ネタ帳がわりに妄想を撒き散らした記録です。
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楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 ゾンビウィルスがパンデミックを起こした世界というのは、死霊術者にとってはもうやりたい放題の世界である。何しろゾンビウィルスに感染した死体は耐久力がダンチであるし、腐って白骨化したりしない。いや、設定によっては腐るのかもしれないが、ここでは腐らないものとする。

2018-12-26 22:13:02
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 ということで、「死霊術師が異世界から転生してきたんだが現代社会はゾンビパンデミックで滅びていたのでゾンビをゾンビにして一旗揚げる」という話はどうだろうか。ゾンビがゲシュタルト崩壊を起こしそうだ。では、おやすみなさい。

2018-12-26 22:14:56
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 厳密には異世界とは関係ないのだが、VRネットゲームからログアウトできなくなり、その世界で生活をせざるを得なくなる、というパターンがある。ところで、現代普及している一般的なVRというものは、五感すべてを乗っ取ってゲーム世界に没入してしまうわけではない。

2019-01-02 22:40:42
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 SF技術の神経接続とかではなく、VR対応のヘッドセットと専用のコントローラーで遊ぶVRゲームを想定しよう。ログアウトできなくなったと言ってもヘッドセットを外してしまえばそれまででなので、外したらヘッドセットが爆発するように仕掛けてあるとしよう。

2019-01-02 22:42:04
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 VRヘッドセット着用といえど、外部の音を聞くことは一応可能であり、モノを触ることももちろんできるので、ゲーム内容を無視して日常生活を送ることはできる。というか、できないと困るのだ。ゲームからログアウトできなかろうが、現実の身体は腹もへるしクソもするのである。

2019-01-02 22:43:46
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 プレイヤー達は、異世界で生活しながら同時にカップラーメンを食い、ギルメンに一言断ってトイレに行き、あげくに大事なバトルの最中に寝落ちしたりするんである。ゲーム内で死ねばリアルでも死ぬので緊張感はあるが、根本的には現実のネトゲ廃人と同じである。

2019-01-02 22:45:23
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 ヒサンなのは風呂に入れないことである。タオルで身体を拭くくらいはできるが、頭を洗うのは不可能だ。しかし長期間洗髪しないのは不衛生であり、ヘッドセット着用部分が蒸れたりするので、爆発させないよう隙間からタオルをねじこんで洗髪する方法がプレイヤー間で交換されたりする。

2019-01-02 22:49:53
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 ところで、ネットゲームといえば課金である。わざわざ手間をかけてVRゲームを使ってのデスゲームなんぞを仕組む理由は、これ以外にない。現実とゲーム世界の二重生活を送ることになったプレイヤーたちは、せめて少しでも快適なゲーム生活を送るために、多額の課金をすることになる。

2019-01-02 22:57:45
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 なんせ二重生活は辛いので、できるだけゲーム内キャラクターには何もさせず、寝て暮らしたいところだ。そのためにはゲーム内通貨で生活費を稼いだり、身を守るために強い武具を揃える必要がある。ようするに課金である。世知辛い。

2019-01-02 23:01:05
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 ということで、うっかりVRデスゲームに巻き込まれたりすると肉体的にも経済的にも大変な目にあうというお話でした。では、おやすみなさい。

2019-01-02 23:02:25
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 吸血鬼について妄想を垂れ流す。吸血鬼というものは、必ずではないが尖った耳で描かれることが多いように思う。その出典とか真偽についてはまずは捨て置くが、ともかく尖った耳といえば、アレだろう。そう。エルフだ。

2019-01-08 22:33:03
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 エルフといえば長命種といわれるくらい寿命が長く、ほぼ不老と言われることもある。おまけに色白である。ほら、吸血鬼だ。違いといえば古城とかでなく森に住むことくらいだが、人の手が入らない原生林というものは昼間でもうっそうとして暗いものである。あれは日光を避けているのだ。

2019-01-08 22:33:44
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 さらにファンタジー設定を加えると、吸血鬼はすごい魔力を持っていて、人間が使えないような魔法をバンバン使ったりする。ほら、どう考えてもこれはエルフだ。一般的にプライドが高く、人間を小ばかにしがちなあたりも、そっくりである。

2019-01-08 22:34:21
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 エルフはけっこう日光の下で活動しており、吸血鬼とそのまま同一視するのは無理がある。だが問題ない。ダンピールというのがいる。吸血鬼と人間のハーフで、吸血鬼の力を持ちながらいちおう昼間も活動できるというアレだ。これぞエルフである。

2019-01-08 22:34:47
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 まとめると、エルフは吸血鬼と人間のハーフが、森のなかで独自の進化を遂げた一族なのである。たまに先祖返りして同族の血を吸ったりアンデッドを従えたりする不良エルフが出て、森を追放されてダークエルフと呼ばれたりもする。オチはない。では、おやすみなさい。

