ガチD&D初心者向けに、話に入りやすいように、用語解説ができないか…と考えて書いてみました。
0
前へ 1 ・・ 3 4 次へ
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

抵抗/脆弱性 特定のダメージ種別に強かったり弱かったりする場合、その種別への「抵抗」「脆弱性」を持つ、という形でデータにあらわれる。 抵抗を持っているならダメージ半分(端数切り捨て)、脆弱性を持っているなら倍になる。 例:スケルトンにメイスで5ダメージを与えたら、10ダメージになる

2021-09-07 07:53:58
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

【初心者向けD&D用語解説】 君のターンにできる行動 戦闘中、イニシアチブ順が自分のターンになったらできる行動は次の通り。 ・移動 ・アクション ・ボーナス・アクション(もしあれば) ・「他の行動」 自分のターン外でできる行動は、 ・リアクション のみである。 #dnd

2021-09-09 07:14:20
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

移動 自分の移動速度まで移動できる。 移動困難地形や、味方のマスは2倍の移動速度を必要とする。 移動速度は1回で使い切る必要はない。 例えば2回攻撃できるキャラならば、移動して攻撃して、その相手が倒れたら(移動速度が残ってれば)さらに移動して別の敵に攻撃、といったこともできる。

2021-09-09 07:25:27
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

アクション メインの行動。 攻撃、呪文、(アクションを用いると明記されている)特殊能力など、さまざまな事ができる。 ベーシックルールp74を確認のこと。

2021-09-09 07:42:54
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

ボーナス・アクション メインの行動とは別の、クラス特徴などから得られる追加行動。 逆手での攻撃、ヒーリング・ワード呪文など。 アクションとボーナス・アクションは互換性がない。 よって1ターンにボーナス・アクションを2回行ったりはできない。

2021-09-09 07:42:55
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

戦闘中の他の行動 アクションを使うまでもない行動はこれになる。 ちょっとした会話、物体を扱う(扉を開けたり武器を抜いたり)など。 物体を扱えるのは1ターン1つまでで、2つ目を扱おうとした場合、アクションが必要となる。

2021-09-09 07:51:06
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

例えば、武器を抜くのは「他の行動」でできるが、そこから同じターンに逆手の武器も抜こうとしたらアクション扱いになる。 なお、持っている武器を落とす事については明記されてなく、「他の行動」でもないフリーの行動として扱うDMも多い。

2021-09-09 07:51:06
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

リアクション 自分のターンで行う行動以外でできる行動。 何らかのトリガーに対して発動する。(例:機会攻撃範囲から敵が出る) リアクションは1回使うと、次のターン開始時まで使えなくなる。 実は自分のターンでもリアクションは可能。(例:機会攻撃に対するシールド呪文)

2021-09-09 07:59:26
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

【初心者向けD&D用語解説】 サイズ キャラクターや敵のサイズ。 超小型、小型、中型、大型、超大型、巨大の6段階のサイズ分類がある。 ほとんどのプレイヤー種族は中型(ハーフリングとノームは小型)。 #dnd

2021-09-10 07:29:03
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

スペース かつて「接敵面」と呼ばれていた用語。 グリッドマップにおけるコマの大きさ。 超小型:2 1/2'×2 1/2' 小型・中型:5'×5' 大型:10'×10' 超大型:15'×15' 巨大:20'×20' (『'』はフィート) と、正方形になるようになっている。 1マス5'なので、小型・中型は1マスのコマで表せる。

2021-09-10 07:29:03
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

間合い 近接攻撃を行える距離。 機会攻撃範囲も同じ距離になる。 普通は5'(隣のマスまで)。 「間合い」特性の武器や、サイズの大きな敵はこれが長くなることがある。

