弊本丸の山姥切長義が猫ちゃんになるまでの記録。
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@BTK_H41E1U54N

審神者「近侍は?続けるか?」 長義「きみが望むなら」 審神者「そういうんじゃなく。やりたいか、やりたくないかの話よ」 長義「そ、ういわれると、言いにくいんだが」 審神者「嫌なら他の奴らに頼むけど…」 長義「っ嫌じゃない!ああくそ、不可」 審神者「何がよ」 長義「とにかく、近侍は続ける」

2024-02-04 02:09:27
@BTK_H41E1U54N

審神者「ん。じゃあ、今後ともよろしくの握手」 長義「ああ……よろしく」 審神者「はーあ、安心したら眠くなってきたわ」 長義「この時間じゃ歓迎会も終わってるだろうな」 審神者「酒飲み損ねた〜、部屋戻って寝るべ」 長義「……、主」 審神者「おん?」 長義「ありがとう」 審神者「…ん」

2024-02-04 02:17:34
@BTK_H41E1U54N

曖昧な逸話。優秀な写しの存在。本科としてどうあるべきか。それらが思っていたよりも根深く長義を縛っていることが分かった。 ゆっくりでいいから、自分の欲も我儘も口に出して言えるようになろうな。 私も近侍も一人前になるまではまだ遠い。

2024-02-04 02:22:04
@BTK_H41E1U54N

起きたら普段は絶対しない枕刀があって声出た

2024-02-04 07:55:24
@BTK_H41E1U54N

本体に戻ってまでソレされると流石に忠誠が重いよ近侍殿?昨日までの塩対応どこいった?枕刀詐欺とかじゃないよねコレ?後からなにか請求されたりしない?人生詰んだ?

2024-02-04 07:57:28
@BTK_H41E1U54N

結局寝れなくて晩酌したとこまでは覚えてるんだけどなあ……

2024-02-04 07:57:53
@BTK_H41E1U54N

気配がしないから本体にずっと声掛けてた。障子の向こうから噴き出す音がした。まさかと思って振り返ったら朝餉の膳を持ったまま必死に笑い堪えてた。 穴に埋まりたい。

2024-02-04 09:02:51
@BTK_H41E1U54N

南泉「うげ、お前また来たのか……にゃ」 長義「旧知の仲が遊びに来たんだ、もう少し喜んでみせたらどうかな」 南泉「お前が旧知の仲とか鳥肌立つし、遊びに来たんじゃなくて一方的に話しにきたんだろーが!!」 長義「話し相手に選ばれて光栄だろう?」 南泉「そういうところだにゃ」

2024-02-04 10:50:54
@BTK_H41E1U54N

長義「…それで、主がもっと俺は欲を出すようにと言ってくれてね」 南泉「お前これ以上ワガママになるつもりか?」 長義「まるで俺が我儘なような口調だ」 南泉「1回鏡見た方がいいにゃ」 長義「勿論、毎朝見ているが?身嗜みを整えるのは最低限のマナーだからね」 南泉「そーじゃねーに"ゃぁあぁ…」

2024-02-04 14:12:56
@BTK_H41E1U54N

外かな、猫の鳴き声がする。 春だねえ。

2024-02-04 16:20:31

甘やかし上手です。

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こんのすけ「ここ最近、手入れバグなるものが頻繁しております。審神者各位、手入れや鍛刀の際は霊力の揺らぎに充分に注意していただきますようお願い申し上げます」

2024-02-05 23:36:39
@BTK_H41E1U54N

手入れ資源0キャンペーンが終わることに気付いて慌てていたのが悪かったのか。それとも厨から漂う食事の香りに今日の昼は炒飯か!などと5度ほど意識を飛ばしたことか。 この際、原因はどうでもいいのだ。大切なのはどう対処をするかだと偉い政治家の先生も言っていた。この前、汚職で捕まってたけど。

2024-02-06 00:01:07
@BTK_H41E1U54N

長義「……考え事かな?」 現実逃避は許さないぞ、と言わんばかりの絶対零度の視線が突き刺さる。土下座した姿勢のまま恐る恐る見上げれば、笑顔の近侍がその腕に真っ白な布の塊を抱えていた。

2024-02-06 00:09:57
@BTK_H41E1U54N

審神者「滅相もございません……ッッッ」 長義「この本丸の主戦力である第一部隊の、部隊長を含む半数以上が主のおかげでバグに罹患した訳だが」 審神者「もうほんと…申し訳ねえ…」 長義「…主の空っぽな頭の所為にしても解決はしない、か…」

