素敵イラストにSSをつけても怒られないとかパラダイスではないか!と駄文をつけまくったまとめ。
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mona @mona5770

「ねえ長谷部くん、ちょっとだけつきあって」 陽が西へとゆるりと傾く頃合い。 二振りだけの遠征任務が終わり帰還しようとする俺の腕を掴むと光忠はそう口にした。「何を言っている。任務は終わった。戻るぞ」 睨む俺をものともせず、すこしだけだからと言うと 俺の手をつかんだまま光忠は走り出した。 twitter.com/_miyak0_320/st…

2019-08-20 11:53:11
mona @mona5770

俺の手をつかんだまま光忠は走り出した。 薄暗い松林にはいるとふわりと潮の香りがした。 海が近いのか。 どこまで行くんだという声にざあという波の音が重なる。 松林を抜けるとさあと視界がひらけ海岸へとでる。 白い砂浜へと足を踏み出した俺たちは思わず息を飲んだ。 「ああ、長谷部くんの色だ」

2019-08-20 11:57:27
mona @mona5770

陽が海へとゆるやかにその身を沈めるにつれ、空も海もそして砂浜までもが 紫のグラデーションに染められていく。 この世のものと思えない美しさにただ言葉もなく佇んでいると 「長谷部くん、この色が消えるまで君の時間をくれないかな」と光忠が俺をまっすぐに見つめた。その瞳の金色に紫が混じる。

2019-08-20 11:57:28
mona @mona5770

この色が消えるまでは刀であることも、本丸のことも、戦のことも何もかも忘れてただの恋人同士として過ごしたい。 そういうと光忠は砂浜にざくりと刀を立てた。 「痴れたことを」 そう口にしながら俺も交差するように本体を砂浜に立てた。 海風に二振りの下げ緒が揺れる。

2019-08-20 11:57:28
mona @mona5770

靴も靴下も脱ぎ去ると光忠は常よりも柔らかい笑みを浮かべ、そっと俺に手を差し出した。差し出された手をとると裸足のまま砂浜を歩き、波と戯れる。 頬を摺り寄せ、幾度となく唇をあわせ、見つめ合い、笑みをこぼす。 まるでただの恋人のように。 空を海を染める色にふたりも染まり、溶けあっていく。

2019-08-20 12:02:47
mona @mona5770

空がゆっくりと闇の色、光忠の色へと変わっていく。 二人の色がまじりあうなか 「光忠」 「長谷部くん」 「好きだ」 「愛してる」 これまで口にしたことのない言葉がいくつもこぼれおちた。 あとすこしだけ。 陽が沈み、闇が二人を包むまで。 このままで。 了

2019-08-20 12:02:48
mona @mona5770

豪華な広間に幾人かの男女がグラスを手に笑いさざめく声が響く。 その中をこの屋敷の主がふくよかというには贅のつきすぎた身体を揺らしながら ゆったりとゲストに声をかけていく。 元は下町でその日暮らしのような家に生まれたのだと聞いた。 けれど今や政財界に睨みを聞かせる重鎮だ。 twitter.com/320amino/statu…

2019-08-21 21:32:35
mona @mona5770

ここまで成り上がるには人に這いえないこともしてきただろうし かなりの人間を踏み台にしてきたということだ。つまりは敵は多い。 けれど本人はこの世の春を謳歌しすぎてそれが見えなくなってきたようだ。 いつだって足元は確認しておかないとあっという間に掬われるからね。

2019-08-21 21:32:35
mona @mona5770

僕の両親もこの男にいいように丸め込まれ土地も家も立場も何もかもを、そして最後は命すらも失った。 奪われたなら奪い返そう。 そう決めて僕はやれることはなんだってした。 いつかこの男から一番大切なものを奪うために。 咥えた葉巻に芝居がかった手つきで火をつけた鶴さんが 「いつでもいけるぜ」

2019-08-21 21:32:35
mona @mona5770

僕だけに聞こえる声で囁いた。 カツン ピカピカに磨き上げられたフロアに僕の足音が響く。 周囲に笑みを投げながら僕の目はたった一人を見つめていた。 金も立場も何もかも手に入れた男が何よりも執着しているのがこの美しい人だった。 チャコールグレーの三つ揃えに茄子紺色のタイを締め

