ララ娘さんのARK早期参戦へ向け、 内密に打ち合わせを始める猫娘さんとアウラ娘さん。 紆余曲折を経て、ララ娘さん本人も巻き込み方向性が固まるかに見えたのだが? 一方ARK内では、アウラ娘さんの開発した港の概念すら覆すトンデモ船に対抗し、爺が革命的な新型船の開発を進めていた。 続きを読む
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「たっだいまー!」 やたらと上機嫌な声と共に、 FCハウスに帰って来るアウラ娘さん。 だが、出迎えは特に無く、 猫娘さんが一人ぽつんと思案顔で座っていた。 「あれ?あの子は?」 「病み上がりだから早々に帰らせた」 アウラ娘さんの問いに猫娘さんは素っ気無く答えた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/9MdrYwuTPu

2022-05-24 06:58:00
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無駄に上機嫌な姿に白けた目を向ける猫娘さんに気付き アウラ娘さんが慌てて繕う。 「じさまが船の建造で挑戦状叩きつけて来てね。 船作りがちょっと楽しくなってるの!」 が、猫娘さんはため息と共に呆れ顔で返した。 「…お前ら当初の目的忘れてるだろ。 楽園はどうした?」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/0RNhFRpoPt

2022-05-24 09:26:11
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「…という訳でな。 ただ楽園完成を待つより、一緒に作ってみたいんだとよ」 アウラ娘さんにララ娘さんの希望を伝える猫娘さん。 「なるほど。そういう事ね」 「まぁお前は最初から 楽園作りなんて興味無いのは分かってるんだけどな」 猫娘さんはため息を吐きながら言った。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/8LxikL4Mdr

2022-05-24 16:29:20
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「…分かってるのにワザワザ私に話すんだ。 つまり?」 猫娘さんに続きを促すアウラ娘さん。 「だからこそだよ。 楽園作りの裏をかくなら、付き合ってくれるんじゃないかと思ってな」 猫娘さんのその言葉にアウラ娘さんは忍び笑いで返した。 「…それはちょっと面白いかも」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/1OMUEksNyM

2022-05-25 06:58:00
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「ジジイに見つかると面倒だから、 その辺どうするかだな」 考え込む猫娘さん。 「…そこは難しく考えないで良いかも。 問答無用で始めさせちゃって入り江の港まで来ちゃえば、 あとはなし崩し的に、じさまがどうにかするでしょ」 アウラ娘さんはあっけらかんと言ってのけた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/INDcGQjbqJ

2022-05-25 19:11:54
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「…良いのかそんなので。 そもそもアイツ一人でその港まで来れる物なのか?」 余りの杜撰さに疑問を挟む猫娘さん。 「…そういう所だよ。 じさまも貴女もあの子に過保護過ぎ。 例え数回死んでも頑張って辿り着くのが楽しいんだから」 今度はアウラ娘さんが溜め息を吐いた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/9fmLAJawrn

2022-05-25 21:01:16
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「その感覚自体は分かるんだが…」 まだ迷ってる猫娘さん。 「…二人ともその手の楽しみ方は分かってるのに、 あの子が絡むとポンコツになるよね」 容赦ない指摘をしつつアウラ娘さんは続ける。 「ま、私とじさまが浜辺に多少建物作ってたし、 難易度は下がってると思うよ」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/UihGwjhkoX

2022-05-26 06:58:00
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「建物に避難出来るからか? けど、ジジイの小屋って壊れてるとか聞いたような」 難易度発言に反応する猫娘さん。 「んー… 建物の土台周辺って生き物が湧かなくなるっていう効果があってね。 壊れて土台だけになっても効果はあるの」 アウラ娘さんはARKの仕様を話し始めた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/JbYCTksLKc

2022-05-26 19:20:58
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「地面に置かれた設置物、この場合土台だけど その周囲一定の範囲内は自分の領土扱いになるの。 領土内は生き物を含む湧きが一切無くなる」 領土の説明をするアウラ娘さん。 「つまり、危険な生物が居ない空白地帯が出来るって事か」 猫娘さんの言葉にアウラ娘さんは頷いた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/JQdzBRRJBY

