恋は大騒ぎ（１７）

るな@ドール @runadolls7

460-1 （瑠璃ちゃんの家、居間） 瑠璃父「おう、よく来たな」 瑠璃父「そろそろ緊張するのやめないか？お前」 聡太「いや、あの…」 聡太「先日はありがとうございました」 瑠璃父「ふたりとも楽しくやってきたか」 聡太「おかげさまで…」 瑠璃「ええ、おかげさまで…」 瑠璃父「そりゃ良かった」 pic.twitter.com/mUTFcUIbWj

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460-2 瑠璃父「その代わり」 瑠璃父「お前の成人酒デビューは」 瑠璃父「俺がもらった」 瑠璃父「もしお前の親父さんが」 瑠璃父「お前と飲む予定なら」 瑠璃父「俺もまぜろ」 瑠璃「パパ…それ、邪魔じゃ…」 瑠璃父「何言ってんだ」 瑠璃父「聡太は俺の息子でもあるんだ」 瑠璃「気が早いよ？」 pic.twitter.com/qDAqUa7mDD

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460-3 瑠璃父「聡太」 聡太「はい」 瑠璃父「俺はお前のことが気に入ってる」 瑠璃父「婿に来いと思うほどだが」 瑠璃父「お前にはお前の人生があるから」 瑠璃父「別に俺の事業を継がなくてもいい」 瑠璃父「瑠璃だけはもらっとけ」 瑠璃父「これは絶対命令だ」 瑠璃「パパ、やめなよー」 pic.twitter.com/ppIPtM81He

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460-4 聡太「無責任なことは言えませんが」 聡太「俺がちゃんと就職して」 聡太「瑠璃ちゃんも大学出て就職して」 聡太「お互い落ち着けば」 聡太「…そのつもりでいます」 瑠璃父「よし、言ったな」 瑠璃父「楽しみにしてるぞ」 瑠璃「すごく先のことだからね！」 瑠璃「パパ分かってる？」 pic.twitter.com/mlSOlzQ8zb

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460-5 瑠璃「ごめんね、うちのパパこんなで」 聡太「ううん、良くしてもらって」 聡太「ありがたいよ」 瑠璃父「俺はな、頭も大して良かないし」 瑠璃父「見てくれも、タッパ無いし」 瑠璃父「それでも一応事業立ち上げて」 瑠璃父「なんとかやってるのは」 瑠璃父「人を見る目だけは確かだからよ」 pic.twitter.com/10QjfmSnmU

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460-6 瑠璃父「聡太、お前になら 瑠璃父「うちの可愛い一人娘を託せると思ってんだ」 瑠璃父「目の中に入れたら多少痛いが」 瑠璃父「手塩にかけて育てた娘だ」 瑠璃父「俺が気に入ったやつのところにしか」 瑠璃父「嫁にはやらん」 聡太「あの…俺の何を気に入ってくださったんですか？」 pic.twitter.com/Asgi9hDu4i

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460-7 瑠璃父「面構えと佇まい」 瑠璃父「何がと言われると困るが」 瑠璃父「最初から感じのいいやつだと思ってた」 瑠璃父「ちょっと細っこいけどな」 瑠璃父「ケンカ向きでは無いがな」 瑠璃「パパの若い頃とは住んでる世界が違うよ？」 瑠璃「パパはヤンキーだったんだから…」 pic.twitter.com/QYdAvabApm

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460-8 瑠璃父「まぁ、これからもよろしく頼む」 瑠璃父「お前に任しとけば」 瑠璃父「瑠璃は幸せになるだろ」 聡太（えーっと、「お嬢さんを僕にください」の） 聡太（逆バージョン…？） 聡太「過分な評価ありがとうございます」 聡太「期待に添えるように頑張ります」 瑠璃「就活…就活なの…？」 pic.twitter.com/eNGHLIz7gj

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461-1 薫「三好、この人が◯◯大の先輩」 莉里「よろしくお願いしまーす！」 莉里「お話聞かせてくださーい！」 聡太「ってか！」 聡太「女の子連れてくるなんて」 聡太「聞いてなかったんだが！」 薫「えー、この後に及んでまだ」 薫「女の子怖いの？」 聡太「知らない子は少しビビる…」 pic.twitter.com/wOBXYO1FVM

