とある小説家くずれのライターと、謎の事情でその小説家に引き取られた彼ら兄妹の日常とその断絶。
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@hzy195

「それはそうだ。今となっては俺の方がうこぎと仲がいいと思う!」 「なんで? どうして!?」

2023-09-14 09:24:36
@hzy195

「もう一声」 「……」剛毅かよ。

2023-09-14 09:25:12
@hzy195

――本来、このように顔をしかめて珈琲を飲んでいない素の顔立ちは、桜のような特徴的な形の眉や、まろやかな頬のカーブが愛嬌として乗る、むしろはかなげで端正なものだと感じられる。

2023-09-15 04:08:44
@hzy195

「眉間、皴になりますよ」 「うん? ――そりゃあ、皴にもなるでしょ。俺も昔よりは生きれそうだし、お前が十五になったんだから、俺だって年を取るわな」

2023-09-15 04:09:03
@hzy195

その人の気配は、基本的に凪いで穏やかだった。 表に出すべき感情を、自堕落な風情に隠して慎重に精査しているのだと思う。

2023-09-15 04:45:22
@hzy195

文を出した。 何度も。何度も。何度も何度も何度も何度も。日頃から定期的な文のやり取りはあったが、その中に、何度も同じ問いを塗りこめる。 産屋敷に。蝶屋敷に。解散してなお呼吸使いの隊士の動向を把握するべき産屋敷はもちろん、蝶屋敷も、ほぼすべての隊士が世話になり心の支柱として

2023-09-15 04:46:00
@hzy195

身を預けた場所だ。現在も医院として続いているので、元鬼殺隊士もふらっと寄り付きやすく、情報は集まりやすかった。 「回答デキズ。――タダシ、スデニ落命シテイルトノコト」 ようやっとやってきた烏の回答は簡潔だった。 次に、俺はその死にざまを尋ねた。 「回答デキズ」

2023-09-15 04:46:26
@hzy195

烏はそれ以上のことを言わなかったが、納得できず、やはり何度も何度も尋ねてしまう。 しばらくして、一匹の鎹雀が義勇さんと村田さんに伴われて雲取山にやってきた。 うこぎ――チュン太郎だ。 「翼が傷ついてもう飛べない」と珍しく無言の村田さんを横目で見た義勇さんが、

2023-09-15 04:46:58
@hzy195

あべこべの役割を背負って静かに言った。

2023-09-15 04:47:12
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まとめたひと
朴@5/17目標 @hzy195

甘味の海に溺死しろ|Fate赤弓とkmt善逸|R18腐ゆえに鍵です ある程度まとまった壁打ち等々はプロフカードへ オタクというより軽率な腐女子 タイッツー垢:同じIDです(鍵)暫くこちらで遊んでます Bluesky垢も新規で作りました:同じIDソーシャル Xは今のところ情報収集目的で覗くことが多いです