いよいよ始まるアウラ娘さんと爺による協力体制。 本格的な港湾施設の建設、堰を切ったかの様に次々と作られる新型船。 だがそれは、建造競争と言う名の新たなる争いの幕開けに過ぎなかった。 しかし、この競争こそがただの改造イカダと動く家にすぎなかった爺達の船を、 続きを読む
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「で?結局どうすんだお前ら」 ララ娘さんがダウンしても話が終わるワケもなく。 重苦しい空気の中、猫娘さんの声が響く。 「私は…物資とか補給出来るなら別に返しても良いよ」 若干不服そうなアウラ娘さん。 「船も当然返すよな?」 当然の様に確認する爺。 「それは嫌」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/k0sj4LOc3G

2022-04-23 14:08:35
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即答で拒否するアウラ娘さんに爺が噛み付く。 「全部返せって言ってたろ!」 「物資は返す!でも船は装備として融通してよ。 それに鉱脈探し手伝った貸しはまだ返してもらってないし!」 「貸し借り無しで手伝え言うてたが!」 「それは今後の話。まずこれまでのを返して!」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/5JyOyb4t3t

2022-04-23 15:34:51
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最早、口論と化す爺とアウラ娘さん。 ララ娘さんが居なくなった途端この有様である。 頭を抱えそうになりながら 猫娘さんはアウラ娘さんに突っ込んだ。 「何でお前そこまで船に拘るんだよ。 物資融通してもらえるなら、それで自分で作れば良いだろ?」 当たり前の疑問である。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/9DVI1NU0vE

2022-04-23 16:00:34
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「気に入ったの。 …思ったより使い勝手が良さそうで」 そっぽを向きながら答えるアウラ娘さん。 その言葉に爺が反応する。 「…そんなにか?」 「悔しいけど。 まだ触り程度だけど良い感じの船。 収納が少し大きすぎるけど、 棚2つ削って代わりに作業台置けばもっと良いね」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/GQ64rbG8TH

2022-04-24 06:58:00
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「…どうしてそう思う?」 職人の顔で問う爺。 「作業台があれば、 その場で装備品の修理が出来て移動拠点として使える。 あと収納数が75個だから収納にも問題が無くて、 かつ設備の背が低いから視界も良くなるよ」 アウラ娘さんの見事な改修提案に、 爺は唸るしかなかった。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/x5N3vOSDeN

2022-04-24 07:58:00
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「と言う事で、素敵な改修案を出したから頂戴」 「だが断る」 ねだるアウラ娘さんと即断の爺。 「じさまも頑固だねぇ。 分かった。なら私の作った船と1対1交換ならどう?」 突然、別の案を出すアウラ娘さん。 「私の設計思想で作った船。 じさまの思いもよらない設計だよ」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/s92Ophgn9m

2022-04-25 06:58:00
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逡巡する爺。 すかさず畳み掛けるアウラ娘さん。 「ついこの前作ったばっかりの新型船。 それと交換であの万能船くれるなら、 他の条件は全部呑んで良いよ」 腕を組んでしばし考えた後、 爺は厳かに言った。 「…分かった。 船の件は交換なら応じてやる。 他の条件も構わん」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/HEF3MZtkzn

2022-04-26 06:58:00
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条件の詳細を詰めるアウラ娘さんと爺。 「私が持って行った物資は全部返す。 そして、じさまの物資や装備は好きに使ってOK。 その代わり私は知識やノウハウを共有し手伝う。 これでOK?」 アウラ娘さんの確認に頷く爺。 「船の方は私の船と交換。 で、追加の提案一つ良い?」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/E7rkLnhjk0

2022-04-26 22:39:59
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また面倒な提案かと身構える爺に、 アウラ娘さんは続ける。 「船の共同開発とかやってみたくない? じさまの船の有望な奴を私にも提供してテストするの。 そうすればもっと良い船作れるかも。 私なら別視点の意見と改良案出せると思う」 自信有り気にアウラ娘さんは提案した。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/PEreOy3vOa

2022-04-27 06:58:00
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「…お前の船を今後はワシが作るって事か?」 難しい顔をする爺。 「違う違う。改良が見込める有望な船だけ。 私なら見れば分かるから、そう多くないよ。 どうせ私が作っても船の材料はじさまの倉庫から出すんだし。 試しに一回、どう?」 アウラ娘さんはあざとい顔で迫った。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/2sT1SC2Dk3