2019-08-21 21:32:36
mona @mona5770

豪華なソファーで悠然とほほ笑む男が小さく鼻を鳴らした。 「ごきげんよう長谷部くん」 「今日もうさん臭いな伊達男」 「お褒めにあずかり光栄だよ」 「どういたしまして」 彼が座るソファーの背に腕をのせるとゆったりと煙を吐く。 「ねえ、君の飼い主がいなくなったら、僕のものになってくれない?」

2019-08-21 21:32:36
mona @mona5770

耳元でそう囁くと「ハハッ!笑えない冗談だな」と言いながら彼の纏う空気がピリッとしたものに変わる。 「冗談のつもりはないんだけどな」 「そうか」 長谷部くんは胸元に手を入れた。 「そういう冗談は」 ひらりと身をひるがえすと 「俺を倒してから言うんだな」という長谷部くんの声に

2019-08-21 21:32:36
mona @mona5770

緩やかな空気が流れていたフロアは騒然となった。 この家の主が叫ぶ声にいつもなら屋敷中から警護のものが集まるのだけれど すでにこの邸内も周囲も僕の手下によって抑え込まれており 集まったのはわずかな人数で、瞬く間に鶴さんをはじめとした仲間に取り押さえられた。

2019-08-21 21:32:36
mona @mona5770

胸に手に入れたままの長谷部くんを腕の中に抱き込み、僕はゆったりと足を進めた。 「取られたものだけ返してもらうよ」 縛り上げられ唸るばかり位の男に 「あと君の一番大切なもの、長谷部くんはいただいていくね」と笑いかけてやった。 「長谷部がお前の言うことなんて聞くわけない。そうだろう!」

2019-08-21 21:32:36
mona @mona5770

反吐が出るような声でそう叫ぶ男に僕の腕の中から長谷部くんが 「これまでありがとうございました」と柔らかな声を漏らす。 「はへべ」 「けれど、今日からは」 すうっと彼の背が伸び、手を入れた胸ポケットから一輪の薔薇を取り出すと 「私の主はこの男、長船光忠です」と言いながら男に投げつけた。

2019-08-21 21:32:37
mona @mona5770

棘が男の顔に傷をつけた。 「長谷部っ!」 「この男に手出しなどされませんよう」 深々と礼をすると長谷部くんは艶然とほほ笑んだ。 「そのようなことがありましたら、容赦はいたしませんので」 「ということだからよろしくね」 縛られたまま「どういうことだだ」と叫ぶ男に背を向け僕たちは屋敷を出た

2019-08-21 21:32:37
mona @mona5770

一番大切なものが、誰よりも自分を恨んでいたことなど愚鈍な男は最後まで気づかないのだろう。 「今日からよろしくね」と言う僕に「お前のものになるかどうかは」 月明かりの下、笑みを浮かべると「これからのお前次第だ」 そういうと長谷部くんはタイを緩め悠然と歩きだした。

2019-08-21 21:32:37
mona @mona5770

「腹が減った。何か食わせてくれ」 ようやく手に入れた宝物が僕の手から逃げ出さぬよう まだまだ油断はできないようだ。 満月の夜。 僕たちは新しい一歩を踏み出した。

2019-08-21 21:32:37
mona @mona5770

「ねえ長谷部くん」 「どうした光忠?」 「特がついたら欲しいものがあるんだけど」 長谷部の内番着を顕現したあの日のようにぎゅっと握ると光忠は言った。 短刀のような小さな身体で顕現をした光忠だったが、教育係となった長谷部と共に 身体を鍛え、知力を蓄え、ゆっくりとだが練度をあげていた。 twitter.com/menruisuky/sta…

2019-08-22 22:59:01
mona @mona5770

もうあと少しで特がつく。そうなれば本来の姿へと戻るはずだと審神者は言った。 長谷部はこの子どもが(実際のところは子どもではないのだが)可愛くてしかたがない。 まだこの身体には大きな内番着をまくり上げるようにして着ている光忠の脇に 両手を入れるとその身体を抱き上げた。

