アラブコーヒーについてのとらおさんのTweetメモ

とらお @torao_ar

アラブコーヒーについて قَهْوَة [カフワ] コーヒー。アラビア半島や周辺遊牧民方言では通常ガフワと発音。 فِنْجَان [フィンジャーン] (コーヒー等の)カップ。فِنجَال[フィンジャール]とも。地域によってはفِلْجَان[フィルジャーン]だったりもするとか。 دَلَّة [ダッラ] (コーヒー等の)ポット。 pic.twitter.com/tHk51mwAJ4

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alarabiya.net/culture-and-ar… コーヒーカップのアラビア語名称と歴史的変遷について。今ではفنجان[フィンジャーン]が多用されているものの実は大昔は「フスハー的観点からفلجان[フィルジャーン]が正しく人々が使っているフィンジャーンもفنجال[フィンジャール]もよろしくない」とされていたことを紹介。

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alfaseeh.com/vb/showthread.… カップはفلجان[フィルジャーン](*古い詩もこの形がしばしば登場するとか)が正しいと書き残している代表例がالزبيديのアラビア語大辞典تاج العروس[タージュ・アル=アルース]。当時の彼の見解は「民衆はフィンジャーンとかフィンジャールとか言ってるがどちらも正しくない」。

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algardenia.com/mochtaratt/208… コーヒー提供やもてなしに数多くのマナー・ルールがあるアラブの遊牧民・部族社会。ここ数日動画等を色々見ているのですが知らないことが多く驚いています。記事はイラク系サイトですがアラブ系部族のコーヒーマナーはほぼ共通だとのことなので、まずはこちらから… (続く)

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(続き) ・ポットは左手、カップは右手で持つ ・食事スプーン1杯分ぐらいの量だけ注ぐ ・コーヒーが垂れないようポットの口をカップの端に当てるが、このカチャンという音がコーヒーが準備できたという客への合図にもなる ・歓迎の言葉を述べたりして客に敬意を示し和やかな雰囲気を創出する (続く)

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(続き) ・注いだ後客から離れず飲み終わっておかわりをするか見守る ・客は座る姿勢等を正して家長やコーヒー係からカップを受け取る ・客は右手でカップを持って飲む ・熱いからと息をかけてフーフーするのはマナー違反 ・冷ましたい場合はカップをくるくる回してコーヒーを撹拌すれば良い (続く)

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(続き) ・コーヒーに満足してそれ以上いらない場合はカップを振る(*日本でもよく紹介される有名な動作) ・雑談を楽しみすぎてコーヒーを注いでくれる家長や係を長時間立たせたままにしない ・縁が欠けたカップを客に出してはいけない ・コーヒーはまず年長者や地位が高い客に優先して出す (続く)

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(続き) ・優先客の後、右側の客から始め左側へ向かってコーヒーを出していく ・要求・請願が無い限りコーヒーをつき返してはならない(理由を明らかにせず受け取らないのはもてなしと和合を拒否する敵対行為・戦意として解釈される) ・冷めていたりぬるくなったりしているコーヒーは出さない (続く)

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(続き) ・「コーヒーが冷めてるんですけど(القهوة باردة)」と言ってはならず代わりに「コーヒーがぬくいです(القهوة دافئة)」と伝えること ・ポットはカップと一緒に客の前に並べ彼らから見えない閉じた場所から持ち出してきてはいけない ・(*客は原則3杯。その前の)1杯目هَيْف[ハイフ]は (続く)

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(続き) もてなす側の家長が皆の見ている前で飲む(安心して飲めるコーヒーだと示すため&出来のチェック) ・コーヒー係は注ぐ際に客の真ん前に立ち自らの体で隠す形で他者から見えない死角に置いてはならず少し離れる ・客が飲むのは最大3杯で1杯目はضَيْف[ダイフ/(口)デーフ]-2杯目はكَيْف (続く)

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(続き) [カイフ/(口)ケーフ]-3杯目はسَيْف[サイフ/(口)セーフ]という名称 ・1杯目は客ともてなし側の家人が和むため・2杯目は客への歓待として・3杯目がسيف(剣)と呼ばれるのはそれを飲むことでもてなし側と同盟を結び有事には自分達の剣で守るという気持ちを示すことから ・家に男性がいない時 (続く)

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(続き) は女性がコーヒーを注ぐが、男性が担当する時とは違い敬意を込め違う作法で接する ・コーヒー担当は不注意等でコーヒーを渡し忘れる・順番をスキップしてしまわないようにする ・公の場所や皆が集まる場(マジュリス)で子供にコーヒーを出してはいけない ■記事から興味深かった部分を抜粋■