2022-04-28 06:58:00
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「…今すぐじゃねぇなら、 やる時にまた声掛けてくれ」 だが、爺は術中にハマらず耐えた。 「ほーい。 じゃぁ気に入った子見つけたら言うね」 アッサリと引き下がるアウラ娘さん。 「ひとまず条件はそんな所? 細かいのはその都度かな」 言うだけ言うと彼女は身を翻した。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/oVBZpztAoV

2022-04-28 16:09:48
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「さて。私は先に物資を返しに行って来るね」 そう言って、出口へ向かうアウラ娘さん。 が、途中で振り返って言う。 「あ、そうそう。 そろそろ港も作っておいてね。 あのままだと、私の船どこに置いて良いか分からないから」 それだけ告げるとアウラ娘さんは出掛けていった。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/ZwWV7dSLfl

2022-04-28 20:39:40
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「あぁ…めんどくせぇぇえええ! あの手この手で来る上に、 無駄に頭が回る分、とにかくタチ悪ぃい!」 頭を抱えて叫ぶ爺。 「私なんかアレと毎日一緒に暮らしてるんだぞ。 何を今更だ」 猫娘さんがため息と共に呟く。 こうして、爺の嘆きを他所に長い長い会合は幕を閉じた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/2YzblNJmed

2022-04-28 21:19:41
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そんなこんなで、久々にARKに戻ってきた爺。 「…なんかすっげー長い事、 留守にしてた気がするんだよな」 それはきっとキノセイ。 ともあれ、まずは確認と爺は収納船の収納BOXを開いた。 「おおお!ワシの資材ちゃぁぁああん!」 爺は無事返却された物資を確認し喜んだ。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/8oXM5JLV4y

2022-04-29 06:58:00
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物資の確認を終えた爺は、 何やら小高い岩の上で周囲を見回していた。 「港を作れって話だが、どこに桟橋作るかだよな。 今の係留場所は岩礁に囲まれてっから、安全っちゃー安全なんだが… 岩が邪魔で、今度は船が入り辛いんよな」 しばし考えた後、爺は要塞船へ駆け出した。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/F0PVZ2oZ0L

2022-04-29 16:31:24
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要塞船に乗り込み舵をとる爺。 そう。 海上に浮かぶ小屋に見えるが、 この船一応動くのであるw やがて入り江の湾内に乗りつけると、 爺は屋上へと駆け上った。 目の前に広がるは高所からの景色。 「さて、どこにすっか」 ほどなく爺は目星をつけるとその場から飛び降りた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/VUItKxWbm9

2022-04-29 21:08:48
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爺が向かった先は、 屋上から見た入り江外側正面の突端部。 船を持ってくると、 爺は砂浜を入念に調べ始めた。 が、しかしこの付近の砂浜。 実は流木が障害物になってるのか、接舷できないのである。 だが、突端部だけ何故かそのまま接舷可能なのだ。 爺はニヤリと笑った。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/0k8cEqUxpR

2022-04-30 06:58:00
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「…やはりここか!」 最適地を見極め、 桟橋代わりの土台を建て始める爺。 高さはイカダの甲板と同じ高さ。 海側へ出来るだけ伸ばし、 更に木の天井を継ぎ足し長さを確保。 張り出した桟橋が完成。 だが、爺の手は止まらない。 彼は第二第三の桟橋建設に取り掛かった。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/pmSCPR5nY9

2022-04-30 12:52:15
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追加資材のために収納船も乗り付ける爺。 二隻の船の間を通す様に第二の桟橋、 そして一番右端に第三の桟橋も建設。 爺は一気に三連桟橋を完成させた。 だが、この桟橋。 実は海側から見ると見え方が違う。 なんと『両舷式のドック型桟橋』による、 簡易造船施設なのであるw #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/J5xPzx17BM

2022-04-30 16:54:00
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だが、爺の建築はまだ終わらない。 今度は入り江の内側へダッシュ。 そちらにまで桟橋を作り始めた。 そう。 この男、港を外側と内側のどちらかに建築するのでは無く。 両方に作る力技に出たのである。 先ほどの桟橋建築の経験を元に、 手早く桟橋を建てていく爺であった。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/tWy9Hl4lJe