2024-02-06 00:15:44
@BTK_H41E1U54N

長義「とりあえず、バグの影響下にある刀剣男士…山姥切国広、鶴丸国永、三日月宗近、南泉一文字は刀派ごとに引き取って面倒を見ることにする」 審神者「ほんとごめん…炒飯に負けたんだ…」 長義「それは彼らも居た堪れないから二度と口にしないように」 審神者「はいぃ」

2024-02-06 00:18:42
@BTK_H41E1U54N

長義「悪いと思うなら長屋の方にも顔を出してやるといい、各々苦労しているようだから」 審神者「長義は落ち着いてるよな…」 長義「まあ、小田原時代に戻った感覚…かな」 審神者「国広部屋じゃなくていいのか?」 長義「俺だってそうしたいが離れないんだよ」 国広「……ほんかといる」

2024-02-06 00:24:04
@BTK_H41E1U54N

長義「こうしていると、こいつが打たれたばかりの頃を思い出す」 審神者「小田原?」 長義「ああ」 審神者「前聞いた感じだと、かなり厳しい戦だったんだよな」 長義「そうだな…多くの刀が主と共に戦場へ散り、残ったものも下賜されて主を変えることになった」

2024-02-06 22:52:22
@BTK_H41E1U54N

審神者「国広はもう顕現してたんだっけ?」 長義「そうだね」 審神者「本来は長い時を経て宿るものじゃないのか?」 長義「そこはまあ、この俺の写しであり堀川の傑作だから?」 審神者「認めてるんだ?」 長義「それは…良いものを良いと言えるのが本科たる者だろう」 審神者「長船の血だなー」

2024-02-06 22:54:37
@BTK_H41E1U54N

審神者「…、昔の国広はどんな感じだった?」 長義「今と対して変わらないかな?」 審神者「というと?」 長義「放っておくと、鳥を追いかけて野山に入っていこうとするし」 審神者「あぁ…」 長義「なんでもよく食べるし」 審神者「あぁー…」 長義「泣き虫で甘えただし」 審神者「あぁー……???」

2024-02-06 23:00:19
@BTK_H41E1U54N

審神者「長義が来た頃には極だったよな?」 長義「納得がいかない?」 審神者「部隊長としての関わりが長いから…」 長義「それもそうか」 審神者「そういえば、よそで聞く山姥切問題ってのも、言うほどなかったしなあ」 長義「こいつが今の位置にいるのは、こいつ自身の努力だと思っているからかな」

2024-02-06 23:06:34
@BTK_H41E1U54N

審神者「でも吹っ切れることはできない、と」 長義「完全にはね。俺も修行にいけば変わるのだろうか」 審神者「あんたはあんただ。そのままでいい。とか言いそうじゃないか?こいつ」 長義「ふふ、目に浮かぶようだ」 審神者「そんで長義がキレるとこまで見えたぞ」 長義「主は預言者の才能があるよ」

2024-02-06 23:11:44
@BTK_H41E1U54N

長義「もしその日が来たら…俺たちはようやく肩を並べて戦えるのだろうね」 審神者「やめて、最近ほんと涙腺弱いから」 長義「年じゃないかな?」 審神者「あーあ、主さん泣いちゃったナ!」 長義「騒がない…国広が起きるだろ」 審神者「はぁーいママ」 長義「本科はきみのママじゃない」

2024-02-06 23:17:27
@BTK_H41E1U54N

審神者「修行、いきたい?」 長義「…まだ政府の許可は降りていない」 審神者「その時は、国広に見送り頼もうね」 長義「それは…ちょっと」 審神者「嫌なのか」 長義「当然だ!恥ずかしい、だろう…!」 審神者「国広はきっと喜ぶよ」 長義「…………考えておく」

2024-02-06 23:22:07
@BTK_H41E1U54N

良かったねえ国広、お前が幼子の振りをして長義に甘えているのも、狸寝入りしているのも主さんお見通しだよ。たぶん長義も分かっているんだろうけど。

2024-02-06 23:24:12
@BTK_H41E1U54N

二振のまわりを誉桜が舞っている。 それはひらひらと楽しげに追いかけっこをして、次第にどちらのものだか分からなくなって。空気に溶けていくさまを、ただ眺めた。

2024-02-06 23:30:35
@BTK_H41E1U54N

ちびの国広が居ると、長義がちゃんと休んでくれるから助かるなあ…明日の朝には元に戻るんだろうけど一緒に寝るつもりらしい。 大丈夫かな、大丈夫じゃないだろうな。 一応耳栓用意しておくか。

