マレ監小ネタまとめ10

みとしろ＠暫く戻りません @sumiz0me

くつくつと聞こえよがしに喉を鳴らす隣の男の顔を、少女は得意げに覗き込んだ。 「簡単だよ。だって必勝法があ――ッ、ぃ　た」 言葉の途中、瞬きした直後に小さく肩を跳ねさせた彼女が掌で己の左目を庇うように覆う。 「いたた……やだ、目に何か……っ」 「！　痛むのか？見せてみろ」

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背を丸めて俯き、小さな体を更に縮こまらせた少女の姿に思わず身を乗り出し、手を伸ばす。 「――はい、捕まえた」 ぱっと顔を上げた少女がしたり顔で笑う。 その手は彼の腕をしっかりと捕まえていた。 「――…………これはこれは」 「ふっふっふ……必勝法があるって言ったでしょ？」

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ぼんやりしているように見えて、この娘はなかなかの策士なのだ。己の口元が歓びに象られていくのを感じた。 「……この僕を謀るとは、なんと恐ろしい”怪物”だ」 「お褒めに預かり恐悦至極です」 まんまと悪戯を成功させ上機嫌に頬を染める。末恐ろしい乙女を内心で称賛し、さてと視線で獲物を捉えた。

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「――”怪物”には、物語のように灸を据えてやらねばな」 「ぇ？」 形勢逆転。今度は男の手に腕を掴まれ、少女の笑顔がひくりと強張る。 「件の逸話の教訓は知っているだろう？」 え、ぅ、と意味のない声を漏らして言い訳を探す少女へ、睦言のように審判を下した。 「――『やられたら、倍返しせよ』だ」

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マレ監♀ 街に降りてデートしてる時、前を歩いている女性が抱っこしてる赤ちゃんがじっと見つめてくるのでにこにこしている🐉。「……可愛いね」「ああ、そうだな😊」「ふふ、ほんとに赤ちゃん好きだよね」「！」でハッとして監を振り向いた🐉が少し焦った様子で「だが、一番可愛い赤ん坊はお前だ」と

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謎の気遣いを発揮して、嬉しいけど素直に喜べない監。 「……えっと、今日は私、『デート』のつもりだったんですけど」 そろりと伸ばした手で🐉の指先をきゅっと握りながら唇を尖らせる。 「つのたろーは、子守りのつもりでした？」 「！！」 恨めし気な口ぶりで言いながら繋いだ手をぶんぶん振られ

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拗ねながらも甘えてくる態度にｷﾞｭﾝｯ💘💘💘と来てしまい、長い溜息の後に無言で歩き出し監を高級ジュエリーショップに引っ張り込む若様。 「えっ、えっ、なんで……！？こんなの買えないよ！！？」 「ああ、わかっている。取り急ぎお前の好みのデザインを把握しておきたくてな」

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とか言いながら監が一番見てたジュエリーをさらっと買っちゃうし、翌月には嬉々として婚約指輪とティアラのデザイン候補を見せてくる。

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お付き合いを始めたばかりのマレ監♀ お付き合い＝次期国王のお妃候補なので、魔法は使えなくても最低限の身を守る術は身に着けるべきと🦇から護身術を習うことに。 🦇「――というわけで、暴漢役に🐉を呼んでおいたぞ！」 🌸「なぜ初心者講習にラスボスを？？？」

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🦇「🐉を投げ飛ばせるようになればこの学園では向かうところ敵なしじゃろうて！」 🌸「それはそうでしょうけども」 🦇「それにぶっちゃけおぬしがこの世界でもっとも警戒すべきは🐉じゃからな！」 🌸「突然の不穏」 🐉「ふふふ……正直僕も自分が7章で何をしでかすか恐ろしい」 🌸「メタ発言やめて」

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🐉「それでなくともお前を今すぐどうにかしてやりたくて割と本気で悩んでいる」 🌸「ﾋｪ……（目が本気！！）」 というくだりがあってからの護身術講座だけど体格差がありすぎてどうあがいてもビクともせず傍から見たら完全にイチャついてるだけになってしまう。

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🌸「ん゛あ゛あ゛……！！！」 🐉「フハハ！非力だな人の子よ……！」（※大人しく投げ飛ばされる気/zero） 🌸「っああもうこんなの絶対無理💢💢💢金的解禁しても良いですか！！？」 🐉🦇「「それはよせ」」 ★――国際問題に発展するから……！