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youtube.com/watch?v=MgKbj4… アラブの部族社会で小さなカップに控えめの量しかコーヒーを注がない理由~上の方まで満たすのは不仲といった事情のある相手で「おたくは歓迎されていない客だ、出ていけ」という意味に。 イラクبني عگبة[バニ(ー)・ウグバ]シャイフ談。他国記事でも不敬・非歓迎との説明。

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alwatan.com.sa/article/86554 サウジのニュースサイト。1/3しかコーヒーを注がない行為はصَبَّة الحِشْمَةِ(控えめの一注ぎ)と呼ばれ、(*マナーに厳しい)年輩の客だとこうした流儀を間違えた時点で帰ってしまうことがある。満杯は尊敬していない印。ホスト側に歓迎されていないからすぐ帰れという意味。

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youtube.com/watch?v=UBo_z0… イラク バービル(バビロン)。アラブ特にベドウィン・地方部で重要なコーヒー慣習とマナー。コーヒーを客にふるまうのは族長の務め。出す資格を持つのは族長や名士等のみ。族長が(金属製器具で)豆を挽く音が響くのを部族の成員らは聞いて過ごす。コーヒーは伝統と歓待の象徴。

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altibrah.ae/book/19501 シャルジャの文化遺産研究所معهد الشارقة للتراث(Sharjah Institute for Heritage)が2016年に出版した『آداب صب القهوة في الإمارات』(著者:عبد الله خلفان الهامور اليماحي氏)。コーヒーにまつわる注ぎ方・飲み方・もてなし・お呼ばれの部族社会マナーが95あることを紹介。 pic.twitter.com/kSqJhl9oCH

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youtube.com/watch?v=DwAKw8… UAEシャルジャで刊行されたアラブコーヒー本著者によるマナー解説。 ・遊牧民社会のコーヒー関連規定は多岐にわたるがالمجالس مدارس(マジュリスは学校(=学びの場))の言葉通り部族の集まりで実践しないと身に付かない。お偉方や高齢者が揃う場を恐れ敬遠していると参加 (続く)

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(続き) してもただ話を聞くだけの(受け身の)人になってしまう。昔は役目を取り合うほどコーヒー係は人気だっただけに残念。 ・湾岸地方-アラブ部族のコーヒーマナーは基本的に同じ。遊牧生活をやめての都市民化やグローバリゼーションで流入した外国由来習慣による変化が(大抵の)差異の原因。 (続く)

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(続き) ・コーヒーポットは腰の辺りに持つのが良い。ポットも中身も繊細で下から上にガッと持ち上げ高低差のある移動は良くない。コーヒーが撹拌されて味わいに影響する。 ・今では7個といったかなりの数のカップを一気に持つ人がいるが、人の手の平の大きさを考えれば運ぶのは3個までが適切。 (続く)

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(続き) ・手渡す時はカップ本体が見えるよう親指・人差し指・中指の3本指で握るべき。指全部でカップを覆ってはいけない。 ・注ぐ人はコーヒーを渡す際体を傾ける。客への敬意を意味。皆ただ飲み食いに来たのではない歓待すべき大切な存在。 ・注ぐのはカップのربع[ルブウ](1/4)辺りで最大3杯 (続く)

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(続き) ・受け取る際両脚を組んだままはNG、両足を床につける。 ・1杯だけで終えると「うちのコーヒーまずかったんだろうか?」と心配させるので1度おかわりし2杯飲むと良い。3杯目は飲まない人も多い。 ・おかわりをくれと言葉で催促したり1/4ラインよりもっと上まで注ぐよう求めたりはNG。 (続く)

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(続き) ・(冷ますため)コーヒーに息を吹きかけるのはもちろん、ジュースを飲む時のように音を立てるのも駄目。 ・やむを得ない理由で長居できない場合、コーヒーがまだ振る舞われている段階なら家長だけでなく注ぐ係にも一声かけてから退出することが望ましい。 ＊以上、動画より主なポイントを抜粋

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日本では「カップを振ってごちそうさまを示さないとわんこそばのようにずっと注がれる」と紹介されることもあるアラブコーヒー慣習ですが、遊牧民部族社会本来のルールでは最大3杯でかつそれが深い意味を持っていると知りました。ホスト側の1杯と特殊な1杯の計5種類があるそうなので調べてみました。

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メモ albayan.ae/our-homes/2008… رحلة في أسماء فناجين القهوة alkhaleej.ae/2009-02-01/%D8… الأول “ضيف” والثاني “كيف” والثالث “سيف” kuna.net.kw/ArticleDetails… القهوة العربية مفتاح الكلام ورسول السلام وبين (الهيف) و (الكيف) تفاصيل مثيرة folkculturebh.org/ar/index.php?i… فناجين القهوة عند البدو