2024-02-06 23:56:22

甘え下手です。

@BTK_H41E1U54N

審神者「異去周回お疲れさん」 小夜「ごめんなさい…欠片はなかった…」 後藤「うまくいかねぇもんだな」 審神者「構わんよ、急ぎじゃないからね」 薬研「そう言って貰えると助かる」 愛染「撫でてもらえるし俺ら役得だよな!」 博多「機動で負けな怪我もしぇんし!」 審神者「ほら順番においでー」

2024-02-09 18:38:14
@BTK_H41E1U54N

長義「…こんなもんかな」 審神者「今日も一日おつかれさん」 長義「近侍として当然の働きかな」 審神者「はい、頭だしてー」 長義「?」 審神者「頑張った頑張った」 長義「…これは、なんの…つもりかな…?」 審神者「おっとつい癖で」 長義「…ッきみは手癖で人の頭を撫でるんだ?」

2024-02-09 18:44:49
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審神者「そこまで照れると可愛いだけだぞ」 長義「…待て、聞き捨てならないな」 審神者「なにが?」 長義「誰が、照れてるって?」 審神者「交感神経系の刺激による紅潮と心拍の上昇」 長義「…」 審神者「唇噛んで誤魔化してるけど口角も僅かに上がってるし、もぞもぞしてる」 長義「…っ見るな!」

2024-02-09 19:04:54
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審神者「ほーら可愛い」 長義「…ッ失礼する!」 審神者「おやぁ、逃げんの?」 長義「!!」 審神者「国広は撫でさせてくれるのになあ」 長義「…、その不名誉な言い草…撤回しろ」 審神者「じゃあ本科様も撫でられて平気だよね」 長義「当然だ、あいつにできて俺にできないとでも?」

2024-02-09 19:15:54
@BTK_H41E1U54N

長義「さあ、どこからでもどうぞ?審神者殿」 審神者「ああ、忘れてた」 長義「…?」 審神者「悪いけどこれから厨の手伝いなんだわ」 長義「……えっ」 審神者「悪いねえ、そんなに撫でられたかった?」 長義「何を巫山戯たことを…!」 審神者「すぐ戻るからいい子で待っててな?」 長義「〜〜〜ッ」

2024-02-09 19:32:50
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審神者「…って事があってさあ」 謙信「ちょうぎとなかがよいのだな!」 燭台切「あまり、いじめ過ぎないでね?」 審神者「…甘えられる相手は必要だろ?」 燭台切「…それはそうなんだけど」 審神者「祖的に複雑?」 燭台切「そんなところかな」

2024-02-09 19:49:00
@BTK_H41E1U54N

審神者「で、どう思う?」 燭台切「どう…っていうと?」 審神者「言いつけ通り待ってるかね?」 謙信「ぼくならまつぞ!」 審神者「謙信はいい子だなあ」 燭台切「うーんどうだろう?長船派の刀としても本科山姥切としても、彼にはプライドがあるだろうし…」 審神者「どちらにせよ逃がさんけどね」

2024-02-09 20:03:14
@BTK_H41E1U54N

あーうちの長義が可愛い。大人しく部屋で待ってても可愛いし、言いつけ破るのを気にしながら自室に戻ってても可愛い。

2024-02-09 20:07:28
@BTK_H41E1U54N

部屋に戻ると、出掛けた時のまま作業机の前で正座をしている近侍がいた。遅くなったからだろうか、こちらを見るとほんの少しだけ安堵した様子で目元が緩む。ちゃんと待っていられて偉いな、と伝えると不名誉を晴らす為だとそっぽを向かれた。

2024-02-09 20:55:33
@BTK_H41E1U54N

長義「早くしてくれるかな?」 審神者「国広にやった事をすりゃいいの?」 長義「そうだ。まあ、あいつの事だから?撫でられてみっともなく誉桜を撒き散らしたんだろうけど」 審神者「じゃあ膝枕からだな」 長義「は?」 審神者「修行前はよくやったなあ、膝枕」 長義「…タイムアウトを要求する!!」