2021-09-10 07:29:04
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

小型と中型はコマの大きさも同じである。 小型と中型の違いは、 小型は「重武器」特性の武器を使うと攻撃ロールに不利を被る これだけである。

2021-09-10 07:35:00
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

追記:一応、他のクリーチャーをすり抜ける、クリーチャーをつかむなど、他のクリーチャーとサイズを比較する時には問題になってくるので注意は必要。

2021-09-10 07:46:57
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

【初心者向けD&D用語解説】 機会攻撃 攻撃が自分のターンにしかできないと、例えば前衛が後衛が敵に狙われないようにガードする…といったことができない。 それができるようになる為のルールが機会攻撃である。 古くのシミュレーションゲームでZOC(支配領域)と呼ばれていたものと類似。 #dnd

2021-09-13 07:52:34
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

機会攻撃は敵が、間合いの中から、外へ移動した時に発生しうる。 間合いに入った時や、間合いの中で動いている時には発生しない。敵の周囲をぐるぐる回っても、発生しないのだ。 その他、他者からの強制的な移動(つかんで移動など)や、瞬間移動も、機会攻撃を発生しない。

2021-09-13 07:52:35
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

機会攻撃はリアクションとして扱われる。 つまりターンとターンの間に、機会攻撃は1回しかできない。

2021-09-13 07:52:35
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

機会攻撃は1回の近接攻撃である。 つまり、近接攻撃が出来なければ機会攻撃はできない。 機会攻撃は、通り抜けようとしたら攻撃することで、通り抜けを抑制するルールである。 しかし、それ自体に足を止めさせる効果はないことに注意。

2021-09-13 07:52:36
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

【初心者向けD&D用語解説】 プレイヤー DM以外の、ゲームプレイヤー。 それぞれ1人の冒険者(キャラクター)を作り、ゲームにて使用する。 キャラクター ゲーム内の人物。 D&Dはファンタジーであり、人間以外にも様々な種族が存在する。 #dnd

2021-09-14 07:38:24
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

NPC(ノンプレイヤー・キャラクター) プレイヤーが扱う以外のキャラクター・登場人物。DMが扱う。 逆にプレイヤーが扱うキャラクターはPC(プレイヤーキャラクター)と呼ばれる。 狭義では意思疎通の通じる、交渉可能なキャラクターのみをNPCと呼んだりもする。

2021-09-14 07:38:24
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

クリーチャー ゲーム用語。 日本語圏では「化け物」的ニュアンスで使われる事が多いが、本来の意味は「創造物」(キリスト教圏的な意味で)。 能力値やhpを持ち、動く全ての生き物がクリーチャーとして扱われる。 生物学的に生きているとは限らず、アンデッドや人造もクリーチャーとみなされる。

2021-09-14 07:38:25
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

【初心者向けD&D用語解説】 グリッド・マップ よくある方眼マップのこと。 実は選択ルールであり、DMは位置関係を抽象的に処理しても構わない。 ただ、グリッドマップを使った方が分かりやすいし、処理も楽である。 #dnd pic.twitter.com/Zvr289osXL

2021-09-15 07:34:38
拡大
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

マス目の数え方 移動や射程距離などを数える時、斜めをどう処理するかが問題となる。 これには2通りあり、ベーシックルールに記載されているのは4版式カウント法である。

2021-09-15 07:38:19
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

4版式マス目カウント法 斜めも横と同じく1マスは1マスと数えるやり方。 メリット:余計な計算をしなくていいので処理が楽 デメリット:直感的な距離とゲームで使う距離に結構な誤差が生じる(最大で√2倍)

2021-09-15 07:44:21
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

3版式マス目カウント法 斜めを数える時は、その処理における奇数歩目を1、偶数歩目を2と数えるやり方。 メリット:直感的な距離とゲーム内の距離にあまり誤差が生じない デメリット:慣れないと計算が面倒だし数え間違いも起こりやすい

2021-09-15 07:44:21
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

【初心者向けD&D用語解説】 状態 いわゆる状態異常。 基本的には有害な状態を記録する為のルールだが、例外もある(例:不可視状態)。 詳しくはベーシックルールp109-110を参照のこと。 以下では、初心者がつまづきそうな状態について解説する。 #dnd

