#読了 記録〈2021年（125冊）上半期66冊〉@umaigos

うまいごす（呉須色） @umaigos

10冊目『夜のピクニック』恩田陸 「みんなで、夜歩く。ただそれだけのことがどうしてこんなに特別なんだろう」 夜を進む、生徒達の足。 仲良しのテンポで進む足。 ぎこちない距離を保つ足。 想い出作りに接近する足。 駆ける足。秘密を運ぶ足… 永い永い、一瞬の夜。 並んで歩く、足と足。 #読了 pic.twitter.com/WhmwdIglDO

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9冊目『推し、燃ゆ』宇佐見りん 「推しは命にかかわるからね」 家族も友人も先生達も、 近くにいて何も分かっちゃいない。 脳に、心に、肉体に、 私の「生」丸ごとに 推しは入り込んだのだ。 病める時も 健やかなる時も 推しを推す。 それ以外の人生は、余生なのだ。 もう、背骨なのだ。 #読了 pic.twitter.com/p0O4jTUgGM

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8冊目『デトロイト美術館の奇跡』原田マハ 「DIAに友だちがいたのですか？」 幾つもの時代を越え、 アートは私達と共に生きる。 いつも、人生の側に。 物言わぬ彼らに、会いに行こう。 帰り道に〈ラリーズ〉でアップルパイを買おう。 「ええ、いますとも。 　……ほら、こんなにたくさん」 #読了 pic.twitter.com/Haxzy9GhpX

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7冊目『ハサミ男』殊能将之 「ハサミ男。冷酷な殺人鬼。連続少女殺人犯。少女を絞殺し、のどにハサミを突き刺すシリアルキラー」 ハサミを研ぐ。 研げば研ぐ程、よく切れる。 研げば研ぐ程、鋭く刺さる。 研げば研ぐ程、自分が映る。 狂った、顔が。 ハサミを研ぐ。 「チョキ、チョキ」 #読了 pic.twitter.com/i5QSPKkjkF

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6冊目『葉桜の季節に君を想うということ』歌野晶午 「やっぱりおかしいですか？」 男と女。金と心。嘘と誠。生と死。 人生は事件の連続だ。 胸中で圧縮したそれを秘密と呼び、 その重なりを俗に運命と呼ぶ。 運命は人を興奮させ、 脈拍を早めたりする。 「とんでもない。髪は黒にかぎる」 #読了 pic.twitter.com/WiHErkN44D

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2冊目『楽園とは探偵の不在なり』斜線堂有紀 異形の天使が降臨し、 世界のルールは一変した。 二人殺せば、即、地獄行き。 なのに何故、殺人が無くならない？ この島では何故、連続殺人が起きる？ 「一体、地獄は何の為にある？」 探偵は何を暴き、誰を救う？ 「ならば天国にご興味は？」 #読了 pic.twitter.com/eH5dbS1BtW

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1冊目『青の時代』三島由紀夫 「あらゆる絵具を混和すればパレットは真黒にしか彩られない」 多くの不幸は〈欠乏〉の姿で来る。 〈過剰〉の不幸に気づく人は少ない。 少年の心と戦後混乱期の闇金融。 蝕んだのはどちらが先か。 回転中のコマだけが放つ虹色を、 真実でないと誰が言える？ #読了 pic.twitter.com/Fh9n7QyedK

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