あらすじ
「ああ、ヘイズル! これだよ、あの変な感じは、これが出してる! もうわかった―とってもひどいことだ!―すごく恐ろしいことだ! 近づいてくる。ぐんぐんやって来る」
若き雄ウサギのヘイズルは、仲間のウサギたちと共に、イギリスのハンプシャー州にあるウサギの巣『サンドルフォード村』で平穏に暮らしていた。
しかしある日、彼の弟であるファイバーは「村に災厄が迫っている」と騒ぎ出す。
ファイバーの予知能力を認めているヘイズルは長老たちに避難を提案したが、真面目にとりあってもらえず、何羽かのウサギを説得して脱出することを決意する。
こうして、新たな安住の地を求めるウサギたちの過酷な冒険と闘いが始まった。
作品概要
イギリスの作家リチャード・アダムスの処女作であり、野ウサギの生態と冒険を描いた動物児童文学。
作中のウサギたちの習性や身体能力等は現実のウサギに近いが、彼らは独特の言語『ウサギ語(ラパイン)』やことわざ、詩歌や神話といった高度な文化を持つ。
『児童文学』と銘打たれてはいるが、本作の内容はちびっ子向けの甘くてゆるふわなものではない。
ヘイズルとその仲間たちの知恵と勇気と友情。
野生動物に待ち受ける数多の苦難と残酷な現実。
彼らの新天地『ウォーターシップ・ダウン』を脅かす外敵―
ウンドワート将軍率いるエフラファ村との死闘。
これらを容赦なく描いているからだ。
「ウサギが出てくるからかわいいお話では?」と思い込んで読み始めたら驚愕すること間違い無しな、殺伐でエグい描写がたくさん出てくる。
特に、サンドルフォード村壊滅の回想シーンは結構ヤバい。
初版は1972年に刊行。
翌73年にはイギリスの二大児童文学賞といわれるカーネギー賞とガーディアン賞を受賞した。
1979年にはイギリスでアニメ映画化(日本では『ウォーターシップダウンのうさぎたち』の題で1980年に公開)され、原作に忠実な残酷描写のおかげで現在でも海外版みんなのトラウマアニメ映画の一つとして取り上げられることもある。
1998年にテレビアニメ化。その後2018年12月にはNetflixとBBCの共同製作で(結構リアル寄りな)3DCGアニメのミニシリーズ(全4話)が配信されている。

ウォーターシップ・ダウン、1979年の一番古いアニメ版は「海外版みんなのトラウマ」的扱いらしいことは知ってます。 最近ネトフリでもCGアニメ化されたそうなので……また加入して見てみようかな。 (原作の旧訳版も新訳版も入手困難だし、電子書籍化してくれ) youtu.be/Jq73sIty43k
2021-01-16 16:44:48
ウォーターシップダウン……トラウマ描写有りな1978年のアニメ映画もアマプラとかで配信されないかな……日本語吹き替え版めっちゃ見てみたい。
2021-01-26 14:36:13
ウォーターシップ・ダウンのウサギたち、新訳版買っちゃった…… 届いたらNetflix版と比較しながら読もう。 pic.twitter.com/g2rnfGCrOZ
2021-01-30 10:47:26


Netflix版しか見てないけど、『ウォーターシップ・ダウンのウサギたち』、Sky好きで児童文学好きな方にオススメしたい。 タイトルのゆるふわさを裏切るハードで殺伐な物語(天敵や土地開発から逃げつつ理想郷探したり、ウサギ同士の戦争等が起きる)が展開され、ウサギ独自の言語や神話も登場するぞ。
2021-01-30 11:30:48
『ウォーターシップ・ダウンのウサギたち』、届いた! いま上巻のカウスリップの村まで読んでます。 Netflix版は、全4話で収めるためにヘイズル組の登場キャラ減らしてたのね。 あと、カウスリップの村で出会うストロベリは原作だと雄ウサギだったのか。 pic.twitter.com/cXhgUfXn4n
2021-01-31 17:31:42