2022-05-26 20:16:18
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「その通り。 そんな安全地帯が何箇所かあるから、休憩場所には困らないと思う」 胸を張って言うアウラ娘さん。 そして猫娘さんも気付く。 「…そうか。港まで来ればってのも、 港周辺はお前らが領土化してるから安全って事か」 「いぇーす」 アウラ娘さんは上機嫌で答えた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/GnyPSQ2Q8B

2022-05-26 22:03:16
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「あとあの子なら、 事前に徹底して生存知識さえ詰め込んでおけば、 上手く活用して切り抜けれそうかなーと」 「…知識の応用とかは、 何だかんだで上手いからなアイツ。ひ弱だけど」 「うん。ひ弱だけど」 能天気で無責任なアウラ娘さんの案だが、 猫娘さんも何故か納得した。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/PwUmcBrDBc

2022-05-27 06:58:00
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「後は、じさまがARKやってる時にあの子に知識を叩き込んで、 じさまがARKを留守にしてる間に、 タイミングを見計らって行かせちゃう感じかな」 アウラ娘さんと猫娘さんの間で合意が成されれば話は早く、 実行役のアウラ娘さんが話を進めていく。 猫娘さんは満足気に微笑んだ。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/GYyRkjHHCQ

2022-05-27 19:53:33
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さて。 同じ頃、猫娘さんとアウラ娘さんがそんな話をしてるとは露知らず。 爺はARKにINしていた。 日課の要塞船屋上からの景色を堪能する爺。 「んふふ。良い眺めだわい」 やがて、港の端にアウラ娘さんの船を見つると、 その奥の異様な存在に気付いた。 「…なんぞあれ?」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/u999auVKJN

2022-05-27 21:40:03
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ダッシュで港のアウラ娘さん区画へ向かう爺。 目的の場所に辿り着くと、 それが異様な風体の船だと気付いた。 「これは要塞船の一種か? アイツ、軽量の量産要塞船でも作ったんかな?」 だが、量産型要塞船にしては少しおかしい。 この船。 桟橋と完全に結合してるのである。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/npydYomNGX

2022-05-28 06:58:00
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ともあれ船体内部の検分に乗り出す爺。 甲板は思った以上に広いが、 船内は広くはなく、設備は最低限。 「思ったより大した事ねぇな」 だが、やはり異様なのは甲板上に備え付けられた見張り台だろう。 船体と合わせて高さは5.5マス。 先日のウィッチタワー号改より高かった。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/6TaCiCUqWC

2022-05-28 19:03:20
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見張り台に上ってみても、 確かに見晴らしは良いがそれだけ。 爺の要塞船の下半分に、 見張り台をぶっ刺した程度の船に過ぎないのだ。 「この程度か…?」 余りに普通な出来に訝しむ爺。 だが、下を覗いた爺はある事に気付いた。 タラップでイカダが接続されているのである。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/6ghh9PqEWs

2022-05-28 21:02:17
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1階に降り、実際のイカダの接続状況を確認する爺。 そうしてようやく爺は気付いた。 「コイツ…要塞船じゃねぇぞ」 一旦離れ、桟橋側から確認する爺。 「移動式の桟橋…いや。 こいつぁ移動式の海上港だ。 …港の概念がぶっとぶじゃねぇか!」 堪らず爺はその場で叫んだ。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/wm3FNCBcJf

2022-05-28 21:30:28
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さて、 では爺が言っている『移動式の海上港』とはどういう事なのか。 まぁ説明するよりもSSを見た方が早いと思われる。 要するにこの船、フロート(浮舟)型の桟橋なのである。 浮桟橋に屋根と見張り台を取り付け、 拠点、つまり港として使える様にした簡易水上港なのである。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/bN9cgk0dmg

2022-05-29 07:00:29
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そして、この船の更に恐ろしい所は、 陸上の桟橋と連結出来る点。 実は陸上の桟橋は建築可能範囲の制限で、 余り長く出来ないのだ。 その関係で、 1本の桟橋に係留出来る船は左右で1隻づつ程度に過ぎない。 だが、この船を連結する事で、 桟橋を延長する事が可能になるのだ。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/UkA5uJaAPv

2022-05-29 07:28:00
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暮れなずむ夕焼空の下、 爺は一人黄昏ていた。 「…船の上の部分なんざ全部飾りじゃねぇか。 両サイドにタラップ付けて他の船くっつけた時点で、 ある意味もう出来上がってんだよこの船」 発想と運用法による技術優位というアウラ娘さんからの返しに 爺の心はへし折れていた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/h18OXe9E6m