2019-08-22 22:59:01
mona @mona5770

顕現したころよりもずいぶん重くなった。 本来の身体で顕現するよりも苦労してここまで鍛えたのだ。 「頑張ったなあ」と長谷部は光忠の顔に自分の頬をすりよせた。 くすぐったそうに身を捩りながら「ちゃんと聞いてよ」光忠はその柔らかい頬を膨らませた。 「すまんすまん、それで何が欲しいんだ?」

2019-08-22 22:59:02
mona @mona5770

鼻先をあわせて顔を覗き込むとひとつきりの蜂蜜色の瞳が長谷部をまっすぐに射貫く。 その眼の奥に見たことのない色がちらりと浮かんだような気がした。 「長谷部くんをください」 「は?」 「だから!長谷部くんがが欲しいの!はせべくんと恋人になりたいんです!」

2019-08-22 22:59:02
mona @mona5770

「こいびと?」 アメジスト色の瞳をまんまるにした長谷部はくすりと笑った。 からかわれているのだな。悪い冗談はよせと答えようとした長谷部の口に光忠の指がぐいと差し込まれる。 「ひふはあ?」 「長谷部くんはきっと冗談だろうとか思っているだろうけど」 光忠の顔が急に大人びたように見える。

2019-08-22 22:59:02
mona @mona5770

僕は本気だからね」 そういうと指でねっとりと長谷部の歯列をなぞる。 その動きの隠微さに長谷部の身体の奥がぞくりと震えた。 「いつまでも子ども扱いはさせないから」 可愛い可愛い守るべき子どもはもうそこにはいなかった。 「特がついたら恋人になって」 真っ赤な顔をしながらそう告げる光忠に

2019-08-22 22:59:02
mona @mona5770

長谷部の顔にも熱が集まる。 「恋人になったら、もっとすごいことをしようね」 囁く声が耳に、ぺろりと出した舌の紅が目に焼きつく。 「覚悟しておいてね」 そういうと紅い舌が長谷部の瞳を、そして唇をねろりと舐めた。 熱い。 触れられたところが発火しそうに熱く、溶けてしまいそうで。

2019-08-22 22:59:03
mona @mona5770

ぞくりと身体から這い上がってくるこの感触は、恐怖なのかそれとも別のものなのか。混乱した長谷部の目にうっすらと溜まった涙も光忠の下に絡めたとられた。 燭台切光忠に特がついた翌日。 へし切長谷部が部屋から出てこなかったというのはまた別の話。 燭へし燭へし

2019-08-22 22:59:03
mona @mona5770

「まさか降るとは思わなかったね」 城下の軒下で身を縮める長谷部くんはビクリと身体を震わせ顔をあげた。 「…ああそうだな」 一瞬のこの間はおそらく別の、彼の本丸の僕だと思ったからだろう。 よく見ると目が少し腫れているようだ。僕と喧嘩でもしたってとこかな。 「本丸まで送ろうか?それとも」 twitter.com/minatchuu/stat…

2019-08-23 06:28:15
mona @mona5770

甘いものでも食べながら話を聞こうかと続けようとした僕の声は 「長谷部くん!!」聞きなれた声に阻まれた。 振り向かなくてもぱしゃぱしゃと音をたてる足音から、服が汚れるのも厭わずあわてて走ってくる様子が見えるようだ。 まったくそんなに焦るくらいなら喧嘩なんてしなければいいのに。 「光忠」

2019-08-23 06:28:16
mona @mona5770

眉を下げ小さな声で答える長谷部くんだけれど、顔にはかすかに喜色が浮かんでいる。きっかけは些細なことで不安になった長谷部くんが行くあてもなく城下に逃げてきたってとこだろう。 「長谷部くん!」そう言いながら伸ばされた手を取るように、僕の横をすり抜けると長谷部くんは燭台切の傘の中へと