Netflix版のウォーターシップ・ダウンでストロベリが雌ウサギにされてたのは、後であのケンカの場面を入れて「雌雄のウサギの数がバランス悪いと子孫云々以前にウサギのコミュニティが大きく荒れるよ、ヘイズル組もこのままだと危ないよ」というのを解りやすくする為かな……
2021-01-31 17:31:43
『ウォーターシップ・ダウンのウサギたち』上巻、ホリー隊長&ブルーベルの合流とサンドルフォード村(ヘイズル達の故郷)の壊滅・惨劇の話まで読み進めましたけど、サンドルフォードのウサギたちが駆除されてく様は「これ児童文学だよね?」と思うレベルのリアルさとエグさでヤバい。 twitter.com/XingQB_ninja/s…
2021-02-05 11:07:25
Netflix版のサンドルフォード村壊滅シーンは、悲惨だけど原作と比べたら結構マイルドになってた。いやマジで原作のはエグい。ブルーベルが話すとこは「マジで自重しろ」ってなった……脱出の為に毒ガス死したウサギを引き裂いて進んだとか……
2021-02-05 11:13:01
それとカウスリップの村の奴ら……お前たち、必死になって逃げてきたホリー隊長たちになんてことを…… ホリー隊長たちが受けた仕打ちについて「(村の奴らがやったことは)恥ずべき行為だと思います」と叫んだストロベリ(カウスリップの村から離反済み)も……辛い。
2021-02-05 11:29:11
【続報】強くてカッコイイ枠の推しキャラに『ウォーターシップ・ダウンのウサギたち』のビグウィグが追加されました。 Netflix版もそうだが、やはり原作の彼も滅茶苦茶良いイケウサギだ…… pic.twitter.com/R7xEX1Vr1l
2021-02-05 11:47:11


やったあああああああああ!!! 1979年のアニメ映画版『ウォーターシップダウンのウサギたち』、遂に届いた!!! 中古DVDですがちゃんと再生出来ました。 日本語吹き替え版が特典映像扱いになってるんですが、ファイバーの少年声がめっちゃかわいい……あと台詞回しに時代を感じる……w twitter.com/XingQB_ninja/s… pic.twitter.com/uZj9put3A6
2021-02-21 11:26:23

Netflix版ではピプキンが居なかった(ファイバーがピプキンの役割を兼ねている)のですが、1979年版はちゃんと出てきてるんですね。この子も吹き替え版だとかわいい少年声だ……
2021-02-21 11:47:13
【1979年版WDの主人公陣営】 ヘーゼル(ヘイズル)、ファイバー、ビッグウィッグ(ビグウィグ)、ダンデリオン(ダンディライアン)、ブラックベリ、シルバー、ピプキン ※()内は新訳版・Netflix版での名称※ Netflix版もそうでしたが、やっぱり登場キャラ減らされてるのか……
2021-02-21 12:06:00
満身創痍のホリー隊長が合流。 海外版みんなのトラウマと名高い、サンドルフォード村壊滅シーン……毒ガス殺されるウサギたちの呻き声……実際悪夢じみている。 1979年版だと、ホリーはヘイズル達を追う途中でエフラファ村のウサギたちに捕らえられ、脱出してきた事になってるのか。
2021-02-21 12:21:05
ユリカモメのキハール(1979年版だとキーハー)が合流。飛んでる蝶をパクっと食っていいのかw ヘイズルの群れの現状に呆れ返って雌ウサギ探しを承諾してくれる場面……面白い……
2021-02-21 12:35:23
インレの黒うさぎに導かれて、農場で撃たれたヘイズルを探しだしたファイバー。 この場面でテーマ曲のBlight eyesが流れるのですが、よく聞いたら日本語歌詞は井上陽水が歌ってるの……?!
2021-02-21 12:42:37
ハイゼンスレイがファイバーと同様の予言能力持ちなのも原作通りだね。Netflix版だとその辺りぼかされてたような。
2021-02-21 13:00:13
ボートを使った脱出作戦も原作と一緒ですね。Netflix版はファイバーが見た「『ワイヤー』と『自動車に乗ったウサギ』」の幻視と絡める都合上、「人間の村に近い川岸まで逃げる」に変更されてた。
2021-02-21 13:13:00
1979年版の『ウォーターシップダウンのウサギたち』、見終わった…… ストーリーの大筋とエグい描写は原作寄りだったし、88分のアニメ映画の中で上手くまとめてるなぁと思いました。 でもNetflix版のアレンジもあれ独自の良さがあって好き……どっちが素晴らしいなんて選べないな。
2021-02-21 13:51:16
Watership Down 1978 - Soundtrack: 10 Bright Eyes youtu.be/neBftfMt5xA @YouTubeより 今更気づいたのですが、ネット上だとアニメ映画版『ウォーターシップダウンのウサギたち』の公開年は「1978年」とか「1979年」って書かれてる……DVDのパッケージだと1979年……え、どっちが正しいんだ?
2022-01-03 11:27:22