『落ちた雷神』

朴＠色々と限界値 @hzy195

「何が要る？」 「え？」 「ねずこちゃんと、十二鬼月と、あと何が必要だ？兄貴の血くらいとっときゃなあ。俺でも痛くないように採血ってできる？あとで教えてよしのぶちゃん」 「なんで、」 「俺耳だけはね、自慢できるよ。あの人弄りすぎて音すげえ特徴的。あと茂君と花子ちゃんが教えてくれた」

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「…力を貸してくださるんですか」 「俺にとっては最優先事項だね！俺基本役に立たんしそのためならここ辞めたっていい。鬼を人間に戻す薬？そんなのできれば俺が首をはねる隊士がどれだけ減ることかわからん。あと声しか聞こえんかったけどあの人美人だろ。美人には無条件で協力するよ俺は」

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「あの時手伝わんでごめんな。まああそこに俺踏み込んだら、お前たぶんあの人たちとの信頼関係ぶち壊されただろうけど」 「竈門の童、俺はあの時お前にちょっと賭けてみた」 餓鬼に背負わせるには、ちょっとばかし重い荷だとはわかってたけど。

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「お前のような優しい音の男ならば、あるいは鬼も救われて死ぬのではないか。その先に――俺たち鬼殺隊のあるべき姿があるのではないか。俺は、それを見てみたかった」 「それ次第で、どう動くかを決めようと思った。ずるい大人で申し訳も立たん」

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「ギャ――！お前！馬鹿！隊士同士の争いはご法度だって習わなかったのか馬鹿！っていうか状況を見ろ！俺がこの子さらおうとした人さらいでこの猪頭がそれを止めようとしてる善人だったらどうするってんだ馬鹿！」 「あなたはそんなことしない！」 「何を根拠にそれを言う！」

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「だってこんなにいい匂いだ！」 「野生かよ！この猪頭よりよっぽど判断基準が野生だわ馬鹿！」

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やっぱり浅草編が思ってたより早くて動揺が取れない　イタコ系あがつま…さようならだな… てっきり鼓屋敷が初任務なのかと

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「ッ…！あー！血の匂いがするじゃんか二人分も！誰よ無駄に血ィ流したのどうせさねみだろさねみだな！そしてやっぱりとってもいい音！竈門兄妹いる！？」 「あ、我妻さん…？」 「あっやっぱいたわ久しぶりィ竈門少年」 「お知り合いですか？」 「んー？うん。何度かね」

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「ずっずるくないですか！？私たちの時はほんとにぎりぎりにならないと救援に来ても手を出してくださらないくせに！」 「んなことしたら俺が瞬殺されるでしょうが舐めるんじゃないよ俺の弱さを！それにこの竈門少年にだってろくな手出しはしてません！できてないです！」 「えっ」 「えっ」

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「だってあんなにたくさん助けてもらって」 「黙っとけ竈門！」

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「…こんなのが？ただの新人隊士のひよっこじゃねえか、善逸」 「そだよ天元、ひよっこだ。ひよっこだが…こいつはたぶん、人のまま狼の首領になれるぞ」

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「善逸が入隊してから、若手隊士の死傷者がグンと減ったんだ」 「ヤッヤメテェー！期待値を！上げるのは！俺は弱いんですよお館様何年の付き合いだと思ってるんですか九年！ですよ！俺の弱さを誰よりも知っているくせにその物言い！」 「ところで善逸、この屋敷の中で今一番きれいな場所はどこかな」

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「アッはい」 「せっかくだからちょっと親睦会しないかい」 「お館様…！やっとちょっと精神的にお休みになりに！こないだちょっと探検したらにおいのいい花畑ありましたよ今真っ盛りじゃないかなあ！」 「じゃあせっかくだからみんなでお茶でも飲まないかい。案内を頼んでも？」 「お任せあれ！」

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「お小さい頃のお館様の将来の夢は学者様でしたからねえ」 「実は今でも諦めてない」 「よろしいことです。俺にも任務の張り合いが出ます。信じたいものを信じる、俺はこれで九年生き残ってますよ」 「そうだね。長生きして、しわくちゃのおじいちゃんとして笑ってみたいな」 「喜ばしい夢ですねえ」

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「アッ竹雄君ごめん謝るから今六太君解き放たないで今真面目な！真剣な空気！…おい真面目成分どこ行った帰ってきてお願い！」

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「やだ天元のきょうだいめっちゃ足速いさすが忍び…おい待て！四方から俺を囲むな！鬼ごっこだろ！鬼を囲むな！」

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「挑発…！？挑発だなジャリども！こちとら若くねえんだわオッサンなんだわ気遣いをして！」

