こちら特命調査文久土佐当たりでゲーム自体からはほぼ完全に脱落していた原作国広推しが山姥切問題なるものを知りちょっと首を突っ込んだところ思いっきり伯仲沼に落とされて3週間ほど考察と解釈を繰り返しSANチェックを食らい続けたまとめになります。解釈が二転三転どころか百転くらいするので気を抜かずにお読みください。おいしいところだけ持っていっていただければ幸いです。
以下は第2弾・第3弾の記事。
ふたつの山姥切の国広極は長義を心配している説

「ふたつの山姥切」の極国広、なんであんな受け流すような反応なんだ?って思ってたけど「本当は俺が切ったかもしれないらしいぞ」って言っちゃうと「今ここにいる山姥切長義」のシンプルな全否定になるから言わないんだなと思ったらすごく霧が晴れた。お前はちゃんと本歌を思いやっていたんだな…
2022-06-02 17:49:12
山姥切問題は「どっちを山姥切と呼ぶべきか」じゃなくて「本歌と写しとは何か」だと思うし、長義は山姥切と「認識される」べきは俺、って言ったんであって「呼ばれる」べきはとは言ってないよなあっていうのはずっと思ってたから、名前は多分両方山姥切でいいんだなということで納得した
2022-06-02 19:41:19
写しも山姥切名乗るのは問題ないんだと思う。写しの証だから。ただ「山姥切の物語はむしろ国広から長義に与えられたかもしれない」ってなると長義のプライドズタズタだが大丈夫か??山姥切の名を「本歌と写しの絆」にしたいのかな〜って気はするが… 本歌…やべー修行になりそうだな…
2022-06-02 19:41:19
ただ国広と長義が二人とも「斬ればいいんだろ」「ぶった斬る!」で脳筋気味なのはなるほどな…って気がしてきたな。特に長義は紳士然としてるからギャップ感じてたけど、物語と関係ないところが似てれば元々本歌がそうだから写しもそうなんだって言える。物語はまとわりつくもの、刀は斬るのが本分?
2022-06-02 19:53:38
山姥斬ってないのに「山姥切」だから長義は「偽物くん」って言ったけど、「それは俺がいなかったから仕方がない」し「『山姥切』と認識されるべきは俺」っていうのは「お前の名前の由来は俺の物語だって認識されるべき」って意味じゃないかなと思う
2022-06-03 17:21:54
国広は「俺は山姥切長義の偽物ではない」という話をしてて、長義は「お前は霊刀山姥切の偽物」という話をしてて、布広は言い返す事ないけど極はその「霊刀山姥切の偽物」が長義にはね返るかもしれないのを知ってるから、暗に「その物語にこだわっていると危ない」って言ってるんじゃないかなって
2022-06-03 17:22:59
山姥の呪いとか南泉からの認知とかはあるけど、そもそも国広も「俺の記憶と違う…」ってなってるから多分あんま気にしなくていいと思ってる それ含めて「物語を核にした刀剣男士」の性質みたいな
2022-06-03 17:29:42
長義の「偽物くん」は「山姥斬ってない山姥切くん」だと思うけどこれがそのまま長義に返る可能性があるのガチでふるえる どうしてそんなこわいことするの
2022-06-03 20:46:41
それもこれも国広極が「『山姥切』と認識されるべきは俺」に「そうかもしれない」なんて曖昧な答え方をするのがいけないと思います「かもしれない」ってなんだ「かもしれない」ってそうかもしれないしそうじゃないかもしれないってかそうね(そうね) あの伝説ほんとはどっちのか分からないけど
2022-06-03 22:09:51
お前がそう言うならそうかもしれない 俺は山姥を斬ってない『山姥切の写し』でお前は山姥を斬った『山姥切』のはずだったのに人の語る伝説は必ずしもそれを肯定しない 本当は国広が山姥を斬った『山姥切』で長義が『山姥切の本科』かもしれない だけど俺は山姥を斬った記憶はないし
2022-06-03 22:09:51
お前は山姥を斬った記憶を持ってる、ならお前が『山姥切』と認識されるべきなのはそうかもしれない、だって俺たちの記憶がそうなってるから。 物語に規定されたはずなのに、物語が俺達を否定する。すまんな、まだ考えてる。戦いながら。俺はここに俺を見出してるけど、お前はどうかな。また話をしよう
2022-06-03 22:09:52「本歌」と「本科」の使い分け

山姥切国広は「山姥切国広という本物」であって「山姥切長義の偽物」ではないが、「山姥切長義の写し」すなわち霊剣山姥切の写しであって霊験山姥切ではないので「霊剣山姥切の偽物」で、長義も国広も『山姥切』は「山姥を斬った霊剣山姥切」を指して言っていると思われるところを押さえておきたい
2022-06-03 22:50:55
国広の手紙の「山姥切」も厳密には「霊剣山姥切」じゃないですか?「俺は本科の長義が霊剣山姥切だと思ってたんだが、そうじゃないのか?」っていう。
2022-06-03 22:53:45
あー…そうか、私は極め後の「伝説の曖昧さを知った国広」が長義をなんて呼ぶかは分からないなと思ってるんだけど、それを知らない布被ってる国広にとって長義は「山姥切」のはずだな。そういう意味では手紙の「山姥切」は長義のことだ。
2022-06-05 10:19:50
だけど、伝説の曖昧さを知った国広の中で「霊剣山姥切」と「山姥切長義」は果たして同一存在か?っていうのは怪しいと思うんですよね…。なんなら名前を呼ぶの避けてるかもしれない。名は俺たちの物語の一つでしかないので。
2022-06-05 10:19:51
長義の名乗りは本「歌」で国広の手紙は本「科」なの、長義は「山姥切の物語の本歌」のつもりで国広は「刀の本科」というニュアンスだったりするのだろうか…
2022-06-03 23:08:16これをもとに
長義の「本歌」=「山姥切の伝説込みの刀」
国広の「本科」=「伝説抜きの純粋にモノとしての刀」
という解釈で使い分けています。