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メモ albayan.ae/paths/life/201… الدلة والفنجان.. رمـزية المعنى وعبق التراث alroeya.com/128-0/2021576-… القهوة العربية تتحدى العصرنة وسنع محفور في الوجدان ich.gov.jo/node/55362 عادات القهوة masrawy.com/howa_w_hya/rel… "هز الفنجان" و"صبة الحشمة".. تعرف على عادات تناول القهوة العربية

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アラブ部族社会のコーヒー慣習 もてなす側・族長が飲む最初の1杯 الهَيْف ハイフ(口語発音:ヘーフ)。元はコーヒーの仕上がり確認と安心して飲める・毒入りでないことを客に示す意味があった。昔は変な風味を細かく感知できる舌を持っている人が多く、まずいコーヒーを出すと族長が恥をかき部族 (続く)

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(続き) 社会で笑い者にされる可能性が高かったため客に出す前にポットから注がれる1杯をホスト側が飲むことは重要な行為だった。現代では毒味という意味合いは薄れ、おいしく入れられたか家長が責任をもってチェックする的な感じになりつつあるとか。

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アラブ部族社会のコーヒー慣習 客が飲む1杯目 الضَّيف ダイフ(口語発音:デーフ)。「客」の意。もてなされる側が必ず飲まなければいけない1杯。族長に請願がある人だけ飲むのを控え「取り計らおう」と約束を取り付けたら飲むルールが存在。それ以外で拒むのは敵対関係と戦争状態の意志表明に。 (続く)

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(続き) ゲストに提供する最初のコーヒーはضيف[ダイフ/(口)デーフ](客)という言葉通り客に対する歓迎・もてなしを表現している一杯。危害を加えられること無く安心してくつろいで欲しいというホスト側の態度・姿勢を体現。

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アラブ部族社会のコーヒー慣習 客が飲む2杯目 الكَيْف カイフ(口語発音:ケーフ)。客に飲んで気分(مزاج=كيف)良くなってもらうための1杯で、客に提供される3杯のコーヒーの中で一番気楽に味わえる。客には飲む義務は無いしホスト側に対する悪意表明にもならないので部族社会的な重みは一番少ないとか。

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アラブ部族社会のコーヒー慣習 客が飲む3杯目 السَيْف サイフ(口語発音:セーフ)。「剣」の意。アラブ遊牧民部族社会では非常に重い意味を持つ1杯で大抵の人は飲まなかったとか。3杯目を飲むことはホスト側部族と苦楽を共にし同盟関係に入ることを確約する行為で、襲撃を受けたら剣をとって守り (続く)

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(続き) 戦争時には共に味方として参戦することを誓う意味があった。部族抗争が盛んだった昔においては非常に重大な責任を負うことになったメッセージ性の強い1杯。

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アラブ部族社会のコーヒー慣習 特別な1杯 الفَارِس ファーリス。「騎士」の意。具体的には部族同士の戦闘で馬に乗り武器を携え出撃した戦士。昔繰り広げられていた戦争や血の代償・復讐等で特定相手と身内を対戦させることが決まっている際、族長や長老格・女性がカップを掲げ「これは◯◯の (続く)

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(続き) 息子△△(*敵側の個人の名前)のフィンジャーンである。飲むのは誰か?」と立候補を求める習慣があったとか。対戦時は敵側が「俺のフィンジャーンを飲んだのは誰か?」と呼び一騎打ちが始められたとのこと。なおこのفنجان الفارس(フィンジャーン・アル=ファーリス)を飲んだのに対決せず (続く)

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(続き) 一騎打ちから逃げた成員、ちゃんと復讐責任を果たさず証拠を持ち帰れなかった成員は恥さらしと非難されたとか。そのような人物は部族から放逐されたり、免れても一生笑い者にされ部族内での結婚も戦闘への参加も許されず罰を受け続けて生きることを余儀なくされた、と紹介している記事も。

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youtube.com/watch?v=nvZUSQ… シリアの部族بني خالد[バニ(ー)・ハーリド]の集まりで語られアラブコーヒー文化。ベドウィンの所にコーヒーが無いというのはあり得ずマジュリスに欠かせない飲み物。寛大さともてなしの象徴であり飲み終わった時にカップを振るのはお宅の家でこの恵みが長続きします (続く)

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(続き) ようにと願うとともに貴重なコーヒーをふるまってもらったことへの感謝を示す。コーヒーが手元に無いことはその一家の脆弱な状況を示しており部族内部に問題を抱えていることを体現していると言える。 前ツイート訂正: 語られ ↓ 語られる