2019-01-08 22:35:32
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 精霊について考えてみる。リアルな世界の信仰の話ではない。いわゆるファンタジー世界でいうところの精霊魔法とか精霊使いとか四大精霊とか、まあそういうアレである。一般的には、「火」「水」「地」「風」の精霊とかいうのがいて、魔法使いに力を貸したりすることになっている。

2019-01-12 22:40:18
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 さて、火や水や地や風の精霊がいるなら、他にもいろんな精霊がいてもよいはずである。H2Oの精霊がいるならH2SO4の精霊もいるだろうから、硫酸の精霊と契約して敵にぶっかける硫酸魔術とか、一酸化炭素の精霊の力で即死させる魔法とか、色々考えられるわけだ。

2019-01-12 22:42:34
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 ところで、生物に精霊が宿らないという法はない。だから、一番えぐいのは人間の精霊に働きかける人間魔術である。本人がいくら抵抗しても、精霊があっちの味方なんだからどうにもならない。煮るなり焼くなり好きにされてしまうのだ。

2019-01-12 22:44:20
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 他にも付喪神の精霊とか、宇宙人の精霊とかいろいろ考えたが、このへんにする。そもそも四大精霊というのは世界がその四大元素でできているという考え方からくるモノなので、そのへんを無視して理屈をこねても仕方がないのだが、話のタネとしては面白かろう。では、おやすみなさい。

2019-01-12 22:44:45
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 前にもやった気がするが、人魚について語る。一般的に、人魚といえば魚(にしてはかなり大きいが)の下半身に人間(特に妙齢の女性)の上半身ということになっているが、あの下半身は本当に魚なのだろうか。

2019-01-19 23:19:30
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 人魚という種族のルーツを考えると、魚類が進化して人間状の上半身を得たと考えるか、人間が進化して魚類っぽい下半身を得たかだが、いずれにしてもかなり厳しい(なお、交雑は論外とする)。魚類と哺乳類では種族としてあまりにも遠い。

2019-01-19 23:20:17
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 まだしもありそうな可能性として、あの下半身は哺乳類であると考えたい。つまり、人魚ではなく人イルカである。そもそもイルカの祖先は地上生活者であり、海中生活に再適応した結果があの身体であるので、地上生活のなごりを残したまま進化した結果が人イルカと考えればよい。

2019-01-19 23:21:31
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 人イルカ(人海豚と書くとなんだかややこしくなる)は哺乳類であるので、胎生であり、恒温動物であり、エラはなく肺呼吸で、しっぽを上下に動かして泳ぐのである。しかし、そんなことよりもっと大きな問題がある。それは大きさである。

2019-01-19 23:22:06
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 イルカとクジラの間に明確な違いはないと言われている。大雑把にいえば、イルカが大きくなったものがクジラだ。つまり、人イルカも、クジラと同程度のサイズまで大きくなる可能性がある。シロナガスクジラは最大34mにもなる。25mプールより大きい人魚を想像してもらいたい。

2019-01-19 23:22:52
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 巨人族というのがいるが、あれは人イルカ(人クジラ)である。そもそも陸上であのサイズは無理があり、人クジラが上半身を海上に出した姿を、巨人が立っているのだと誤認したのであろう。昔の人はいろんなことを考えるものだ。ということで、今日はここまで。おやすみなさい。

2019-01-19 23:23:26
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 きょうは魔法の起源について考える。前にもやった気がするが、思い出せない。ネタが被っていたら申し訳ない。起源というか、『文明と魔法どちらが先か』という話である。『魔法は技術か能力か』と言い換えてもよい。

2019-01-26 22:47:53
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 魔法というものが、呪文(言語)や一定の体系化された知識を必要とする技術であるなら、それは文明、少なくとも言語が発生してから生まれたはずだ。逆に、程度の差はあれ人間に生まれつき備わった生物学的能力であるのなら、おそらく文明が発生するより前に魔法使いはいたことだろう。

2019-01-26 22:49:27
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 どちらが正しいかは設定によるが、前者であれば、おそらく魔法は(科学)技術と同時に発展し、いずれ『エブリデイ・マジック』的な世界を形成するかもしれない。後者なら━━つまり、人類が文明を獲得する前に、生物学的な進化の結果として『魔法』を獲得したとすれば、どうなるか。

2019-01-26 22:50:28
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 おそらく、文明は生まれない。なぜなら、魔法を使える生物はそれだけで十分過ぎるくらいに生存上優位であって、知能も文明も必要ないからだ。おまけに、魔力が乏しい個体は当然、生存しづらいので、種としての魔力はどんどん大きくなっていく。

2019-01-26 22:51:56
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 そこにいるのは『魔法を使える猿の群れ』である。強大な亜人種も魔族も竜もいないとすれば、彼らが世界を支配することになる。文明も知性も、言語すら持たないままに。彼らはモンスターと呼ばれるべきかもしれないが、そう名付けるだけの知性を持った存在はこの世界にはいないのだ。

