかったのに代わりに事実を突きつけられるというタイプ(CーP・AーA)

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タイプⅢの「人を怒らせる反応」がある。また、従って欲しかったのに代わりに事実に基づく話という形で「小生意気なヤツ」と思われる反応をする、というタイプⅣ(PーC・AーA)の「生意気な行為」がある。

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相補的なやり取り、交差するやり取りは、単純な、ひとつのレベルのやり取りだ。そのほかに二種類の、裏があるやり取りないし２つのレベルのやり取りがあり、それは、角度があったり二重であったりする。 図4Aは角度のあるやり取りを表している。例えば、合理的に聞こえるセールスアピールなど、 pic.twitter.com/Dware8dGD3

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表面上は「成人」から「成人」へのものだが、実際には反応する人のほかの自我状態…この場合は「親」か「子ども」の自我状態…を引っかけようとして出される刺激だ。「成人」から「成人」への実線は社交上ないし明示的なレベルのやり取りを表し、点線は心理的ないし秘密のレベルのやり取りを表す。

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このケースで角度のあるやり取りが成功すると、反応は「成人」から「成人」へ、ではなく、むしろ「子ども」から「成人」へ、になる。もし成功しなければ、反応する人の「成人」がコントロールし続け、反応は「子ども」からではなく「成人」からとなる。

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成功裏に点線が反応を引き出す角度のあるやり取りは18タイプだ。そしてそれぞれのタイプには、実線に平行した反応が投げ返されて失敗に終わってしまう角度のあるやり取りがある。 図4Bは二重のやり取りを表す。このケースでは２つのレベルがはっきりしていて、根底にある心理的ないし秘密のレベルが pic.twitter.com/CgN3feH67i

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社交上ないし明示レベルと異なっている。数学的には二重のやり取りは6480種類あるが、一般的な臨床や日常生活で大切と思われるものはわずか６つだ。 ひとつのやり取りは、言語的ないし非言語的な、あるひとつの刺激とあるひとつの反応から成っていて、それは社交的活動の１単位だ。

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その活動がやり取りと呼ばれるのは、それぞれの当事者が何かを得るからで、そのためにその人はやり取りに関わる。交流分析はパーソナリティと社交的活動に関する理論であり、心理療法の臨床的技法だ。それは、ふたりまたはそれ以上の人の間で行われうるすべてのやり取りの分析を基本としている。

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このモデルは２つの仮説のみを設けている。 ①人は、ある自我状態からほかの自我状態に変わることができる。 ②もしAが何かを言ってその後すぐにBが何かを言った時、Bの発言がAの言葉への反応かどうか、確認することができる。　　p.23

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C. 時間の構造化 構造化されない時間と向き合うとほとんどの人は非常に落ち着かなくなる。時間の構造化の必要性は、３つの本能的な欲求ないし飢えに基づく。 ①刺激の飢え、感覚の飢え。人間を含むほとんどの生物は、刺激的状況を避けるどころか、刺激や感覚を追求する。

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②承認の飢え。これは、時には人以外の動物によって得られることもあるが、自分以外の人間によってしか提供されないもので、特別な種類の感覚への欲求だ。人間の乳児もサルの赤ちゃんもミルクだけで十分でないのはこの理由による。

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③構造への飢え。グループが組織に成長する傾向を持つのは、構造の飢えによるものだ。感覚遮断されたラットにとっては、構造による刺激が食べ物への飢えより重要であったという実験報告がある。実験者たちは、次のように結論づけた。すなわち、構造上の刺激(知覚体験)の欲求は、食物への飢えと同じ

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基本的な生物学上のプロセスを伴うものであること、幼少期の感覚遮断の影響は複雑な刺激に強く引きつけられるという形で生きている限りずっと持続するだろう、ということだ。 　人の社交上の行動における短い時間の構造化には、４つの基本的な種類と２つの限定的なケースがある。

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限定された極端なケースのひとつは引きこもりだが、このとき人はお互い、表立って会話しない。これは、地下鉄の中や、引きこもっている統合失調症者たちの治療グループなど、多様な状況において見られるだろう。