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461-2 莉里「え、先輩女子怖いですか？」 莉里「莉里ちゃんは怖くないですよー」 莉里「場合によっては取って喰いますが」 薫「馬鹿、三好、煽るな」 聡太「…帰ってもいい…？」 薫「待って帰んないで！」 薫「この馬鹿は僕の幼馴染の三好莉里」 薫「三好、長山聡太先輩だ、2歳年上だ、敬え」 pic.twitter.com/qkINbcefnF

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461-3 聡太「何が聞きたいの？」 莉里「莉里、◯◯大の看護科に入りたくて」 莉里「モチベーション上げるために」 莉里「大学の楽しいとことか」 莉里「話してもらいたいです！」 聡太「んーと…」 聡太「俺んとこは基本、オタクじみた男しか」 聡太「いないからなー…」 聡太「機械工学科だし…」 pic.twitter.com/se5cwHIw93

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461-4 莉里「学校、どんなとこなんですか？」 莉里「イメージだけでもしたい」 聡太「そんならわざわざ言葉で言わなくても」 聡太「連れてくけど」 莉里「ホントですか！？」 莉里「…柴田にも来てほしい…」 薫「僕そんな暇ないからね？」 薫「受験終わるの11月だからね？」 pic.twitter.com/WlqBfwXGdm

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461-5 聡太「そうだなぁ…」 聡太「女の子がよく溜まってるとこって」 聡太「…カフェテラスとか…」 莉里「そんなのあるんですか？公立なのに」 聡太「あるよ、普通にお茶できる」 莉里「いいなぁ…」 聡太「女子、パフェとか食べながら」 聡太「駄弁ってるよ」 莉里「やーん、いい…」 pic.twitter.com/4Hl2WpsEKI

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461-6 聡太「…あとは…」 聡太「銀杏並木があったり」 聡太「春になると桜が綺麗な広場があったり」 聡太「山の中だから四季折々の自然と」 聡太「…あと、俺夏毛のウサギ見たわ…」 莉里「ウサギ！？」 聡太「タヌキはよく出るよ」 莉里「タヌキ！」 聡太「アオダイショウの抜け殻見たことある」 pic.twitter.com/Ba46abFLC3

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461-7 薫「先輩…それ横浜だよね？」 聡太「横浜のほとんどは山だし」 聡太「その中でも大学なんて」 聡太「すごい山の上にあるんだから」 聡太「広大なんで」 聡太「大学入って3kg痩せたとか」 聡太「聞いたことあるし」 聡太「下界と気温が2℃違うとか」 聡太「下界で降ってない雪が降ってるとか」 pic.twitter.com/V4c4Bn9Ao3

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461-8 聡太「…こんな話したら三好さん」 聡太「来たくなくなっちゃうかもね…」 莉里「いいえ…」 莉里「この話してる時の長山先輩が」 莉里「楽しそうで可愛くて良いです」 聡太「…可愛い…？」 薫「まぁ、分からんでもないな…」 薫「自然とか動植物の話してる時」 薫「キラキラしてるもんね」 pic.twitter.com/eQCrT2Qel2

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461-9 莉里「莉里、頑張ります！」 莉里「先輩の学校に行って」 莉里「よく歩いてダイエットして」 莉里「余計可愛くなって」 莉里「素敵なナースになります！」 聡太「…それで勉強のモチベーションになるの？」 莉里「なりますね」 莉里「それでカフェでお茶すんの」 莉里「妄想で勉強できます！」 pic.twitter.com/xIeHwAwomN

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461-10 聡太「…元気な子だね…」 聡太「薫、こんな幼馴染いたっけ？」 薫「小学校の時の同級生」 聡太「…え、まさか、あの」 莉里「先輩、ありがとうございました！」 莉里「来年、もし大学入れたら」 莉里「よろしくお願いします！」 聡太「いや、まさかね…」 薫「うん、そのまさか」 pic.twitter.com/oTphKgVwp1

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461-11 聡太「あ、うん」 薫「今は普通に友達」 莉里「友達じゃなくてもいいのになー」 莉里「莉里ちゃん可愛いし」 莉里「彼氏募集中だし」 薫「残念、聡太先輩彼女いるから」 莉里「ごめん、タイプちょっと違う」 聡太（なんか察した） 聡太（この子…薫のこと…） 聡太（そっかぁ…） pic.twitter.com/mJ0WpoxACK