2019-01-26 22:52:40
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 なんだかシリアスな話をしてしまった気がする。『猿の惑星』とからめて何かオチをつけようとしたが思いつかなかったので、このへんで。おやすみなさい。

2019-01-26 22:52:54
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 植物は一般的に動けないので、生息域を広げるために種子を風に乗せて飛ばしたり、動物のちからを借りたりするわけだが、別に自分で動いてもいいのではないか。

2019-02-02 22:01:57
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 普段から動くとあまりにもコスパが悪いので、種子を撒き散らすときだけ動けばよい。もうちょっと正確に言うと、種子が自分で歩いて、遠くまで行って、そこで根付けばいいのである。

2019-02-02 22:02:53
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 ところで、西遊記に人参果というのが出て来る。人間の赤ん坊のような姿をした果実である。あれを想像していただきたい。ある時期になると赤子(果実)が地面に落ち、人間として成長し、旅をしながら老いて死ぬ。死んだあと、その死骸から種子が落ちて芽吹く。

2019-02-02 22:03:20
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 生涯、自分が「種子」であることを知らぬままに、「遠くへゆかねば」という衝動とともに生きる種子人。自らの生まれを知らず、旅の半ばで死ぬことが運命づけられた人々。ちょっとロマンチックじゃないですか。誰か一本これで書きませんか。では、おやすみなさい。

2019-02-02 22:03:44
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 異世界転生とか異世界転移というのがあるが、あれって怖くないか。元の出身世界があって、過去生があるわけだが、それが実在したという証拠はどこにもないのではないか。

2019-02-11 22:22:40
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 例えば、我々の身近にものすごい優秀な人間がいたとして、そいつが「異世界から転生した時に神様にスキルつけてもらったんで」と言ったらどうだろう。ムーの世界である。そいつがどんだけ優秀で、加えて身元不明だとしても、リアルに受け取る人間はいないのではないか。

2019-02-11 22:24:03
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 妄想ではないか、という話ではない。いや、そういう話でもよいのだが、今回はより面白そうな結論にする。転生を司る女神とか超自然的存在がいるのなら、「異世界から転生してきた」という記憶とともに都合の良い能力を持った人間を無から創造できるのではないか、という事だ。

2019-02-11 22:24:21
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 元の世界からモノを持ち込んでいたって、何の証拠にもならない。人間を転生させられるほどの力を持った超自然的存在を想定するなら、逆にわざわざ異世界から持ってこなくても大概のものは作れるはずだ。もちろん人間自体も含めて。

2019-02-11 22:25:07
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 ということで、「異世界から召喚された俺、と思っていたら転生元の世界自体が存在しなかった」という話を考えた。すでに誰か書いていそうな気もする。もうちょっとひねりたかったが何も思いつかないので、今日はここまで。おやすみなさい。

2019-02-11 22:25:58
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 前世の記憶、という概念がある。フィクションではよく使われるネタである。さて、人々があたりまえのように前世の記憶を持ち、来世も記憶を保ったまま人間に生まれ変わることを前提にして生きる世界を想像してみよう。

2019-02-16 22:37:26
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 赤ん坊は生まれて数日で喋りだす。前世が同国人とは限らないので、日本人の両親のあいだに生まれた子供がポルトガル語しか話せない、ということも普通にある。ある意味不老不死であるが、記憶力には限りがあり、三代前の過去生くらいになるとほとんど覚えてない、ということにしよう。

2019-02-16 22:39:03
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 ところで、生殖は生物学的現象であり、種々の社会的・生物的条件が整えば人口は増える。にもかかわらず、生まれてくる赤ん坊にはみな前世の記憶があり、しかもそれは全て事実であるらしい。前の世代より増えた人口の分の「過去」はどこからくるのか。

2019-02-16 22:40:21
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 調査の結果、「同じ前世」をもつ人間が複数いることがわかる。転生の過程で「魂の複製」がなされ、全く違う場所に、同じ過去をもつ人物が生まれるのである。かれらは「魂の双子」とよばれ、互いに特別な存在だと言われるようになる。

2019-02-16 22:40:48
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 さて、ここに、前世の記憶がない男がいる。我々の世界では普通だが、この世界では異常なことである。一種の記憶喪失であるとか、転生時の事故であるとか、いろいろ言われるが原因は不明である。現世での生活に不自由はないが、「過去がない」ことにコンプレックスを抱いて過ごす。

2019-02-16 22:41:17
楠羽毛 @kusunoki_umou

#きょうの異世界 記憶がない以上、前世はわからない。しかし、「魂の双子」はどこかにいるのではないか。いたとして、相手には前世の記憶があるのか。とにかく、探すしかない。ということで、過去のない男が「魂の双子」をさがして旅をする話を思いついた。例によって特にオチはない。おやすみなさい。

2019-02-16 22:41:49
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