2019-08-23 06:28:16
mona @mona5770

すっぽりとおさまった。 濡れそぼった濡れた背に「お迎えがきたようでよかったね」と声をかけると「ああ」という小さな声が漏れ、白い手袋で包まれた指が縋るように燭台切のベストに伸ばされた。 その腰を逃がさないとばかりに抱き込んだその本丸の僕は 「世話をかけたみたいだね」と柔らかな声とは

2019-08-23 06:28:17
mona @mona5770

裏腹にまるで今にも斬りかからんばかりに眇めた瞳でこちらをみやった。 まったくこの燭台切光忠と言う男ときたら。 「まだなにもしていないから気にしないで。まだね」 そう煽るように口にするとキッとこちらを睨みつけてきた。 あーあ怖い怖い。 「光忠、帰ろう」 長谷部くんのその声に空気が和らぐ。

2019-08-23 06:28:17
mona @mona5770

二人は寄り添うと一つの傘で降りしきる雨の中ゆっくりと歩きだした。 ふうと息を吐くと僕は空を見上げた。まだ雨はやみそうにない。 さっきの二人の姿に、そして店の脇に咲く紫陽花に浮かぶ顔はひとつ。 「何をしている」 硬い口調だけれどその声が震えていることは僕にはわかる。 「長谷部くん」

2019-08-23 06:28:17
mona @mona5770

こちらを見つめる僕の長谷部くんの持つ傘に身を滑り込ませると、僕は小さく「ごめんね」と言った。「謝るなら最初から口にするな」そう言いながらも長谷部くんがまとっていた空気が緩んだ。 「帰ろうか」「ああ」 雲間から微かに光がさす。雨はもうすぐあがるだろう。

2019-08-23 06:28:17
mona @mona5770

ふと気がつくと蝉の声が聞こえなくなっていた。 夏が終わるのだ。 これから受験本番へむけて怒涛のように時間が流れる。 いくつもある人生の分岐点。 ここから俺たちはいくつもの選択肢をつきつけられるのだ。 twitter.com/citru5x3/statu…

2019-08-23 14:39:00
mona @mona5770

いつもの近道に入ると光忠の左手がそっと伸びて俺の右手をぎゅっと握る。 俺たちの背丈ほどもある花に囲まれたこの場所でだけ繋がれる手。 いつまでもこうしていたいけれど、この手を離す日はもうすぐそこまできているのかもしれない。 どこの大学に進むんだ。 どういう風に生きていくんだ。 俺とは。

2019-08-23 14:39:00
mona @mona5770

なにひとつ告げられない俺はこのおとこの未来には いないのかもしれない。 そう考えるとじわりと目頭が熱くなった。 「あ!飛行機雲だ」 光忠の声に俯いたままだった顔をあげると視界いっぱいに光忠の顔。 あっという間もなく唇にあたたかいものが触れた。

2019-08-23 14:39:00
mona @mona5770

大通りを走っているはずの車の音が消え、花を揺らしていた風がやんだ。 抜けるように青い空 真っ白な絵の具をこぼしたかのような入道雲、 俺たちを隠してくれる緑 そして優し気に弧を描く金色の瞳。 それだけが世界のすべてになる。 時間が止まった。

2019-08-23 14:39:01
mona @mona5770

どれくらいそうしていただろう。 ちゅっと音をたてて光忠の唇が名残惜し気に離される。 「長谷部くん、だいじょうぶだよ」 頬をなでてそう呼ぶ光忠の声にざわざわと世界に音が戻り、 風が俺の頬を撫でた。 時間は止まらないし、いつまでも花に隠れてもいられない。 それならば俯いてなんていられない。

2019-08-23 14:39:01
mona @mona5770

「図書館で勉強するか」 「なにか考えたかと思ったらそれなの?」 眉をさげて呆れた声をあげる光忠の手をもう一度握る。 どこまでかはわからないけれど行けるところまで共に。 「学生の本分だ」 「その前にアイス食べようよ」 「じゃあ負けた方がおごりな」 「なにそれー」