長義が言う「国広は山姥切の名で顔を売っている」だけから素直に考えると、国広は「山姥切という刀の姿形」、長義は「山姥切という刀の伝説」を担って顕現してるのねという気はする
2022-06-04 09:24:31山姥切の名を持つ刀剣男士は自力本願だという話

国広のコンプレックスは「自分の名と物語が一致していない、故に誤解と比較がつきまとうこと」だったと思うんで、極の大事なのは堀川国広の傑作であんたの刀ってことっていうのは「俺は堀川国広第一の傑作、山姥切国広!誤解も比較もどんとこい!勝つのは俺だ!」かなと思う
2022-06-04 09:41:08
国広はゆうて見た目含め「モノとしての刀」に極振りしているのでシンプルに勝つのは俺だとか言えるけど、「概念としての刀の物語」に極振りしてる長義はどういう方向に突破させる気なんだろうな…
2022-06-04 09:45:59
名は「俺たち」の物語の一つでしかない。俺たちはお前のものだと記憶しているが、人の語りではどちらのものか不明な山姥を斬った伝説。それ以外の「俺たち」の物語もある?案外長義は写しが依頼された経緯とかに焦点当てるのかもしれない twitter.com/kreitomuso/sta…
2022-06-04 09:57:30
ふたつの山姥切(国広極の方)がぜんぜん咀嚼できなかったのに「あの国広ふつうに長義のこと好きなんじゃないですか?」って前提を入れるだけで見え方全然変わるの楽しいけど怖いな
2022-06-04 10:09:47
もともと「どうせ好き」という解釈はしてたんですけど、自分の願望としての「どうせ好き」は逆に「本当に好き」という読みを阻害することがあるので…
2022-06-04 10:12:19
長義の言う「偽物くん」は国広のコンプレックスを「そのまま裏返してる」んだろうから、あれは長義の感情というより「国広の感情模写」なんだろうな…
2022-06-04 10:19:14
たちの悪いタイプのからかい 無双国広はそれを評して喧嘩を売ってると認識してたがやはりその理解が妥当な気がする 喧嘩売ってる 「そう呼ばれたくなければしっかりしなよ」と
2022-06-04 10:22:54
国広極は自分が修行で知った「山姥切の伝説に関する情報」をそれを知らない長義に不用意に言えない、でも知ってる以上長義の理解に迎合もできない、というのがあの回想のもやもやっとしたセリフの理由かな〜って思ったらすっきりしたわけですよ これ長義極来たらバージョン3が来る?
2022-06-04 10:43:07
いや、長義の「感情」ではないと思うけど「状況把握」ではあるか。「お前も苦労するね」みたいなノリを感じる。やっぱ「持てる者」の自負から来る上から目線なのかな…。極は「もう苦労は感じてないぞ」みたいになるが。
2022-06-04 13:55:34
父のことは尊敬しているし好きなので似てることを本心で嫌がってるわけじゃなく根本的な問題はあくまで自分の中にあるやつ…父と自分をうまく分けられないアイデンティティ・クライシス
2022-06-04 14:27:48
だから堀川のルーツと審神者で解決する。「自分だけのもの」がそこにあるから。 …そうだな、長義にとってはそれが「山姥切の物語」なんだな。
2022-06-04 14:31:03
国広がアイデンティティ・クライシスから自分の芯を見つける話で、長義がもともと「これが俺」っていう芯を持ってるタイプなら、長義は「本科と写しの切っても切れない関係」に行く可能性もあるかもしれない
2022-06-04 14:33:58
山姥を切った記憶、山姥切としての自負は「山姥切長義」だけのものだけど、もとになった逸話は二人のもの。俺を写してお前が生まれて、お前がいたから逸話が生まれた…みたいな話になるのかな〜という ツンデレ必至?いやこれは私がツンデレてほしいだけだな
2022-06-04 15:05:44
忘れてはいけない、とうらぶくんは極を契約的に使っているということを それは「主のための刀」になるための儀式だということを
2022-06-04 15:07:08
長義の修行見送りの「弱い刀には修行が必要」ってセリフ、フラグっちゃ〜フラグ つまりお前が修行に出るのは自分は弱いと自覚したときなんだな待ってるからな
2022-06-04 15:12:17
個人的には国広が先に来ている本丸で国広が「山姥切」って呼ばれるのは「俺がいなかったから仕方ない」の範疇だと思うんですよね。「だが俺こそが本物の霊剣『山姥切』、それは忘れないでほしいね」っていうのが「『山姥切』と認識されるべきは俺」であって、呼び名の話してなくないです??
2022-06-04 17:15:59
だからあれは「霊剣じゃないお前のことは偽物くんて呼ぶよ」って国広本人に宣言しにきただけだし極には「名は俺たちの物語の一つでしかない(まあ好きにしろ)」と禅問答的なかわされ方をしてしまう
2022-06-04 17:34:23
長義の「偽物くん」呼びは国広の名前そのものにかかってくるから国広は反論できないんですよね。多分長義も分かってる。だから「俺がいなかったから」国広が山姥切だと思われるのは仕方なくて、俺が来た以上山姥切と認識されるべきは俺…というのを証明するのは俺、ってのが長義って刀だと思うかなあ
2022-06-04 21:30:53