2024-02-09 21:05:16
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長義「膝枕ってなんだ、膝枕って!」 審神者「おや、初っ端から出来ないと?」 長義「そうは言ってない」 審神者「言ってないんだ…」 長義「あいつ主になんてことさせてるんだよ…」 審神者「それは…国広だけじゃないからなあ。練度が上がってからはしてないってだけで、みんな昔はしてたぞ?」

2024-02-09 21:15:13
@BTK_H41E1U54N

長義「みんな…つまり、祖も…?」 審神者「ショック受けてる…で、しないの?」 長義「…する」 審神者「はいよ、おいでー」 長義「寝にくい…不可…」 審神者「悪かったな。思えば、長義が顕現した頃にはみんな練度が上がってたから、こんな機会もなかったか」 長義「…」 審神者「…長義?寝た?」

2024-02-09 21:25:20
@BTK_H41E1U54N

長義「ねてない」 審神者「寝そうじゃないか…」 長義「ねない」 審神者「近侍の仕事、頑張ってるもんな」 長義「…」 審神者「手出しな、霊力流すから」 長義「…ん」 審神者「どうだ?」 長義「あたたかい…」 審神者「そうかい。おやすみ」 長義「あたま…」 審神者「はいはい」

2024-02-09 21:31:30
@BTK_H41E1U54N

形のいい頭を撫でながら耳を擽れば、肩をすくめるようにもぞもぞと寝返りをうって逃げられた。白磁の肌に長い睫毛、薄桃の唇。人形のように整った顔立ちは普段の涼し気な表情が消えて随分と幼く見える。起きたらどんな反応をするんだろうか、非常に楽しみだ。

2024-02-09 22:11:23
@BTK_H41E1U54N

審神者「おはよう?よく眠れたみたいだな」 長義「何時…」 審神者「四半刻くらい寝てたかな」 長義「…、手が…」 審神者「手?」 長義「触れられるのが…ここまで心地よいものなのかと…思って…」 審神者「寝ぼけてるな…気に入った?」 長義「…」 審神者「いつでもおいで」 長義「考えておく…」

2024-02-09 23:15:12
@BTK_H41E1U54N

近侍が書類仕事やら出陣で疲れるとちらちらと視線を寄越すようになった…周囲も審神者も気付くか分からないレベルで。甘やかし過ぎてもそれに慣れてしまうので、ごく稀に今気付きましたよの顔をして部屋で膝枕することにする。 自分から言い出せるようになるまで、あと一歩。

2024-02-10 02:24:38

たまに天然です。

@BTK_H41E1U54N

審神者「あ"ー…疲れた…」 長義「本丸の主たるものが情けないな」 審神者「主だって疲れるんですー」 長義「そうか…なら仕方ない、か……」 審神者「ん?どうした膝なんて叩いて」 長義「膝枕には回復効果があるんだろう?」 審神者「ンンン?」 長義「昨日の借りがあるからね、与えてやる」

2024-02-10 12:06:24
@BTK_H41E1U54N

国広「失礼する、主は…、午睡中か」 長義「ああ。急ぎでなければ預かるよ」 国広「あんたも動けないだろう…出直す」 長義「そう」 国広「しかし、膝枕か」 長義「…何か問題でも?」 国広「いや…して貰ったことはあっても、したことはなかったと思ってな。あんたは随分と主に懐かれているようだ」

2024-02-10 13:27:07
@BTK_H41E1U54N

長義「…へぇ、それで?お前は俺が羨ましいと」 国広「本科が、というより両方だな」 長義「はあ?」 国広「主もあんたも羨ましいと思っている」 長義「そ…れは…」 国広「では失礼する」 長義「…」 国広「ああ、そうだ本科」 長義「…何だよ」 国広「あまり霊力を送ると三日月に怒られる」

2024-02-10 13:28:40
@BTK_H41E1U54N

長義「…ッご忠告どうも」 国広「それから」 長義「〜何だ、お前は一度に話せないのかな?」 国広「すまない」 長義「…で、なに」 国広「今度俺にも膝枕をしてくれ」 長義「?!」 国広「久々に本科の霊力を感じて懐かしくなった」 長義「そ、そう…」 国広「失礼する」 長義「なんなんだよ…!」

2024-02-10 14:49:25
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まとめたひと
たなばた本丸 @BTK_H41E1U54N

どちゃくそ呟く//自本丸妄想と夢とSSとリアルタイム更新//たまに男士が呟きます//FFさんの話も多め//本丸紋はわさびさん、ヘッダーは七夕本丸長義作こんのすけ//