◇2022年6月～◇ A3プラスログ

そら @primavera_mm

「ただいま〜…」「おかえり、おつ〜」参加不可避の接待から帰ると 両手を広げてお出迎えしてくれる至さん。その胸に飛び込み抱きしめられるもすぐに離されてしまい。首を傾げるとお風呂場へと引っ張られ…「その匂い、早く落としたい」お前じゃないみたい、なんてそんなの断れるはずもなく。#A3プラス

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「ただいま〜」「おかえり」接待で千景さんよりも遅い帰宅。ふと鏡に映った顔は疲れているけど、しっかりと直したメイクはそこまで崩れておらず一安心。洗面台へ向かおうとすると…名前を呼ばれ、振り返れば唐突に奪われる唇。「もう落としていいでしょ？」なんて、そんなの頷くしかなくて。#A3プラス

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疲れて帰ると至くんがお風呂を沸かしてくれてた！汗もかいていたし、すぐに入らせてもらう。「至くん、ありがと〜」「気持ちよかった？」「うん！今日はぬるくなかったよ」って笑うと「じゃあ…ご褒美ちょーだい」なんて――蕩ける瞳で首を傾げるあなたは、一体何をお望みですか？#A3プラス

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疲れて帰ると千景くんがカレーを作ってくれてた！激辛すぎず、優しさが交じる味に頬が緩む。「ありがとう、千景くん」「美味しい？」「うん、とっても！」って笑うと「じゃあ…ご褒美を貰おうかな？」なんて――頬杖をつきながら弧を描く瞳に射抜かれてしまえば、もうあなたのお望みのままに。#A3プラス

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止まらない口づけに頭がふわふわしてきて流されそうになっていたのをグッと堪え「っ、明日、早いから…」両手で至さんを制する。すると、眉を顰め何とも言えない表情をしたかと思えば…すっと立ち上がり自分の引き出しをゴソゴソと漁りに行く。急な行動に首を傾げていると→ #A3プラス

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持ち出してきたのは…複数の端末や電子時計。「これ全部にアラームかければさすがに起きるでしょ」「…え」「だから、ねえ…」お願い、って。額を擦り付け、揺らぐ瞳に捕らわれてしまったら、もう――瞼を閉じれば再び奪われ、溺れていく…… 私がその目に弱いこと知ってるくせに。

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何度も角度を変え、徐々に深くなっていく口づけに応えてしまいたい気持ちを押さえ「っ、ねぇ、明日早いから」両手で千景さんを制する。いつの間にか眼鏡は外されており、何の隔たりもない瞳にじっと覗き込まれてしまえば、まるで魔法に掛かってしまったかのように動けなくなる。→ #A3プラス

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そんな私の心を知ってか知らずか「そう、ごめんね」あっさりと視線は外され「おやすみ」と背を向けられてしまった。そうして――焦がれるようにその背中に手を伸ばしてしまったのも、きっとあなたに掛けられた魔法のせい。 振り返る瞳、再び重なる唇…捕われてしまったらもう、後戻りは出来ない。

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「ねえ、疲れてる？」隣に座る至くんに覗き込まれ問いかけられるも、ゆるりと首を振る。最近忙しかったといえばそうなんだけど。でも仕事に劇団に、まぁゲームにも？色々と忙しい至くんに比べれば私なんて。するとあからさまに表情を歪めるから驚いてしまう。え、なに。→ #A3プラス

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「…干物たるちじゃ、頼りないかもしれないけどさ」「…違っ、そんなこと、」「でも、お前に関するミッションは成功率100％狙ってるから」ちゃんと頼ってくれなきゃ困る…って。 その真剣な眼差しは干物でもゲーマーでもなくて、どんな勇者よりも騎士よりもカッコいい、私だけの――。

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思わず溢れたため息一つ…すると隣に座る千景さんの大きな手のひらに頬を掬われて、親指で目元を撫でられる。少しひんやりとした手が気持ち良い…けど、そっとその表情を伺うと、眉根を寄せた険しい顔をしていて驚いてしまう。「…なんでもないよ？」なんとなく、彼の言いたいことを察して→ #A3プラス