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マレ監♀ 機嫌が天候に影響出ちゃう系の🐉。雨が日が続いて監と密会できない欲求不満が積った結果更に酷い荒天が続く悪循環に陥り生ける屍になってしまうけど、久しぶりの合同授業で一緒になった監が🐉を見つけるなり駆け寄ってきて「最近会えなかったからちょっと寂しかったんだ」と笑った瞬間

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天から光が降り注ぎ空には虹がかかり周囲には純白の羽が舞いどこからともなく結婚行進曲が流れて気が付けばバージンロードの先で永遠の愛を誓い指輪交換が始まっているくらいのスピード感があっても良い。

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マレ監♀ 夜に燐光と共に訪れ、いつも通りに「こんばんは、人の子」と笑った🐉に開口一番「――座って」とベンチを指さす監。不思議に思いつつも好奇心から従ってみればほの甘い香りの胸元へ頭を抱き寄せられて「？？？」な🐉。 「……何かあったのか？」 「何かあったのは君の方でしょう？」

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彼のそれよりも二回りは小さな手が、どこか懐かしさを感じる手つきで後頭部をよしよしと撫でた。 「だって泣いてる」 「…………泣いていないが？」 ぱちぱちと瞬く視界は至ってクリアなまま。乾いた頬を夜風が撫でる。 どこをどう見ればそんなセリフが出てくるのか。 「お前は面白いことを言うな」

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くつくつと喉で笑う。少女のあたたかな掌が、今度はその頬を包み込んだ。 「――目に見えるものとその実態は、同じとは限らないでしょう？」 「！」 「……君が教えてくれたんだよ」 促すように微笑まれ、胸の疼痛を掻き消すように小さな体を抱き寄せていた。 「…………お前には敵わない」

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甘えるように首筋に頬を摺り寄せる🐉に「君がわかりやすすぎるだけだよ」と笑いながら🐉が離れるまでずっとよしよししてる監（※付き合ってない） ちなみに🐉が凹んでいた理由は監が元の世界に帰ってしまう夢を見たから。 夢の中の🐉は監を無理やりこの世界に留めた結果、監の心を壊してしまった。

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――上手くやらなければ。 あの夢のように、この子を壊してしまわぬように。 茨で搦めとり、行く手を塞いで。もう何処にも行けぬように。 僕の傍らでしか咲けぬように。 ――”今度”こそ、上手くやらなければ。

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何が言いたかったかと言うと、一目で🐉が思い詰めているのを直観した監が『これは放っといたらあかんやつ（主に自分の身が）』と本能的に感じ取り、無意識にヤンデレルートを回避したように見せかけて実際はナイトメアモードに突入してしまった、っていう……

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なんか浮かない顔をしてる🐉に「どうしたの？🐉が悲しい顔してると、私も悲しいよ」と気遣う監に「人の子……」と感極まった顔をしつつ頭の中では「(赤ん坊のつられ泣き……☺️)」ってなってにこにこしちゃう🐉

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学生にふさわしい清いお付き合いをしているマレ監♀ イグに寮生がガラ悪サばな寮生に脅されて作成した無駄にハイクオリティな監のいかがわしいアイコラ動画を🐉が偶然目にしてしまい、あかん誤解が生じて「――何も知らない顔をして、僕のいないところでは随分なおいたをしていたようだな」

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と事情を知らない監に詰め寄り「だが、お前の望むものに気づいてやれなかった僕にも非はある」からの「二度と余所見などできぬよう、存分に満たしてやろう――」で誤解したままどうこうなってしまうっていうあれそれが見たいんですけどどうにかなりませんか。

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身分差のため結ばれることがなかったマレ監♀ 🐉は監の眠る棺を密かに掘り起こし、いずれ自分が埋葬される墓所へ移し替える。その際に棺の片側だけネジを緩めておき、自分の死後は監の隣に棺を埋葬するように命じる。そして🐉の指示通り、監のそれと接する側面だけ仕切りを抜いた棺で埋葬された🐉は

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誰にも邪魔されない土の中でゆっくりと愛する娘と溶け合い、漸くひとつになれる。 というあらしがおかエンドも似合ってしまう……🤦‍♀️