『人生脚本のすべて』② エリック・バーン著 江花昭一監訳 丸茂ひろみ・三浦理恵訳 星和書店 2018.9.25

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第Ⅱ部　「親によるプログラミング」　第３章　人間の運命 A. 人生プラン ✅人間の運命は、頭の外で出会った出来事に対して頭脳内で何が起こるかによって決まる。人はそれぞれ自分の人生を設計する。自由が自分の人生設計に従って生きる力を与え、力が他人による設計を打ち破る自由を与える。💟 pic.twitter.com/qyLeq9hXeB

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人はそれぞれ、子ども時代の早期にどのように生き、どのように死ぬかのプランを立て、そのプランを常に頭の中に持ち歩く。それは脚本と呼ばれる。その人のささいな行動は道理に即して決定されるだろうが、重要な決断はすでに行われている。　p.32

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第３章　人間の運命　B. 舞台の表と裏 　舞台の脚本は人生の脚本に基づいて直感的に抽出されたものなので、始めに両者のつながりと類似性について見てみる。 　人生脚本は、子ども時代のプロトコールと呼ばれる初期の型から始まる。ここでの出演者は、両親または兄弟に限られる。

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施設や里親家庭の場合は、そこの管理者やテーブルを共にする仲間たちだ。家庭はひとつの制度なので、すべての人はとても厳格に自分たちの役を演じ、子どもが親から柔軟性を学ぶことはほとんどない。

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子どもは、思春期に向かうにつれ、もっと多くの人に会うことになる。そして自分の脚本に必要な役を演ずる人を探し出す(その人たちがその役を演じるのは、その子も彼らの脚本が必要とする役を演じるからだ)。ここで人は、自分が置かれた新しい環境を考慮に入れて脚本を書き直す。

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基本となる筋書きは変わらないが、そこで起こることは少し異なってくる。たいていの場合(思春期の自殺、あるいは人殺しを除く)、これはリハーサル…小さい街での試験興行ののようなものだ。このような数回の改作を経て、すべての中で最大の公演となる最終形が出来上がる。

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それはお別れ公演であり、死ぬ脚本の最終的な結末だ。脚本が「良い」ものなら、お別れの晩さん会で演じられる。「悪い」ものなら、病院のベッド、刑務所の独房、精神科の病棟、絞首台、死体安置所からお別れを言うことになる。

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4. ほとんどすべての脚本に、「良いヤツ」と「悪いヤツ」「勝者」と「敗者」の役がある。どんなことが良い、悪いと見なされるのか、あるいは勝者、敗者とは何かは脚本によって固有のものだ。時には２つの役が合わさっている場合もあるが、どの脚本にもこの４つの役があることはとてもはっきりしている

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脚本分析では、勝者は「王子様」や「王女様」と呼ばれ、敗者は「カエル」と呼ばれる。脚本分析の目的は、カエルを王子様や王女様に変えることだ。そのために治療者は、患者の脚本で誰が良いヤツか悪いヤツかを見出すと共に、患者がとのような勝者になることができるのかを見出さなければならない。

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患者は、勝者になるのではなく、より勇敢な敗者になる目的で治療に来るので、勝者になることを拒むだろう。これは自然なことだ。というのは、勇敢な敗者になることができれば、より楽な気持ちで自分の脚本に沿っていくことができるからだ。

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一方、もし勝者になった場合には、自分の脚本のすべて、あるいはほとんどを手放し、初めからやり直さなければならないが、これは多くの人がしたいとは思わないことだ。

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5. 舞台劇であろうが、本当の人生であろうが、すべての脚本は本質的に、人の出会いの基本的な問いである「「こんにちは」と言った後に何と言いますか？」への答えだ。例を挙げると、エディプスの劇とエディプスの人生は、すべてこの問いかけを中心に回っている。

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エディプスが年長者(本当は実の父親)に出会った時には、常にエディプスの方から「こんにちは」と言う。エディプスの脚本に沿って行くと、彼が次に言うべきことは「闘いたいのか？」だ。もし年長者が「いや」と答えると、エディプスはそれ以上相手に言うことがなくなり、無言で立ち尽くし、

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天気について、オリンピックで誰が勝つのかについて話そうか、と思いを巡らす。一番簡単なのは、「お会いできて光栄だ」「無事過ごしています」とモグモグ言いながら、我が道を行くことだ。だが、もし年長者が「よかろう」と返答したら、エディプスは「やったぜ!」と答えるだろう。

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というのは、エディプスにおあつらえ向きの相手を見つけたからで、次に何を言えば良いかわかっているからだ。 　6. 人生の脚本のシーンは、劇のシーンと同じに、前もってお膳立てされ、動機づけられていなければならない。

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人生脚本は親によるプログラミングに基づいているが、子どもがそれを求めるのは、次の３つの理由による。 　①それは、そうでなければ欠けてしまう人生の目的を提供してくれる。子どもは人のため、多くの場合は両親のためにほとんどのことを行う。