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462-1 莉里「柴田、こないだはありがとう」 莉里「先輩のお話」 莉里「楽しかったー」 理人「なに、ウチの高校の先輩？」 理人「俺もついていきたかったなー」 理人「面白い人なの？」 薫「いや…」 薫「面白い話がしたくてしてるんじゃなくて」 薫「超弩級の天然ってだけ…」 pic.twitter.com/81uBVuCFXp

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462-2 莉里「莉里ね、勉強頑張る」 莉里「第一志望は◯◯大だけど」 莉里「まずは少しでも近づけるように」 莉里「頑張る」 薫「ほう」 薫「あの話のどこにツボった？」 莉里「山を歩けば運動するから」 莉里「スマートな美女になれそう」 薫「鏡見てから言え」 莉里「鏡なら全肯定してくれてるよ」 pic.twitter.com/gZskRdJf2a

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462-3 莉里「なんか、柴田からの評価」 莉里「低すぎない？」 莉里「莉里可愛いよねー、生島？」 理人「…喋んなきゃね」 莉里「えっ、ひどーい」 莉里「生島までそんなこと言う！？」 莉里「味方だと思ってたのにー」 理人「俺のタイプじゃないだけだ」 理人「一般的に見たら可愛いんじゃね？」 pic.twitter.com/yoKZsCetaF

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462-4 莉里「ほらぁ、生島の方が分かってる」 莉里「いいもんね、大学入ったらきっと」 莉里「莉里ちゃん引く手数多だろうから」 莉里「見てろー？」 理人「お前、推薦出た？」 薫「まだ」 薫「志望締切が10月6日」 薫「そこまでに僕より成績のいいやつが出なきゃ」 薫「推薦突破」 pic.twitter.com/0mbJ1feMWf

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462-5 理人「お前より成績いい奴なんていないだろ」 理人「取れたようなもんじゃん」 薫「まぁ、実のところはそうなんだ」 薫「お前でも志願してこない限りは」 理人「俺はそっちじゃないし」 理人「だいたい、一学期の成績」 理人「お前よりいいかは分からん」 pic.twitter.com/gKuUsxwJIN

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462-6 理人「そんで、推薦枠の受験は？」 薫「11月の最初の週末」 理人「じゃあ、そこまで頑張れば結果が出るのか」 理人「もう、勝ったようなもんだろうけど」 理人「頑張れよ」 理人「俺ら、祝う気満々で待ってる」 莉里「お祝い何しようねー？」 莉里「あそこのカフェのケーキ食べない？」 pic.twitter.com/u7gjoKUdDP

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462-7 薫「…お前らがいてくれると」 薫「なんかいけそうな気がしてくる」 薫「…ありがと」 莉里「いぇーい、莉里ちゃん天使！」 莉里「崇め奉るのだ」 薫「なんでお前を崇めるんだよ」 莉里「受験のお守り」 莉里「…ってか、莉里より生島がいいの？」 薫「待て！そっちの趣味は無い！」 pic.twitter.com/VK3GY2SR0m

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462-1 （高校、放課後、文化祭の練習） 逸海「姫、ここではどうか」 逸海「心安らかにお過ごしください」 逸海「あなたには…少しでも」 逸海「楽になっていただきたい」 美晴「オリヴァ…」 美晴「そなたはなぜ」 美晴「このような、敗走する私に」 美晴「優しくしてくれるのか」 pic.twitter.com/uHelC1eV4G

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462-2 逸海「分かりません」 逸海「僕は吹けば飛ぶような命」 逸海「誰と関わるでもなく」 逸海「名もなく、ただここで生きて」 逸海「消えていくだけの者です」 逸海「あなたと出会った」 逸海「それは、命を賭しても守るべき」 逸海「大切な出会いに感じるのです」 美晴「オリヴァ…」 pic.twitter.com/K60KFwmGlS

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462-3 美晴「私は故国で王位争いに負け」 美晴「見つかればころされる身」 美晴「そなたに危険があってはならぬ」 美晴「私に仕える必要はないのだぞ」 逸海「僕の故郷はこの藪の中」 逸海「ここから出たら僕は生きていけません」 逸海「あなたが隠遁するのに」 逸海「場所案内として請われたのは」 pic.twitter.com/zS24iScMie

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462-4 逸海「僕の運命だったのだと思います」 美晴「オリヴァ…」 逸海「セレネ様、どうぞお気を遣わず」 逸海「心安らかにお過ごしくださいませ」 美晴「…迷惑をかける…」 逸海「何をおっしゃいますか」 逸海「あなた様にも生きる権利がございましょう」 逸海「…お生きなさい、姫様」 pic.twitter.com/g5F3cnLubP

