
part99 ーーーー 気づいたら、最初は名前も知らなかった君の横にいるようになっていた。なぜか、そんな理由はわからない。
2019-02-03 18:09:18
part100 僕:こんなに話すようになると思わなかったよ 飛鳥:たしかに。不覚。 僕:不覚って…。運命、的な? 飛鳥:ない。君の運が良かったんでしょ
2019-02-03 18:09:45
part101 まぁ、だよね。君が運命とか好むように思えないもん。でも、確かに僕は人より運が良かったんだと思う。 たまたま君と席が隣になってから始まったんだ。
2019-02-03 18:10:17
part102 僕:明日から夏休みだけど。 飛鳥:そうだね 僕:なにかするの? 飛鳥:本読む。 僕:味気ないなぁ pic.twitter.com/kmrE9ywfgS
2019-02-03 18:10:48

part105 ーーーー 夏休み中盤。 何もすることがなく、夜になって布団に潜り込んでいた俺に、一通のメッセージが届いた。
2019-02-03 18:11:51
part108 俺は布団から飛び起きそのままの勢いで家を飛び出した。 ーーー 僕:あ、飛鳥! 飛鳥:めっちゃ息切れしてるハハハッ😂 その笑い方、久しぶりに見れてよかった。
2019-02-03 18:13:24
part109 僕:急に呼び出してどうしたの 飛鳥:今日はペルセウス座流星群の日です。 僕:そーだったっけ…。 飛鳥:まぁ、いつもより数日早い日だけどね
2019-02-04 00:58:42
part111 まぁ飛鳥の事を考えてたら忘れちゃってたんだよな。って、こんなこと言ったらアホかって言われるから絶対言わないけど。
2019-02-04 01:02:20
part113 新月で、雲ひとつもない夜空。 普段なら見えないようなくらいたくさんの星が、この都会からでも見えた。 pic.twitter.com/80DVNUwsdR
2019-02-04 01:04:07

part115 飛鳥:お願いごとしようかな…。 僕:え?飛鳥が? 飛鳥:失礼な。いいでしょべつに。 僕:まぁご自由に…どうぞ。 pic.twitter.com/ccM3y6RBvw
2019-02-04 01:04:54

part116 そういうと飛鳥は目を閉じ、口を動かした。 なんて言ってるのかはわからなかったけど、ただその様子を見てると、結構強いお願いな気がした。
2019-02-04 01:05:27
part117 僕:そんなに叶えたいの? 飛鳥:まぁ…ね。 そしてピークが終わったのがわかりやすいほどに、流星はぴたっとやんだ。
2019-02-04 01:05:52
part118 僕:じゃあ、かえ… 僕はでかかった声を止め、再び声を出した。 僕:もう少しだけ、一緒にいてもいいかな 飛鳥:え、うん…。 pic.twitter.com/abzv6SCftn
2019-02-04 01:06:43

part120 僕:久しぶりだね、飛鳥に会うの 飛鳥:うん 僕:まぁ、というか僕は人に会うのが久しぶりなんだけどね
2019-02-04 01:07:30
part121 飛鳥:なにそのめちゃくちゃ引きこもりな発言 僕:めちゃくちゃ引きこもりなんだよ 飛鳥:その引きこもりを、家から引っ張り出した飛鳥ちゃんに感謝したまえ。
2019-02-04 01:10:11
part123 僕:それより、珍しいね? 飛鳥の方から誘ってくるなんて 飛鳥:気まぐれ 僕:だと思った 飛鳥:なにもわかってないね 僕:なにそれ 飛鳥:なんでもない pic.twitter.com/RbmSfyNkmk
2019-02-04 01:11:09

part124 飛鳥:んじゃ、飛鳥ちゃんは帰ります! 僕:じゃあ僕も帰るよ 飛鳥:当たり前じゃん 僕:なにそれ そうして、僕達は一緒に帰った。 pic.twitter.com/mqAThhv3Lr
2019-02-04 01:12:08

part126 俺:飛鳥は、どうだった?今日の星は。 飛鳥:今まで見た中で1番かも。 俺:そりゃよかった笑 俺:じゃあ…、また。 夏休み明けに会おうね 飛鳥:うん😊 pic.twitter.com/Q1CMtkICJd
2019-02-04 01:17:44

part128 昨日の夜。飛鳥と見た流れ星。 別れ際に飛鳥が見せたあの笑顔。 目を閉じると浮かんでくるため、 夜でも中々寝られずにいた。
2019-02-09 09:25:47
part130 前までは毎日ずっと星言葉をチェックしていた、だが最近はしなくなっていた。 テレビに流れる星座占いを見て、ふと気になった。 俺はおもむろにスマホを操作し、サイトを開いた。
2019-02-09 09:26:31
part135 どこかで聞いたことのある文字列。 脳の中の記憶を引き出しを探しまくり、その中にあった、最初に感じた違和感の正体を見つけた。
2019-02-09 09:28:32
part137 【プルルルルルル】 【ガチャ】 繋がった。この薄い機械で彼女と繋がった。耳にあてたスピーカーから聞こえてきたのは、あの声…。
2019-02-09 09:30:41
part138 飛鳥:なに急に電話かけてきt… 僕:飛鳥!誕生日おめでとう!! 飛鳥:えっ…? pic.twitter.com/axtT565Mco
2019-02-09 09:30:51

part139 僕:今日、飛鳥の誕生日でしょ? 飛鳥:なんで?君には教えてないよ… 僕:今日の星言葉…覚えてる? 僕は得意げに話した。
2019-02-09 09:31:11
part140 僕:今日の星は『アルファ・リュンキス』 星言葉は「親身になる奉仕精神」 飛鳥:……。 僕:飛鳥が、僕に教えてくれたよね。 飛鳥の誕生日の星言葉。 pic.twitter.com/CQshxpdrlc
2019-02-09 09:31:26

part141 飛鳥:覚えてたのかよそんなこと…。 僕:大事なことだから。 飛鳥:……。 僕:飛鳥? pic.twitter.com/Jpi42fbqc1
2019-02-09 09:31:40

part143 僕:ど、どうして泣いてるの? 飛鳥:誰にも…お祝いされないと思ってたから… 僕:どうしてさ…! 飛鳥:私、友達とか…作るの苦手だから…。 僕:そんな… pic.twitter.com/3nhWLSqncz
2019-02-09 09:32:00

part145 飛鳥:君とも、最初は話したくなかったの…。だから小説に逃げてた。 飛鳥:でも君は毎日懲りずに挨拶してきて、ちょっと挨拶したら面白い反応してさ笑 飛鳥がちょっと笑いながら話してくれた。 pic.twitter.com/abQONRKCee
2019-02-09 09:33:17

part147 飛鳥:次第に君と話すのが楽しくなってた。昨日も、本当は君と会いたかったんだ。 僕:えっ…?
2019-02-09 09:34:14