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②受け入れてもらえるような時間の構造化を行う方法を与えてくれる(受け入れるのは、その子の親だ)。 　③人は、物事のやり方を教えてもらわなければならない。自分で学ぶことは刺激的だが、現実的ではない。

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人は、飛行機を２．３機破壊したり間違いを犯したりすることによって良いパイロットになることを学ぶのではない。自分の失敗ではなく、他の人の失敗を通して学ばなければならない。外科医は、うまくいかない事例すべてを学ぶのに、次から次に盲腸を切り取るのではなく、教師を持つことが必要だ。

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それで親は、自分が学んできたこと、自分が学んだと思うことを伝えることで、子どもをプログラムする。彼らが敗者の場合は敗者のプログラムを子どもに伝え、勝者ならそのようなプログラムを子どもに伝える。長期のパターンには、常に物語の筋がある。

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それが良いものであれ悪いものであれ、親によるプログラミングで結末が決められているが、多くの場合子どもには自分自身の筋書きを選ぶ自由が与えられている。

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C. 物語とお伽話 最初で最も古典的な脚本、原初のプロトコールの型は、自分の身近な家族以外はほとんどリアルに感じられない年頃の子どもの心の中で思い描かれる。子どもにとって親は、単に自分の３倍の背の高さや10倍の大きさがあるだけでも、神話に登場する巨人や大女、人食い鬼、妖女ゴルゴンの

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ように魔法の力が付与されたとても大きな存在だ、と感じるだろう。子どもが成長してもう少し世の中の事情がわかってくると、この古典的な領域からより空想的な世界へと移行して行く。環境への新たな見方に一致するように、工夫して自分の脚本に初めて書き込んだり書き直したりする。

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もし適度な条件があれば、お伽話や動物の物語が役に立つことになる。それは、初めは母親に読んでもらい、大きくなってからは空想にふける自由な時間に自分で読んだものだ。これにも魔法は見られるが、地を揺るがすほどのものはない。自分の空想の中にどんどん新しい登場人物を作り、役を当てていく。

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動物王国の全人物が血が通った遊び仲間や友だちだったり、未知の能力を持った半想像上の生き物であったりするが、彼にはなじみ深いものだ。あるいはこれは、もしかするとテレビの画面から覚えたのかも知れない。というのは、その年頃ではコマーシャルでさえ高貴な光を持っているように見えるからだ。

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本やテレビの画面もなく母親さえいない、という最悪の状況においても、子どもはどこかで牛が存在することを知り、独自の歪曲された獣を想像することができる。 　第一段階で子どもは、折にふれて動物に変身できる不思議な力を持つ人たちと対応する。

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第二段階で子どもは、単に人のいくつかの特性が動物に起因していると考えるが、馬小屋、犬小屋、イルカの水槽と関係を持つ人たちでは大人になってからも、これはある程度続く傾向だ。

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第三段階の思春期で、少年は再び脚本を見直し、そうあってほしいと願うものと進行中の現実が合うように改変する。それは、まだ空想的で理想化されたものであったり、時としてドラッグの助けを借りたものであったりする。

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やがて年月が過ぎるにつれ、彼は徐々に現実に近づいて行く。現実とは、彼が望むような反応を周りの人や物がしてくれる実際の可能性のことだ。このように人は、数十年の間に自分のお別れ公演への準備をする。このお別れ公演こそ、治療者が変えようと取り組むものだ。

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赤ずきんちゃんは狼に、どこに行けば自分にもう一度会えるかを明確に伝え、さらに彼と一緒にベッドにもぐり込んでいる。彼女は明らかに「男は狼」の心理ゲームを演じていて、最後には起こったこと全てに満足した。実際の所、物語の中のすべての人は、どんな代償があろうと刺激的な事を求めていた。

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物語の結末がその額面通りなら、全体としては、赤ずきんちゃんを誘惑者に仕立て、皆を引っ掛けたと思い込まされたかわいそうな狼、という筋書きなのだ。その場合、この物語の教訓は、無垢な娘は狼がいる森に行ってはいけない、というものではなく、

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狼は無垢に見える娘とお婆さんには近づくべきではない、というものだ。一言で言えば、狼は森をひとりで歩くべきではないのだ。 　これはまた、その日母親が赤ずきんちゃんを追い出した後に何をしていたのか、という興味深い疑問を呼び起こす。

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もし、これらすべてがひねくれていて滑稽に見えるのなら、現実の赤ずきんちゃんについて考えてみることにしよう。ここでの重大な疑問は、そんな母親とあれだけの経験をした後に赤ずきんちゃんが大きくなってどのようになったか、だ。　p.49

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精神分析の文献では多数、狼の腹に詰められた石の象徴的な意味についての考察が行われている。しかし、交流分析家にとって最も重要なことは、関わった人々の間で行われた交流だ。 　キャリーは、30歳で治療にやって来たが、頭痛とうつの症状があり、自分がどうしたいのかわからず、

