
8/31で閉館するイムズ(福岡市中央区)についての3回目。このビルの平面は8角形を描いている。正確には1〜8階が8角形で、9〜14階は十字型平面の入り隅に1/4円形が嵌まるという形状だ。 #イムズ #おしまイムズ pic.twitter.com/CGl7QciXTw
2021-08-25 22:14:28

イムズがある街区はイムズと天神愛眼メガネビルの2棟しか建っていない上に、東西両方向が市役所広場と渡辺通りに面して開けているため、イムズの方はビルの全体像がおおむね全方位から見られる。 pic.twitter.com/6EDSr9wPT4
2021-08-25 22:17:16

設計者が立面に表・裏を設けず、どの方位から見ても同じ外観となる塔状でデザインしたのは、このような立地条件を考慮したのだろう。写真は市役所広場から見た東立面と南立面。緊急事態宣言で広場が立入禁止になってアングルが限定されたのは誤算だった。早めに撮りに行けばよかった。 pic.twitter.com/aHiGTFeGvz
2021-08-25 22:18:29

他にも敷地の隅に公開空地を確保するとか、地下駐車場のスロープを設けるとか、建物が周囲に与える圧迫感の低減など、複数の要因から8角形が導かれたと思われる。 pic.twitter.com/dKiKYjNjjZ
2021-08-25 22:20:16

メインエントランスの横にある地下1階レベルまで掘り込んだ空堀(ドライエリア)。建築の専門用語ではサンクンガーデンという。イムズ公式のフロアガイドによるとフレンチテラスという名称が付いている。何がフレンチなのかは分からないが。 pic.twitter.com/RpFOwKAd0b
2021-08-25 22:29:06

私は今までサンクンガーデンにほとんど足を踏み入れたことがなかった。ふうん、こういう空間だったのか。 pic.twitter.com/8C7Z6dLRtc
2021-08-25 22:30:21

サンクンガーデンには頂部にベルが付いた塔状のオブジェが立っている。 pic.twitter.com/KkAjsStpz5
2021-08-25 22:32:12


オブジェの名前は「T-IMS BELL(タイムズベル)」。TIMEにハイフン( - )を入れて施設名のイムズとかけているのね。また、ちゃんと「SUNKEN GARDEN(サンクンガーデン)」と記しているものの、説明文がないと一般の人は意味が分からないだろう。 pic.twitter.com/kqmdNx8IM1
2021-08-25 22:34:41

このベルは実際に鳴るのだろうか? 私は音を聞いた覚えがない。 pic.twitter.com/1bVREw0MEv
2021-08-25 22:36:38


時期は思い出せないが、敷地の東側は後に「百草木(ひゃくそうもく)の径(みち)」というエコロジカルな庭園に改修された。 pic.twitter.com/rl0g5x1bHx
2021-08-25 23:04:30



ただ、私はこの庭園は建築デザインとミスマッチだったと思う。 pic.twitter.com/IoXdjlT1vC
2021-08-25 23:05:09


渡辺通り側のメインエントランス。一応こちら側(西立面)がファサードに相当する。手前の鉤形の構造物は天神地下街の換気塔だ。 pic.twitter.com/4gyEUvvv1x
2021-08-25 23:21:28

北・南・東立面に設置されたメイン以外のエントランスはギリシア・ローマ建築風。しかも石貼り。こういうデザインはなかなか見かけなくなった。 pic.twitter.com/ZZd4zRogdd
2021-08-25 23:47:19