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462-5 実里「…すごーい」 実里「台本見てないよ逸海くん」 瑠璃「うん…」 瑠璃「なんか私、罪作りなことしてる感じがする」 実里「私もそんな気がするよ…」 実里「みはるんとは友達だって言い切ってるけど」 実里「逸海くん、ひょっとしたら…」 瑠璃「うん…なんかね、そんな気が」 pic.twitter.com/5IzRipG08E

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462-6 瑠璃「逸海くん、練習なのに迫真の演技」 瑠璃「今、オリヴァがセレネに愛を伝えるシーン」 瑠璃「やってるけど」 瑠璃「見てらんないくらい…切ない」 実里「うん…」 実里「ホントはみはるんに」 実里「言いたいんじゃないかって」 実里「思うよね…」 pic.twitter.com/YFwFepfigk

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462-7 瑠璃「オリヴァ役に選んだのは私じゃないけど」 瑠璃「彼、本当にこれ引き受けて」 瑠璃「良かったのかなぁ…？」 実里「うん…」 実里「嫌とは言ってないから大丈夫かとは」 実里「思うけど…ホントのところは」 実里「どう思ってるんだろうね？」 瑠璃「うーん」 実里「うーん」 pic.twitter.com/D7nsyboNCU

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463-1 （塾の帰り） 莉里「柴田んとこにはいつも彼女迎えに来るね」 理人「…そうだな…」 莉里「つまんないのー」 理人「俺が帰り道一緒じゃつまらんか」 莉里「あんた、オタクじゃん」 莉里「顔は好みだけど行動が好みじゃない」 理人「俺もお前みたいな頭の軽いやつ好みじゃない」 pic.twitter.com/5JMHYt8zRO

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463-2 莉里「でもさー」 莉里「あんた、話しやすいから」 莉里「一緒にいてやってもいいかなって」 莉里「そんで一緒に帰ってあげてるけど」 理人「誰が一緒に帰って欲しいって言った？」 理人「女子1人で暗い道危ないから」 理人「ついてってやってるだけだろ」 莉里「莉里が可愛いからなくせに」 pic.twitter.com/7JoWVGADo0

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463-3 理人「お前のその意味わかんない自己肯定感」 理人「どっから来るんだよまったく」 莉里「客観的事実ですからー」 莉里「莉里ちゃんこんなに可愛いのに」 莉里「なんで彼氏できないのかなー」 理人「性格に問題が」 莉里「うるさいわね」 理人「ってかさ三好」 理人「お前、ホントは」 pic.twitter.com/uuKWigxM3i

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463-4 理人「柴田のこと好きなんだろ？」 莉里「…デリカシーないわね」 莉里「だから童貞なのよ」 理人「うるさい」 莉里「…だって、小学校の時からずっと」 莉里「好きだったんだもん…」 莉里「でも、絶対内緒よ」 莉里「あいつには彼女がいるし」 莉里「莉里は一度告ってフラれてるし」 pic.twitter.com/9GKnxdCfvn

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463-5 莉里「あんたも好きな人がいるって言ってたよね」 理人「…いる」 理人「でも、その子にも彼氏がいて」 理人「絶対気持ちは届かない」 理人「それは分かってるから」 理人「自分の心の中だけにとどめてる」 莉里「あんたもなの」 理人「うん」 莉里「そっかー」 莉里「私達、あぶれ者かー」 pic.twitter.com/bmLIZp4ElB

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463-6 莉里「ホント残念だなー」 莉里「あんたが根暗で粘着質じゃなかったら」 莉里「イケてたのになー」 理人「ホントだよな」 理人「お前が軽薄で考え無しじゃなかったら」 理人「悪くなかった」 莉里「あー莉里ちゃんのこと馬鹿って言ったわね！？」 理人「お前、自分のことなんだと思ってた？」 pic.twitter.com/U8db0eagZr

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463-7 理人「まぁ、アレだよな…」 理人「辛さは同じだから」 理人「せいぜい戦友として仲良くしてようや」 莉里「そうね…」 莉里「あんたの好きな人ってどんな子？」 理人「穏やかで優しくて」 理人「話すと心にあかりが灯るような人…」 莉里「そりゃ彼氏くらいいるわね…」 理人「うん…」 pic.twitter.com/MU6IMYS6bg