2021-09-16 07:50:19
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

無力状態 これ単体になることはほとんどなく、たいていは他の状態(気絶/石化/麻痺/朦朧状態)になった結果として付随してくる。 これ単体での効果としては、アクション/リアクションが使えない。 いわゆるFFTの「ドンアク」。

2021-09-16 07:50:19
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

伏せ状態 唯一自分からなることのできる状態。 基本的には有害だが、相手の遠隔攻撃ロールが不利になるというメリットもある。

2021-09-16 07:50:20
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

気絶/石化/麻痺/朦朧状態 動けなくなるわけだが、これらの状態の相手に攻撃しても、自動的に攻撃が命中するわけではない(攻撃ロールに有利)事に注意。 また、気絶状態は伏せ状態にもなるので、遠隔攻撃ロールは、有利と不利が重なり合いどちらでもなくなるという、ややこしいことになる。

2021-09-16 07:50:20
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

拘束/つかまれた状態 移動出来なくなるが、アクションは取れる事に注意。 いわゆるFFTの「ドンムブ」。 また、これらの相手にも攻撃は自動命中ではない(つかまれた状態への攻撃は有利ですらない)。

2021-09-16 07:50:20
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

毒状態 初心者殺し用語。 ダメージの種別に[毒]というものがあるが、それとは完全に別物。 [毒]ダメージを受けても、それ自体の効果で毒状態になることはない(ルールに記載されていたら別)。

2021-09-16 07:50:21
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

消耗状態 何故かこれだけ6段階ある。 基本的に同じ状態は重なることはないのだが、消耗状態だけは段階が進むルール(例:消耗状態1段階でさらに消耗すると2段階に進む)。

2021-09-16 07:50:22
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

経験点(XP) そのキャラが冒険者としてどれくらいの経験を積んだかを示す値。 この値に応じてキャラクターレベルが上がっていく。 0XP(1レベル)から始まり、20レベルになる頃には355,000XPもの経験点を得ている事になる。

2021-09-17 07:11:15
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

【初心者向けD&D用語解説】 脅威度 モンスターの強さを図る指標。 建前としては、脅威度と同レベルのキャラ4人なら、歯ごたえはあるが死者を出すほどの敵ではない、程度の強さになる。 ただ、この手の指標の常として、そんなに当てにはならない。 #dnd

2021-09-17 07:44:45
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

3版の頃と違い、5版の脅威度は機械的に計算されているわけではないので、それなりには信用しても良いのだが、キャラのクラス能力、装備などによる相性を考慮に入れてないので、やはり運用に注意は必要である。

2021-09-17 07:44:46
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

加えて、複数の敵に対する脅威度計算は複雑怪奇なものとなる。 複数の敵の強さは、脅威度そのものではなく、そのモンスターを倒して得られる経験点で計算するのだが、そこに敵・味方の数を考慮した係数を掛ける必要がある。

2021-09-17 07:44:47
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

具体的には、敵の数が2倍になると、強さを示す「経験点」の値は2倍ではなく2×1.5倍(味方の数によって変動)となる。 そして、この値を特別な表から求めた味方の「経験点」と比較して、どのくらいの強さかを測る。 …といったように非常に面倒くさい。 詳しくはDMGp.82「戦闘遭遇の難易度」参照。

2021-09-17 07:44:47
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

DMやシナリオによっては、経験点によらない、物語の進行によってレベルを上げていく「マイルストーン方式」を取る場合もある。 この場合は経験点を記録しないでよい。

2021-09-17 07:47:09
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

【初心者向けD&D用語解説】 発動できる呪文の選択 あるキャラが発動できる呪文を選択するルールは、実はクラスによって異なる。 「準備呪文」を使うクラス(ウィザード、クレリック、ドルイド、パラディン)と「習得呪文」を使うクラス(それ以外)に分かれる。 #dnd