2022-05-30 19:40:58
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「けど、 このままじゃ済まねぇんだよ!」 例え、心へし折れても爺には意地がある。 せめて一矢。 アウラ娘さんにやり返さねばならんのだ。 「まずは、技術を盗む」 そう言って、 爺はアウラ娘さんの船の隣に同型のコピー船を作り始めた。 「…まだだ!まだ終わってねぇ!」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/Y49CREytAR

2022-05-30 21:01:33
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所変わってこちらはFCハウス。 何やら話し込む猫娘さんとララ娘さんの姿が。 「…話は通したから、たぶん大丈夫だと思う。 その内来るだろうから詳細はその時な」 「本当ですか。 ありがとうございますっ!」 どうやら、 アウラ娘さんとの打ち合わせ内容を報告してる様子。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/UIOGvSpm5j

2022-05-31 06:58:00
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「で、どうやら拠点の港まで一人で頑張って行く事になるらしい」 猫娘さんの言葉に驚愕するララ娘さん。 「え。 だって凍え死ぬとか食い殺されるとか言ってませんでしたっけ」 「いや、アイツの話だと難易度が下…」 猫娘さんがそこまで言った時、玄関の扉が勢い良く開いた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/XNnGg8rjTS

2022-05-31 08:49:50
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「私だっ!」 そう言い放って玄関から登場したのは、 例のごとくアウラ娘さんである。 「一人で来いってどういう事ですか?!」 間髪入れず問い質すララ娘さん。 「ん?一人で拠点まで来れるくらいじゃないと、 そもそも手伝いも何も無理でしょ?」 アウラ娘さんは答えた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/zh6K1fNreK

2022-05-31 17:48:09
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「安全って言っても 拠点の中でも普通に襲われる事はあるし、 自分の身くらいは自分でどうにかしないと。 それすら出来ないなら、 じさまが安全にエスコートしてくれるまで大人しく待ってた方が良いよ」 来て草々、アウラ娘さんは容赦なくララ娘さんにARKの現実を突きつけた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/qJfdcHJ0ZZ

2022-05-31 19:29:40
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「でも、一人じゃ何をすれば良いか どう向かえば良いかも分からないじゃないですか…」 アウラ娘さんの言葉に項垂れるララ娘さん。 「だからこそ私達が居るの。 生き残り方、逃げ方、隠れ方、地形や方角の見方。 教えれる知識は全部教えるから」 アウラ娘さんは毅然と言った。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/W0n9ga5N74

2022-06-01 06:58:00
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「あんまり難しく考えないで良いの。 やられたら、そのままARKから落ちて帰ってくれば良いから! 原因や対策を一緒に考える事も出来るし、 どうしようもなかったら手助けしに行くし」 力説するアウラ娘さん。 だが、段々と不安になってきたララ娘さんは首を縦に振らなかった。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/zgKiYJkyXq

2022-06-01 08:08:52
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「でもでも、さっきは突き放してる感じあったじゃないですか。 なのに急に協力的になって…」 怪しむララ娘さん。 …アウラ娘さん。 力説する余り怪しまれだす悲劇。 日頃の行いが悪いとこうなるのである。 「あー!もう違うの! シビアにやってみた方がARKは絶対面白いの!」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/nNXzA5wRsG

2022-06-01 08:55:08
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「ふ…くふ…はははは!」 目の前で繰り広げられる擦違い漫才に 横で見ていた猫娘さんは思わず笑い出した。 「コイツはな。助言してもらってでも一人でやった方が、 誰かにエスコートされてやるより、ずっと楽しめるって言ってるんだよ」 彼女は笑いを堪えつつララ娘さんに伝えた。 #FF14 #ARK爺記 pic.twitter.com/dABQwBJ4Tj

2022-06-01 18:28:16
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「そう!それ!言いたかったのは!」 激しく同意するアウラ娘さん。 「…そうなんですか?」 まだ半信半疑なララ娘さんに、 アウラ娘さんは言う。 「例えば、じさまにエスコート頼んだらどうなると思う? スタート地点に、お迎え用イカダを敷き詰めるとか普通にやるよ?!」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/eiBAP1tATt