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463-8 莉里「この可愛い莉里ちゃんが」 莉里「目に入らないくらい可愛い子なら」 莉里「片思いも仕方ない、かぁ」 理人「なんでお前と比べるんだよ」 莉里「なんとなく」 理人「そか」 莉里「切ないねぇ…お互い」 理人「切ないねぇ…」 莉里「あんた、根暗やめない？」 理人「性分だからなぁ…」 pic.twitter.com/fa8HF2vfHX

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464-1 （大学、ゼミ室） 聡太「あ、咲さん！」 聡太「久しぶりー！」 咲「久しぶりになっちゃったよ」 咲「ちょっと入院してたから」 聡太「入院！？」 聡太「なんか悪かったの？」 咲「ん、切迫早産」 聡太「なにそれ…怖」 咲「でも、安定してきたから、ちょっと外出許された」 聡太「ええ…」 pic.twitter.com/g7nth9fWJe

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464-2 咲「大丈夫よ」 咲「ずっとお医者さんにはかかってるし」 咲「今日はレポートを提出しにきたの」 咲「ベッドの上だったから大したこと書けなかったけど」 聡太「夏休みだから休んでるのかと思ってたですよ…」 聡太「それで学校に来てなかったんだ…」 pic.twitter.com/n3oRLepFa1

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464-3 咲「でも、赤ちゃんは元気に成長してるわよ」 咲「この大きさですもん」 聡太「これ…ホントに1人しか入ってない？」 聡太「3人くらい入ってそう…」 咲「わはは」 咲「一応1人みたいよ」 咲「触ってみる？」 咲「時々動くよ？」 聡太「え、いいんですか？」 咲「うん、ほら、この辺」 pic.twitter.com/JBHz2EjsS0

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464-4 聡太「うわ、思ったより固い」 咲「だって、色々詰まってるもん」 咲「赤ちゃん自身と、羊水と、胎盤と、あと私の内臓…」 聡太「すごいなー」 聡太「命って、こうやって作られるんだなぁ…」 咲「小学生みたいな感想ね」 聡太「俺、赤ちゃん産まれるの見た記憶がないんですよ」 pic.twitter.com/RmiJDPCy6r

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464-5 聡太「弟が生まれたのは俺が3つの時だから」 聡太「全く記憶にないし」 聡太「うちの親戚、それ以来子供いないんですよ」 咲「じゃあ、うちの子が『久しぶりの子供』になるのね」 咲「長山くん、子どもの扱い上手そうだから」 咲「生まれたら是非遊んであげて欲しいわ」 pic.twitter.com/bGJzyBcoDX

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464-6 聡太「変なこと聞きますが…」 聡太「お腹の中に違う人がいるのって」 聡太「怖くはないんですか？」 咲「怖いよ？」 咲「出産は命懸けだしね」 咲「私がしくじるとこの子もしんじゃう」 咲「でも、健吾くんとの子だから」 咲「可愛くて仕方がなくて」 咲「この子のためならなんでもしたい」 pic.twitter.com/zMzw3KK861

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464-7 咲「…ふふ」 咲「あなたがパパになったらどうなるのかしらね」 咲「瑠璃ちゃんと結婚して」 咲「家庭を築いて」 聡太「あわわわわ」 聡太「ずっと先の話ですよ！」　 咲「そうでしょうけど」 咲「多分、幸せに満ちていて素敵よ」 咲「瑠璃ちゃんを大事にしてね」 聡太「…はい」 pic.twitter.com/EEKYZUP2Pi

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465-1 （柴田家） 薫「あれ、母さん、帰ってたの？」 薫「いつも通り彼氏の家じゃなくて？」 佐和子「だって今日」 佐和子「あなた、推薦決定したでしょう？」 佐和子「ご飯くらい作りたくて」 薫「人の作った飯なんて」 薫「久しぶりだな、いただきます」 薫「僕のことなんか気にしてたんだ？」 pic.twitter.com/Ct0h72EbNP

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465-2 佐和子「指折り数えて待ってたわよ」 薫「へー、意外だな」 薫「僕のことなんか忘れてんのかと思ってたよ」 佐和子「…」 佐和子「これで推薦受験して」 佐和子「ほぼ進路決定か」 薫「なるべく頑張って早く独り立ちするよ」 薫「そうすりゃ、あいつと別れて好きな奴と一緒になれるんだろ？」 pic.twitter.com/81gpNmkcnL

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