ARK編過去ログ🆕ARK爺記⑤【第五章 ロストアイランド・閉幕】

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爺がARK内で頭を抱えていた頃。 こちらFCハウスでは。 「すいません。私の勘違いで… てっきりお爺ちゃんの替わりに送り届けてくれるとばかり…」 申し訳無さそうに俯くララ娘さんに 猫娘さんが返す。 「いや、確認しなかった私も悪い」 同じ様に彼女達も頭を抱えていた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/D64V4S5k3q

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頭を抱えてても話は進まないと 猫娘さんがアウラ娘さんに切り出す。 「なぁ…やっぱお前が直接連れて行ってやるのが一番早くないか？」 「…だから言ってるでしょ。 私はこの子の保護者になる気は無いって。 助けはしても守る気はないの」 だが、アウラ娘さんは即座に断った。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/0F8acRuXCh

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「でも、一人で行かせた所でボコボコにされるだけだろ？ それでARK自体が嫌になったらどうすんだよ」 それで良いのかと猫娘さん。 「でも送って行ったら、何も変わらないでしょ。 誰かが守ってあげて…それじゃいつまで経っても一人じゃ出来ない！」 アウラ娘さんは反論した。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/ziYFWn8jNI

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ヒートアップする猫娘さんとアウラ娘さんの言合い。 「だから、送ってから段階的に一人での行動を増やせば良いだろ。 なんでいきなり一人に拘るんだよ！」 「それが出来たら苦労しないの！ 最初に保護者同伴なんかやったら、以後保護者に頼るに決まってる！ 何度繰り返すの！」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/gSk7e1DRQ8

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どんどん喧嘩腰になっていく二人の言い争いに、 ララ娘さんが思わず割って入る。 「あの…！私、大人しくお爺ちゃんが送ってくれるまで待ちますんで…！ お二人とも言い争わないで下さいっ！」 「「いや、そこは違う！」」 猫娘さんとアウラ娘さんの声が綺麗にハモった。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/fbXCh27CzD

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「…そこで諦めてどうするの」 肩を落とすアウラ娘さん。 「いつも通り、仲裁くらいしてみせろ…」 ため息を吐く猫娘さん。 ワケの分からないララ娘さんに猫娘さんが言う。 「そもそも私達は言い争いなんかしてない。 お互い懸念する所をぶつけ合って落し所探ってるだけだ」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/GTu8yn7tYv

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白けた場の空気に 席に戻る猫娘さんとアウラ娘さん。 やがて、呆れた様な猫娘さんの声が続く。 「今のやり取り見てて分かったろ。 私達二人だと意見が真向から対立して話が進まない」 「…どこまで行っても平行線」 肩を竦めるアウラ娘さん。 その言葉にララ娘さんも頷いた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/Zyk5YNvjw1

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「…分かってるのに、何で卓袱台返ししようと？」 「そこだよ。いつものお前ならもっと客観的に話詰めれるだろ」 らしくない行動に、 アウラ娘さんも猫娘さんも口を揃えて問い質した。 「その…今回のって、本当に私個人の我儘じゃないですか」 ララ娘さんはポツリと呟いた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/BEQt9mBNpq

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「なのに、お爺ちゃんの負担は余計に増えるし、 おねーさん達には現在進行形で迷惑掛けてるじゃないですか。 その上、お二人の喧嘩まで誘発して…」 ションボリした顔で説明するララ娘さん。 「でも、お前が面倒事持ち込むのは毎度の事だろ」 何を今更と猫娘さんは言った。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/u4PT3Mr9DU

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だが、猫娘さんが更に続きを言おうとするのを、 アウラ娘さんが制した。 「待って。 『今回のって』ってどういう事？ この間の『私のための楽園を作る』とか言ってたアレは、 自分の我儘じゃないの？」 アウラ娘さんの疑問に、 ララ娘さんは当然の様に答えた。 「違いますよ」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/N1FrWtIRC0