2022-04-30 20:13:18
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爺は要塞船の上から、 出来上がった港を眺めていた。 「ぐふふ…まだ桟橋しか出来てねーが、 ここからワシの船舶建造伝説が幕を開くのよぉ」 壮大な野望を語る爺。 その野望がどこまで実現するかは分からないが、 少なくともその一歩を踏み出した事だけは間違い無いのだった。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/zVOErwzXAF

2022-05-01 06:58:00
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さて、 一方その頃アウラ娘さんはというと。 名実共に自分の物となった強奪号の改造に着手していた。 物資を全て降ろし空になった収納BOXを壊し2個を再設置。 追加で前方に作業台も設置。 小さなイカダにこれでもかと機能を満載した略奪船。 『強奪号改』を完成させていた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/mii5UtlqG6

2022-05-01 15:08:46
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というワケでアウラ娘さん改造の完成形略奪船。 『強奪号改(アウラ娘さん専用)』 の紹介です。 爺が基本設計したG型略奪船に、 アウラ娘さんが改良点を列挙し、 実際に改造した船。 イカダ級の最終完成型。 その高すぎる完成度は、 イカダ級の船体の限界を示す事となった。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/tNlQXKFFVw

2022-05-01 19:10:02
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『強奪号改』への改造を済ませ、 その出来にご満悦のアウラ娘さん。 「さて。じゃぁ代わりの船を届けに行こうかなっと」 そう言って彼女が視線を向けた先にあったのは、 例の粗大ゴミ扱いした船だった。 「交換する船の指定は無かったもんね」 アウラ娘さんはほくそ笑んだ。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/1MeFLUDsYs

2022-05-01 20:00:00
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異様な風体の船を操り、海原を進むアウラ娘さん。 やがて、爺が拠点化している入り江が見えて来た。 「お?なんかある?」 入り江外側に作られたドック型桟橋に気付くアウラ娘さん。 そのまま通り過ぎ、今度は内側の内湾へと船を進める。 「へー…それっぽい埠頭がある!」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/bEmZcbwcFg

2022-05-02 06:58:00
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空いている桟橋に船を係留すると、 アウラ娘さんは桟橋の上に降り立った。 「建物はまだ無いけど、ちゃんと港っぽい雰囲気は出てるねぇ」 係留された船を横目に奥の要塞船に向かい、 そのまま屋上へ。 眼下に広がるは港の風景。 しばらく彼女はそのままその風景を眺め続けた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/lEOWcff54E

2022-05-02 08:10:19
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「約束の船、ちゃんと置いて来たよ~」 ARKからFCハウスに帰って来るなり、 いの一番に報告するアウラ娘さん。 だがそこには、爺が一人だけポツンと座っていた。 「あれ?じさまだけ?」 「孫娘は寝込み中。 小娘の方は出掛けて来るってどっか行ったぞ」 爺は淡々と答えた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/7H2kVMlGTj

2022-05-02 08:54:25
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「当分あの子は寝込んでそう?」 ララ娘さんの事を尋ねるアウラ娘さん。 「微熱で済んだから明日には復帰だな」 素っ気無く答える爺。 「ふぅん。ところでさ。 あの港って私が拠点に使う場合どの辺り使えば良い?」 「ん?お前もあそこ拠点にするんか?」 爺は聞き返した。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/6Kbi8PU9uj

2022-05-02 15:19:04
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「港で船の並んでる姿が思ったより感慨深くてね。 自分の船ならもっと感慨深いのかなーって。 だから拠点ってより船の係留場所としてかな」 何だかフワッとした事を言うアウラ娘さん。 「ふむ。 まぁ手が空いたらお前用の区画作っといたるわ」 満更でも無さそうに爺は言った。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/TLKbQiIDLF

2022-05-03 06:58:00
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「ところで。 じさまの大きい船は、なんでワザワザ壁ぶち抜いてるの?」 素朴な疑問をぶつけるアウラ娘さん。 「…アレな」 爺は苦虫を噛み潰したような顔をした後、 壁ぶち抜きの経緯を話した。 「ぁー…階段上るのも一苦労ってそういう」 アウラ娘さんはやっと理解した。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/Bf3RmOcm89