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youtube.com/watch?v=jRNsbw… UAEとコーヒー。部族社会で大事にされてきた文化は現代においてコーヒーを飲んで過ごす集まり(呼称はディーワーニーヤ他)として続いている。湾岸地方で実践されてきた部族民のコーヒーマナーは非常に重要視されていて神聖化と形容しても過言ではなかった。 UAEの生活 (続く)

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(続き) においてダッラ(コーヒーポット)は欠かせない存在。一番流通しているのはコーヒーを出す時用の中サイズ。大きいダッラは作る際に使う。 コーヒー係مقهوي[ムガフウィ(ー)]は左手にダッラ、右手にフィンジャール(動画ではフィンヤール発音)を持ち皆が飲み終わるまで立ったまま座れない。 (続く)

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(続き) 急ぎの用事がある客が来た時は家長が家族や使用人を呼びダッラ(=コーヒー)を(*すみやかに)用意させる。ダッラは寛大さや歓待、相互関係強化の象徴でもある。UAEではコーヒー以外にもナツメヤシ類、身内・親しい人の来訪時はラバンやラクダ乳も出される。 4:40 コーヒー提供の基本的な (続く)

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(続き) マナーと客が右手でカップを持つルール等を紹介する男性。 5:18 ムガフウィーが右側の客から注いでいくのはスンナが理由。もしくは年長者を優先。満足した客はبس、كافي、أكرمك اللهと言ったりカップを振る動作で示したりする。 6:02 頼み事がある客はわざと飲まない等ベドウィン社会で (続く)

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(続き) 重要な意味を持っていたコーヒーだが現代生活において薄れてきている。 UAEのالقهوة لهوة[アル=ガフワ・ラフワ]という諺の通りコーヒーは楽しみを与えてくれる存在でもある。若者も老人もコーヒーを飲みながら楽しい話に興じる。ナツメヤシに糖分があるのでコーヒーに砂糖は入れない。 (続く)

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(続き) 7:32 コーヒーはUAEにおいて寛大さの象徴。UAE人の家に行ってコーヒーを飲まないということはあり得ない。人々に好まれている飲み物で客をもてなす時に出される。中にはスパイス等を入れる。注ぐ時はその場の年少者が担当し最年長者から順/右側の人から出していく。コーヒーは最大3杯。 (続く)

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(続き) 男性の席ではコーヒー係が必ず立つが女性の席では座っても構わない。 9:20 コーヒー係は出した後客が飲み終わってカップを差し出すまで待機するが、客の数が多い時は離れた所に立って様子を見守ることも可能。おかわりが欲しい時は言葉に出さず、右手の親指と他の指でカップをつかんで (続く)

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(続き) ムガフウィーに向かって腕を差し出す。通常客が飲むのは2~3杯までで、終わったらカップを素早く4~5回振るので係はそれを見て回収していく。客は地べたやお盆にカップを置くのはマナー違反でコーヒー係に直接戻し、係はそれを回収容器もしくは洗浄用容器に入れていく。

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youtube.com/watch?v=L1ki-Z… サウジアラビア北部地域におけるラマダーン前のコーヒーポット磨き(ربّ الدلال)業者(ربَّاب الدلال,ラッバーブ・ッ=ディラール)。時間が経つにつれダッラは錆びついた色になりコーヒーの風味にも影響してくるので、客のもてなしに欠かせない大切なポットをリフレッシュ。

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youtube.com/watch?v=MPqYB0… アラビア半島には骨董趣味が高じて私設展示館を作る人が結構いるらしいのですがコーヒーポット(ダッラ)も人気グッズの一つ。インタビューを色々見てみると子供時代から既に魅了されていたという人が少なくなく、動画のクウェート人男性もダッラ収集の原点は少年時代。 (続く)

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(続き) イラクのバグダード式、シリアのデリゾール式、イエメン式等スタイルは様々。男性はアラブ世界以外のポットまでコレクション。白黒写真は1924年のクウェートで古いクウェート式ダッラが写っているとか。なお金属製ダッラが作られだしたのは200年程前で、彼が最後の方で手に持っている (続く)

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(続き) 茶色い焼き物風のコーヒーポットが元々アラブ人が使っていた古いタイプだとのこと。 なお彼が集めたポットはもっとあったものの別の展示場所に移動したため私設展示館に残っているのはその残り。

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youtube.com/watch?v=91ncjX… ブー・マムドゥーフ(بوممدوح,マムドゥーフの親父さん)ことمؤنس العنزي(ムアンニス・アル=アニズィー,(口語発音)مونسムワンニス)氏。湾岸地方トップ級ダッラ収集家として大変有名なクウェート人男性で5万個所有。動画では撮影者に300年物バグダード式ダッラでコーヒーを提供。

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