橋姫、登場する男どもが当時の時代背景やら民衆思想つよつよな人たちばっかりなのめちゃくちゃ良い 玉森の「女子供にゃわからんよ」の一言で“このゲームは只者じゃあないな”と悟ったが、これほどまでとは思わなんだ
2023-06-08 16:27:28橋姫クリア後に先人の方々の感想や考察を見てて思ったけど、日本文学の知識なんかを交えて考察できる人、本当にすごいんだよな 興味持って作品を読む事はあっても、大正〜昭和初期の文学史をのきなみ踏まえた考察とかまでくるともはや考察というレベルじゃなくなってくるもん
2023-06-14 21:11:30川瀬や水上といった同級生たちの拗らせっぷりもさる事ながら、社会的地位の高い軍人という立場でありながら子供のような冒険心を持ち合わせた花澤の解像度の高さが本当に良いんだよな〜 彼の家庭環境に関する考察だけで2万書けそうな気がしてくるレベル
2023-06-16 01:14:14読み返したいシーンがとにかくもう多くて、花澤ルート前半でセーブデータが一杯になりました 仕方がなくSSを撮ったんですが一週目完走した時点でSSが100枚超えててドッヒャーとなった記憶
2023-06-17 22:28:35体験版の時点で『このゲームはめちゃくちゃ面白いぞ』という予感がして、実際読み終わった後の読後感が良くって…… 本当にシンプルながら何度でも読み返したくなるゲームだなと
2023-06-17 22:30:20川瀬ルートで特に戦慄したのは池田邸の地下室に入るために無数の鍵束の中から迷いなく地下室への鍵を選んでいたシーンだった それだけ使用頻度が高いってことでしょ……?となり結構背筋が冷えた記憶がある
2023-06-24 20:22:23橋姫、プレイ当時に店主のモチーフが横…なんじゃないかとかアホな考察(にもならない妄想)をしてたこともあったんだけど、やっぱりそうなのでは?と思うところが多々あり……
2023-07-28 13:58:48まあ出身地から全然違うのでそんなはずがないんだけどさ……でもわざわざ社名も出して、持病持ちだっていう属性も付与してってなるとやっぱり横……
2023-07-28 13:58:59川瀬に関しては体験版の時から『こいつめちゃくちゃ玉森のこと好きだな』という波動と同時にかなり不穏な空気(無駄にでかい邸宅etc.)を感じていて、知らないおじさんの存在が匂わせられた時点で「あー、そういうことか」と色々悟ったけどルート入ってからめちゃくちゃ情緒かき乱されてダメだった記憶
2023-08-08 10:27:15それでもそういう薄暗い過去を持っていても、別に悲観的になる訳じゃないのが彼の気高さを象徴しているよね ただ、映画館でああやって何人もの目がある状態で自分の過去を晒したシーンは、ちょっとだけセルフネグレクト傾向があるのかなとか思った 川瀬はどこまでも自罰的というかね……
2023-08-08 10:28:07だからこそ能天気に映るくらいナルシストで元気な玉森くんには呆れながらも勝手に救われた心地になってたりするのかもしれない 要は川玉って最高ネって話
2023-08-08 10:41:03なんと言うか、古書店街の橋姫のすごいところは軍人とか戦争とかそういう我々現代人からすれば途方もなく遠い存在の物たちに対する向き合い方がすごく誠実なところだと思うんだよね はっきりとした正義とも悪とも書かずに、両方の面を描いてるというか
2023-08-10 19:13:22国家と国民の結びつきが一心同体みたいなもんだった当時の価値観では、軍人さんに対する尊敬の念は今の比じゃなかっただろうし、実際花澤に対する感情はみんなそんな感じだったと思う 花澤←川瀬の感情の向け方がが一番わかりやすいかな
2023-08-11 05:24:04でも別に作中で反戦を説いてないという訳では全くなくって、現代人の私らにも共感しやすいシーン(青空の下で店主が語るところ)もあるし、タイムスリップというSF要素がなければ成立しない描き方だからこそ、ループ物にありがちなご都合主義感が感じないようになってるんじゃないかな
2023-08-11 05:27:37古書店街の橋姫を知ったのが昨年ごろ、遊び始めたのが去年の12月からなので完全に時期を逃してしまった……とboothやとらさんの売り切れの文字を見てはしょっちゅう嘆いてる だからこそ大穢はリアタイで心置きなく追いかけたいという強い気持ちがある
2023-08-11 08:11:51死人が一番少なくって一番平和なルートが博士ルートだってプレイ前の私に言っても絶対信じなかっただろうなあ (博士のMっ気はさておき)博玉はお互いが一番真人間に近づけそうな関係で好き すごく健康的な関係値だと思う
2023-08-11 08:43:49水上は橋姫の中でも一番女性性の強いキャラクターに感じた 本質をついているかはさておき、“女は秘密を着飾って美しくなるのよ”なんてベルモットさんだって言ってたもんな 五億年の積み重ねもあるし
2023-08-12 10:46:21逆に、意図的に父性を強調されているのは花澤かなーと思った 大家族の長男として強くあることを求められ、幼馴染からも尊敬を集め、その結果誰にも甘えられないような環境が出来上がってしまっていたというね そりゃ唯一の居場所である軍隊にすがりたくなるのも当然だよね
2023-08-12 10:49:12ただ花澤の父性は本人が好きでそう見えてる訳じゃなさそうだとは思う 彼の本質は純粋なまでの幼心地と大切な国や人を守りたいっていう愛国心なんかで構成されてるふうに見えた だからこそ作中での彼の行動を責めたいとはどうしても思えないんだよな……