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「あの場合、ああ言うのが一番妥当だから言っただけです。 私のためと言えば、お爺ちゃんはいくらでも妥協してくれますし アウラおねーさんは逆に私を警戒して無茶を言わなくなります。 言わば、お二人で協力する上での名目みたいな物です」 ララ娘さんはｽﾗｽﾗと解説した。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/esorA6xSZT

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「…なるほど」 ララ娘さんの解説に素直に感心する猫娘さん。 だが、アウラ娘さんは完全にフリーズしていた。 やがて再起動すると慌てて尋ねる。 「…待って。待って待って！ まさかと思うけど私達に商売のイロハを叩き込んでたのも、 自分のためじゃなかったりするの？！」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/ZKNtBmIAUg

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ララ娘さんは当然の様に答える。 「当たり前じゃないですか。 確かに私は商売が専門なんで、 お二人に仕込むのが楽しかったのは事実ですけど… お金の稼ぎ方知ってれば、 おねーさん達も助かるかなと思っただけですよ。 実際、お金の苦労とか今は全く無いでしょう？」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/tNVrNOfMOb

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ララ娘さんの言葉に、猫娘さんが頷く。 「…まぁ確かにお前が居なかったら、 今頃コイツの浪費で家買うどころか、 アパルトメント生活が良い所だったろうしな」 アウラ娘さんを顎で示す猫娘さん。 「そんなこと無いし！」 全力で否定するアウラ娘さんであった。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/KaDTnITHQx

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そんなやり取りをしつつ しばし難しい顔で考えに耽るアウラ娘さん。 やがて彼女は表情を正すと、ララ娘さんに向き直って問い掛けた。 「一つ聞かせて。 …ARKをやるのは誰のため？」 言葉に詰まるララ娘さん。 「それだけ答えてくれたら、それ以上は一切言わなくて良いから」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/vPiLIMRKXg

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「…お爺ちゃんのためです」 一瞬言い淀んだ後、ララ娘さんは言った。 「自分のためでなく？」 確認するアウラ娘さん。 「…はい」 ララ娘さんはハッキリと頷いた。 「分かった」 頷くとアウラ娘さんは言い放った。 「やっぱこの子、一人でもARK出来るようにしよう」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/lSsiYPsI9T

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「それは厳しいって言ったろ」 猫娘さんが指摘する。 「私が全面的に手伝うから大丈夫。 とにかく少しでも一人で動ける様にしよう。 その方がこの子のためにも良いし、 何よりも、じさまのために良いと思う。 …違う？」 そう言って、アウラ娘さんはララ娘さんに話を振った。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/uU1CX0VRfB

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「…えっと」 突然話を振られ戸惑うララ娘さん。 だが、振った方のアウラ娘さんは、 しきりに行け行けと妙なジェスチャーをしている。 やがて、ララ娘さんは諦めたかの様に深呼吸を一つすると言った。 「…分かりました。 それでお願いします！」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/p5dLKQjFP6

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次の瞬間、勝利のポーズを決めるアウラ娘さん。 そして反対に頭を抱える猫娘さん。 「え？やっぱりダメだったんですかこれ！」 戸惑うララ娘さん。 「こうなったら、じさまにもぶっちゃけて全部巻き込むよ！」 宣言するアウラ娘さん。 とりあえずアウラ娘さんが大勝利した。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/k3imdNb8NO

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「ソイツが責任持ってやるなら良いよ。不安しかないが」 投げやり気味にアウラ娘さんの勝利を認める猫娘さん。 「任せて！泥舟に乗ったつもりで安心すると良いよ！」 「お爺ちゃんと同類じゃないですかそれ！」 突っ込むララ娘さん。 ともあれ、話が決まれば後は早いのである #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/fLdSSzqrGX

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「もうね。隠れててもどうせ最後にはバレるんだから。 じさまにも協力させるよ」 「…お爺ちゃん納得してくれますかね？」 アウラ娘さんの言葉に疑問を挟むララ娘さん。 「しなくても私が勝手に連れて行くから関係無いし！」 ゴリ押しでアウラ娘さんに勝てる者は居いない。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/qLCUHjGr9Y