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「だってあの人たち人を助けてるんでしょ。人助けてる鬼を斬ったら、俺お日様に足向けて寝れなくなっちまう」

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「無理」 「えっ」 「だ、駄目なんですか？」 「いやごめんほんと全力で協力したいんだけどね、ごめん竈門君、俺はな…」 「はい」 「これ以上なく…弱いんだ…」 「はい…は？」 「鬼とか怖くて駄目。さっきまで鬼舞辻追ってたけど同じ状況になりそうで近づけないうちに撒かれてさあ、へこむわ…」

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「で、でもここにいるのはほとんど鬼ですよ！？」 「そりゃねずこちゃんはかわいらしいし珠世さん…あっお名前でお呼びしても？はお美しいしそこの男子は珠世さんのことしか見えてないのが確定的に明らかだから全然怖くないけど普通の鬼は無理なの。八割がた緊張で膝に来る。雑魚くらいしか倒せない」

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「ごめんね…とりあえずねずこちゃんの採血痛くないように訓練するね…ねずこちゃんの玉のお肌に余計な傷がついたら許されんもんな嫁入り前なのにな…くそっ俺があと十年若ければ求婚の列に並んでいた…」

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「鬼に求婚するのかお前は」 「はぁー？かわいい女の子に求婚して何が悪いってのさまあ振る振らないは彼女の意志だしなんか怖いお兄ちゃんいるけどさあ。とりあえずは貢がせてほしい！こないだこの子にとっても似合いそうな反物を見つけた！青空の下できっと映えるぞ、楽しみだな！」

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「えっ…」 「ん？えっだって薬ができるんだろ？それに人食わないってすごい意志力が要るんだよ。そんなすごい子に石投げる人間だと思われてる俺？」

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「お前らにお前ら自身の音を聴かせてやりてえなあ。全員すっごいいい音だから」

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「たんじろ、ねずこちゃんの好きなものって何？」 「えっ」 「食べ物とかさあ、趣味とか。アッ別に探り入れてるとかじゃないからね？事案は発生しないからね！？」 「食べ物なら、金平糖とか」 「かわいっ…じゃあ今度会ったときそれをあげよう。俺の爺ちゃんと兄貴は桃が好きだったなあ」 ※墓はない

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浅草編のあがつま、たんじろをほっといて何してたかって言えば鬼舞辻を追って遠目に写真を撮った　妻子ごと そして煙のように逃走（気づかれるとたんじろの時と同じことが起きるので） あと音も耳に焼き付けたのでお館様と他柱に速攻でタレこんだ だからこのルートは爆速ハッピーエンドルートなんだ

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列車編でなぜか煉獄さんの隣でニコニコ煉獄さんの頭を撫で繰り回しているあがつま（なおほこほこ顔の炎柱） 「良く食うな煉獄ー」「ありがとうございます！」 「キンキラ頭はいっぱい食べる奴が好きなのか？」「好きだぞー俺は欲求に正直な奴が好きだ。俺がそうだから！」 煉獄さん甘やかされてくれ

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イタコ系あがつまの帰るところ（暫定の家）はどこかな…と思ったけど何となく産屋敷邸に一室貰ってるような気がするなと　まあ基本いないけど（爺ちゃんの家もろくろく帰れないので管理ができないのと産屋敷邸の警護も兼ねる） そこの床の間に爺ちゃんの遺骨置いてしばらくぼうっとしているような感じ

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イタコ系あがつまにとにかく煉獄さんを甘やかしてほしくて「今日は煉獄の日だからなー」とかぎゅーしてほしい　今任務中じゃなかったかお前ら 柱の合同任務＝自己肯定の日　おうやる気が出るな

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イタコあがつま、列車編まで竈門兄妹に柱のなかで一番屈託があったのは煉獄さんって可能性ない？

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メモ ◼️「御託が…うるっせえ！」 ◼️「煉獄…煉獄きょうじゅろう！柱としての役と誓いを思い出せ！」 ◼️「気高い人間でいたいなら、そいつに同調するな、どんな卑怯な手を使ってでも生き延びろ！せんじゅろう君が待ってるだろ、誰かが死んで整う家族なんてくそくらえだ、

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俺は、お前ら皆を家族んとこへ帰すためにここにいる！」 ◼️「竈門兄妹、嘴平隊士！こいつを守れ、なんとしてもだ！こいつの憂慮を斟酌するな、こいつを気高い腑抜けで死なすな！」 ◼️「俺の弟分をこんな愚かな問答で死なすな、肉の盾だと笑わせてくれるな、きょうじゅろう、頼む頼む、頼むから！」