2023-08-12 10:51:41いや〜〜〜〜〜やっぱり真相エンドについて一生語りたいよ私は あのラストを見た瞬間ほどドグラマグラを読了しておいて良かったと思った日はないね
2023-08-12 11:00:05初見プレイ時に撮った100枚超えのログのスクショを見返してるんだけど、川瀬と玉森間の感情のやりとりが激しすぎて何もわからなくなってる この雨の三日間で色々ありすぎなんよ
2023-08-16 16:04:29玉森は幼なじみ達や周りの人々を見て、自身の不甲斐なさや幼さを恥じいるような事を言っていたけど、彼自身の純粋さとまっすぐさに救われてきた人だっているんだよと誰か教えてあげてほしい
2023-08-16 22:13:52これ、別に攻略対象たちだけじゃなく、治司くんや不正規連隊のお子たちもみんなもそうなんじゃないかな〜って思うんだよね 靴磨きしてる工藤くんと話すシーンとか結構好きよ私
2023-08-18 15:20:03嫉妬って人の感情の中でもとかく扱いにくいし抱えているだけでしんどいものだから、それを作中で夢之久作に対して強く覚えたことが、玉森にとっての一つの転換点だったと思うのよね 橋姫って現実世界では嫉妬の女神って言い伝えられてるし
2023-08-16 22:26:10もっと上代の頃は歌の女神様だったり橋の守り神だって伝承が多かったんだけど、女神だということ・土地の守り神っていう属性が付与された結果、現代で最も印象深いのは嫉妬の神様になってる…って感じらしい
2023-08-16 22:31:16軍医になって一生を捧げる……などの思考にみられるように、自分の全てを生贄にすればきっと報われると心のどこかで信じていた川瀬のメンタルはゲーム開始時点ではかなり危ういところにあったんじゃないかなと 彼が決して弱い人間だという話ではないのだけれど
2023-08-16 23:55:49ただでさえ彼は二回目の殺人に手をかけていた訳で、その上花澤も帰ってくるわ、水上は自死して玉森は錯乱して正気を失いかけるわで、まあ色々大変な時期だったんじゃないかな… なんだかんだあの雨の三日間で一番割りを食ったのは彼だったかもしれない
2023-08-16 23:58:18「ずっと美しいと思っていた」っていう台詞は玉森の見た目を指してというより、性格だとかものの見方だとか、内面的なものという意味合いが強そうだよなあ 自分には持っていないものをないものねだりする時の声をしていた風に聞こえた
2023-08-18 19:51:56良くも悪くも『友情』というあやふやなものを信じてやまない玉森の純粋無垢さ・子供っぽさに川瀬は懐かしさを覚えたり、あるいは惚れるきっかけになったのかもしれない 自分とは対極にいる人間だからこそ好ましく思ったというのはあると思う
2023-08-18 19:52:13とはいえ両者共に人格は決してお上品とは言えず、やっぱり同じ穴の狢なんだなぁとは本編を通過してみて強く実感した 違うベクトルのクズ同士一生仲良く暮らしていておくれな
2023-08-18 19:52:57古書店街の橋姫のキャラクター達はほとんどが幼少期に人格の土台が概ね出来上がっていると作中で明示されてるのがすごく親切だなと感じた だからみんなの心情の変化やゆらぎに唐突感がないし、“確かに彼らならこうするだろうな”と納得して読み進められてたな 今更ながらすごい作品だよ
2023-08-20 10:37:48彼らがそれぞれ抱えているなにがしかの葛藤は別に薄らいだ訳でもまして無くなった訳でもなくて、あの雨の三日間の記憶は彼らの心のどこかにしこりを残し続けるんだと思う おそらくは永遠に
2023-08-27 16:41:06攻略対象の中では花澤が一番子供っぽいまであるんじゃないかなーと自分の中では思っています 幼い頃からずっとやりたかった事・過ぎ去った時間を大人になった今取り戻そうともがいているようで… 彼のルートは彼自身のさっぱりとした気質に似合わず、どこか重ったるく苦々しいものがある
2023-08-27 22:48:46ラブロマンスを求めて見るとどうしても他ルートと比べて甘さが控えめな印象ではあるのだけれど、全てを投げ打ってでも一人の人間を救いたい&掬って欲しいと通じ合ったが故の結末だと私は思います 清々しい青空の下で永遠の愛を誓ってくれな花玉よ
2023-08-27 22:54:55スチルの色合いや南洋幻想を存分に感じさせる筆致は令和のカルスピ広告にも勝る鮮やかさで作中で最も爽やかまであるのに、結末は本当に救いようもない地獄であると強く強く印象付けられるのよね このギャップが猛烈にたまらない…
2023-08-27 22:58:28現代の価値観と当時のそれとでは同じ尺度でものを図ることが本当に難しいから、花澤の作中での行いに関しては部外者の人間がどうこう言えるものではないな…というのは常に頭の隅に置いておくようにしています
2023-08-27 23:20:29玉森の愚かさ、というかどこか危機感の欠ける言動や人を振り回しては一人で自棄を起こし、果ては周りの人間に全責任を吹っかける突発性は、一周回って庇護欲をそそるというか周りの人をダメにする魔力があるのではとたまに思う
2023-08-27 23:28:08どこか放っておけない、一人にしておけないっていう危うさを無意識に身につけて、周りの人間を振り回し続ける彼は、作中でも最も罪作りな男なんじゃなかろうか 本人はそんなこと考えもせずに好き勝手に振る舞っているだけなんだろうけどね…
2023-08-27 23:30:21