2021-09-27 07:28:56
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

準備呪文 このルールを用いるクラスは、大休憩終了時に自分のクラスの呪文リストから、準備呪文を再選択する事ができる。 このリストはルールブックに載っている(使うことのできるクラス/レベルの)呪文全てとなる。 ただしウィザードだけは例外で、呪文リストは自分の呪文書にあるもののみとなる。

2021-09-27 07:28:56
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

ウィザードの呪文書の呪文は、作成時に6つ、レベルアップ毎に2つ選択する。 また、他人の呪文書を書き写す事で、呪文を増やす事もできる。 一方、これらのクラスも、初級呪文については「習得呪文」のルールを用いることになる。

2021-09-27 07:28:57
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

習得呪文 このルールを用いるクラスは、作成時及びレベルアップ時に、習得する呪文を選択する。 レベルアップ時にある程度、習得呪文を入れ替えられたりもする。 しかしそれ以外に、使用できる呪文を再選択する機会はない。 習得できる呪文数は、クラスによってまちまち。

2021-09-27 07:28:57
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

【初心者向けD&D用語解説】 呪文スロット 「スロット」というとそこに呪文をセットするようなイメージを持つが、要はMP。呪文を使用する際に消費するリソースのことである。 D&Dの呪文リソースは、レベル毎に値が分かれている。 FF1・3やウィザードリィ式と言えば分かる人は分かってくれるか。 #dnd

2021-09-28 17:23:01
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

基本的に、ある呪文を使うには、同レベルの呪文スロットを1つ消費しなければならない(初級呪文は呪文スロットの消費無しに何度でも使える)。

2021-09-28 17:23:02
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

呪文を使うのに、より高いレベルのスロットを消費した場合、「高レベル版」で発動したとみなされて、呪文の効果は強くなる。 具体的にどう強くなるかは、個々の呪文の説明を参照の事。

2021-09-28 17:23:02
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

そもそもなんで呪文を使用するリソースに「呪文スロット」という名称がついているかというと、昔(3版まで)は、呪文スロットに呪文を準備するというシステムだったからである。

2021-09-28 17:35:23
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

例えば、1Lv×3、2Lv×2のスロットを持っているウィザードは、朝起きたら呪文スロットに呪文を準備する。 1Lvはグリース×2とマジックミサイル、2Lvはグリッターダストとインビジビリティ、といったふうに。

2021-09-28 17:35:24
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

そして、呪文を使う際は準備していた呪文を使用する。 使用した呪文は消えるので、再び準備するまで使えなくなる。 上の例だと、グリースを1回使ったら、あと1回しか使えない。マジックミサイルを1回使ったら、もうマジックミサイルは使えない。 といった感じ。

2021-09-28 17:35:24
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

3版でソーサラー型呪文クラスが登場して、用語名と実際の用途に剥離が生じた。 5版になって、呪文スロットに呪文をセットする、ということはなくなったので、本当なら用語を変えてほしいところなのだが、そのまま残っている。 …5.5版ではここらへんの用語名称も整理して頂きたいところ。

2021-09-28 17:35:25
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

【初心者向けD&D用語解説】 初級呪文 リソースの消費なく何度でも使える呪文。 0レベル呪文とも。 それ相応の強さだが、それなりに役立つものも多い。 #dnd

2021-09-29 07:24:13
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

儀式 ディテクト・マジックやコンプリヘンド・ランゲージなどある特定の呪文は、時間をかけて発動することで(具体的には+10分)、呪文スロットを消費せず使うことができる。 この種の呪文には呪文の説明欄に(儀式)タグがついている。

2021-09-29 07:24:14
前へ 1 ・・ 3 4 次へ
0
まとめたひと
ナイアード(EX-WIZ) @FilDrain

a.k.a Fil Drain/ex-wizard 思うがままを垂れ流す、ASDの雑多垢 TRPG(D&D)/デレP(紗南・凛)/ヘッポコDTMer/発達障害(ASD)/調理・育児(2児の父)