2022-05-03 10:49:39
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「ふーん…じゃぁ一つだけ」 何気ない調子でアウラ娘さんが言う。 「あの船はね。 部屋とドアと階段を一つにまとめたのが失敗なの」 「…どういう事だ?」 アウラ娘さんの言に、要領を得ない爺。 「階段とドアの間にワンクッション置けば良いの」 彼女は当然の様に言った。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/bAntvWlKbd

2022-05-03 13:26:18
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「つまり、階段の踊り場を部屋の中にしてるから問題が起こるの。 だから踊り場を外に出して階段を独立させてあげれば…?」 アウラ娘さんがそこまで言った時、 爺は思わず立ち上がって叫んだ。 「ベランダか!」 「その通り」 ご名答とウィンクしてアウラ娘さんは応じた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/vnvJvEHrtm

2022-05-03 15:48:00
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居ても立っても居られないとばかりに、 玄関へ向かう爺。 「いってらっしゃーい」 ヒラヒラと手を振って見送るアウラ娘さん。 が、爺は急に振り返ると言った。 「そうだ。お前用の港区画な。 内湾の向かって左側な。整備しとくから好きに使え」 言うと爺は飛び出していった。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/2EbBUjawA2

2022-05-03 17:35:47
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ARKに戻った爺は即座に行動を開始した。 まずは、諸悪の根源である旧階段を破壊。 ドアとの間のクッションとして、木の天井でベランダ部分を追加。 ベランダから延ばす形で新階段を設置。 後はぶち抜いた壁をひたすら修復である。 やがて爺は、改良された要塞船を完成させた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/uvZhtHBgOa

2022-05-04 06:58:00
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一連の改良作業により、 爺の要塞船は文字通り生まれ変わった。 見晴らしが良過ぎる壁はマトモな閉鎖型に。 追加されたベランダにより上下移動もスムーズに。 そして、今回最大の改良点。 ドアが通れる。 これはとても大事。 こうして要塞船は劇的に使い勝手が良くなった。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/7QvbSkFQW6

2022-05-04 08:26:59
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というワケで改良版の要塞船。 『ウォッチタワー号改』 の紹介です。 アウラ娘さんの指摘により、 劇的なまでに使い勝手が改善された要塞船。 だが、実はコスパ面を完全に無視した代物。 今回の改造でも船一隻分の資材を浪費。 果たしてそれに見合う性能かという疑問符が。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/oTji7I1bJp

2022-05-04 09:15:22
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「そういえば、アイツが船届けたとか言ってたな」 要塞船の改造に夢中になり、 アウラ娘さんの報告をすっかり忘れていた爺。 どこにあるかと探そうとした時 港の端の異様な物体に気付いた。 近づき見上げた先にあるのは、 聳え立つ一本の柱。 「…何これ」 爺は唖然とした。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/EHwuhjRccW

2022-05-04 15:40:17
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「流石にこれは…無さ過ぎんだろ!」 思わず叫ぶ爺。 「いやいや外見に似合わず高性能とか… って、あるワケねぇだろ馬鹿ァ!」 余りの外見に突っ込みが止まらない爺。 「つーかこれ、 どう見たって失敗作の厄介払いじゃねーか! ふざけんなァアア!」 爺の叫びが木霊した。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/ATCt9pUxhM

2022-05-04 22:03:46
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陽も暮れかかった夕闇の中、 ベッドの上に寝転がりながら爺は黄昏ていた。 「…どうしようこの船。 外見はイカれてるのに… マジで実際は高性能なのかよ」 まさかのオチである。 実際、この船。 単純な見張り台として見た場合、 非常に完成度の高い作りをしていたのである。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/nhmx3Ixidf

2022-05-05 06:56:00
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では、その機能的な性能の一端を紹介しよう。 まず、見張り台の基本となる見晴らしは非常に良い。 高さは4マスあり、視界も全方位をカバー。 更に対抗射撃を防ぐ遮蔽も完備。 上部への上り下りはハシゴ一本で1秒も掛からず、 下りに至っては飛び降りるので秒も掛からない。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/jGA33J8jaQ

2022-05-05 08:05:03
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そして、この儀式めいた多数の焚き火にも意味がある。 単純に数が多いので肉焼き能力が高いのだ。 通常の4倍の速度で肉を焼ける。 これが地味に大きい。 そして、焚き火は夜間視認性の向上にも寄与している。 多量の焚き火の反射で見張り台が赤々と光る。 つまり灯台である。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/OplDCxYNkn