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◼️「お前は柱だろう炎柱、どんな手を使ってでも、一騎討ちでなくとも、例え鬼になってでも鬼の首を切り生きてかえる、その覚悟が一番後進が見るべき背中で、味わうべき手本だろうが、なあ！」

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イタコ系あがつま、雷一門の騒動後の療養中にお館様以外で遠目でも初めて見てホロッと笑って手を振ったのがショタ煉獄さんみ それからの付き合い

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「よく生き残った」

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「鬼に求婚するのかお前は」 「はーあ？お前さんだけには言われたくねえな童（わっぱ）の鬼よ」

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「ああっ珠世さんお久しぶりです相変わらず独特な音をしてらっしゃる」 「去ね」 「ゆしろうくん背ぇ伸びた？やだ俺の背越さないで！」 「伸びるか。おい撫でるふりして縮ませるな！珠世様以外がこの頭を撫でるとは貴様万死だぞ！」

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イタコ系あがつまはポテンシャルが高いのでたんじろと別枠で珠世さんに会っててもいい気はするな　敵意のない音を聴いてスンッ…と日輪刀納めてしまった

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浅草編 「いや竈門隊士、君がいてくれて助かった」 「え？」 「あれが鬼舞辻だって叫んでくれたろ？おかげで姿が写せたんだよ、音もばっちり聴いたね！俺よりずっと強い奴らにタレこむ材料ばっちりだもんね！っていうか臨時の柱合会議開けるねこれ間違いないね！というわけで君は証人だ、妹さんも」

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「あと珠世さんも」「お前は珠世様を堂々と敵中で殺す気か？」「だって見ててとってももったいないんだよなあ…お互いの知ってるものの材料、すり合わせればもっといいもの作れそうなんだよなあ…お館様にも内密に報告してるしさあ…しのぶちゃんにもそれとなく…」

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「例えば人間に戻れる薬とかもっと早く」「やります」 イタコ系あがつまのこの原型のなさよ

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「え、」「……ええ～……？」 「すごい凄い、すっごいなあ！」 「珠世さん！ご存じでしたか？始まりの呼吸！よりいちさん！」 「ええ～すごい……こんなに何代もかけて、約束を守ってくれた人たちがいたなんて……」 「よかった、雷が潰える前に会えてよかった、これで爺ちゃんもきっと報われる…」

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俺たちの醜態を詫びることができてよかった。 えぐえぐと子供のように泣きながらそう云った人の言葉の真の意味を、馬鹿な俺は察することができなかったのだけど。

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柱合会議お館様すごく…と言うわけではないのだけど最近の妄想 「遅れましたごめんなさ…いやごめんなさ、い！えっあっうそでしょゆしろーくん君鬼でしょなんでこんな速度で酔っぱらっちゃってるのさ」 「雷一門は呪う…」 「地獄の亡者でも呪えるかなあ？」 って珠世さんたち担いできてほしいんだよな

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あと長男に打ち込みしかけて円舞を引き出してほしい　っていうかヒノカミ神楽の有用性に気付くのからして円舞なのもうたんじろくんにとっての我妻君が鬼狩りの運命力的にもデステニーだったということなのでは（善逸推し炭善脳）

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「お館様、お見受けになりましたか！？見つけました、カマドの子です、始まりの、約束を継いでくれた一族の子らです！」 「悲しみを超えてここまでたどり着いてくれた、われらが後顧の憂いを断つるに足る音（ね）の子供たちです！」 「この奇跡をお見受けになりましたか！」

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「たぶん違う、きょうじゅろう」 「始まりの呼吸であっても、おそらく鬼舞辻を倒すことそのものはできない。あれを滅せるのは太陽だけだ。その呼吸を継ぐ者であっても、できるのは朝日が昇るまでの時間稼ぎだ」 「そして、――それが肝要なのならば。俺たちにだってそれはできる」

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「そうだろう、炎柱。ひたすらに始まりの意志を継いだ誇りの子」 「だから、俺たちはその時まで何が何でも技を練り体を作り、体力を備えなければならんのさ。何も恥じるな。よく食え、よく寝ろ、心を磨けよ」

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蜘蛛山編、累くんの血を義勇さんとしのぶさんに採取してほしいんだよなあ…「血を採取してそれをどうするというのか興味深いですねえ」みたいなね…浅草邂逅編から我妻の直訴で柱に小刀配られていた

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「旗振り役は俺によこせ、命をとしてお前らを守る、命をとして鬼を狩れ！これより一人も、新しき柱を据えるは許さん。これは人を守る神よりの号令であると心得よ！」