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そう投げかけるも表情は変わらず。頬から離れた手のひらが背中に回り抱き寄せられて…耳元で囁かれたのは「下手くそ」だなんて素っ気ない言葉だったけれど。 苦い表情につれない態度、優しい手のひらに温かい腕の中…あなたの中に隠されている一握りの甘さを知ってしまったら、もう――。

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透明な夏 1〈千景 / 雑貨屋さんシリーズ〉 #A3プラス ※先輩店員とのやり取りがあります。 pic.twitter.com/1guf7aBFO9

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透明な夏 2〈千景 / 雑貨屋さんシリーズ〉 #A3プラス pic.twitter.com/rU2esArFVk

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透明な夏 3（完）〈千景 / 雑貨屋さんシリーズ〉 #A3プラス pic.twitter.com/2wl4x17dpD

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至くんと七夕の日。ちょっと歪な折り紙や飾りを笑いながら一緒に括り付け「願いごと書こ」ってカラフルな短冊を二人で分け合う。何を書こうかな…って悩んでいると隣では次々とペンを動かす至くん。『ガチャ運が上がりますように！SSR！』『またランスロットになれますように』…などなど→ #A3プラス

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彼らしい願いごとが重なっていくなか、一番下に『彼女を一生、誰よりも幸せにします』って宣言を見つけて、頬が緩んでしまう。『至くんは私が幸せにします！』おそろいの短冊を隣同士に並べ目を合わせて笑えば、優しい笑顔と共に口付けが降ってきて――これはもう叶っているのかもしれないね。

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買い物中、商店街で見つけた七夕飾りを見つめると「行って来たら？」俺はここで待ってるから、と笑う千景くん。近付くとカラフルな飾りが折り重なっていてとても綺麗。せっかくだし、と設置されているペンを取り、願いごとを考え…少し離れた所でスマホを見ている千景くんをチラリと見る。→ #A3プラス

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『ずっと千景くんと一緒にいられますように』他の短冊に紛れ込ませて括り付け、彼の元へ戻る。「お待たせ」と笑えば手を取られ「短冊じゃなくて俺に願えばいいのに」って…どうして、という疑問よりも先に口から出たのは「…叶えてくれるの？」という願望で――優しく細められたあなたの瞳が、その答え。

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唐突に鳴ったインターフォンで訪問者を確認すると、そこには至さんの姿。どうしたんだろって思いながら迎え入れると「ただいま〜」って少し赤い頬で上機嫌。「飲み会？珍しいね」「会いたかったよ」ちぐはぐな会話と共に抱きしめられてアルコールの香りが強くなる。はいはいって躱しながら→ #A3プラス

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リビングに向かうけど一向に離してくれず、ぎゅうぎゅう抱き締められつつなんとか着替えてもらい、やっとの思いで就寝。翌朝、目覚めると同時に「…俺、何かした？」って今度は青褪めてるからわざと黙っていると、昨夜と同じようにぎゅうぎゅう抱き着いて謝ってくるから、愛おしくて笑っちゃった。

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突然の訪問者は千景さんで驚きながら迎え入れる。どうしたの、って投げ掛けようとしたところで手を引かれ抱き締められれば、仄かに香るアルコール。「…酔ってる？」「酔ってないよ」顔色も声色もいつもと変わらないように見えるけれど、首筋にぐりぐりと頭を擦り寄せてくる姿は普段じゃ → #A3プラス

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絶対に見られない姿で困惑する。寝室まで連れて行けば「着替えさせて？」「無理…！」という押し問答をしつつ、なんとか就寝。翌朝、目を開けると視線が合い、同時に昨晩同様に抱き寄せられて。「…酔ってる？」「酔ってないよ」なんてクツクツと笑う様子に、ウソとホントの境目が分からなくなりそう。

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雑貨屋さん彼女と千景さん（と劇団員）（1/2） #A3プラス ※会話文 ※⇩の後日談 twitter.com/primavera_mm/s… pic.twitter.com/aVCALBko6V

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雑貨屋さん彼女と千景さん（と劇団員）（2/2） pic.twitter.com/mmXekb8SBW

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パリピな常連さんや、イケメンなお客さんのお話は⇩より🌼 「雑貨屋さんシリーズ」 @ayane_writerさんから twitter.com/i/events/15418…