2022-05-05 15:21:23
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そして、最も特筆すべき点は建造コストの低さ。 イカダ上に建物を建築する要塞船としては、 破格の建造コスト1557。 これはイカダ級略奪船のコスト1500と同クラスで、 タワー級要塞船の1/4以下である。 特異な外見と高い機能を誇る量産型見張り台。 それがこの船なのである。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/po1pRCFkxQ

2022-05-05 16:16:10
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というワケでアウラ娘さん作成の要塞船。 『ウィッチタワー号』 の紹介です。 高床式簡易ベッドにいくつか手を加えイカダ上に建築した、 S-03を冠した軽装要塞船。 徹底した軽量化を施しつつ、 機能性を追及したのが特徴。 見た目はアレだが、 見張り台としては優秀な船。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/x7QUumX9kM

2022-05-05 19:05:47
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アウラ娘さんの圧倒的な発想と造船技術を前にうな垂れる爺。 だがしかし、 この男がいつまでも凹んでいるワケが無い。 「ぐぬぬ…技術が足りんなら盗むまで!」 そう言って爺はウィッチタワー号を造船ドックに格納し、 隅々まで検分。 寸分違わぬコピー船を隣に作り始めた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/1OwntptCso

2022-05-06 06:58:00
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コツコツとコピー船を作る爺。 だが爺は途中で違和感を感じた。 「…これ、特に工夫とかしてる作りじゃねぇな。 思った以上に単純だぞ」 それもそのはず、 何も考えずに適当に作ったと言った方が正しかったり。 「しかも、この構造、真下が撃てんぞ」 爺はニヤリと笑った。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/dcRIKPaUDe

2022-05-07 22:36:57
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ちなみに、爺が指摘しているこの真下に撃てるか否か。 実はこれが建物を使った防御戦や篭城において、 非常に重要だったりする。 分かり易く説明すると、 下図を見るのが一番早いのだが。 要は足元の床が射界を制限してしまい、 壁面に張り付いた敵を攻撃出来ないのである。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/BHQDrQA1hk

2022-05-08 22:12:15
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「ぬふふふ…所詮は素人か。 建築の基本のキの字すら知らんとは。 やはりここはワシが改良してやらんとな」 謎の自尊心を回復した爺は、 コピーから今度は改造へと移る。 まずは高さ増強から図る爺。 だが、彼はとある壁にぶち当たった。 「これ以上の高さは却下だとぉ?!」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/yMcCgM0xHw

2022-05-09 18:01:18
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高さ制限という壁に当たり、 直接的な高さ増強を断念する爺。 だが、爺は諦めない。 「…待て。 屋根の上使えば1マス行けるんじゃね? そこで屋根を屋上化する事で実質1マス増強する方向にシフト。 ハシゴを設置し、屋根に上がった。 「見よ!この視界100%の眺め!」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/l1n68GmozL

2022-05-09 21:32:13
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その後、視野の良さを上手く使うために、 屋上部分を更に改造。 足場板を追加したり、 室内側をより強固な戦闘室に改造した結果、 出来上がったのが。 こちらの丑の刻参り版やじろべえの如き外見となった軽装要塞船改ですw 性能と共に見た目のイカれ具合もあがった不思議。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/GibPT1o2me

2022-05-10 06:58:00
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さて。 では、この軽装要塞船改(ウィッチ級B型)の改造点を紹介していこう。 まずは基本となる籠部分を、 戦闘用の戦闘室と、屋上の見張り台に分割。 これにより、完全な360度の全周囲視界と高さのかさ増しに成功。 更に板壁に守られた戦闘室による防御性能の確保にも成功した。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/o4D7xldvmD

2022-05-10 17:25:28
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まとめたひと
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◇FF14の某Durandal鯖メインの群像劇型RP物語の裏話&回想アカとかいうキワモノです。◇フフリとニヤけたらめっけもの。それが当更新の目当てでございます。 ◇無言フォロー等もお気軽に◇RT用アカは@IkuSFF◇本編物語専用タグはこちら⇒#爺譚◇ARK編専用タグはこちら⇒#ARK爺記◇© SQUARE ENIX