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「ところで、肝心なじさま見ないけど、どしたの？」 疑問に思い聞くアウラ娘さん。 「あれ？そういえば、昨日から見てないですけど…」 ララ娘さんの返答で思い当たるアウラ娘さん。 「え。まさかずっとARK内に籠ってるの…？」 その時、どこからともなく雄叫びが聞こえた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/3rotezvl7J

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「っいへんじゃぁぁああああ！！」 雄叫びはFCハウスの前に来ると、 扉を蹴り開けて入ってきた。 「大変じゃぁああ！」 雄叫びさん(爺)の登場である。 「あ、丁度帰って来た。 どうしたんです？そんな叫んで」 最早、爺の奇行に何の疑いも持たなくなったララ娘さんが尋ねた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/lZfW55Niu9

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「とにかく、大変が大変で大変なんじゃ！」 大変と連呼する爺。 「ぇーと…何か変な物でも食べたとか？」 「精神分析(物理)した方が早いか？」 物騒な相談をするララ娘さんと猫娘さん。 「違う！マップ！マップが変わったんじゃい！ フィヨルドになったんじゃ！」 #FF14 #ARK #ARK爺記 #フィヨルド pic.twitter.com/3qi8mwKXh1

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「嘘ぉ！」 叫んで立ち上がるアウラ娘さん。 「いつ？いつ実装したの！」 「今日だよ今日！ さっき鯖主からすぐマップ変更するって連絡来たんだよ！」 アウラ娘さんと爺の間で交わされる二人にしか分からない会話。 「…どういう事なんです？」 ララ娘さんが説明を求めた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/GC1RlFxUSH

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「つまり、今までやってたロストアイランドっていうマップから、 最新のフィヨルドに切り替わるって事ですね」 アウラ娘さんから掻い摘んだ説明を受け、 状況を理解したララ娘さん達。 「その場合、 お爺ちゃん達の船とかってどうなるんです？」 ララ娘さんが鋭い質問をした。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/7Hq2jK5G2i

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「そのまま消滅」 サクッと答えるアウラ娘さん。 「は？」 思わず聞き返すララ娘さん。 「恐竜とかは移動する方法もあるらしいけど、 普通はそのまま全部消滅で最初からやりなおし」 「えええええ！ダメじゃないですかそれ！」 アウラ娘さんの返答にララ娘さんは絶叫した。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/hJdpRX4eyP

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「ていうか、何でお二人とも平然としてるんですか！ 今までの苦労が全部水の泡ですよ？！」 鋭いツッコミのララ娘さん。 「まぁほれ。形あるものいつかは壊れるって言うしな。 それに船の設計図はワシの頭の中にあるし、 どうとでもな」 自分の頭をコンコンと叩いてみせる爺。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/SkdBZ4XUI2

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「まぁ結局アレだよね 無くした物は返って来ないっていうかさ」 すすっと素早く爺の横に駆け寄るアウラ娘さん。 「新たなる新天地が私達を待っているというかね！」 「んむ！」 即座に頷く爺。 「じゃ、ちょっと行ってくるね！」 そう言うと二人は風の様に外へ駆け出した。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/uDJssmdqfW

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「え。あの…ちょっと…」 後にはポツンと取り残されたララ娘さんと。 「…あの。私の楽園とかはどうなるんでしょうか…」 ただ黙って肩を竦める猫娘さんのみ。 こうして爺達のARKロストランドは終焉を迎え。 新たなる新天地。 ARKフィヨルドが始まるのであった。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/taAt6kSXmv

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というﾜｹで、ARK爺記。 第一部、ロストランド編 -完- みたいな感じになりましたｗ ロストランドで得た知識、経験、設計思想。 それらを元に、今度はフィヨルドの大地で更なる船舶開発と冒険の日々に挑む事になります。 彼らの更なる物語にご期待下さい。 #FF14 #ARK #ARK爺記 #フィヨルド twitter.com/IkuSFF14/statu… pic.twitter.com/bFd0yzF34S

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