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引きこもりの次は、社交上の行動の中で最も安全な形である儀礼で、各個人は自分の考えを変化させない。儀礼を構成する交流は、ほとんど情報を伝えず、それよりも相互承認のサインという性格が強い。儀礼を構成する単位はストロークと呼ばれ、それは乳児が母親から認知されることに例えられる。

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儀礼は、伝統や社会的習慣として、外部からプログラムされている。 　次に安全な社交上の行動の様式は活動で、これは一般的には仕事と呼ばれる。ここでの交流は、扱われる要素によってプログラムされている。仕事での交流は、典型的には「成人」対「成人」で、外的事実、すなわち活動の目的に向かう。

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その次は、暇つぶしで、これは儀礼に比べて型にはまったものではなく予測できるものでもないが、同じことの繰り返し、かつ多枝からの選択という性質を持ち、その場で完結する交流だ。例えばそれは、カクテルパーティなど、お互いをあまり知らない場で行われるものだ。

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暇つぶしは、無難なテーマを無難な方法で話す、というように社交的にプログラムされているが、時としてその個人の但し書きがこっそり入り、心理ゲームと呼ばれる社交的な行為の次の様式の原因となる。 　心理ゲームは、一連の裏があるやり取りで、繰り返される性質があり、はっきりした心理的な結末を

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伴うものだ。裏があるやり取りは、仕掛人が何かをしているふりをしながら本当は別のことをしているという意味なので、すべての心理ゲームにはワナが含まれることになる。しかしワナは引っかけられる弱みがある時にのみ機能する。

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反応する人がつかまれてしまう取手「ワナ」は、例えば恐れ、強欲、感傷、易刺激性などだ。一度「カモ」が引っ掛かると、心理ゲームをする人は、結末を得るためのスイッチを押す。スイッチが押されると、カモには、自分に何が起こったのか考えつくまでの間、一瞬の当惑や混乱が起こる。

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そして、心理ゲームをしている両者は、それが終わる時に結末を得る。結末はお互いのもので、心理ゲームが仕掛け人と反応者の両方に喚起する感情からなる。一連の交流に以上の４つの特徴がなければ、それは心理ゲームではない。すなわち、やり取りに裏があり、ワナがあって、ワナの後に必ずスイッチ、

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混乱、結末へと続くものだ。これは、公式で表すことができる。 　Gの公式 C(Con)「ワナ」＋G(Gimmick)「カモ」＝R(Response)「反応」→S(Switch)「スイッチ(切り替え)」→X(Crossup)「混乱」→P(Payoff)「結末」

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心理ゲームを越えたところに、親密さと呼ばれる、人と人との間で行われる別の限定的なケースがある。双方の親密さは、率直な心理ゲームがない関係、相互の自由な授受であって利己的な利用がない関係、と定義される。親密さは一方向性のこともある。

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一方は率直で自由に与えるが、他方はよこしまで利己的な利用を行うかもしれない。 　性的活動は、社交的な行動の全領域を網羅する例を提供する。性的活動は、引きこもりかもしれないし、儀礼的な儀式の一部、雨の日の暇つぶし、相互を利己的に利用する心理ゲーム、本当の親密さの行為かもしれない。

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これらの社交的な活動様式は、退屈さを避けると同時にそれぞれの状況で得られる最大限の満足を得る目的で時間を構造化する方法だ。さらに人には、前意識的な人生プランないし脚本を持ち、これに基づいて長い期間を…何ヵ月、何年、あるいは人生全体を通して…儀礼、活動、暇つぶし、心理ゲームによって

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構造化する。こうすることで人は直近の満足感を得ながら脚本を進行させていくが、これは一般に、引きこもりの時間により、時には親密さによって中断される。脚本は、普通、子どもっぽい空想に基づいていて、生きている限り続く可能性がある。

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しかしこれらの空想は、より繊細で敏感で知的な人では一つひとつ消え、エリクソンが言うところのいろいろな人生の危機になっていく。これらの危機には、思春期の親への再評価、しばしば突拍子もない中年期の反抗、その後の英知の出現などが含まれる。

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しかし時として、ものすごく必死な空想を維持しようとする晩年の試みで抑うつや精神主義に向かったり、反対にすべての空想を遺棄することで絶望に陥ったりもする。 　時間の構造化は、「こんにちは」と言った後にどうするか、という生きる上での問題に対する客観的な用語だ。　p.29