2022-06-01 22:06:33
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「それじゃダメなんですか? お迎えあるならあった方が良いと思うんですが…」 それの何が悪いのかとララ娘さん。 「…まさか、そこからなの?」 その言葉の意味に気付き、呆然とするアウラ娘さん。 そう。 実はララ娘さん。 激甘過保護プレイ以外一切やった事ないのである。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/Khw39Makd7

2022-06-02 06:58:00
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さっきから噛み合わないと思えばそれもそのはず。 ララ娘さんからすると、 エスコート増し増しの超過保護お迎えプレイしかやった事が無く、 一人単独行とか考えた事もないのだ。 爺の過保護が想像を超えるトンデモLvだと気付いた二人は、 ただただ頭を抱えるしかなかった。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/Gnemx9S6k7

2022-06-02 07:02:33
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さて。 アウラ娘さんと猫娘さんが頭抱えている頃。 全ての元凶である過保護爺は何をしてたかというと… 実は未だにARKに篭っていたのである。 「ん”ん”ん”…何かこうなぁ。 違うつーか、ビビビっと来ねぇつーのかなぁ」 そして、やたらとゴツイ船を前に難しい顔をしていた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/emobTSlRvd

2022-06-02 19:31:03
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まずは、こうなった経緯を振り返っていこう。 アウラ娘さんの船の構造解析をするために、 同型のコピー船を爺は造っていたワケだが。 それにより、思った以上の結果が得られた。 まずはこの要塞船モドキ(浮桟橋)、 爺の土台桟橋部分が本体説についてだが。 おそらく正しい。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/5sJ5CcJttK

2022-06-02 20:32:35
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実際に、土台桟橋部分だけの船を作り、 陸上桟橋に爺も連結してみたりしたのだが。 上部構造が無い分作りやすく、 視野も広く桟橋への連結作業もやりやすい。 ぶっちゃけ土台だけで桟橋として十分機能するのだ。 だがこの土台状態での視野の広さが、 その後に繋がるのである。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/YBXSgAZnZD

2022-06-02 21:07:52
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土台状態との視野の差を比べるために、 要塞船モドキを操縦した際、爺は気付いた。 「…この船。 図体でかい割にかなり操縦しやすいんだが?」 実はこの船、 最初から船体構造自体が操縦しやすい様に設計されてるのである。 この前方が低い三角形状の構造、これが重要なのだ。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/VufYNKjBV4

2022-06-03 07:36:00
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実はこの船、後方上空に位置する操船時の視点に対し、 前方を低くする事で下方視界を確保しているのだ。 更に見張り台を柱一本のマスト状にする事で、 中央と右側に広い視野も確保している。 「…船体が飾りなんて言ってたの誰だよ。 船自体も十分すげぇぞこれ」 爺は唸った。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/kVTVH4qVAl

2022-06-03 08:55:12
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というワケでアウラ娘さん作成のポート級A型要塞船。 『浮桟橋号』 の紹介です。 爺に対する挑戦状の一環として、 アウラ娘さんが作り上げた新機軸の要塞船。 桟橋に連結して使う浮桟橋という特異な特徴と、 要塞船にあるまじき操縦性を誇る次世代船の嚆矢とも言うべき船。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/JmAR877Hwg

2022-06-03 18:44:35
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操縦性のテストと称し、 この要塞船モドキ…ポート級要塞船を 調子ぶっこいて遠洋で乗り回していた爺。 やがて彼はふと呟いた。 「…この取り回しの良さ。 これもう要塞ってよりイカダに近くね? つか、これを元に大型船とか作れるんじゃ…」 爺はとても重要な事に気付いた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/x6hxEX6MjC

2022-06-04 07:12:00
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イカダでも要塞船でもない本格的な大型船建造の可能性に気付いた爺。 彼は速攻で建造ドックを空けると、 参考用に作った土台桟橋部分だけの船を置き、 建造用のベース素体とした。 「ぐふふ…腕が鳴るぜぇ!」 こうして、 爺達のARK世界初の本格的な大型船の建造が始まった。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/mIUa9xzb8j