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まだしばらくは画面の前から動きそうにない至さんの背中に、タイミングを見計らってぎゅっと抱きつく。あまり邪魔をして怒られたくはないので、きっかり5秒…心の中で数え「…よし。先に寝るね、おやすみ〜」そっと離れて寝室へ向かう。ベッドを整えていると、なんだか慌てたような→ #A3プラス

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足音が響き部屋の扉が開く。何事かと驚いてる間に引き寄せられ、至さんの腕の中へと閉じ込められた。「デレる時には事前告知をお願いしたいんだけど…供給に対する心構え、大事…」なんて唸ってるから、もう一度無言でぎゅっと抱きついてみれば、そのまま一晩中離してはもらえなかった。

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あんまりワガママは言いたくないんだけど…少しだけ。そう思いながらお風呂あがりの千景さんを呼び止めてぎゅっと抱きつく。温もりを感じながら心の中で5秒、数え…ようとしたのに、それは叶わず。すぐにその腕の中に捕らわれてしまった。「突然なに？」「…なんと、なく？」「ふうん」→ #A3プラス

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こんなつもりではなかったから、全身を包む温かさと耳元で聴こえてくる声に徐々に心臓が高鳴っていく。「…千景さんは？」「…じゃあ、俺もなんとなく、かな」そう囁かれたのち、さらに腕の力が強まって身体中に響く鼓動。このドキドキが私のものだけじゃなかったらいいのに、なんて。

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「ねえ、」至さんに呼ばれて顔を上げると唇が重なり啄むようなキス。ちゅ、と音を立てて少し離れ「…いちご？」と首を傾げる彼に「飴舐めてるの」舌にのせたそれを見せれば、瞳の奥が揺らめいて「…いただきます」の言葉と同時に再び食べられる唇。そのまま飴も、私も、溶かされてしまった。 #A3プラス

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不意に名前を呼ばれて近付く距離。あ、と思ったときには重なり啄まれ…すぐに離れていく唇。視線を上げれば予想通り、顔を顰めた千景さん。「…チョコ食べてるのに」と離れようとすれば、両頬を包まれ先ほどよりも深く絡め取られて…元の甘さは消え去り、違う甘さに上書きされてしまった。 #A3プラス

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帰ってきても口数が少ない至くん…これは疲れてるなぁ。ぼんやりソファに凭れ掛かってるからその前に立って、はい、ぎゅーっ！「…え」「ねぇ知ってる、至くん？ハグはストレスを〜以下略！」有名なネタだから知ってるでしょ、と思いながら背中をポンポンと撫でると、私の背中にも至くんの→ #A3プラス

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が回ってきた。よしよし。「疲れてるなら言って？ちゃんと至くんの声が聞けた方が良いよ」「ありがと…今、HP回復中」 なんでも、不機嫌な声になりそうだからって気にしてたんだとか。「そんなのいいのに」って言ったら「今度からはお前に甘やかしてもらうから」って、とーっても甘い顔を向けられた！

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鍵を開ける音がしたので玄関へと向かう。「千景くん、おかえり」「ああ、ただいま」いつものように緩く微笑んでくれるけれど…うーん？少し、違和感。着替えて戻ってきた彼の背中をぎゅうっと抱き締めてみる。「ハグはストレスを…何割か？減らしてくれるんだよ？」「…30秒で約3割」→ #A3プラス

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「それ」今何秒くらいかな、って思ってると腕を解かれ反転させられる。「大丈夫だから」…そんな力のない笑顔、信じないんだから。「無理に笑われるより、しんどいなら不機嫌な顔してくれた方が良い」そう伝えると目を丸くして…その瞳に本音が揺らぐのが見えたから、もう一度ぎゅーっと抱きついた！

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至くんの隣でゲームを眺めていると着信音が響く。どうやら彼の仕事用の携帯のようで一気に不機嫌顔。ポーズ画面にして、いかにも渋々といった様子で電話を取り…次の瞬間には完璧な営業スマイルと爽やかな声。なかなか見れない仕事中の姿に思わずまじまじと見つめていると、視線に→ #A3プラス