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満足のいくボーイフレンドが見つからない、と訴えた。彼女は赤いコートを着ていた。ある日、キャリーが来て、「オフィスから少し行った所に病気の犬がいます。動物虐待防止協会にTELされてはいかがでしょう？」と言った。主治医は「あなたが動物虐待防止協会に電話したらいかがですか？」と尋ねた。

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彼女は「え？ 私が、ですか？」と答えた。キャリーは、自分自身では誰も助けたことがないが、どこで救助者を見つけられるかを常に知っていた。これは、典型的な赤ずきんちゃんだ。キャリーの人生で最も刺激的な出来事は、実のところ祖父とのことだった。

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今わかるのは、彼女はその再現を待つために残りの人生を費やすだろう、ということだ。このことは、物語が終わった後、赤ずきんちゃんがどのような人生を送ったかを教えてくれる。狼との出来事は、彼女に起こった他の何にも増して、最も興味深いことだったのだ。

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大人になってから赤ずきんちゃんは、人に品物を届けるために、森を巡って時間を過ごし、絶えずほかの狼に出会うことを望み続けていた。しかし、彼女が出会ったのは狼の子どもばかりで、彼女は鼻であしらうように彼らを払い除けた。

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キャリーの物語は、狼が本当は誰だったのか、またどうして赤ずきんちゃんが大胆にも狼のベッドに入ったのかを教えてくれる。それは彼女の祖父だった。赤ずきんちゃんの母親、母方の祖父と祖母の脚本は、そのような性的な出来事が何度も起こるのを放って置いた点から考えると、相補関係にあるに違いない

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ことを記しておく必要がある。お伽話のハッピーエンドも疑わしいもので、現実の世界ではそうはならない。お伽話は親の善意によって語られていて、ハッピーエンドは善意の押しつけであり、偽りの「親」の自我状態だ。子ども自身によって語られる物語は、より現実的で、必ずしもハッピーエンドではない。

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事実それらは、よく知られているように、残酷でむごたらしいものだ。 　D. 死後硬直を待ちながら キャンベルは、神話のヒーローは世界的で歴史的な偉業を成し遂げるが、お伽話のヒーローはほんの小さな家庭的な勝利を収めるにすぎない、と指摘している。

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神話には、多くの魔法の眠りがある。おそらく最も知られているのは、ブルンヒュルデのそれであろう。多少の違いはあるが、眠れる森の美女の物語は、現にいろいろな形で起こりうる。少女たちは指を刺し、気を失い、自分の塔で眠り込み、王子たちは美しい乙女を探すために森の中を歩き回る。

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ひとつだけ起こりえないことは、何年もの時が経過した後、すべての物と人が変化せず、年を取らないことだ。これは本当に幻想だ。なぜなら、それはありそうにないというより、ありえないことだからだ。そしてこれこそが死後硬直を待つ脚本が基盤としている幻想だ。　p.56

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すなわち、王子が来た時に、姫は30歳、40歳、50歳ではなく未だ15歳であり、ふたりにはその先に全生涯があることになっている。これは持続する若さという幻想であり、控えめに言ったとしても不死幻想の娘だ。

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王子たちはより若い男性で、彼らが彼女の年齢に達する頃に彼らは王になって彼女に興味を失っている、といばら姫に言うことは、現実には難しい。これこそ、脚本分析家の仕事の中で最も悩ましい部分だ。

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それは、幻想を壊し、患者の「子ども」にサンタクロースはいないと告げ、それを心に留めさせることだ。一緒に検討していけるような患者の好きなお伽話があることは、両者にとってずっと楽なのだ。

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死後硬直を待つことの実際の問題のひとつは、いばら姫が本当に金のリンゴを持った王子を見つけたら、彼女はしばしば自分が劣っていると感じ、王子を自分のレベルに引き下げるために欠点を見つける必要が生じて「あら探し」をしてしまうことだ。

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それで、最後に王子は、彼女が再びいばらに戻って眠りに落ちてくれればいいのに、と願うようになる。一方、もし彼女が、銀のリンゴの王子や普通のスーパーのマッキントッシュリンゴの王子というレベルで妥協したとすると、彼女はだまされたと感じ、彼に八つ当たりしながら、

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ひたすら金のリンゴに目を光らせるだろう。このように、冷感症の脚本も魔法の反脚本も、たいして満足感へのきっかけを与えてくれない。さらに、お伽話でそうであるように、魔女と同様に彼の母親とも戦わなければならない。

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この脚本は重要なものだ。というのは、世界の非常に多くの人たちが、いろいろな形で死後硬直を待ちながら人生の時を過ごしているからだ。 　E. 家族のドラマ 人の脚本の筋書きや最も大切な一節を見出すには、「あなたの家族生活を舞台で上演するとしたら、どんな劇になりますか？」と尋ねるのだ。