2019-08-23 14:39:01
mona @mona5770

夏の太陽のような光忠の瞳に俺が映る。 手をつないだまま今度は俺からキスをした。 遠くで蝉の声が聞こえたような気がした。

2019-08-23 14:39:01
mona @mona5770

喫煙室の扉がバタンと乱暴に開かれた。 ドスドスと音を立てて入ってきたのは生産管理の長谷部主任だった。煙草を咥えたながらせわしなく胸ポケットを探りつつ、ちっと舌打ちをしたのはライターを忘れたのだろう。おせっかいかなと思いつつ「あの…」と声をかけると眼鏡越しに眇められた瞳が僕に twitter.com/asagimasayoshi…

2019-08-24 14:42:50
mona @mona5770

むけられた。部署が違ううえに中途入社で入ったばかりの見も知らない男を不審に思ったのだろうかと「営業の」と名乗ろうとした声は「長船だろう、ちょっと火を貸せ」という低くも甘やかな声にかき消された。ライターを探そうとジャケットを探ろうとした僕の首がぐいっと引かれた。 目の前に主任の顔。

2019-08-24 14:42:50
mona @mona5770

手触りの良さそうなミルクティーのような色の髪、形の良い額、キリッとした眉の印象にキツく見えるけれど、実は柔らかい目元、そしてなにより宝石のような青紫の瞳から目が離せない。綺麗だとは思っていたけれどこんなに美しい人だったのか。 心臓がドクドクと音が聞こえそうなほど打ち始めた。

2019-08-24 14:42:51
mona @mona5770

握られていたネクタイが離され、顔が離れていく。なんだか離れがたくて思わず、主任の薄グレーのスーツの袖を掴んでいた。 「どうしたお駄賃が欲しいのか?」 にやりと笑うと長谷部主任はふうと煙を吹き出した。 「え、あ」戸惑う僕をよそに主任は入ってきた時とは裏腹に気持ち良さげに煙草を吸うと

2019-08-24 14:42:51
mona @mona5770

「長船光忠、お前のあの案件通ったぞ」 そう告げると片手を上げて喫煙室からでて行った。扉がバタンと閉まるとともに「ふう」と僕は息を吐き出した。 なんだあの色香は。ストイックだと思っていたから余計にたまらなかった。 「欲しいな」 やられっぱなしは性に合わない。 ぎゅっと煙草を消すと僕は

2019-08-24 14:42:51
mona @mona5770

喫煙室を後にした。 僕が受注した案件のプロジェクトを強く推し進め、そしてメンバーに入ってきたメンバーに入ってきた長谷部主任に猛アタックを始めるのはもう少し後の話だ。

2019-08-24 14:42:52
mona @mona5770

ぴしゃん 無意識に揺れた尾ひれが水面を叩く 「んっく」 「痛くしちゃった?」 光忠の優しい声に首を横に振った。 痛いわけなんてない。 薬を塗り、状態を確認するために触れる手は 傷ついた哀れな人魚をただただ慈しむもので どこまでも優しい。 けれどその手が触れられるところすべてが熱くて twitter.com/kyakyauhuhu/st…

2019-08-24 19:58:55
mona @mona5770

じくじくと身体の奥から這い上がる欲が、あさましい気持ちが溢れそうになる。 「擦り傷はもうほとんど消えたね」 よかったよといいながらその手は肩から胸へと動く。 背後から抱き込むその腕が胸の尖りをかすめるたび「んふぅ」と声が漏れ、その桃色の二粒がぷくりとその存在を示す姿に顔が熱くなる。

2019-08-24 19:58:56
mona @mona5770

気づかれないように身体を捩るけれど、脇の銃創を確認しようとする光忠の硬い腕に乳首の先が触れた。 「んんっ」 腰の奥から湧き上がるようなしびれが走り声が漏れる。 「どうやら痛いわけじゃないみたいだね」光忠の声色が変わった。 丁寧に触れてくれるその手にすら感じてしまう俺に

2019-08-24 19:58:56
mona @mona5770

そしてこのあさましい気持ちに気づき呆れたのだろうか。 不安になり背後の光忠を見上げるとその瞳の奥にぎらりとした熱が見えた。 「長谷部くんのここ、かわいいことになっているね」 指がつうとスリットのふちを撫で、ちらりと姿を出している性器をつるりと撫でた。 「ああっんん、んふう」

2019-08-24 19:58:56

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