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気付いた様子の至くん。「確認致しますので少々お待ち下さい」なんて言葉と共に電話口を押さえ…顔が近付き突然のキス。驚くも声が聞こえちゃまずいと唇を結び素早く後ずされば、楽しそうに人差し指を口元にあてながら「お待たせしました」って何事もなかったかのように電話に戻るの、ほんとなんなの！

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「やあ、お疲れさま」会社の給湯室でコーヒーでも淹れようかと用意をしていると、同僚であり恋人でもある千景くんが入ってくる。「卯木くん、お疲れさま。コーヒー飲む？」「ああ、いただこうかな」カップを追加しようと戸棚に手を伸ばすと不意に近付く気配。顔を上げてみれば、予想以上に→ #A3プラス

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近い距離の千景くんに驚く間もなく、一瞬だけ唇に重なった温もり。「〜っ、…！」声をあげそうになるも、同時にお湯の沸く電子音にはっとして慌てて口を押さえ数歩後ずさる。そんな私の様子を見つめながら、楽しそうに人差し指を立てて「しーっ…」だなんて笑う彼。一体誰のせいだと…！

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夏の星空だけが知っている〈千景〉(1/2) #A3プラス #夢の書架(@yumenosyoka)様の第2回企画 大遅刻ですが企画期間外も使用可能とのことで、投稿させていただきます🙏💦 「17 夏の星空だけが知っている」 素敵な表紙・タイトル、ありがとうございます❣️🌠 pic.twitter.com/JMGN7szsii

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他愛もない話で笑い合い、ふと想いが溢れ出す。「ねえ、好きだよ」「うん、俺も好き」「…まって私の方が大好きだと思うけど？」「は？俺の気持ち舐めてるわけ？」って、なぜか額を合わせて言い合って…それから同時に吹き出して、そのまま唇を重ねた。今日のところは引き分けだね、至くん。#A3プラス

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PCへと向かっている横顔に好きだなぁって気持ちが溢れ出し、その頬へと唇を押し付ける。「すき…」小さく囁いてそっと離れようとすると、手首を掴まれ深く口付けられて…段々と苦しくなり胸を叩くと、吐息の触れる距離で見つめられるから「っ降参…」と呟けば勝ち誇ったように笑う千景さん。#A3プラス

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「ちょっと近くのホビーショップ寄ってもいい？」と連れて来られた至くんの好きそうなお店には所狭しとフィギュアやゲーム、グッズなどが並んでいる。通路も狭くて一旦繋がれた手を解こうとするとぎゅっと握り直されるから顔を見上げると、なんで、と言いたげな顰めっ面で見つめ返される。→ #A3プラス

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「…狭いから」「うん、狭いから気を付けて」そう言ってグイグイ手を引かれて通路を進む至くん。も〜〜と思いながらもなんだかくすぐったい気持ちが湧き上がってきて、握られた手に再び力を込めれば嬉しそうな顔で振り返ってくるから、そんなのもう離せるわけがないのよ。

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デート中もあまり手を繋がない私と千景くん。私としては繋ぎたいとは思ってるんだけど…。千景くんはどうなのかな…？とか、どのタイミングで？！とか考えると、なかなか勇気を出せずにいて。今日もなんとなくそんな気持ちを抱えながらのショッピング中、ふとエレベーターで二人きり。→ #A3プラス

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階数を示すランプを見つめていれば、唐突に手のひらに感じる温もり。驚いてぱっと隣に視線をやる、と同時に目的階へ到着し扉が開く。先に一人で降りる彼の片手は既に空いていて…背を追いかけ、その手を掴むとしっかりと握り返してくれた。見上げた横顔は楽しそうに笑っていて…も〜〜ほんと敵わない。

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「キスしてくれたら起きる」って彼女に言われたら〈春組〉 #A3プラス pic.twitter.com/2FOy8VmXUa

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「好きすぎてどうしよう…」「何が？」なんて目の前で首を傾げる至さんがその対象で。じっと見つめ続けると「もしかして、俺？」と嬉しそうに口角を上げている。ニマニマと抱き寄せられて「そんな時は思いっきり思いの丈をぶつければいいんじゃない？」確かに、ゲーム中の至さんは自分の→ #A3プラス