2022-06-04 20:14:12
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さて。 アウラ娘さんのポート級要塞船の特徴は 前方が低く後方が高い三角形状の構造。 だが、前方を低くするとその分船体は小さくなる。 それに対する爺の答えは簡単だった。 「後ろに伸ばせば良いんだよ」 そうやって爺は独自の解釈を加え、 次々と船体設計を変えていった。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/EGxEGEda4F

2022-06-05 06:58:00
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「そもそも固定配置の拠点じゃねぇんだから、 高所マストなんぞいらん!」 思い切って甲板上のマストを蹴り倒す爺。 「…もっと前も削れるよなぁ?」 そして、更に前方部分を削る。 重要なのは後ろを高くする事ではなく、 前をどう低くするか。 爺は段々とコツを掴み始めた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/38vILvLTY2

2022-06-05 08:50:26
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こうして、 爺による独自解釈と設計変更により、 前級であるアウラ娘さん設計のポート級要塞船に比べ操縦性が更に上がった新型船として。 冒頭の見覚えの無いゴツイ船こと、 レザー級初期型汎用船『突撃号』が完成した。 爺にとってARK世界における初の本格的な船舶である。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/fc4CkioleR

2022-06-05 18:55:56
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さて、 ではこのレザー級初期型汎用船の中身について説明しよう。 内部構造については、 後部延伸により床面積が2x3の6マスと1.5倍に拡大したにも関わらず… はっきり言ってクソ狭い。 低い天井に多数の扉と窓、詰め込まれた設備と機能。 この船、思った以上に無駄が多いのだ。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/pLYnQxiAUL

2022-06-06 06:58:00
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まず、この船の特徴として、 収納BOXを踏み台にし中2階(ロフト)に上がる事で、 船内からでも高所狙撃が出来るのだが。 そのための足場で天井が下がり、船内がむっちゃ狭いのである。 更に、両開きの扉で作られた船内前方から後方へ貫く幅広の通路。 コイツが地味にやべーのだ。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/xoruerJq6C

2022-06-06 07:28:00
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何がやべーって、 そもそもこのサイズの船舶に、 前後に走り抜けれる通路なんぞ必要ないのである。 船内に出入りするなら後ろの扉だけで十分だし、 何よりも後部甲板だけで船の乗り降りも上甲板への移動も出来るのだ。 なのになんで、前方どころか左右にまで扉が付いてるのか。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/Jv01QpOVUR

2022-06-06 10:19:31
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そして最も致命的なのが、 それぞれの扉に通路が付随してる点。 これにより、 物を置けない通路が床面積の7割近くを占める ありえない設計に。 結果、残りの3割に設備が集中。 だから『通路は広いのに船内環境は狭い』のだ。 この辺り、内部設計を疎かにした結果とも言える。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/mIFmEwOYHP

2022-06-06 11:03:35
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さて。 では肝心な操縦性能についてはどうか。 こちらに関しては、非常に良好と言って差し支えないだろう。 それなりに軽快に動くし視野も広め。 ただ。 『このサイズの船舶にしては』である。 …ぶっちゃけこの操縦性能については、 素イカダが最高峰だったりするのである。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/DBTFomAiPd

2022-06-06 20:12:30
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素イカダはその小ささ故に、 小回り視野共に実はほぼ最高なのだ。 そして前述した通り、 この船の設備は狭すぎて貧弱。 端的に言ってしまうとこの船。 装甲化されてる以外、 全ての性能がイカダ級以下なのである。 操縦性も、 収納数も、 コストも、 全部負けてるのである。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/IsdsedTMEl

2022-06-06 20:45:42
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かくして、爺が浮かない顔でこう呟く訳である。 「…何かこうなぁ。 違うつーか、ビビっと来ねぇつーのかなぁ」 そりゃそうだ。 工夫して時間使ってこの性能。 だが、初期型なんて所詮はこんな物。 熟成された後期型とは比べ物にならないのだ。 爺の苦労は始まったばかりだ。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/e4cFMU1TIQ

2022-06-07 06:58:00
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まとめたひと
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

◇FF14の某Durandal鯖メインの群像劇型RP物語の裏話&回想アカとかいうキワモノです。◇フフリとニヤけたらめっけもの。それが当更新の目当てでございます。 ◇無言フォロー等もお気軽に◇RT用アカは@IkuSFF◇本編物語専用タグはこちら⇒#爺譚◇ARK編専用タグはこちら⇒#ARK爺記◇© SQUARE ENIX